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10.甘いもの
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「う、うん」
私は目が覚めると目の前の女性をみてびっくりする。
起きたらすごい美人が私を見つめていたのだから仕方ない。
少し落ち着き彼女がアルフレッドの仲間のアレクサンドラさんだと気がついた。
「すみません、私の事見ててくれたんですね」
話しかけるが彼女からの返事は無い。
なんかアルフレッドにあった日の事を思い出した。
「ずっと寝てたらお腹がすいちゃった、アレクサンドラさんも何か食べますか?」
何か作ろうと立ち上がるとピクっと反応する。
「甘いもの」
ボソッと呟く声に私は笑顔で頷いた。
キッチンに行くと無いはずの食材まで全て揃っている。アルフレッドが買ってくれたのかと首を傾げているといつの間にかアレクサンドラさんが側に立っている。
「沢山作って」
アルフレッドの女性版のような彼女に私は親近感しかなかった。
「はい」
笑って答えるととりあえずすぐに作れそうな物にした。アルフレッドも好きだったパンケーキを焼いてクリームと果実を添える。
「はい、どうぞ」
テーブルに置いてあげるとアレクサンドラさんは目を輝かせて食べ始めた。
私も横で食べると久しぶりの甘いものが体に染み渡る。
こんな追いついた気分は父が亡くなってからはじめてだと気がついた。
「おかわり」
するとアレクサンドラさんはもう食べ終えて次を催促してくる。
私は笑って沢山焼いたパンケーキを皿に盛ってあげた。
そうしてほどんどのパンケーキを平らげるとアレクサンドラさんは満足そうにしている。
かなりの量を食べたのにスラッとしたその姿は女性が嫉妬するだろう。
そう思って見つめているといきなり立ち上がり私の傍に来て手を握った。
「あなた名前は?」
「ニケアインです」
何回か言ったのにと思いながらももう一度答えると何回が名前を口にする。
「うん、覚えた。ニケ好き、また作って」
そう言って微笑む姿に嫌とは言えなくなる。
女性でも赤面してしまう美貌にボーッとしているとアルフレッドが帰ってきた。
そして私達の姿を見るとカツカツとこちらに向かい握りあっていたその手を離した。
そしてアレクサンドラさんの手を掴み外へと連れ出してしまう。
少し怒った感じに私は「あっ」と察した。
彼女はアルフレッドの恋人なんだろう。
彼女ならアルフレッドの隣にいてもその美貌は霞むことなくお互いの良さを引き出し合う事だろう。
そんな恋人が女性とはいえ手握りあっていたのだから面白く無いはずだ。
私は気をけなきゃと反省した。
◆
「アレクサンドラ、なぜ君が僕のニケと手を握りあっている?」
思わず耐えられずに彼女を引き離して外に連れ出し詰め寄るとアレクサンドラは珍しい顔で僕を睨みつける。
彼女も僕と同じで感情が乏しい。そして僕に対してもなんの感情もないのが気に入り仲間にしたのにこんな仕打ちをされるとは思わなかった。
「ニケアインはあなたのじゃないわ、私も彼女を気に入った」
「それは駄目だ」
僕は彼女の手を強く握りしめる。
折れてもいいぐらいの気持ちで掴んでいるとニケが扉を叩いた。
「あれ? 開かない、アルフレッド?」
ドンドンと扉を叩いてぼくの名前を呼ぶ。
それに応えたくて手を離し彼女の傍に向かった。
魔法を解除してニケを外に出すと僕とアレクサンドラを見て気まずそうにする。
「アルフレッド勘違いしないでね。彼女には料理をあげてただけなの」
「料理?」
そう聞いてアレクサンドラを見るとコクっと頷く。
「アルフレッドにも焼いたのよ、好きだよねパンケーキ?」
ニケが笑いながら僕にパンケーキを焼いてくれたと言う。
「うん」
僕はアレクサンドラに怒っていた事も忘れてニケと部屋へと戻った。
するとアレクサンドラもしれっと隣に座っている。
ニケを2人です挟む様子にニケが少し戸惑っている。
「今持ってくるね。アレクサンドラさんもまた食べます?」
「うん」
アレクサンドラが僕達以外の人に心を許してしまった。しかもニケにだ。
彼女を好きなのは自分だけでいいのにと腹の中に黒い何かが渦巻いている。
「はい、アルフレッド」
するとニケがパンケーキを僕に最初に持ってきた。
それだけで黒い何かはスーッと腹から消えてしまう。
「ありがとう、ニケ」
