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13話 塔の魔術師と騎士の結婚
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寒かった冬が終わり、春の気配が少しずつ感じられるようになってきた今日この頃。
ちょうど一ヵ月後に俺とフレンの結婚式を迎える。
今日は結婚式の打ち合わせのためにアリシュランドの城を訪れている。
目的は衣装合わせのためだ。
結婚式に着る予定の衣装が完成したということで、その試着をしに来た。
そこに俺とフレンとエギルはともかく、何故だかアゼリアもくっついてきた。
「エーティアちゃんの弟子として、師匠の衣装が美しく完璧に仕上がっているかしっかりチェックしなくちゃね」
などと鼻息荒くしながら言っている。
前回の件があって、アゼリアのことは正式な弟子として認めている。
流石に毎日通って来られるのは迷惑な上、俺自身も忙しいので、週に一、二度程度の頻度にしてもらっている。元々塔へ遊びに来ていたのもそれぐらいの頻度だったのでこれぐらいなら負担にはならなかった。
そして呼び方は『エーティアちゃん』のままだ。
あいつに師匠と呼ばれるのはムズムズとして耐えられなかったので、そのままの呼び方にしてもらっている。
弟子にしたといっても、本当に俺に教えられることは何もないのだが……アゼリアはそれでも構わないようだった。
フレンやエギルを手伝って家事をすることもある。失敗はまだあるものの、弟子入り当初よりは随分とマシになってきた。
それから、あいつと魔術に関しての議論を交わすのはなかなか面白い。
俺よりもずっと長く生きていることもあって、魔術に関する見識は深い。
そのため、今まで使っていた魔法陣の構成を組み替えて、俺の体に負担のかからないような魔術を共に考えるということが多くなった。
「エーティアちゃんには最高峰の魔術師でいてもらいたいから、なるべく魔力を使わずに、それでいてものすごい攻撃力のある魔術の構成を考えるわ。ふふふ、こういうのを考えるの、とっても楽しいわ」
やる気満々である。
「後はねぇ、エーティアちゃんを長生きさせるの。なるべくフレンちゃんと共に寿命をまっとうできるように、そこに呪いのようなものを組み合わせれば、きっと……ぐふぐふ」
何やら怪しげな試みもしているようだ。背筋が寒くなってくるような気もするが、こちらに明らかに害のある魔術は使ってこないだろう。
家事能力はともかく、魔術に関してのあいつの能力は信頼している。
自分だけだと考えつかなかったような方法を提案してくるので、かえって俺の方が助けられている。
そんな訳で、アゼリアの弟子入りは思いの外上手くいっていた。
***
「お待ちしておりましたぞ、エーティア様。さあ、こちらへどうぞ」
アリシュランド城では国王が俺達の来訪を今か今かと待ち侘びていたらしい。
到着するなり、国王自ら衣装を保管している部屋へと案内してくる。
こういうのは侍従の役目なのでは。
もしかして国王って暇なのか?
コソコソとフレンに問い掛けてみると、フレンは一瞬困ったような顔をして「そういう訳ではないと思いますが……父はエーティア様にお会いできる機会を逃したくないみたいです。幼き頃よりエーティア様に憧れの念を抱いていたようなので」と初めて聞く事情を語った。
そうだったのか、知らなかった。
だからフレンと結婚式を挙げて欲しいと泣きついてきたり、会うたびに熱量が高かったのか。
「式はエーティア様の希望通り城の教会で挙げる方向でいますが、挙式の後に改めてパーティーを行いたいと思っています。これに関してはいかがでしょうか?」
式に関しては、城の関係者だけでひっそりとおこなう形式を希望した。
民衆には大魔術師エーティアが魔力を失ったことは秘密にされている。
もしも彼らがそれを知ったら不安や混乱が起こるだろうから、今後もそれを明かすつもりはない。
表舞台に姿を現さなければ、いずれゆっくりと大魔術師エーティアの存在は忘れられていくだろう。
だから俺は表向きには『塔の魔術師』という一介の魔術師としてフレンと結婚することになっている。
フレンが塔に来たのは極秘の任務だったので、塔の魔術師が大魔術師エーティアと同一人物であると勘ぐられる心配もない。
しかしそうは言っても、騎士団で活躍していたフレンの人気は民衆から高くて『フレン様と結婚相手の顔が見たい。せめてパレードをして欲しい』という希望が殺到しているのだとか。
しかも『塔の魔術師』とは一体どんな人物なのだろうという憶測さえ飛び交っている。
頭が痛い。
仮面でも付けて顔を隠してパレードにでも出るか?
