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番外編
神在祭~未来への語り部~2
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その夜。猿田彦の予感は見事に的中することとなった。
仕事を終えた初日の宴会で、カエデの話は上位の神々の話題に上がるほど瞬く間に広まっていったのだ。
それは猿田彦の友人達も例外ではなく、初日の宴会は終始その話題で持ち切りだった。
「どうやら長門の長は、女神達の宴会に誘われたそうだ」
「なんと、羨ましい」
「あの顔であったら、女に苦労はせんじゃろうな」
未婚の女神から夫持ちの女神まで、様々な女性が宴会の席でカエデを招待しているという。
そんな話を聞いた未婚の寂しい男達は、酒の酔いに任せて己の鬱憤を次々と吐き出す。
女の嫉妬は醜いと言うが、それは男であっても同様のことであるようだった。
「大体、顔が良いからといって、中身が腑抜けであったらどうしようもないというのに。あのように騒ぎおって…」
「何しろユキ殿が亡くなられたのだって、カエデ殿の過失だったという噂もあるしな」
「それが事実だとしたら、とんでもなく阿呆な奴だな!」
ケラケラと友人達が笑うのに対し、猿田彦は静かに酒を口にする。
いつもは友人達と馬鹿騒ぎするのが好きな猿田彦だったが、今の話では友人達のように笑うことはどうにもできなかった。
やがて話が噂話を超え、悪口へと加速していくのに耐えかねた猿田彦は、とうとう口を挟んだ。
「お前達、いい加減にせんか。話してもいない相手を卑下するなど、カエデ殿に失礼じゃろう」
「何だ、猿田彦。そいつを庇うのか?」
「そうではない。わしは理解してもいなのに、勝手に相手を想像して陰口を叩くなと言いたいのじゃ」
「はぁ?陰口なんて言ってない。事実だろう」
随分酒に酔っている友人は善悪の判別もつかないほど、へべれけに酔っぱらってしまっている。こうなってしまえば、何を言っても無駄だろう。
そう判断した猿田彦は立ち上がり、外の空気を吸うため酒の席を外れてしまった。
(……全く。酒が入るとどうにも抑えがきかなくなる奴らじゃのぉ)
猿田彦は噂話や笑い話をするのは好きだったが、悪口ともなれば話は別だった。
どんな相手にしろ、見知らぬ者を噂や顔だけで判断してしまうのはいかがなものか。
神在祭初日にして気分の悪い話を聞いてしまった猿田彦は、部屋で一人酒でもしようかと宿舎に足を向ける。
しかし神楽殿を出た所で、猿田彦は思わぬ人物と出くわすことになった。
――あれは、カエデ殿……
そこには先ほど友人達の話にも上っていた美麗な少年、カエデの姿があった。
しかし、どうにも様子がおかしい。体格の良い男達がカエデを取り囲むようにして立ちふさがっていたのだ。その光景は、端から見ても仲が良さそうには到底思えない。
猿田彦は建物の影に隠れ、少し様子を見ることにした。
「呼び出しておいて、何の用でしょうか」
「おいおい。心当たりがないなんて言わせないぞ。お前、あの八神姫様や玉依姫様の宴に招待されたそうじゃないか。新人の長のくせに、先輩のオレ達を差し置いてよぉ。」
八神姫は、大国主の最初の妻だったとても美しい女神だった。
現在は別の夫の元へ嫁いでしまったものの、美貌と権力を兼ね備えた八神姫は未だ男性の間からの人気を博している。
玉依姫も、八神姫と並び立つほどの美貌の持ち主として有名だった。
そんな女神達から宴の招待は、どんな男でも泣いて喜ぶほど名誉なことなのだ。
カエデよりも年配の長達は、それを妬んでこんな所に呼び出したのだろう。一対一ではなく大人数でカエデを取り囲んでいるあたりが、彼らの器の小ささを如実に表している。
一方彼らに対しカエデは、圧倒的に弱い立場なのにも関わらず、平然と彼らを前にして立っている。彼らの圧力に屈している気配は微塵にも感じられなかった。
「それで。オレが八神姫様と玉依姫様の宴に招待されたとして、何なのでしょうか」
「あぁ。そんな生意気な後輩には、口で言っても分からないみたいだからな。オレ達がたっぷり体に教えてやろうと思ってなぁ!」
彼らの内の一人が、その言葉を皮切りにしてカエデに殴りかかって来る。
カエデはそれを見ても、いっこうに動こうとしない。
――まずい、やられる!!