ニケは嬉しそうに頷くとあかにもパンケーキを用意して僕達の食べる様子を幸せそうに見つめていた。
私は目が覚めると目の前の女性をみてびっくりする。
起きたらすごい美人が私を見つめていたのだから仕方ない。
少し落ち着き彼女がアルフレッドの仲間のアレクサンドラさんだと気がついた。
「すみません、私の事見ててくれたんですね」
話しかけるが彼女からの返事は無い。
なんかアルフレッドにあった日の事を思い出した。
「ずっと寝てたらお腹がすいちゃった、アレクサンドラさんも何か食べますか?」
何か作ろうと立ち上がるとピクっと反応する。
「甘いもの」
ボソッと呟く声に私は笑顔で頷いた。
キッチンに行くと無いはずの食材まで全て揃っている。アルフレッドが買ってくれたのかと首を傾げているといつの間にかアレクサンドラさんが側に立っている。
「沢山作って」
アルフレッドの女性版のような彼女に私は親近感しかなかった。
「はい」
笑って答えるととりあえずすぐに作れそうな物にした。アルフレッドも好きだったパンケーキを焼いてクリームと果実を添える。
「はい、どうぞ」
テーブルに置いてあげるとアレクサンドラさんは目を輝かせて食べ始めた。
私も横で食べると久しぶりの甘いものが体に染み渡る。
こんな追いついた気分は父が亡くなってからはじめてだと気がついた。
「おかわり」
するとアレクサンドラさんはもう食べ終えて次を催促してくる。
私は笑って沢山焼いたパンケーキを皿に盛ってあげた。
そうしてほどんどのパンケーキを平らげるとアレクサンドラさんは満足そうにしている。
かなりの量を食べたのにスラッとしたその姿は女性が嫉妬するだろう。
そう思って見つめているといきなり立ち上がり私の傍に来て手を握った。
「あなた名前は?」
「ニケアインです」
何回か言ったのにと思いながらももう一度答えると何回が名前を口にする。
「うん、覚えた。ニケ好き、また作って」
そう言って微笑む姿に嫌とは言えなくなる。
女性でも赤面してしまう美貌にボーッとしているとアルフレッドが帰ってきた。
そして私達の姿を見るとカツカツとこちらに向かい握りあっていたその手を離した。
そしてアレクサンドラさんの手を掴み外へと連れ出してしまう。
少し怒った感じに私は「あっ」と察した。
彼女はアルフレッドの恋人なんだろう。
彼女ならアルフレッドの隣にいてもその美貌は霞むことなくお互いの良さを引き出し合う事だろう。
そんな恋人が女性とはいえ手握りあっていたのだから面白く無いはずだ。
私は気をけなきゃと反省した。
◆
「アレクサンドラ、なぜ君が僕のニケと手を握りあっている?」
思わず耐えられずに彼女を引き離して外に連れ出し詰め寄るとアレクサンドラは珍しい顔で僕を睨みつける。
彼女も僕と同じで感情が乏しい。そして僕に対してもなんの感情もないのが気に入り仲間にしたのにこんな仕打ちをされるとは思わなかった。
「ニケアインはあなたのじゃないわ、私も彼女を気に入った」
「それは駄目だ」
僕は彼女の手を強く握りしめる。
折れてもいいぐらいの気持ちで掴んでいるとニケが扉を叩いた。
「あれ? 開かない、アルフレッド?」
ドンドンと扉を叩いてぼくの名前を呼ぶ。
それに応えたくて手を離し彼女の傍に向かった。
魔法を解除してニケを外に出すと僕とアレクサンドラを見て気まずそうにする。
「アルフレッド勘違いしないでね。彼女には料理をあげてただけなの」
「料理?」
そう聞いてアレクサンドラを見るとコクっと頷く。
「アルフレッドにも焼いたのよ、好きだよねパンケーキ?」
ニケが笑いながら僕にパンケーキを焼いてくれたと言う。
「うん」
僕はアレクサンドラに怒っていた事も忘れてニケと部屋へと戻った。
するとアレクサンドラもしれっと隣に座っている。
ニケを2人です挟む様子にニケが少し戸惑っている。
「今持ってくるね。アレクサンドラさんもまた食べます?」
「うん」
アレクサンドラが僕達以外の人に心を許してしまった。しかもニケにだ。
彼女を好きなのは自分だけでいいのにと腹の中に黒い何かが渦巻いている。
「はい、アルフレッド」
するとニケがパンケーキを僕に最初に持ってきた。
それだけで黒い何かはスーッと腹から消えてしまう。
「ありがとう、ニケ」
ニケは嬉しそうに頷くとあかにもパンケーキを用意して僕達の食べる様子を幸せそうに見つめていた。
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