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33.エピローグ
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領地に行った日から私達の関係はどんどん親密になっていった。
ウィリアムは冷たい表情はどこに行ったのかと思うくらいいつも熱い眼差しを向けてくる。
あんな顔をしていたらエルムのように他の女性に言い寄られるのではないかと心配したがアルバートによると、私達の前以外では今までと同じで無表情だと聞いて頬を染めたものだ。
ユウリも泣いていた日が思い出せないほどよく笑い、勉強も剣技もこなしどこにでも自慢して出せる男の子に育っていた。
この子が闇堕ちする姿は想像できないほどにいい子に育った。
そしてもう一つ大きな変化があった......
私がプルメリアになって約1年半が過ぎようとしていた。
「奥様! 息をしっかりと吸ってください!」
「ヒッ!ヒッ!フーー!」
助産師の声に私は痛みと戦いながら必死に息をする。
「奥様呼吸を止めては駄目です! 赤ちゃんに酸素が届きませんよ!」
「ヒッ、ヒッ、フー!」
そう言われ必死に息を吸った。
「プルメリア、頑張ってくれ!」
隣ではウィリアムがギュッと私の手を握りしめてくれていた。
「頭が見えましたよ!」
その言葉に一気に力を込めた!
「オギャァ!」
泣き声を聞くと一気に痛みが消えて力が抜ける。
足元ではガタガタと皆が走る音が聞こえるが見る余裕はない。
「プルメリア、頑張ってくれてありがとう」
ウィリアムが泣きそうな顔で私の事を見つめてキスをした。
汗だくで汚い体なのにウィリアムは気にした様子もなく愛おしげに手を握りしめいたわってくれる。
「奥様、旦那様、可愛らしい女の子でございます」
助産師が布に包まれた赤子を抱いてそばにきた。
布の隙間から私と同じ髪色が見える。
ウィリアムが受け取り顔を見ると幸せそうな顔で赤子にキスを落とす。
「プルメリアに似て本当に可愛い」
目を潤ませて私の胸に赤子を置いてくれた。
「私の……赤ちゃん」
ウィリアムに支えられながら少し起き上がり赤子を抱きしめる。
すると前にも会ったことがあるような感覚が体中を駆け巡った。
その瞬間赤子の目が開き私を見つめる。
その瞳はウィリアムとユウリに似てる蒼色に私の白とゴールドを混ぜたような美しい色をしていた。
「優里亜?」
姿形は似ていないのにこの子が優里亜だとわかった!
あの子の温もりだ!あの子の匂いだ!
あの子にまた会えた……
「うっ!うっ……」
私は言い表せない喜びにただただ涙を流した。
そんな私をウィリアムは優しく抱きしめてくれる。
「ユリア、素敵な名前だ」
ウィリアムがユリアの頬をつつくとキョトンとした顔で見つめている。
「なんて可愛いんだ、どうしようこの子が大きくなった時プルメリアのように美人になるに決まってる……そうなったら」
ブツブツと何か心配をしている。
するとユウリがアルバートに連れられて部屋にやってきた。
「お母様」
恐る恐る近づいてきてユリアの顔を覗き込む。
私は見やすいように顔を向けてあげた。
「ユウリ、ユリアよ。可愛がってくれる?」
「ユリア……ぼくと似た名前の可愛い妹……」
ユウリが震えながら手を伸ばすとユリアがその指をギュッと掴んだ。
そして「あー」と笑ったように見えた。
「ふふ、ユリアはユウリの事が大好きみたい」
そう言うとユウリは頬を赤くしてユリアを見つめる。
「ぼくも大好きだよ。やっと会えたね」
微笑み愛を囁く姿は将来、女の子を泣かせそうな予感がした。
優里亜はユウリを弟にしたいと言っていたが、ユリアはユウリの妹として生まれ変わったようだ。
「絶対に幸せにするわ」
私はユウリとユリアを抱きしめて改めて誓う。
「あぁ」
その上からウィリアムが守るように私達を抱きしめた。
そうだ、今は私だけじゃない素敵な旦那様もいる。
私は幸せになる未来しか見えない光景にまた涙を流したのだった。
終わり
ウィリアムは冷たい表情はどこに行ったのかと思うくらいいつも熱い眼差しを向けてくる。
あんな顔をしていたらエルムのように他の女性に言い寄られるのではないかと心配したがアルバートによると、私達の前以外では今までと同じで無表情だと聞いて頬を染めたものだ。
ユウリも泣いていた日が思い出せないほどよく笑い、勉強も剣技もこなしどこにでも自慢して出せる男の子に育っていた。
この子が闇堕ちする姿は想像できないほどにいい子に育った。
そしてもう一つ大きな変化があった......
