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番外編
ユリスが媚薬を盛られる話②(レギオン視点)
しおりを挟む仕事も全て片付け、ユリスと楽しく会話しながらの夕食も終わり、風呂に入って全身綺麗に洗った。
小さな間接照明を設置し、リラックスできるように香を焚き、挿入時痛くないように専用の香油も残量を確認して蓋を閉じた。
ユリスもそろそろ風呂から上がって、髪を乾かしてやって来るだろう。
…
……。
時計を確認するがいつもより遅い。
…まさか逃げたとかではないよな。薬の効果が本物ならあんな状態で逃げられるはずがない。心の奥底で黒い影が渦巻き出す頃、弱々しく扉をノックする音が響いた。
「レギオン兄様…ユリスです…」
小さいがユリスの声が聞こえ、心に潜む影が一瞬で消えた。
ああ良かった、ちゃんと来てくれた。私は浮き足立った足取りで入り口に向かい、扉を開けた。
扉の向こうには俯いたユリスが立っていた。身体は小刻みに震え、息遣いは荒く、顔は真っ赤だ。服の裾をぎゅっと掴み、下に引っ張って股下を隠している。
その様子からその布の向こう側がどうなっているのか容易に想像できた。
「ああ、私のユリス…待っていたよ。おいで」
「あ…待って兄様、ああっ…!」
腰を撫でてやると、大げさなくらいびくりと腰が跳ねる。はぁはぁと甘い吐息を吐き、既にとろんと蕩けた双眸が私を見上げる。
その様子を見て興奮で身体の奥底が熱くなる。
腰を撫でるだけでこれほどとは…ああ、早くベッドに閉じ込めて全身撫でまわしてあげたい。きっとずっと可愛い声で泣いてくれる。
「その…俺なんだか今日体調が良くないみたいで…明日に変更することは出来ないでしょうか…?」
「体調が悪いって、具体的にはここが苦しいってことかな?」
「ちょ…えっ…!」
ユリスが隠している股下に手を伸ばす。
隠している腕を払いのけ、ズボン越しにひと撫でしてやると小さな身体はより一層強く震えた。
「やぁ…あっ…♡」
「よしよし、可愛いね…でもここだと他の者に聞かれるかもしれないから私のベッドにおいで。逃げないでいてくれたら、いつも通りちゃんと優しく愛してあげるから」
「はい…」
ゆっくり手を引き、ユリスが部屋の内側に入ったのを確認したら誰にも邪魔をされぬよう扉の鍵をかけた。
天蓋ベッドのカーテンを開くと、ユリスは一瞬だけ躊躇ったけど中に入ってくれた。
それを追うように私も天蓋ベッドの内側に入り、しっかりとカーテンを閉じる。
甘い香が漂う2人きりの小さな世界。その奥に腰かけた私だけのユリスの顔は、間接照明の弱い光でも分かるくらい真っ赤で可愛らしい。
あまりの可愛さにじっと見つめているだけでも興奮するようで、ユリスの身体はふるりと震えた。
そう、これだ。
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目の前には愛しの弟が、恋人が…私だけの可愛いユリスがいる。ユリスの身体が私を求めて湧き上がる疼きを抑えて待っていてくれる。
私だけが知っている、私だけしか知らない可愛い姿だ。
熱く蕩けた顔で私を上目遣いで見上げている。なんておいしそうなんだと、思わず舌なめずりをした。
「私のユリス、今日もいっぱい愛し合おうね」
真っ赤でおいしそうな頬を両手で包み、上を向かせる。
興奮ではー…と熱い息が自分の喉の奥から出てきた。ユリスの震えている唇にそっとキスをした。
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