それとも魔術で別人の顔になりすますか?
そんなことを考えていたが、それはフレンに止められた。
「エーティア様が無理に皆の前に姿を現す必要はありません。城の中だけで式をおこないましょう」
そう言ってもらえたので、関係者だけを招いて式を挙げる方向になった。
その挙式後に中庭でパーティーか。それぐらいならまあいいか。
「関係者だけでおこなうのなら構わないぞ」
「ありがとうございます!」
王の顔がぱあっと明るくなる。
「では、私の威信にかけて必ずや素晴らしい挙式にしてみせます。実はパーティーでお出しする料理もすでに料理人と共に考えておりましてな。目と舌で楽しめるようなものになっております。エーティア様に必ずや美味しいと思っていただける料理ですぞ。期待していてください」
何だかやたらと気合が入っているな。
「ほどほどにな」
「それでは衣装合わせをしましょう。こちらが式の当日エーティア様に着ていただく衣装となります」
控えていた侍女が丁寧な仕草で婚礼衣装にかかっていたカバーを外すと、俺とフレンのために仕立てられた真っ白な婚礼用の衣装が現れた。
「きゃーっ、素敵!」
アゼリアの歓声が上がる。
俺の衣装は基本形がローブだ。よく身に纏っていることもあって、この形であるのはありがたい。
しかし何だか全体的に刺繍やレースが多くないか?
女っぽいとは言わないが、中性的なデザインだ。
しかもこれはたぶん全てが手製だ。刺繍もレースも一つ一つ……。恐ろしく手間がかかっていると分かる。
それからフレンの衣装は格好いい。
騎士団の正装のさらに上位形と言ってもいいデザインだ。
そしてマントはアリシュランド国旗にも使われている深みのある青色。
こちらも恐ろしく手間がかかっていると分かる。
大々的な式をやるわけでもないのに、この気合の入れようときたら……。
まさか、俺が結婚式をしてもいいと了承してからこの期間まで、ずっとこの服は作られ続けていたのか。
国王の執念が感じられて、背中を薄ら寒いものがひゅうと吹き付ける。
「あ~ん、素敵素敵。このデザインならアゼリアちゃんも大満足です。早く二人共着てみてちょうだい」
何目線なのかは分からないが、アゼリアはこの衣装を大変気に入った様子だ。
「はぁ、分かった」
着付けのために別部屋に移ろうとしたが、フレンはそこに留まったままだった。
「うん? お前は着ないのか」
「俺は後で構いません。まずはエーティア様がその衣装を身に纏ったところを見てからにします。この様子だと、父やアゼリア様が先にエーティア様の姿を見ることになりそうで、それだけは我慢できません」
「ほ、ほう……」
何やら静かに対抗意識を燃やしているらしいフレン。
「フレンよ、この衣装は私が準備したのだから、エーティア様を先に見る権利はこの私にあると思わないか?」
国王が負けじとそれに応じる。
「ちょっと待って。それなら弟子であるこのアゼリアちゃんが先だと思うわ。まずは私がチェックして、エーティアちゃんを完璧な状態にしてから二人に見せてあげる」
「お待ちください。お二人共の言っていることはそもそもおかしいのです。夫となる俺が先でしょう」
三人のやり取りを目を細めて見つめる。
一斉に見ればいい話ではないか。
「阿保らしい……着てくる」
「あっ、待って待ってエーティアちゃん。絶対エーティアちゃん一人じゃ着られないでしょう? 手伝ってあげるっ」
すかさずアゼリアがくっついて来た。
フレンが一瞬悔しそうな顔をするが、確かに一人ではこの複雑な婚礼衣装を着れないと思ったらしくて大人しく部屋で待つことにしたようだ。
侍女はいるが、俺は他人に体を触られるのは大嫌いなので着付けてもらうのは無理だ。
その点アゼリアに関しては不思議と平気なので、任せてしまおうと思った。
ちょうど一ヵ月後に俺とフレンの結婚式を迎える。
今日は結婚式の打ち合わせのためにアリシュランドの城を訪れている。
目的は衣装合わせのためだ。
結婚式に着る予定の衣装が完成したということで、その試着をしに来た。
