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奴隷達がフードを取るとそこには見知った顔がズラっと並んでいた…
「皆さん…なんで…」
「多分ミリアお嬢様が入れ替わった後…お世話をしていた者はみんな残らず屋敷を解雇されたんだ…」
ノエルさんが教えてくてる。
「えっ…それってもしかして私のせいですか…」
アヤカが顔をサーっと青くすると
「いや…もとよりそのつもりだったのだろう。バーバラなんかはいきなりお嬢様のお世話係になったのもその為だったんだ…俺もお嬢様の食べ方にいつも文句を言ってたからな…これを機に切るつもりだったんだろ。ここにいる奴らはみんな身に覚えのある奴らだ」
「酷い…」
アヤカはバーバラを支えると
「私達…すぐに違う仕事を探したのですがどこも雇ってくれなくて…今思えば御屋敷の方から何かしら警告がいってたのかも知れません」
「気がつけばみんな職も無くし…お金も底をつき奴隷として捕まっていました…言われがままここに連れてこられて…」
「でも…またお嬢様に会えました…あのお嬢様は違う方だったのですね…」
バーバラは泣き出した。
「ご、ごめんバーバラ…本当のお嬢様は向こうの方なんだよ…私は偽物、本当の名前はアヤカって言うの」
アヤカが謝ると
「いえ…私にとって本当のお嬢様はアヤカ様でした。お仕えしたいと…ずっと居たいと思った方はアヤカ様です」
バーバラはアヤカの手を握りしめて泣き崩れた。
「バーバラ…」
アヤカは小さく震えるバーバラを優しく包み込む。
「こんな優しいメイドを解雇するなんて本当にあの屋敷の人は見る目ないね!」
アヤカが励ますようにバーバラに笑いかけると
「ふふ…やはりお嬢様は変わりませんね。最後にお会いできて本当によかった…」
バーバラが幸せそうに微笑むと
「最後にって…バーバラ達どうするの?」
アヤカが聞くと
「先程申した通り魔王様にひとおもいに…」
「それは駄目!リムドにそんなことさせたくないし、バーバラ達も死んで欲しくない!もっとみんなが幸せになれる方法を考えようよ!」
アヤカがみんなを見るがもう諦めているのか目に覇気がない…
「アヤカ、そいつらもそう言っている。ここはひとおもいに殺ってやるのが優しさなんじゃないのか?」
リムドが声をかけると…
「嫌だ!」
アヤカが首を振ると
「そいつらは人間だ、ここに置いておけば魔族達にも示しがつかん」
「何それ!じゃあ私だってここにいれないじゃん」
「アヤカは特別だ…」
リムドがそっとアヤカの手を取ると…
「ごめんリムド…私はバーバラ達を見捨てるなんて出来ない…ここにバーバラ達がいれないなら私もバーバラ達と行くよ」
リムドはアヤカの言葉にショックを受ける!
「それこそ駄目だ!アヤカと離れるなど…」
「では…新しくいただく領土に住まわせてみればよろしいのでは?」
クランプがサラッとそんな事を言った。
「皆さん…なんで…」
「多分ミリアお嬢様が入れ替わった後…お世話をしていた者はみんな残らず屋敷を解雇されたんだ…」
ノエルさんが教えてくてる。
「えっ…それってもしかして私のせいですか…」
アヤカが顔をサーっと青くすると
「いや…もとよりそのつもりだったのだろう。バーバラなんかはいきなりお嬢様のお世話係になったのもその為だったんだ…俺もお嬢様の食べ方にいつも文句を言ってたからな…これを機に切るつもりだったんだろ。ここにいる奴らはみんな身に覚えのある奴らだ」
「酷い…」
アヤカはバーバラを支えると
「私達…すぐに違う仕事を探したのですがどこも雇ってくれなくて…今思えば御屋敷の方から何かしら警告がいってたのかも知れません」
「気がつけばみんな職も無くし…お金も底をつき奴隷として捕まっていました…言われがままここに連れてこられて…」
「でも…またお嬢様に会えました…あのお嬢様は違う方だったのですね…」
バーバラは泣き出した。
「ご、ごめんバーバラ…本当のお嬢様は向こうの方なんだよ…私は偽物、本当の名前はアヤカって言うの」
アヤカが謝ると
「いえ…私にとって本当のお嬢様はアヤカ様でした。お仕えしたいと…ずっと居たいと思った方はアヤカ様です」
バーバラはアヤカの手を握りしめて泣き崩れた。
「バーバラ…」
アヤカは小さく震えるバーバラを優しく包み込む。
「こんな優しいメイドを解雇するなんて本当にあの屋敷の人は見る目ないね!」
アヤカが励ますようにバーバラに笑いかけると
「ふふ…やはりお嬢様は変わりませんね。最後にお会いできて本当によかった…」
バーバラが幸せそうに微笑むと
「最後にって…バーバラ達どうするの?」
アヤカが聞くと
「先程申した通り魔王様にひとおもいに…」
「それは駄目!リムドにそんなことさせたくないし、バーバラ達も死んで欲しくない!もっとみんなが幸せになれる方法を考えようよ!」
アヤカがみんなを見るがもう諦めているのか目に覇気がない…
「アヤカ、そいつらもそう言っている。ここはひとおもいに殺ってやるのが優しさなんじゃないのか?」
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「嫌だ!」
アヤカが首を振ると
「そいつらは人間だ、ここに置いておけば魔族達にも示しがつかん」
「何それ!じゃあ私だってここにいれないじゃん」
「アヤカは特別だ…」
リムドがそっとアヤカの手を取ると…
「ごめんリムド…私はバーバラ達を見捨てるなんて出来ない…ここにバーバラ達がいれないなら私もバーバラ達と行くよ」
リムドはアヤカの言葉にショックを受ける!
「それこそ駄目だ!アヤカと離れるなど…」
「では…新しくいただく領土に住まわせてみればよろしいのでは?」
クランプがサラッとそんな事を言った。
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