闇より深い暗い闇

伊皿子 魚籃

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闇-34

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 ふっと目が覚めた。
 体がだるくて重い…物理的にも重さを感じる…これが優しい重さと知る…と顔が真っ赤になる。
 なにげなく重いそれを見る…大小傷跡があるが古いものが多い…重さの原因にもなる鋼の鎧を着込んでいるから傷跡くらいで済んだのか。今も熱を発する鎧は守るように絡みついている。

 そっと動いて重さの主を見る…長い銀髪は乱れているが少し開いているカーテンの隙間から入る朝日にもまだならない光にも銀が煌く…同様に眉毛も睫毛も輝きながら時折ぴくりと動く。
 太い首も呼吸に合わせ微かに上下する、鼓動も厚い胸に触れているところから感じる…まるで大きな銀色の狼のようだ。
 もそり…と動いた銀狼が目を覚ました。菫色の瞳で優しく捕食する。鋭い牙は甘美な喜びしか与えないだろう。

「んぁ…おぅ。おはようさん」
 太い腕で自分側に顔を向けさせると存在を確認するように…熱を感じるように…匂いを嗅んで…ツキヨを抱き口づける。
「早起きさんだな…まだ、早ぇよ…」
「お…おはようございます…なんか目が覚めて…」
 急に現実に引き戻されて恥ずかしくなる。
「目が覚めてツキヨが目の前にいることが信じられねぇよ…」
 さらに腕に力が籠る…豊満な?胸筋に埋もれ「うー」とツキヨは呻いた。
「うぉ!悪い…」
「だ、大丈夫です…」
 
 瞳と瞳が交差をすると何も言わずに口づけをした。
 朝日が窓のカーテンの隙間から入り込んできた。



「…ん…風呂でも一緒に入るか」
「え!?一緒?!」
「当たり前だろ。なんだよ…ほれ。入るぞ。体も疲れて大変だろ?」
 全裸のアレックスはベッドから出るとベッドにへばりついたツキヨを引っぺがして抱き上げるとふるんとした胸が揺れるの見て浴室へ向かう。

 浴室に置きっぱなしだった服は片付けられて洗い布などは交換されていた。
 寝ている間とはいえ恥ずかしくなる…がアレックスは鼻歌交じりにシャワーを浴びながら「ツキヨも洗えよ」と呼ぶ。
 よたよたとだるい体でシャワーの元へ行くとアレックスが「お姫様はこちらをどうぞ」と椅子をすすめてきたので座る。
 シャワーで髪の毛を濡らして洗い粉で洗うと…アレックスが背後から手を伸ばしてツキヨの髪に触れる。
「きゃあっ!!!」
「全部洗ってやるよ。疲れているんだろ?」
 ツキヨの手を取り上げて髪も優しく洗い、泡を流してから新しく置かれていた海藻で作られた整髪剤を塗り頭皮を揉む「どうだ?いいだろ?」と自慢げに笑ってからまたシャワーで洗い流した。
「今度は体だ…」
「もう、いいです…」
「気にすんな」と問答無用に布へ石鹸を塗りたくり背中を洗う…鋼の筋肉が美術品に触れるかのように丁寧にツキヨの華奢な背中を洗いあげる。
「き、気にします…子供でもないし…恥ずかしいです…」
「汗もかいたんだ…俺の責任だからなぁ…ちゃんと整えてやらないとな。体もだるいだろ」
 背中から首、肩を洗い、左右の指を一本一本優しく擦り腕を軽く揉む…「ん…」と小さく声が出る。
「疲れているから効くだろ?解してやるから…」
 的確に細い腕や肩を解す…「ふ…ぅ…」と少し艶っぽい吐息が響く。
 突然、アレックスは椅子に座る泡だらけのツキヨをくるりと簡単に回す「え!!も、もう自分で…」とまた小鳥が抗議の鳴き声をあげるが何も答えず、足を押さえて指を一本一本洗う…そして足裏をを持って布で擦ると、ツキヨは堪らず「ぁや!くすぐったい!きゃぁ!!」と声を上げる。

