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闇-128
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エストシテ王国のユージスとエレナからの贈り物は王家御用達の調香師によってツキヨに合う、ツキヨのためだけに作られた香水。
すっきりとしているが満月の色を髣髴とさせるような甘さが程よく調合され、美しい花の形をしたガラス瓶に入っていた。
マルセルからは領地で作られている果物の甘煮の詰め合わせ。全てツキヨが好きな果物で手紙には特にいいものを選んで新鮮なものをそのまま甘煮にした自慢の一品とのことだった。
しかし、マルセルの手紙以外にも手紙が束になって入っているを見つけて手に取ると、マルセルの走り書きで「工場の領民やツキヨの女子学校時代の友人から預かった手紙です」と紙が挟まれていた。手紙の主は懐かしい名前ばかりであとでゆっくりと読んで、ゲオルグの店で買った便箋と封筒でみんなに返事を書こうとマルセルの贈り物と一緒にまとめて置いた。
木工工房の親方のブラウンたちからは木を組み合わせて複雑な幾何学模様の美しい小物入れで、中にはブラウンの祖母イエロが編んだレースのリボンが入っていた。
レオの見立てでは、一族伝統の寿ぎの紋様で使用していて持っているだけでも幸運が舞い込むというものであった。
他にも舞踏会で国交を結んだ他国より大小様々なものが城には届いているとのことだった。
なお、エリの贈り物はフロリナによってそっと隠された。
『らぶらぶ媚薬すぺしゃる!今夜はこれでうっふんあっはん』という内容が瓶には書かれていた。
*
『反省文らしいもの』を読んだツキヨに声を掛けられると燃え尽きていたアレックスが復活をした。
一応レオからも言われていたが、内容は三枚目の途中までは「ごめんなさい」という言葉だけが書き連ねられていて、二行空けてから「その美しい娘は貧しい寒村で…」から始まるロマンス小説―――ありきたりな恋愛作品が150枚分書かれていた。
そのあとはアレックスが皇帝になるまで日々戦に明け暮れていた頃の野営食について事細かに書かれ、魔獣の肉やヘビ、ネズミ…道端の毒草の食べ方がつらつらとツキヨにも分かりやすい報告書のように最後の200枚目までまとめられてて、ツキヨは意外と面白いと感心してしまっていた。
「ツ、ツキヨ様!!ううううう…ごめんなさい!すいません!申し訳ありません!もう、吸いません…違った、すいませんんんんんんっ!!!!!」
最強の魔人である帝国の皇帝陛下がべそべそと土下座をするのを帝国民や他国民にも見せてやりたいとレオはうずうずする。
「も、もう…いいですよ…。怒ってないですから…」
その一言で大きな身体でツキヨに飛びつくと猫のようにすりすりとアレックスは甘える―――フロリナもレオと同じようにどうしようもない皇帝陛下を公開する方法を模索し始めている。
「でも…その…程ほどにお願いします」
小声でツキヨは呟いたがすりすりと夢中で甘えるアレックスの耳に届いたかは不明だった。
昨夜からの雪は降り続き、最近作った雪だるまの姿が分からないほどになるのをツキヨは遠い目で見た。
*
甘えて満足したのか突然、アレックスはツキヨを横抱きにして立ち上がる。
「きゃあ!いきなり、どうしたんですかっ!?」
「ちょっと、応接室へ行こうぜ」
ずかずかと歩き、そばの応接室へばたんと扉を開けて入ると横抱きのまま長椅子に座る。
「ななななななななんですか?」
怯えて動揺をするツキヨの美しい黒曜石の瞳をいつもの優しく、慈しむような微笑を浮かべた瞳でアレックスはじっと見つめると動揺は治まり、ツキヨも本物の菫よりも美しい菫色の瞳を見つめ返す。
「夜は…悪かった。すまなかった。でも、贈り物と言った『アレ』は…本当の贈り物じゃねぇんだ」
右手でトラズザーズのポケットをごそごそと弄るとアレックスの大きな手のひらには不似合いな小箱を取り出した。
飴色に塗り固められた木製の小箱の蓋は細かな花模様が彫られていて素朴な雰囲気のものでそれを抱きかかえたツキヨの細くて白い小さい手のひらにポンと乗せた。
「俺からの贈りもんだ」
『アレ』を今後、どう扱えばいいのの悩んでいた矢先に突然新たに別のものが手渡されて驚きつつも手で握りしめ「開けてもいいですか?」と菫色の瞳を見つめると、こくりと小さく頷いた。
