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番外編
これから一緒にいるために4
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「そういや千草には、春菜のときも押さえつけてもらって、大変お世話になったんだった。俺はあのとき口先だけで、ペラペラ喋ることしかしなかったか」
「だけどそれのおかげで、押さえつけつけるのに、かなり助かったのよ」
当時のことを思い出し、ふたりそろって顔を見合せながらほほ笑む。
「アキラに言われたんだ。おまえの彼女は優秀だから、ボーッとしてたら、そのうち横からいい男がかっ攫うって」
「ふふっ、攫われる前に、その腕をへし折るけどね」
だって私は、成臣くん以外に触れられたくない!
「話をしてるときにアキラが千草のことを、ウチの会社にいる社員でたとえたんだが、どうやら社会部の女編集長が結構似てるんだって。俺みたいにカメラとエッチしか取り柄のない男よりも、イケメンで仕事をバリバリこなす高給取りのほうが、絶対お似合いだそうだ」
その彼氏は俺の上司なんだけどさなんて、しょんぼりしながら付け加えた。
「もしかしてグラビアアイドルの顔を、私に変えろって言った編集長?」
「そう。俺がどんなに頑張っても、歯が立たない相手。睨まれたら、石になってしまうくらいにおっかない」
力なく肩を竦める様子を見て、私は元気よく答える。
「だったら私が成臣くんの背中を押してあげるから、頑張って戦ってきて!」
「え……?」
「だって私たちは、ひとりよりふたりでしょ? 成臣くんは頭脳担当で、私は体力担当! タッグを組んだら、そんじょそこらのヤツには負けないと思う」
「あ、まぁそうだな」
突然戦えと言われて困ったんだろう。成臣くんは苦笑いする。そんな彼に、私は意を決して告げる。
「最強のコンビを結成するために、一ノ瀬千草になりたいです。どうかもらってやってください」
「千草……」
苦笑いから一転、はにかむような笑顔を見せる。大好きな成臣くんのほほ笑みに合わせて笑ってから、掴まれたままの左手の薬指に視線を落とした。
「指輪のサイズもセンスも、私好みでバッチリだわ」
「記念に写真を撮っておきたい。さっきのようにセッティングしてくれ」
「うん!」
ふたりで息を合わせたかのように同じタイミングでしゃがみ込み、川の水に手を入れた。ぷかぷか浮かぶ白い花と緑色の紅葉、そして嵌められた指輪が光り輝く左手に成臣くんの手が添えられた状態で、シャッターが切られる。
「千草、これからも末永く仲良くしてくれ」
「私こそ、ずっと一緒にいてください。もちろん浮気なんてしたら、大事なトコロをへし折るからね♡」
上目遣いでちょっとだけ睨みを効かせたまなざしなのに、成臣くんはなぜか嬉しそうにほほ笑み、そのまま唇を重ねた。
その後、私たちが外でいたしたのかはナイショで、現実の話としては婚姻前にデキてしまいました。
成臣くんがカメラの緩衝材だと言い張った、蛇腹のゴムを使ったのが悪かったのか――あるいは帰宅してからねっこり愛し合ったおかげなのかはわからないけど、美羽ちゃんよりも先にママになれたのは、先輩としていろいろ教えることができるのが、ラッキーだったのかもしれない。
成臣くんと私、赤ちゃんの三人で、これからも全力で幸せになっていきます!
愛でたし♡愛でたし
最後まで閲覧と応援、ありがとうございました!(´▽`)
巻末にオマケをつけましたので、一緒にお楽しみください。
「だけどそれのおかげで、押さえつけつけるのに、かなり助かったのよ」
当時のことを思い出し、ふたりそろって顔を見合せながらほほ笑む。
「アキラに言われたんだ。おまえの彼女は優秀だから、ボーッとしてたら、そのうち横からいい男がかっ攫うって」
「ふふっ、攫われる前に、その腕をへし折るけどね」
だって私は、成臣くん以外に触れられたくない!
「話をしてるときにアキラが千草のことを、ウチの会社にいる社員でたとえたんだが、どうやら社会部の女編集長が結構似てるんだって。俺みたいにカメラとエッチしか取り柄のない男よりも、イケメンで仕事をバリバリこなす高給取りのほうが、絶対お似合いだそうだ」
その彼氏は俺の上司なんだけどさなんて、しょんぼりしながら付け加えた。
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「そう。俺がどんなに頑張っても、歯が立たない相手。睨まれたら、石になってしまうくらいにおっかない」
力なく肩を竦める様子を見て、私は元気よく答える。
「だったら私が成臣くんの背中を押してあげるから、頑張って戦ってきて!」
「え……?」
「だって私たちは、ひとりよりふたりでしょ? 成臣くんは頭脳担当で、私は体力担当! タッグを組んだら、そんじょそこらのヤツには負けないと思う」
「あ、まぁそうだな」
突然戦えと言われて困ったんだろう。成臣くんは苦笑いする。そんな彼に、私は意を決して告げる。
「最強のコンビを結成するために、一ノ瀬千草になりたいです。どうかもらってやってください」
「千草……」
苦笑いから一転、はにかむような笑顔を見せる。大好きな成臣くんのほほ笑みに合わせて笑ってから、掴まれたままの左手の薬指に視線を落とした。
「指輪のサイズもセンスも、私好みでバッチリだわ」
「記念に写真を撮っておきたい。さっきのようにセッティングしてくれ」
「うん!」
ふたりで息を合わせたかのように同じタイミングでしゃがみ込み、川の水に手を入れた。ぷかぷか浮かぶ白い花と緑色の紅葉、そして嵌められた指輪が光り輝く左手に成臣くんの手が添えられた状態で、シャッターが切られる。
「千草、これからも末永く仲良くしてくれ」
「私こそ、ずっと一緒にいてください。もちろん浮気なんてしたら、大事なトコロをへし折るからね♡」
上目遣いでちょっとだけ睨みを効かせたまなざしなのに、成臣くんはなぜか嬉しそうにほほ笑み、そのまま唇を重ねた。
その後、私たちが外でいたしたのかはナイショで、現実の話としては婚姻前にデキてしまいました。
成臣くんがカメラの緩衝材だと言い張った、蛇腹のゴムを使ったのが悪かったのか――あるいは帰宅してからねっこり愛し合ったおかげなのかはわからないけど、美羽ちゃんよりも先にママになれたのは、先輩としていろいろ教えることができるのが、ラッキーだったのかもしれない。
成臣くんと私、赤ちゃんの三人で、これからも全力で幸せになっていきます!
愛でたし♡愛でたし
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