「ひゃぁ!だ、だめ!」
「俺は洗っているだけだぜ…そんな声をあげるなんて…ツキヨはいやらしいな…昨日もだけど…お仕置きだな」
「ぇえ!や…ぁッ!」
 脹脛を洗ってからアレックスは白い太股に手をかける…布を放り投げて手のひらで柔らかさを楽しむようにゆるゆると疲労の溜まった箇所を揉み洗う「ぃ…くすぐ…た…いぃ…や」ちゃんと洗っているのかとツキヨはアレックスは責めたいが、怒りはじわじわと甘美な毒…快楽に蝕まれる。
「これで疲れがとれるんだよ…」
 耳元で熱のこもった声で囁くが嘘か真か…ツキヨにはもう判断ができなかった。
 手のひらでツキヨの下生えを髪を洗うが…時折、指が花芯や淫肉を掠める。
「ン!ひぁん!ぁ…あ…」
「ツキヨの可愛いここは、丁寧にきれいにしないとな…でも、こっちが先だな」
 ツキヨの唇を塞ぐ…アレックスは豊かな胸を泡でむにゅりと包み少しずつほころび始めて尖る左右の蕾をこりこりと責めるが「ん…んっん…んぁ…」と口を塞がれて舌も囚われているツキヨは唇から涎を垂らしながら背筋を走る快楽の雷に耐える。
「ん?どうした?そんなにびくびくして…ここも真っ赤になって固くなってる」
「ひぁんっ!…あ…ぁ…ィや…だ…んふぅ、あン!やぁ…ぁ…」
 蕾への責めは止まない。もう限界まで尖りきってぴんぴんと存在を主張するのをアレックスは心得たと爪先でかりかりとしたり指で挟んで扱く。
 そのたびにツキヨの嬌声が浴室に響き、びくびくと体を震わせる。
 薄い腹を撫で回し、臍もくりくりと穿る…ツキヨの脳内は快楽だけになり何も考えることはできない…ただこの責め快楽を受け止めるだけだった。

「ツキヨの可愛いここは…念入りに洗わないとな…」
 いつの間にか持ち込んだ大判の拭い布を洗い場に広げて泡だらけで力の入らないツキヨを寝かせると両足をぐっと開く…もちろん足を閉じることは許されない。
「あっ…ぃやぁだ…ぁ…。はず…か…ぁ…しい…から…ひぃン!だ、だめ…やァ」
「これからここは俺が洗うからな…んー、いやらしいのが溢れてるな…ここも触っていないのにぷっくり膨らんでいるぜ…よく洗ってやるからな…」
「ひゃぅうんっ!!!あぁ!やぁあっぁっっ!」
 アレックスの言う通りにぷっくりと膨らみきった花芯を爪先でかりかりと引っ掻く―――蜜壺から蜜が零れる―――ぱんぱんになり充血したところを今度は指の腹で泡と蜜を混ぜたものでくりくり…と柔らかく触れる…くりくり…とアレックスは夢中になるが「ぃやぁああ!もぅいゃ…イ…ひぃぁンっっ!!イぁ…イぃ…」ツキヨは耐えられず嬌声をあげ、蜜を溢れださせる。
「いいんだぜ。気持ちいいんだろ?いやらしい声でイッていいんだ…ほら、これ好きだろ?イケよ」
 包皮で花芯を包みこみ、肉棒を扱くように包皮で花芯をしこしこと上下に何度も何度も擦り、扱く…。
「ああっあっあっ!ひゃぁぁ!ン…んぁぁ…ゃやぁ!ひ、ん…イ…イぃク…やぁあ!ァッ…レクスぅ…さ、まぁぁっ!イッちゃぅ…ィクぅっ!!!」
 体を震わせ、足の爪先で布を掻き合わせて涙目で快楽の波を受け止めるが、アレックスは手を止めないためツキヨの嬌声が叫び声になる。
「きゃあぁんっっ!!イや…ぁぁぁっ!あっ!あぁっ、また…ひぐ…ィヒ…く…ィクのぉ!!あぁーー!やぁぁ…もぅ…そこ、らめ!ぃや!あ、あ、あ…ぁ…ィイ!もぅ、ィクの!あひぃン!!ンンーーー!!」
「いやらしいな…可愛いここがぱんぱんになって…ツキヨの恥ずかしいここから蜜がどろどろに出てるぜ…」
 蜜壺を上下にぬるぬると擦りながら蜜のぬるつきを楽しむ…そして、ぐちゅりと中指を壺へ挿入した。
「んぁーーっ!ひぃん!ぁあ!ぃや…ぁっ!あ、ああンっ!!」
「2本にしてやるぜ…どこが気持ちいい?」
「やぁ…だ、だめ…だぁめな…のぉぉ…あぁ!!ひゃあぁぁぁ!!」
 昨日発見したまだ狭い密壺のざらつく場所を責め立てると…ぐちゅぐちゅと蜜が溢れる。
「そこ、や…やぁな…のぉぉ!いぃや…な…のっ!イぁ…あぁっあっあっイ…ィ!!!」
「イケ…いいぞ。たくさんイッて…俺だけに溺れろ…イいぜ…」
 更に花芯を突きながらぐじゅぐじゅと蜜壺を強く責めると、ピシュっと潮を大量にアレックスに吹きつけながらツキヨは声にならない声を上げてイってしまった。

「おぅ。いいぜ…ツキヨ…最高だ。可愛いぜ…」
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