私がプルメリアになって約1年半が過ぎようとしていた。
「奥様! 息をしっかりと吸ってください!」
「ヒッ!ヒッ!フーー!」
助産師の声に私は痛みと戦いながら必死に息をする。
「奥様呼吸を止めては駄目です! 赤ちゃんに酸素が届きませんよ!」
「ヒッ、ヒッ、フー!」
そう言われ必死に息を吸った。
「プルメリア、頑張ってくれ!」
隣ではウィリアムがギュッと私の手を握りしめてくれていた。
「頭が見えましたよ!」
その言葉に一気に力を込めた!
「オギャァ!」
泣き声を聞くと一気に痛みが消えて力が抜ける。
足元ではガタガタと皆が走る音が聞こえるが見る余裕はない。
「プルメリア、頑張ってくれてありがとう」
ウィリアムが泣きそうな顔で私の事を見つめてキスをした。
汗だくで汚い体なのにウィリアムは気にした様子もなく愛おしげに手を握りしめいたわってくれる。
「奥様、旦那様、可愛らしい女の子でございます」
助産師が布に包まれた赤子を抱いてそばにきた。
布の隙間から私と同じ髪色が見える。
ウィリアムが受け取り顔を見ると幸せそうな顔で赤子にキスを落とす。
「プルメリアに似て本当に可愛い」
目を潤ませて私の胸に赤子を置いてくれた。
「私の……赤ちゃん」
ウィリアムに支えられながら少し起き上がり赤子を抱きしめる。
すると前にも会ったことがあるような感覚が体中を駆け巡った。
その瞬間赤子の目が開き私を見つめる。
その瞳はウィリアムとユウリに似てる蒼色に私の白とゴールドを混ぜたような美しい色をしていた。
「優里亜?」
姿形は似ていないのにこの子が優里亜だとわかった!
あの子の温もりだ!あの子の匂いだ!
あの子にまた会えた……
「うっ!うっ……」
私は言い表せない喜びにただただ涙を流した。
そんな私をウィリアムは優しく抱きしめてくれる。
「ユリア、素敵な名前だ」
ウィリアムがユリアの頬をつつくとキョトンとした顔で見つめている。
「なんて可愛いんだ、どうしようこの子が大きくなった時プルメリアのように美人になるに決まってる……そうなったら」
ブツブツと何か心配をしている。
するとユウリがアルバートに連れられて部屋にやってきた。
「お母様」
恐る恐る近づいてきてユリアの顔を覗き込む。
私は見やすいように顔を向けてあげた。
「ユウリ、ユリアよ。可愛がってくれる?」
「ユリア……ぼくと似た名前の可愛い妹……」
ユウリが震えながら手を伸ばすとユリアがその指をギュッと掴んだ。
そして「あー」と笑ったように見えた。
「ふふ、ユリアはユウリの事が大好きみたい」
そう言うとユウリは頬を赤くしてユリアを見つめる。
「ぼくも大好きだよ。やっと会えたね」
微笑み愛を囁く姿は将来、女の子を泣かせそうな予感がした。
優里亜はユウリを弟にしたいと言っていたが、ユリアはユウリの妹として生まれ変わったようだ。
「絶対に幸せにするわ」
私はユウリとユリアを抱きしめて改めて誓う。
「あぁ」
その上からウィリアムが守るように私達を抱きしめた。
そうだ、今は私だけじゃない素敵な旦那様もいる。
私は幸せになる未来しか見えない光景にまた涙を流したのだった。
終わり
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