そこに俺とフレンとエギルはともかく、何故だかアゼリアもくっついてきた。
「エーティアちゃんの弟子として、師匠の衣装が美しく完璧に仕上がっているかしっかりチェックしなくちゃね」
などと鼻息荒くしながら言っている。
前回の件があって、アゼリアのことは正式な弟子として認めている。
流石に毎日通って来られるのは迷惑な上、俺自身も忙しいので、週に一、二度程度の頻度にしてもらっている。元々塔へ遊びに来ていたのもそれぐらいの頻度だったのでこれぐらいなら負担にはならなかった。
そして呼び方は『エーティアちゃん』のままだ。
あいつに師匠と呼ばれるのはムズムズとして耐えられなかったので、そのままの呼び方にしてもらっている。
弟子にしたといっても、本当に俺に教えられることは何もないのだが……アゼリアはそれでも構わないようだった。
フレンやエギルを手伝って家事をすることもある。失敗はまだあるものの、弟子入り当初よりは随分とマシになってきた。
それから、あいつと魔術に関しての議論を交わすのはなかなか面白い。
俺よりもずっと長く生きていることもあって、魔術に関する見識は深い。
そのため、今まで使っていた魔法陣の構成を組み替えて、俺の体に負担のかからないような魔術を共に考えるということが多くなった。
「エーティアちゃんには最高峰の魔術師でいてもらいたいから、なるべく魔力を使わずに、それでいてものすごい攻撃力のある魔術の構成を考えるわ。ふふふ、こういうのを考えるの、とっても楽しいわ」
やる気満々である。
「後はねぇ、エーティアちゃんを長生きさせるの。なるべくフレンちゃんと共に寿命をまっとうできるように、そこに呪いのようなものを組み合わせれば、きっと……ぐふぐふ」
何やら怪しげな試みもしているようだ。背筋が寒くなってくるような気もするが、こちらに明らかに害のある魔術は使ってこないだろう。
家事能力はともかく、魔術に関してのあいつの能力は信頼している。
自分だけだと考えつかなかったような方法を提案してくるので、かえって俺の方が助けられている。
そんな訳で、アゼリアの弟子入りは思いの外上手くいっていた。
***
「お待ちしておりましたぞ、エーティア様。さあ、こちらへどうぞ」
アリシュランド城では国王が俺達の来訪を今か今かと待ち侘びていたらしい。
到着するなり、国王自ら衣装を保管している部屋へと案内してくる。
こういうのは侍従の役目なのでは。
もしかして国王って暇なのか?
コソコソとフレンに問い掛けてみると、フレンは一瞬困ったような顔をして「そういう訳ではないと思いますが……父はエーティア様にお会いできる機会を逃したくないみたいです。幼き頃よりエーティア様に憧れの念を抱いていたようなので」と初めて聞く事情を語った。
そうだったのか、知らなかった。
だからフレンと結婚式を挙げて欲しいと泣きついてきたり、会うたびに熱量が高かったのか。
「式はエーティア様の希望通り城の教会で挙げる方向でいますが、挙式の後に改めてパーティーを行いたいと思っています。これに関してはいかがでしょうか?」
式に関しては、城の関係者だけでひっそりとおこなう形式を希望した。
民衆には大魔術師エーティアが魔力を失ったことは秘密にされている。
もしも彼らがそれを知ったら不安や混乱が起こるだろうから、今後もそれを明かすつもりはない。
表舞台に姿を現さなければ、いずれゆっくりと大魔術師エーティアの存在は忘れられていくだろう。
だから俺は表向きには『塔の魔術師』という一介の魔術師としてフレンと結婚することになっている。
フレンが塔に来たのは極秘の任務だったので、塔の魔術師が大魔術師エーティアと同一人物であると勘ぐられる心配もない。
しかしそうは言っても、騎士団で活躍していたフレンの人気は民衆から高くて『フレン様と結婚相手の顔が見たい。せめてパレードをして欲しい』という希望が殺到しているのだとか。
しかも『塔の魔術師』とは一体どんな人物なのだろうという憶測さえ飛び交っている。
頭が痛い。
仮面でも付けて顔を隠してパレードにでも出るか?
