純愛カタルシス💞純愛クライシス

相沢蒼依

文字の大きさ
13 / 126
冴木学の場合

しおりを挟む
「気持ち、いいっ! もっと!」

 私のオネダリに、ちゅうっと音をたてて吸いあげる。思わず腰を上下に揺らして、自ら刺激を強めた。

 私を気遣ってるのか、学くんの優しい愛撫はもどかしさも手伝って、普段は言わないセリフがどんどん出てしまう。胸に置かれた学くんの手の上に自分の手を重ねて揉みしだきながら、激しく腰を動かした。

「ま、まっ学の口で、あぁっイキそ、あっあっ、も、ィくっ!」

 絶頂を知らせた私のセリフに合わせて、学くんの舌使いも激しくなる。ナカに挿れられてる指も私を感じさせるように、ぐちゃぐちゃと出し挿れされた。

「ん~~~っ!」

 容赦なくさらに責めまくる学くんの顔を力ずくで退かし、くすぐったさからなんとか逃れる。

「学く、これ以上は、もう……いいから、変になる」

「俺もイキそうだった」

「は?」

 口元を腕で拭って私を見下ろす、学くんの眉間にシワが寄る。見るからにつらそうなその様子から、本当にイきそうだったのがわかった。

「美羽のナカに挿れてる指が、ぎゅんぎゅん締めつけられたのを感じたらさ。ヤバいくらいに俺のも感じちゃって」

「そ、そうなんだ……」

「……挿れていい?」

 学くんはベッドの上で快感を引きずる私をチラチラ見ながら、ボソッと訊ねた。

「うん、ちょっと待ってね」

 ボックスティッシュの傍にゴムがあったことを思い出し、重たい体を起こしてバスローブを脱ぎ、ベッドベッドに手を伸ばしてそれを掴む。

「学くん、つけられる?」

「うん、練習したし」

 そう言って手渡したゴムをつけようと、私に背中を向けて、装着し始めたのだけれど。

「……痛い」

 低い声で呟かれたセリフを聞いて、あっと思った。

(もしや普通サイズのゴムだから学くんのサイズだと、かなりキツいんじゃないかな)

「学くん、無理しないほうが――」

「別のにつけ変える。もう少し待ってて」

 ベッドから勢いよくおりて、青色のバスローブをなびかせた学くんが、買い物袋を置いてあるテーブルに移動し、ビニール袋をガサガサ漁る。

「実はさっき寄ったコンビニで、大きいサイズを買っておいたんだ」

 買い物を終えてコンビニを出たと思ったら、「買い忘れしたから待ってて」と言われたことを思い出した。

「あ、そうなんだ。よかった……」

「箱で買ってるし、その、何回もできる、よ?」

 耳まで顔を染めた学くんの爆弾発言に、私まで顔が赤くなってしまった。

「ちょっ! なにを言って……」

「箱の中身がなくなるまでシたいって俺の気持ち、わからないだろうな……」

「学くん――」

「ただシたいだけじゃなくて、愛したいんだ。美羽とひとつになりたくて」

 箱から取り出したゴムの袋を、恥ずかしそうに両手で握りしめて、思っていることをきちんと伝えてくれる学くんに、私も同じ気持ちなのを伝えなければと考えた。

「うん、そうだね。私も学とひとつになりたいよ。だからほら、早くきて!」

 両手を広げて誘う私に、学くんが飛びついてくると思ったのに。

「あっ! 美羽姉、ちょっとだけ待ってて。その状態をキープ! すぐにコレつけるから! すぐにつけっ……ああもう、つけるタイミングがズレると、こうなるのか、くそっ!」

 一歩だけ足を踏み出した学くんが、手に持ってるゴムに気がつき、髪の毛を掻きむしりながら苦悩する姿を、ベッドの上からカラカラ笑って眺めてしまったのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

処理中です...