恐る恐る、可愛い蓋をぱかりと開ける…とそこにはツキヨの小指の爪と同じ大きさのダイヤモンドと砂粒かと思うほど小さいアメジストがダイヤモンドを埋め込まれたところから幅広の輪に沿ってみっちりと埋め込まれた指輪が鎮座していた。
主役のダイヤモンドと同じ幅広で少し無骨な意匠ではあるが、よく磨かれてキラリと光る台座は純度の高いプラチナであったが乗せられている宝石に負けじと競うように煌く。
「指輪…」
「あぁ…これは俺の婚約者であり既にほぼ俺の奥様の月の女神に捧げるこの世に一つしかないもんだ」
小箱から指輪を手に取り、ツキヨの左の薬指にゆっくりとはめると左手の甲に口付ける。
「俺の女神…月の女神じゃねぇ、俺の愛する女神だ。髪の毛一本、血の一滴…ツキヨとして構成しているもの全てが俺のもんで一生離さない。愛する女神に捧げるのにこんな指輪一つで俺はちっとも満足をしていない。愛してる…こんなに美しいツキヨ…誰にも見せないで閉じ込めてしまいたいくらい愛してる」
やや後半が物騒な愛の告白にどぎまぎしながら「私も…世界で一番アレックス様を愛しています…っ!!」と赤い顔でしっかりと返答をしたが言い切った瞬間に、きつく抱き締められてリップ音の響く口付けを受け取っていた。
煌く指輪をしたまま、二人は静かに抱き締めあっていた…。
*
指輪はアレックスが政務の最中やツキヨといちゃいちゃできない日に意匠を考え、帝国一の職人に作らせた。
素材は全て、城に保管をしていた最上級のものを惜しみなく使い、足りないと言うのなら自ら世界中を探し採取したものを使わせた。
無骨なところはアレックス。ダイヤモンドとアメジストはアレックスの銀髪と瞳の色。プラチナの輪はアレックスが守り続ける月。
そして、ツキヨの他の装飾品にも加護を与えているがこの指輪にも持ちうる限りの魔気をねりねりと封じ込めて物理、呪術的なものに対しての結界だが攻撃したものに対して十倍返し、ツキヨがどこにいてもそこへ影移動可能、チュンッ!と一瞬で全てを殲滅させる最終兵器、不審者がいたら世界中に響き渡る防犯ブザー、天気予報、万が一のときに転移も可能、状態変化無効化、日焼け止め、スープが熱いと警告、暑さ寒さを適温化、血圧計、交通安全、黒髪に天使の輪ができる、彗星のように通常の三倍に加速、ATM、商売繁盛、電子マネー、肩こり防止、下着代わりに胸を適度に支える、酔い止め、素麺と冷麦の区別、AmazonPr●im、ほんやくこんにゃ●…その他諸々をアレックスはこれでもかっ!と、とにかく役に立ちそうな加護はなんでも封じた最強の指輪だった。
*
指輪を眺め、応接室に置かれた黒薔薇を見ながら紅茶を嗜み、宵越祭翌日の休日もバタバタしつつもゆったりと過ぎていった。
数日後…闇越祭の日になると、アレックスの指輪をしたまま新しいドレスを着たツキヨとアレックスは食事を終えて、次の新月には萎んでしまう黒薔薇がまだ咲いている応接室でレオとフロリナと年明けを待っていた。
「ある程度用意はしていますが、もう年が明ければあっという間にお式ですから…ツキヨ様も頑張ってくださいね」
「もう、準備は大変で…無事に迎えられるか心配になってきました…」
「俺も手伝ってるから安心しろ」
「招待状の封入をしたのは魔鬼死魔無君がやっていた気がするんだが…」
温かい色のはずの若草色の瞳の冷たい目線でレオが鼻で笑う。
「けっ…招待客なんてアミダくじで決めればいいのによぉ…あれだこれだと増やしやがって」
ぶつくさと口を尖らせる。
「仕方ないですよね…お付き合いとかありますし…」
「これからは、今まで帝国にはあまりなかった『外交』が増え、ツキヨ様も皇后陛下としてお出ましになることが増えると思いますわ」
「皇后陛下…うぅ…重責が…」
「俺がいるから安心しろ」
「お前が一番安心できない」
…弾む会話をしているうちに魔気で日が変わったことを知らせる城の大鐘が鳴り響いた。
「お!新しい年になったなぁ…」
城のあるほうを見ると、雪の積もる暗い庭が目に入る。
「アレックス様も健康な一年になりますように」と一人一人にツキヨは屋敷の長の妻として―――アレックスはそれでいいと決めた―――願いを込めた言葉をかけた。
そのあとは、また新しいワインを開けてみんなで年明けを祝った。
【早く春になーれっ!!】
アレックスは天候を司る神々へ祈った…いや、精神的に追い込んだ。呪術は一切行使していない。
*
年明け最初に発行された帝国内の新聞は、天候や星を観測をしている星見の魔族への取材した結果「理由は不明だが、今年の雪解けは早くなるだろう」という天候の予測を掲載した。
