ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

文字の大きさ
223 / 675
10章

347.証拠隠滅

しおりを挟む
「ミヅキ!なんてもん拾って来たんだ!」

ベイカーがミヅキを責めると

「わ、私?だって知らなかったんだもん!」

ミヅキが自分を指さすと知らないと首を振る。

「ど、どうすんだ!今王宮ではこの子が行方不明になってるんだろ!?今度は俺達が誘拐犯か?」

アランがアワアワと慌てると

「どうしましょう…今から証拠隠滅しましょうか…」

セバスがジロっとピースを見ると

「だ、駄目だよ!」

ミヅキがみんなからピースを庇う!

「証拠隠滅?どういう事?」

ピースがミヅキの肩を叩いた…。

セバス達がこれまでの経緯を説明すると

「なんて事だ…」

ピースが自国の過ちに頭を抱えてガックリと項垂れる…

「ミヅキが僕の部屋に来た時は逃げて来た所だったんだね…」

すまなそうにミヅキの手を取ると

「ごめん…女の子にそんな辛い事をさせてしまって…この国の者として謝らせて…」

ミヅキは首を振ると

「ピースが謝る事なんて無いよ、謝るならちゃんと罪を犯した人が謝らないとね…それよりピースの事だよ…どうしよう」

ミヅキが不安そうな顔を見せると

「それは大丈夫、ちゃんと僕が事情を話して保護してもらってたって説明しておくよ」

ピースが笑うと

「じゃあもう帰るの?ピースとお風呂入ったりご飯食べたりしたかったな…」

ミヅキが寂しそうにすると…

「お風呂…ご飯…」

ピースがピクっと反応すると、優しく笑って…

「そうだなぁ…もう少しみんなには僕を探してもらっておこうか?反省も必要だもんね」

「じゃあ!」

ミヅキが顔をパッと明るくして喜ぶと

「うん、一緒にお風呂に入ろ」

ピースが爽やかに笑って答えた。

ドンッ!

急に聞こえた凄い音に皆が顔を向けると…ベイカーが壁に拳をぶつけて穴を開けていた…。

「いや、一緒になんて駄目だろ?仮にも王子様だぜ」

ベイカーがひきつりながら笑って言うと

「大丈夫です、僕は気にしませんよ」

ピースが笑って答えると

「そ・れ・に!ミヅキは女用の風呂に入るんだろ?」

ベイカーが言うと

「あっ!そうか…男用に入るのは明日だもんね…」

ミヅキが残念そうに笑って

「ピースお風呂はまた今度だね」

「そうだね、これ以上言うと僕の命がやばそうだから…また今度…ね」

「今度も無いぞ…もう二度とこの国には来ないからな」

ベイカーが聞こえないように呟いた…

ベイカーがピースを睨んでいると

「何騒いでるんだ~お風呂の準備が出来たぞ」

エヴァさんが部屋を覗いて声をかけた。

「あれ?その子も起きたのか?」

エヴァが近づいて来て熱を計ろうとピースのおでこを触ると…

「わぁ!」

ピースの顔が赤く染まる…

「ん?…ちょっと熱いな…薬が効かなかったのか?ちょっと顔をよく見せてみな」

エヴァがピースの顔に近づいて顔色を見ると…みるみる顔が赤くなっていく…

「大変だ!熱が出てきてるぞ」

エヴァさんがセバスを見ると

「セバス薬はまだあるかい?」

「ありますが…それはきっと違う病なので大丈夫ですよ」

セバスが苦笑すると

「ピース…もしかして…」

ミヅキがじっとピースを見つめると

「い、いや…なんでも無いよ…気にしないで!」

ピースが顔を隠した、ミヅキはニヤニヤと笑うと

「ピース…私これからエヴァさんとお風呂入るんだーいいでしょ」

「えっ?じゃ、じゃあミヅキとお風呂に入れば…エヴァさんとも…」

ピースがエヴァさんをチラッと見ると

「ん?なんだい?」

エヴァさんが優しく微笑むと

「ム…リ…」

ピースがボスンとベッドにひっくり返った…。

ピースが落ち着くのをまってみんなでお風呂に向かうと、庭に立派な小屋が出来ていた。

「凄いね!本格的!」

「以前ミヅキさんから銭湯の事を聞いていましたのでそれをイメージして作って見ました!」

マルコさんが自信満々に胸を張る!

