闇より深い暗い闇

伊皿子 魚籃

文字の大きさ
44 / 154

闇-44

しおりを挟む
「あー、疲れた」
 どすん、と最後の切った丸太を置いた。
「おう、ありがとよ。ガキなんだからこんぐらい楽勝だろ。ましてやこんな細っこい女房(予定)にも薪も用意さすなんて…亭主ならシャンとしろよ!」
 ブラウンが冷たい水入ったグラスを2つを差しだす。
「ありがとうございます…」
「ツキヨの薪で飯を作れば何でも最高のもんになるんだから感謝しろよ!俺が羨ましいぜ!!」
 ぐいっと一気に飲む。
「ぷはー…!糸はまた持ってくるからな。よろしく頼んだぜ」
「忙しいのにすいません。織り方とかで説明ができることならなんでも聞いてください。また、来ますのでよろしくお願いします」
 淑女の最上の礼をする…美しい礼を見てブラウンはぽかーんとしていた。

「おい、お譲ちゃん…なんか…すげぇな…なんか…」
「ははは!ツキヨからの礼だから受け取っておいてくれよ!それじゃあな!」
 コップを渡したアレックスはツキヨをひょいと抱きかかえて、そのまま影に身を投じた。


--------------------------
「ん?ここは…」
 目を開けたツキヨは辺りをきょろきょろと見渡す。
 見慣れたいつもの応接室ではなく、それ以上に一級の品であることが一目でわかる調度品が置かれた室内は深草色にまとめられている…露台のある窓からは沈みかけの太陽が見え一日が終わることを知らせてくれていた。
 ふんわりとした緑の長椅子に座らせられる…ローテーブルにはカバーのかかった軽食類があり、アレックスはそばのティーポットからカップへ紅茶を淹れていた。
「アレックス様!私が…」
「いーの、いーの。俺が好きでやってんだ」
 確かに以前から紅茶を淹れるのが楽しいとは言っていたが、さすがに皇帝陛下となるとツキヨは躊躇する。
「今、俺のこと考えたろ?!」
 ニヤリと笑い2人分のカップを持ちツキヨの隣に座る。
 ツキヨの紅茶は牛乳多め砂糖2個だ。
「え…その…」
「まぁ、いい。俺はツキヨの旦那様だ…」
 そっと頬に口づける。
「さて、何か食べるか…」
 カバーを外すと今さっき作ったようなサンドイッチや小さなパン、野菜やハム…果物がある。
 今日は驚いたり、汗をかいたりしてお腹が空いていた…小皿を取ってアレックスにパンなどを乗せて渡す。
「どうぞ。あのー、すっかり寛いでますがここはいったいどこですか?」
「おう、ありがとよ。ここ?ん、城の中の俺の部屋の応接間…広いから落ち着かねぇよな…」
 もぐもぐと食べている…ツキヨは手にしていた葡萄を落とす。
「え…」
「どーせ、ほとんど使わないから時々は使わないと痛むからな。ちゃんと風呂もあるしベッドもあるし…今夜はここに泊まるぜ。旅行気分だ!」
 一国の皇帝の部屋で能天気に食事をする…いくら相手がアレックスでもツキヨは緊張してきた。汚さないか…シミを作らないか…傷をつけないか…いくら貴族でも末端の田舎貴族…心許無い。
「あ、溢した」
 高そうな長椅子にアレックスは紅茶を溢した。
「ああああああ!!!!」
「洗えばいいだろー。大丈夫だろ。俺は寝てヨダレも垂らしたぞ」
 布巾で拭いたが小心者のツキヨだった。