猿田彦が慌てて加勢に入ろうとしたその時。
「ぐあっ!」
猿田彦が一つ瞬きをした時には、男の叫び声が上がっていた。
小山のような体形をした男の拳は命中することもなく、地面に倒れ伏していたのだ。
彼らのみならず、影で見ていた猿田彦にも何が起こったのか分からなかった。
――今、あやつは何をした?
瞬きをする前までは、男の拳は確実にカエデに当たると思われた。
しかしその攻撃が当たっていないということは、カエデは一歩も動くことなく男の急所を突いたことになる。
猿田彦の目ですら捉えきれなかった攻撃は、かなりの威力を持っていることは間違いなかった。
「お、お前ら!やっちまえ!!」
カエデが動いたことにより、男達は一斉に襲い掛かった。
誰もがカエデよりも体格の良い者たちばかりで、普通であるならばカエデに勝ち目はないのだが。
「ぎゃぁっ!」
「ぐはっ!」
一人。また一人と、カエデは的確に狙いを定めて哀れな男達を葬り去っていく。
数分もする頃には、何人かいた男達の屍が其処彼処に散らばっていた。
――なんという強さじゃ……
猿田彦は完全に出ていくタイミングを見失い、影から見守ることしかできない。
猿田彦も長年生きてきて様々な者達を見てきたが、カエデの強さはその中で上位の神にも引けを取らないだろう。
かつてユキが神在祭の見世物で大男相手と勝負をし、池まで投げ飛ばした時のことを思い出す。儚げな見た目に似合わずとんでもない力を持っていたユキは、当時『鬼女』として女性からは恐れられ、男性からは崇められていた。
そんなユキから生まれた精霊なのだから、当然のことなのかもしれない。
猿田彦が考え事をしていると、正面を向いているはずのカエデから声がかかった。
「そこにいる奴、出てこい」
どうやら猿田彦が影にいることもお見通しらしい。
下手に隠そうとすれば、かえってカエデに不審に思われてしまう。そう思った猿田彦は、言われた通りに姿を現した。
「いやぁ、すまんのぉ。助けに入ろうかと思ったが、いらん心配だったようじゃな」
特に疚しい気持ちはなかった猿田彦は、取り繕うことなく素直な気持ちを口にする。
猿田彦の自然な態度を見たカエデはとりあえず安心したのか、構えていた姿勢を解いた。
「……別にいい。オレこそ悪かった。変なところを見せてしまって」
戦闘態勢の時には感じなかったが、こうして近くで顔を見てみると思ったよりも少年らしい顔つきをしている。先ほどは天狗の自分ですら鳥肌を立ててしまうような目つきをしていたというのに、随分な変わりようだ。
「気にするな。…にしてもお主、八神姫様や玉依姫様にも宴に招待されていたとはなぁ…。
色男は辛いものじゃの」
「生憎だが、オレはどちらの招待も丁重にお断りした」
「……な、何じゃと?」
断ったという事実を聞いた猿田彦は、思わず目を丸くした。
普通であるならば地方の長との面会は叶わないというのに、向こうがわざわざ招待してくれるなど、異例中の異例。さらに招待をしたという人物が、神々の中でも美貌と知性を兼ね備えた最上級の美女なのだ。男であるなら、そんな美味しい話を断る者などいないはずなのだが。
(それというのに断ったのか。こいつは…)
呆れるのを通り越して、腹の底から笑いが込み上げてくる。
最初はカエデという人物に全く関心はなかったが、今の発言により興味がむくむくと湧いて出てきた。
「どうした。何かおかしなことでも言ったか?」
込み上げてきた笑いをかみ殺していたのが不審に映ったのか、カエデは妙な心配をする。
それが尚更、猿田彦の笑いのツボを突いた。
「いや、何でもないんじゃ。……それならお主、宴会を断ったというのならワシと一杯飲まんか」
「遠慮しておく。それにオレは酒を飲みに来た訳では…」
「そんな堅いこと言うな。神在祭など、所詮は会議にかこつけて飲みに来てるだけじゃから」
さぁさぁ、と猿田彦はカエデの背を強引に押していく。
カエデは意外と押されると弱いのか、渋々ながらも猿田彦の部屋へと連れていかれるのだった。