この謎の事態に星見の魔族の族長たちは、年明け早々に頭を傾げて眉間に皺を寄せていた。
すっきりとしているが満月の色を髣髴とさせるような甘さが程よく調合され、美しい花の形をしたガラス瓶に入っていた。
マルセルからは領地で作られている果物の甘煮の詰め合わせ。全てツキヨが好きな果物で手紙には特にいいものを選んで新鮮なものをそのまま甘煮にした自慢の一品とのことだった。
しかし、マルセルの手紙以外にも手紙が束になって入っているを見つけて手に取ると、マルセルの走り書きで「工場の領民やツキヨの女子学校時代の友人から預かった手紙です」と紙が挟まれていた。手紙の主は懐かしい名前ばかりであとでゆっくりと読んで、ゲオルグの店で買った便箋と封筒でみんなに返事を書こうとマルセルの贈り物と一緒にまとめて置いた。
木工工房の親方のブラウンたちからは木を組み合わせて複雑な幾何学模様の美しい小物入れで、中にはブラウンの祖母イエロが編んだレースのリボンが入っていた。
レオの見立てでは、一族伝統の寿ぎの紋様で使用していて持っているだけでも幸運が舞い込むというものであった。
他にも舞踏会で国交を結んだ他国より大小様々なものが城には届いているとのことだった。
なお、エリの贈り物はフロリナによってそっと隠された。
『らぶらぶ媚薬すぺしゃる!今夜はこれでうっふんあっはん』という内容が瓶には書かれていた。
*
『反省文らしいもの』を読んだツキヨに声を掛けられると燃え尽きていたアレックスが復活をした。
一応レオからも言われていたが、内容は三枚目の途中までは「ごめんなさい」という言葉だけが書き連ねられていて、二行空けてから「その美しい娘は貧しい寒村で…」から始まるロマンス小説―――ありきたりな恋愛作品が150枚分書かれていた。
そのあとはアレックスが皇帝になるまで日々戦に明け暮れていた頃の野営食について事細かに書かれ、魔獣の肉やヘビ、ネズミ…道端の毒草の食べ方がつらつらとツキヨにも分かりやすい報告書のように最後の200枚目までまとめられてて、ツキヨは意外と面白いと感心してしまっていた。
「ツ、ツキヨ様!!ううううう…ごめんなさい!すいません!申し訳ありません!もう、吸いません…違った、すいませんんんんんんっ!!!!!」
最強の魔人である帝国の皇帝陛下がべそべそと土下座をするのを帝国民や他国民にも見せてやりたいとレオはうずうずする。
「も、もう…いいですよ…。怒ってないですから…」
その一言で大きな身体でツキヨに飛びつくと猫のようにすりすりとアレックスは甘える―――フロリナもレオと同じようにどうしようもない皇帝陛下を公開する方法を模索し始めている。
「でも…その…程ほどにお願いします」
小声でツキヨは呟いたがすりすりと夢中で甘えるアレックスの耳に届いたかは不明だった。
昨夜からの雪は降り続き、最近作った雪だるまの姿が分からないほどになるのをツキヨは遠い目で見た。
*
甘えて満足したのか突然、アレックスはツキヨを横抱きにして立ち上がる。
「きゃあ!いきなり、どうしたんですかっ!?」
「ちょっと、応接室へ行こうぜ」
ずかずかと歩き、そばの応接室へばたんと扉を開けて入ると横抱きのまま長椅子に座る。
「ななななななななんですか?」
怯えて動揺をするツキヨの美しい黒曜石の瞳をいつもの優しく、慈しむような微笑を浮かべた瞳でアレックスはじっと見つめると動揺は治まり、ツキヨも本物の菫よりも美しい菫色の瞳を見つめ返す。
「夜は…悪かった。すまなかった。でも、贈り物と言った『アレ』は…本当の贈り物じゃねぇんだ」
右手でトラズザーズのポケットをごそごそと弄るとアレックスの大きな手のひらには不似合いな小箱を取り出した。
飴色に塗り固められた木製の小箱の蓋は細かな花模様が彫られていて素朴な雰囲気のものでそれを抱きかかえたツキヨの細くて白い小さい手のひらにポンと乗せた。
「俺からの贈りもんだ」
『アレ』を今後、どう扱えばいいのの悩んでいた矢先に突然新たに別のものが手渡されて驚きつつも手で握りしめ「開けてもいいですか?」と菫色の瞳を見つめると、こくりと小さく頷いた。
恐る恐る、可愛い蓋をぱかりと開ける…とそこにはツキヨの小指の爪と同じ大きさのダイヤモンドと砂粒かと思うほど小さいアメジストがダイヤモンドを埋め込まれたところから幅広の輪に沿ってみっちりと埋め込まれた指輪が鎮座していた。