「汗かいたから風呂に入るぞ!」
「え…お一人で…」
「おいおい。なんだよ、俺寂しくて泣いちゃうぜ…」
 首筋に唇で触れる…「ツキヨの汗もうまいけどな…」ペロリと舌で舐める。
「ん…恥ずかしいですし…大人ですから!」
「男と女は大人になったら一緒に風呂に入るんだ…」
 口づけるとツキヨの咥内へ舌を侵入させて蹂躙する…小さな舌が無駄な抵抗をしてもお構いなしに舌で味わうとぴちゃりくぴゅり…と水音が響く。
そのままようにして応接室の隣の寝室を抜けて浴室へ向かう。
 履物は放り投げて2人は服を着たままシャワースペースに立ち、アレックスは拒否をするツキヨの唇を塞いだままシャワーから湯を出す。
「ん…ふ…ぁわ…」
「どうした?」
 2人とも服のままずぶ濡れになる。
「脱がないと…こんな…濡れて大変です」
「大変だな。よし、脱がしてやるよ…」
 また、有無も言わせず唇を塞ぐ…そして濡れて下着が微かに透けてしまい扇情的になってしまったドレスをばちゃりと水飛沫を撒き散らしながら脱がせる…ドレスと胸当ては一緒なので長い裾の肌着になるとそれも濡れて胸や尻の形がより露わになりアレックスの下半身を刺激する。
微かに尖る胸先から雫が零れ落ちる…それを味わいたい…とぱくりとアレックスは肌着の上から尖りを食んだ。
「ん、ふぁ…あ…そんな…まだ肌着で…んぁ…」
「ツキヨは肌着でも可愛いぞ…そして何もしていないのにこんなにいやらしく尖ってる…」
「あ…ぁン!ふ…ぅ…ぁ…あ…恥ず…ぁ…か、しい…ぃや…」
 訴えを棄却して今度は背後に回って尖りを濡れた肌着の上から、こりこり…と爪先で掻くとツキヨの体がビクンとする。
「あぁっ!ひぃん!…ふ…ぁ…あ…ん!」
 こりこりと擦るほど左右の尖りは肌着の下から自己主張をする…耳朶を背後から舐めて甘く噛む。
「ここ…こりこりするとどんどん固くなるんだ…」
 甘い低い声で脳が蕩け始め、尖りへの刺激でツキヨの腰が知らずに揺れる。
「んぁ!ふ…あぁ…そん…なぁ…あっぁっ!」
「んーん?どうした?気持ちいいいだろ?」
 刺激は止まらないまま、アレックスの右手がそろそろと肌着の裾をまくり上げて…尖りきった蕾を直に触れた…「んー!!!あっあぁ!!ぁあ、いやぁ…あぁ!」と声が一瞬にして嬌声に変わる。
「もっと感じるんだ…」
 左手も直に触れる…爪先の刺激から蕾を扱くように指で挟み込む、アレックスはツキヨの首筋もじっとりと舐め上げる。
「ひゃあん!あぁ…んぁ…ふ…ンぁあ…あぁ…」
 こりこり…と右手の爪先に少し力を入れて刺激を強くすると蕾が震える。
「あぁぁ!それぇ!あっ…あっ…ンあ…ぁ…ひぃぃん!」
 軽くビクリとツキヨが震え、くたり…となり一度、浴槽のふちに座らして肌着と下着を脱がす…すかさず、シャワーを止めて長布を敷いて、上気した顔のツキヨを寝かす。
 ずぶ濡れの服を着たまま、何も身に着けていないツキヨを見ると嗜虐的な感情が支配する…ぐっと、ツキヨの足を持ち上げる…湯ではない水分が下生えにまとわりついている。
「あぁ!見ないで…見ない…」
 手で隠そうとするのをアレックスはいとも簡単に片手で防いで首の濡れたスカーフを解いて、ツキヨの両手首に優しく巻きつけシャワーの蛇口へ引っかける。
「やぁ!いじわる!」
 涙目になって身を捩るが元に戻されてぺろりと左胸の蕾を味わってから舌先は器用に敏感な蕾の先端だけをちろちろ…と刺激を与える。
 右は爪先でかりかりと単純な刺激…でもツキヨには耐えられず浴室に声を上げる。
「きぁぁぁっ!ン…ぁ…はぁ…あ、あぁ…ぃや…ひっ…ぅんあぁ。だめぇっ!」
「こんなにこりこりになっているのに…だめなのか…?」
「ら…ぁだめぇなん…ですぅううっ!!ひゃぁん!あひぃ…」
「そうか…こっちのほうがいいのか?」
 片手をツキヨの下生え辺りに置く…はっとして足を閉じようとするが間にはアレックスが陣取って閉じることはできなかった。
「あ、あぁ…そこ…だ、だめです…ん…」
「だめかどうかは、俺が確認するぜ…」

 自分が布一枚身に着けていない状態で服を着ているアレックスを見て何故か恥ずかしさに眩暈がした。濡れた服を着るアレックスは余計艶めかしく、直視できない…が両足をぐっと持ち上げられて秘部が明かりの元に晒される。
 そのまま抱えられて…薄い下生えのすぐ下に隠れる花芯の包皮を少し乱暴にぐいっと皮を剥く…と急に外気に当てられた桃色の花芯はぴくりぴくりと少しずつ擡げる。
「ここは正直だな…すっかりいやらしい色になって…固くなり始めてるぜ…ツキヨはここも好きだよな…」
 ニッと笑い、人差し指で蜜を掬いくりくりと花芯に栄養を与えるように蜜をたっぷりと塗り込む…幸いなことに蜜は不足しない。
「ああああっ!いやぁぁぁぁっ!触った…ら…!!!あっあっ!ひぁんっ!!!!あぁぁっ…」
 蜜をとんとんと花芯に叩き込むと蜜がぬとぉと垂れる。
「ここはツキヨのいやらしい蜜でどろどろだ…あぁ、俺はこんないやらしいツキヨも大好きだ…」

 アレックスは花芯に口づけた。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました

大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

黒の神官と夜のお世話役

苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

辺境伯と幼妻の秘め事

睡眠不足
恋愛
 父に虐げられていた23歳下のジュリアを守るため、形だけ娶った辺境伯のニコラス。それから5年近くが経過し、ジュリアは美しい女性に成長した。そんなある日、ニコラスはジュリアから本当の妻にしてほしいと迫られる。  途中まで書いていた話のストックが無くなったので、本来書きたかったヒロインが成長した後の話であるこちらを上げさせてもらいます。 *元の話を読まなくても全く問題ありません。 *15歳で成人となる世界です。 *異世界な上にヒーローは人外の血を引いています。 *なかなか本番にいきません

追放された王女は、冷徹公爵に甘く囲われる

vllam40591
恋愛
第三王女エリシアは、魔力も才覚もない「出来損ない」として、 婚約破棄と同時に国外追放を言い渡された。 王家に不要とされ、すべてを失った彼女を保護したのは、 王家と距離を置く冷徹無比の公爵――ルシアン・ヴァルグレイヴ。 「返すつもりだった。最初は」 そう告げられながら、公爵邸で始まったのは 優しいが自由のない、“保護”という名の生活だった。 外出は許可制。 面会も制限され、 夜ごと注がれるのは、触れない視線と逃げ場のない距離。 一方、エリシアを追放した王家は、 彼女の価値に気づき始め、奪い返そうと動き出す。 ――出来損ないだったはずの王女を、 誰よりも手放せなくなったのは、冷徹公爵だった。 これは、捨てられた王女が 檻ごと選ばれ、甘く囲われていく物語。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...