仕事を終えた初日の宴会で、カエデの話は上位の神々の話題に上がるほど瞬く間に広まっていったのだ。
それは猿田彦の友人達も例外ではなく、初日の宴会は終始その話題で持ち切りだった。
「どうやら長門の長は、女神達の宴会に誘われたそうだ」
「なんと、羨ましい」
「あの顔であったら、女に苦労はせんじゃろうな」
未婚の女神から夫持ちの女神まで、様々な女性が宴会の席でカエデを招待しているという。
そんな話を聞いた未婚の寂しい男達は、酒の酔いに任せて己の鬱憤を次々と吐き出す。
女の嫉妬は醜いと言うが、それは男であっても同様のことであるようだった。
「大体、顔が良いからといって、中身が腑抜けであったらどうしようもないというのに。あのように騒ぎおって…」
「何しろユキ殿が亡くなられたのだって、カエデ殿の過失だったという噂もあるしな」
「それが事実だとしたら、とんでもなく阿呆な奴だな!」
ケラケラと友人達が笑うのに対し、猿田彦は静かに酒を口にする。
いつもは友人達と馬鹿騒ぎするのが好きな猿田彦だったが、今の話では友人達のように笑うことはどうにもできなかった。
やがて話が噂話を超え、悪口へと加速していくのに耐えかねた猿田彦は、とうとう口を挟んだ。
「お前達、いい加減にせんか。話してもいない相手を卑下するなど、カエデ殿に失礼じゃろう」
「何だ、猿田彦。そいつを庇うのか?」
「そうではない。わしは理解してもいなのに、勝手に相手を想像して陰口を叩くなと言いたいのじゃ」
「はぁ?陰口なんて言ってない。事実だろう」
随分酒に酔っている友人は善悪の判別もつかないほど、へべれけに酔っぱらってしまっている。こうなってしまえば、何を言っても無駄だろう。
そう判断した猿田彦は立ち上がり、外の空気を吸うため酒の席を外れてしまった。
(……全く。酒が入るとどうにも抑えがきかなくなる奴らじゃのぉ)
猿田彦は噂話や笑い話をするのは好きだったが、悪口ともなれば話は別だった。
どんな相手にしろ、見知らぬ者を噂や顔だけで判断してしまうのはいかがなものか。
神在祭初日にして気分の悪い話を聞いてしまった猿田彦は、部屋で一人酒でもしようかと宿舎に足を向ける。
しかし神楽殿を出た所で、猿田彦は思わぬ人物と出くわすことになった。
――あれは、カエデ殿……
そこには先ほど友人達の話にも上っていた美麗な少年、カエデの姿があった。
しかし、どうにも様子がおかしい。体格の良い男達がカエデを取り囲むようにして立ちふさがっていたのだ。その光景は、端から見ても仲が良さそうには到底思えない。
猿田彦は建物の影に隠れ、少し様子を見ることにした。
「呼び出しておいて、何の用でしょうか」
「おいおい。心当たりがないなんて言わせないぞ。お前、あの八神姫様や玉依姫様の宴に招待されたそうじゃないか。新人の長のくせに、先輩のオレ達を差し置いてよぉ。」
八神姫は、大国主の最初の妻だったとても美しい女神だった。
現在は別の夫の元へ嫁いでしまったものの、美貌と権力を兼ね備えた八神姫は未だ男性の間からの人気を博している。
玉依姫も、八神姫と並び立つほどの美貌の持ち主として有名だった。
そんな女神達から宴の招待は、どんな男でも泣いて喜ぶほど名誉なことなのだ。
カエデよりも年配の長達は、それを妬んでこんな所に呼び出したのだろう。一対一ではなく大人数でカエデを取り囲んでいるあたりが、彼らの器の小ささを如実に表している。
一方彼らに対しカエデは、圧倒的に弱い立場なのにも関わらず、平然と彼らを前にして立っている。彼らの圧力に屈している気配は微塵にも感じられなかった。
「それで。オレが八神姫様と玉依姫様の宴に招待されたとして、何なのでしょうか」
「あぁ。そんな生意気な後輩には、口で言っても分からないみたいだからな。オレ達がたっぷり体に教えてやろうと思ってなぁ!」
彼らの内の一人が、その言葉を皮切りにしてカエデに殴りかかって来る。
カエデはそれを見ても、いっこうに動こうとしない。
――まずい、やられる!!