それとも魔術で別人の顔になりすますか?
そんなことを考えていたが、それはフレンに止められた。
「エーティア様が無理に皆の前に姿を現す必要はありません。城の中だけで式をおこないましょう」
そう言ってもらえたので、関係者だけを招いて式を挙げる方向になった。
その挙式後に中庭でパーティーか。それぐらいならまあいいか。
「関係者だけでおこなうのなら構わないぞ」
「ありがとうございます!」
王の顔がぱあっと明るくなる。
「では、私の威信にかけて必ずや素晴らしい挙式にしてみせます。実はパーティーでお出しする料理もすでに料理人と共に考えておりましてな。目と舌で楽しめるようなものになっております。エーティア様に必ずや美味しいと思っていただける料理ですぞ。期待していてください」
何だかやたらと気合が入っているな。
「ほどほどにな」
「それでは衣装合わせをしましょう。こちらが式の当日エーティア様に着ていただく衣装となります」
控えていた侍女が丁寧な仕草で婚礼衣装にかかっていたカバーを外すと、俺とフレンのために仕立てられた真っ白な婚礼用の衣装が現れた。
「きゃーっ、素敵!」
アゼリアの歓声が上がる。
俺の衣装は基本形がローブだ。よく身に纏っていることもあって、この形であるのはありがたい。
しかし何だか全体的に刺繍やレースが多くないか?
女っぽいとは言わないが、中性的なデザインだ。
しかもこれはたぶん全てが手製だ。刺繍もレースも一つ一つ……。恐ろしく手間がかかっていると分かる。
それからフレンの衣装は格好いい。
騎士団の正装のさらに上位形と言ってもいいデザインだ。
そしてマントはアリシュランド国旗にも使われている深みのある青色。
こちらも恐ろしく手間がかかっていると分かる。
大々的な式をやるわけでもないのに、この気合の入れようときたら……。
まさか、俺が結婚式をしてもいいと了承してからこの期間まで、ずっとこの服は作られ続けていたのか。
国王の執念が感じられて、背中を薄ら寒いものがひゅうと吹き付ける。
「あ~ん、素敵素敵。このデザインならアゼリアちゃんも大満足です。早く二人共着てみてちょうだい」
何目線なのかは分からないが、アゼリアはこの衣装を大変気に入った様子だ。
「はぁ、分かった」
着付けのために別部屋に移ろうとしたが、フレンはそこに留まったままだった。
「うん? お前は着ないのか」
「俺は後で構いません。まずはエーティア様がその衣装を身に纏ったところを見てからにします。この様子だと、父やアゼリア様が先にエーティア様の姿を見ることになりそうで、それだけは我慢できません」
「ほ、ほう……」
何やら静かに対抗意識を燃やしているらしいフレン。
「フレンよ、この衣装は私が準備したのだから、エーティア様を先に見る権利はこの私にあると思わないか?」
国王が負けじとそれに応じる。
「ちょっと待って。それなら弟子であるこのアゼリアちゃんが先だと思うわ。まずは私がチェックして、エーティアちゃんを完璧な状態にしてから二人に見せてあげる」
「お待ちください。お二人共の言っていることはそもそもおかしいのです。夫となる俺が先でしょう」
三人のやり取りを目を細めて見つめる。
一斉に見ればいい話ではないか。
「阿保らしい……着てくる」
「あっ、待って待ってエーティアちゃん。絶対エーティアちゃん一人じゃ着られないでしょう? 手伝ってあげるっ」
すかさずアゼリアがくっついて来た。
フレンが一瞬悔しそうな顔をするが、確かに一人ではこの複雑な婚礼衣装を着れないと思ったらしくて大人しく部屋で待つことにしたようだ。
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