「もし変な所があったら言って下さいね、入って右が男性左が女性になっています」

「あー暖簾があったら完璧な入口だなぁ…」

エヴァさんに抱っこされながら呟くと

「のれん?」

「うん!布の目隠しみたいなので男、女、って分かりやすく書いておくの」

「ほぉ…それはいいですね…早速頼んでおきましょう!」

マルコが急いでメモを取っていた…。

中に入るとちゃんと脱衣場が造られていた。

「本当に本格的だ…マルコさんよくあの説明でここまで出来たなぁ…」

エヴァさんは、ミヅキを赤ちゃんベッドに座らせると

「ここで服を脱いで、浴槽に行くと言われた」

ユキさんに説明すると…

「へぇー洗い場と着替える場所が別なのね、じゃあ早速脱いで入りましょうよ」

「そうね!楽しみだわぁ~」

ミシェルが服を脱ごうとすると…ダダダダッ!

アラン隊長が女風呂に駆け込んで来た…

「ミシェル!何してんだ!居ないと思ったら」

厚い胸板を出して止まってるミシェルを掴むと…チラッと女性陣を盗み見る…しかしまだ誰も脱いでいないのを確認すると…

「ちょっと早かったか…」

残念そうにミシェルを引きずって出て行こうとすると

「ちょっと!あなた!ここぞとばかりに覗こうとしてたわね!」

ユキさんがアラン隊長を睨むと

「ち、違う!ミシェルを回収しに来ただけだ!それに覗きはコイツだろ!」

とミシェルを持ち上げると

「私は別にこっちでいいのにぃ~」

ミシェルがプーっと頬を膨らませる。

「そうね…ミシェルさんは別にこっちでも…」

ユキさんが納得しそうになると

「馬鹿かお前!コイツこんななりだがあれはついてるんだぜ!」

アランがミシェルのズボンに手をかけようとすると…

「馬鹿ー!」

ミシェルがアランの腕を掴み背負い投げを決める!

そのままミシェル隊長が外に走り去ると…

「あなた…最低ね…」

ユキさんが冷ややかな目でアラン隊長を見下ろす…

「アラン隊長…今のはどうかと思うよ、後でミシェル隊長に謝らないと駄目だよ…」

ミヅキも蔑んだ目を向けると

「お、おう…」

アランは腰を押さえながらすごすごと女風呂から出て行った…

「おかしくないか?俺は男が入ってたから回収しに行ってやっただけなのに…」

ブツブツと文句を言いながら男風呂に戻って行くと

「馬鹿ですね…放っておけばいいものを、女性の裸見たさに突っ込むからそういう事になるんですよ…」

セバスが呆れると

「なんだよ!男なら見たいだろ!行くだろ!なぁ?」

アランがデボットやレアル達を見ると…サッと顔を背けられる。

「アラン隊長は女の裸が見たいのか?」

リュカがストレートに聞くと

「お前も見たいだろ?お前ならギリギリあっちでもいいんじゃないか?俺が連れてってやろうか?」

アランがリュカの頭を掴むと…

「いいよ、俺は男だ!それに隊長達と入りたいし…」

リュカが恥ずかしいそうに言うと

「アラン…無垢な子供に変な事教えないで下さいよ」

「リュカ、テオ…ピースもこんな大人にはなっては駄目だぞ…」

ベイカーがコソッと耳打ちした…


しおりを挟む
感想 6,829

あなたにおすすめの小説

転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!

饕餮
ファンタジー
  書籍化決定!   2024/08/中旬ごろの出荷となります!   Web版と書籍版では一部の設定を追加しました! 今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。 救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。 一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。 そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。 だが。 「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」 森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。 ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。 ★主人公は口が悪いです。 ★不定期更新です。 ★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。

転生幼女はお願いしたい~100万年に1人と言われた力で自由気ままな異世界ライフ~

土偶の友
ファンタジー
 サクヤは目が覚めると森の中にいた。  しかも隣にはもふもふで真っ白な小さい虎。  虎……? と思ってなでていると、懐かれて一緒に行動をすることに。  歩いていると、新しいもふもふのフェンリルが現れ、フェンリルも助けることになった。  それからは困っている人を助けたり、もふもふしたりのんびりと生きる。 9/28~10/6 までHOTランキング1位! 5/22に2巻が発売します! それに伴い、24章まで取り下げになるので、よろしく願いします。

婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました

由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。 彼女は何も言わずにその場を去った。 ――それが、王太子の終わりだった。 翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。 裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。 王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。 「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」 ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。

収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい

三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです 無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す! 無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!

【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件

三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。 ※アルファポリスのみの公開です。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。

ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。 飲めないお酒を飲んでぶったおれた。 気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。 その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった

1歳児天使の異世界生活!

春爛漫
ファンタジー
 夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。 ※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。