主役のダイヤモンドと同じ幅広で少し無骨な意匠ではあるが、よく磨かれてキラリと光る台座は純度の高いプラチナであったが乗せられている宝石に負けじと競うように煌く。
「指輪…」
「あぁ…これは俺の婚約者であり既にほぼ俺の奥様の月の女神に捧げるこの世に一つしかないもんだ」
小箱から指輪を手に取り、ツキヨの左の薬指にゆっくりとはめると左手の甲に口付ける。
「俺の女神…月の女神じゃねぇ、俺の愛する女神だ。髪の毛一本、血の一滴…ツキヨとして構成しているもの全てが俺のもんで一生離さない。愛する女神に捧げるのにこんな指輪一つで俺はちっとも満足をしていない。愛してる…こんなに美しいツキヨ…誰にも見せないで閉じ込めてしまいたいくらい愛してる」
やや後半が物騒な愛の告白にどぎまぎしながら「私も…世界で一番アレックス様を愛しています…っ!!」と赤い顔でしっかりと返答をしたが言い切った瞬間に、きつく抱き締められてリップ音の響く口付けを受け取っていた。
煌く指輪をしたまま、二人は静かに抱き締めあっていた…。
*
指輪はアレックスが政務の最中やツキヨといちゃいちゃできない日に意匠を考え、帝国一の職人に作らせた。
素材は全て、城に保管をしていた最上級のものを惜しみなく使い、足りないと言うのなら自ら世界中を探し採取したものを使わせた。
無骨なところはアレックス。ダイヤモンドとアメジストはアレックスの銀髪と瞳の色。プラチナの輪はアレックスが守り続ける月。
そして、ツキヨの他の装飾品にも加護を与えているがこの指輪にも持ちうる限りの魔気をねりねりと封じ込めて物理、呪術的なものに対しての結界だが攻撃したものに対して十倍返し、ツキヨがどこにいてもそこへ影移動可能、チュンッ!と一瞬で全てを殲滅させる最終兵器、不審者がいたら世界中に響き渡る防犯ブザー、天気予報、万が一のときに転移も可能、状態変化無効化、日焼け止め、スープが熱いと警告、暑さ寒さを適温化、血圧計、交通安全、黒髪に天使の輪ができる、彗星のように通常の三倍に加速、ATM、商売繁盛、電子マネー、肩こり防止、下着代わりに胸を適度に支える、酔い止め、素麺と冷麦の区別、AmazonPr●im、ほんやくこんにゃ●…その他諸々をアレックスはこれでもかっ!と、とにかく役に立ちそうな加護はなんでも封じた最強の指輪だった。
*
指輪を眺め、応接室に置かれた黒薔薇を見ながら紅茶を嗜み、宵越祭翌日の休日もバタバタしつつもゆったりと過ぎていった。
数日後…闇越祭の日になると、アレックスの指輪をしたまま新しいドレスを着たツキヨとアレックスは食事を終えて、次の新月には萎んでしまう黒薔薇がまだ咲いている応接室でレオとフロリナと年明けを待っていた。
「ある程度用意はしていますが、もう年が明ければあっという間にお式ですから…ツキヨ様も頑張ってくださいね」
「もう、準備は大変で…無事に迎えられるか心配になってきました…」
「俺も手伝ってるから安心しろ」
「招待状の封入をしたのは魔鬼死魔無君がやっていた気がするんだが…」
温かい色のはずの若草色の瞳の冷たい目線でレオが鼻で笑う。
「けっ…招待客なんてアミダくじで決めればいいのによぉ…あれだこれだと増やしやがって」
ぶつくさと口を尖らせる。
「仕方ないですよね…お付き合いとかありますし…」
「これからは、今まで帝国にはあまりなかった『外交』が増え、ツキヨ様も皇后陛下としてお出ましになることが増えると思いますわ」
「皇后陛下…うぅ…重責が…」
「俺がいるから安心しろ」
「お前が一番安心できない」
…弾む会話をしているうちに魔気で日が変わったことを知らせる城の大鐘が鳴り響いた。
「お!新しい年になったなぁ…」
城のあるほうを見ると、雪の積もる暗い庭が目に入る。
「アレックス様も健康な一年になりますように」と一人一人にツキヨは屋敷の長の妻として―――アレックスはそれでいいと決めた―――願いを込めた言葉をかけた。
そのあとは、また新しいワインを開けてみんなで年明けを祝った。
【早く春になーれっ!!】
アレックスは天候を司る神々へ祈った…いや、精神的に追い込んだ。呪術は一切行使していない。
*
年明け最初に発行された帝国内の新聞は、天候や星を観測をしている星見の魔族への取材した結果「理由は不明だが、今年の雪解けは早くなるだろう」という天候の予測を掲載した。
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