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第四話
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出席番号3 ○二見まどか
出席番号4 ○柴田亜優
出席番号6 △石原祥子
出席番号7 ✖︎椎名渚
出席番号8 ✖︎栗原美香
出席番号11○河合志保
出席番号12○清水由佳
出席番号16○西原あかね
出席番号18○真鍋未希
出席番号21✖︎今井春奈
出席番号22✖︎武田詩織
出席番号23○佐々木愛梨
出席番号25✖︎前田郁
出席番号26△糸魚川揺子
出席番号27✖︎伊藤静香
出席番号32○萩原由紀
出席番号34○里中美咲
出席番号35○黒田麻衣
出席番号37○財前麗華
出席番号39○生方沙希
出席番号41✖︎大野麻理恵
「なに、これ?」
「入会希望予定者の一覧」
「ちょっと、多いですよね、今年の子」
「多いっていうか、半分以上じゃん」
「あのさ~、コレ、誰情報? 結構細かい情報もあるけど」
「河合志保」
「河合志保っ? あの河合志保のこと?」
「そう、あのテレビの」
「アレかぁ」
「アレは、インパクトあったよねぇ~」
「でも、この情報の書き方は、私たちのような存在を想定した上で、私たちと同じようなことをしてるってことですよね」
「ええ、先生が定年を迎えてからすぐに、かち合ったわ」
「修羅場じゃん」
「でも、そういえば、あたしはないな~。誰かとぶつかったの」
「それで、どうなったんですか?」
「連絡先を交換しただけ」
「それだけかよっ」
「あっさり、帰っていったもの。私も、あのテレビのちょっと後で本人と遭遇したら固まるわよ」
「ははは、なにそれ、面白そう、あたしも見たかったなぁ」
「じゃあ、もしかして、その志保って子がスケジュール管理して、こっちに情報流してたと?」
「そうね。だから、ぶつからなかったでしょ?」
「でも、それはズルくない? 向こう優先になってんじゃんか」
「たしかに、それは捨て置けない問題だね~」
「ふ、ふたりとも落ち着いて」
「あの子たちの卒業式に先生はいない。それでも、モンクがあるなら聞くわ」
「うっ……」
「なるほどね~」
「つまり、春からその子たちが私たちのグループに入る」
「そういうことよ。でも、人数が増えるだけで、ルールは変わらないわ」
「でも、一人当たり回数が減る……アレっ? でも、そんな感じしないよな」
「志保って子の管理能力が高いんでしょ」
「本当にすごいのは、あの子の作ったアプリよ」
「例の先生カレンダーって、その子が作ったんですか?」
「アレは便利だよね~」
「…………」
「あっ、でも、なんというか、先生って本当に壮健ですよね」
「そうだねぇ~、定年になってからも、密度が下がらないというか」
「それは、私たちの先生ですもの、当然よ」
「……な、なあ」
「どうしたのかしら?」
「本当に今日やるのか?」
「なにいってんのさ~、そういう約束でしょ」
「そ、そうですよぉ」
「いやなら来なくてもいいわよ。先生の家で鍋パーティ兼パジャマパーティのお泊まり会」
出席番号4 ○柴田亜優
出席番号6 △石原祥子
出席番号7 ✖︎椎名渚
出席番号8 ✖︎栗原美香
出席番号11○河合志保
出席番号12○清水由佳
出席番号16○西原あかね
出席番号18○真鍋未希
出席番号21✖︎今井春奈
出席番号22✖︎武田詩織
出席番号23○佐々木愛梨
出席番号25✖︎前田郁
出席番号26△糸魚川揺子
出席番号27✖︎伊藤静香
出席番号32○萩原由紀
出席番号34○里中美咲
出席番号35○黒田麻衣
出席番号37○財前麗華
出席番号39○生方沙希
出席番号41✖︎大野麻理恵
「なに、これ?」
「入会希望予定者の一覧」
「ちょっと、多いですよね、今年の子」
「多いっていうか、半分以上じゃん」
「あのさ~、コレ、誰情報? 結構細かい情報もあるけど」
「河合志保」
「河合志保っ? あの河合志保のこと?」
「そう、あのテレビの」
「アレかぁ」
「アレは、インパクトあったよねぇ~」
「でも、この情報の書き方は、私たちのような存在を想定した上で、私たちと同じようなことをしてるってことですよね」
「ええ、先生が定年を迎えてからすぐに、かち合ったわ」
「修羅場じゃん」
「でも、そういえば、あたしはないな~。誰かとぶつかったの」
「それで、どうなったんですか?」
「連絡先を交換しただけ」
「それだけかよっ」
「あっさり、帰っていったもの。私も、あのテレビのちょっと後で本人と遭遇したら固まるわよ」
「ははは、なにそれ、面白そう、あたしも見たかったなぁ」
「じゃあ、もしかして、その志保って子がスケジュール管理して、こっちに情報流してたと?」
「そうね。だから、ぶつからなかったでしょ?」
「でも、それはズルくない? 向こう優先になってんじゃんか」
「たしかに、それは捨て置けない問題だね~」
「ふ、ふたりとも落ち着いて」
「あの子たちの卒業式に先生はいない。それでも、モンクがあるなら聞くわ」
「うっ……」
「なるほどね~」
「つまり、春からその子たちが私たちのグループに入る」
「そういうことよ。でも、人数が増えるだけで、ルールは変わらないわ」
「でも、一人当たり回数が減る……アレっ? でも、そんな感じしないよな」
「志保って子の管理能力が高いんでしょ」
「本当にすごいのは、あの子の作ったアプリよ」
「例の先生カレンダーって、その子が作ったんですか?」
「アレは便利だよね~」
「…………」
「あっ、でも、なんというか、先生って本当に壮健ですよね」
「そうだねぇ~、定年になってからも、密度が下がらないというか」
「それは、私たちの先生ですもの、当然よ」
「……な、なあ」
「どうしたのかしら?」
「本当に今日やるのか?」
「なにいってんのさ~、そういう約束でしょ」
「そ、そうですよぉ」
「いやなら来なくてもいいわよ。先生の家で鍋パーティ兼パジャマパーティのお泊まり会」
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