猿田彦が慌てて加勢に入ろうとしたその時。
「ぐあっ!」
猿田彦が一つ瞬きをした時には、男の叫び声が上がっていた。
小山のような体形をした男の拳は命中することもなく、地面に倒れ伏していたのだ。
彼らのみならず、影で見ていた猿田彦にも何が起こったのか分からなかった。
――今、あやつは何をした?
瞬きをする前までは、男の拳は確実にカエデに当たると思われた。
しかしその攻撃が当たっていないということは、カエデは一歩も動くことなく男の急所を突いたことになる。
猿田彦の目ですら捉えきれなかった攻撃は、かなりの威力を持っていることは間違いなかった。
「お、お前ら!やっちまえ!!」
カエデが動いたことにより、男達は一斉に襲い掛かった。
誰もがカエデよりも体格の良い者たちばかりで、普通であるならばカエデに勝ち目はないのだが。
「ぎゃぁっ!」
「ぐはっ!」
一人。また一人と、カエデは的確に狙いを定めて哀れな男達を葬り去っていく。
数分もする頃には、何人かいた男達の屍が其処彼処に散らばっていた。
――なんという強さじゃ……
猿田彦は完全に出ていくタイミングを見失い、影から見守ることしかできない。
猿田彦も長年生きてきて様々な者達を見てきたが、カエデの強さはその中で上位の神にも引けを取らないだろう。
かつてユキが神在祭の見世物で大男相手と勝負をし、池まで投げ飛ばした時のことを思い出す。儚げな見た目に似合わずとんでもない力を持っていたユキは、当時『鬼女』として女性からは恐れられ、男性からは崇められていた。
そんなユキから生まれた精霊なのだから、当然のことなのかもしれない。
猿田彦が考え事をしていると、正面を向いているはずのカエデから声がかかった。
「そこにいる奴、出てこい」
どうやら猿田彦が影にいることもお見通しらしい。
下手に隠そうとすれば、かえってカエデに不審に思われてしまう。そう思った猿田彦は、言われた通りに姿を現した。
「いやぁ、すまんのぉ。助けに入ろうかと思ったが、いらん心配だったようじゃな」
特に疚しい気持ちはなかった猿田彦は、取り繕うことなく素直な気持ちを口にする。
猿田彦の自然な態度を見たカエデはとりあえず安心したのか、構えていた姿勢を解いた。
「……別にいい。オレこそ悪かった。変なところを見せてしまって」
戦闘態勢の時には感じなかったが、こうして近くで顔を見てみると思ったよりも少年らしい顔つきをしている。先ほどは天狗の自分ですら鳥肌を立ててしまうような目つきをしていたというのに、随分な変わりようだ。
「気にするな。…にしてもお主、八神姫様や玉依姫様にも宴に招待されていたとはなぁ…。
色男は辛いものじゃの」
「生憎だが、オレはどちらの招待も丁重にお断りした」
「……な、何じゃと?」
断ったという事実を聞いた猿田彦は、思わず目を丸くした。
普通であるならば地方の長との面会は叶わないというのに、向こうがわざわざ招待してくれるなど、異例中の異例。さらに招待をしたという人物が、神々の中でも美貌と知性を兼ね備えた最上級の美女なのだ。男であるなら、そんな美味しい話を断る者などいないはずなのだが。
(それというのに断ったのか。こいつは…)
呆れるのを通り越して、腹の底から笑いが込み上げてくる。
最初はカエデという人物に全く関心はなかったが、今の発言により興味がむくむくと湧いて出てきた。
「どうした。何かおかしなことでも言ったか?」
込み上げてきた笑いをかみ殺していたのが不審に映ったのか、カエデは妙な心配をする。
それが尚更、猿田彦の笑いのツボを突いた。
「いや、何でもないんじゃ。……それならお主、宴会を断ったというのならワシと一杯飲まんか」
「遠慮しておく。それにオレは酒を飲みに来た訳では…」
「そんな堅いこと言うな。神在祭など、所詮は会議にかこつけて飲みに来てるだけじゃから」
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