ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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11章

427.オーク殲滅依頼

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「じゃあみんなで出発ー!」

ミヅキ達も依頼書を出してもらいリュカ達と王都の外に向かった。

「ミヅキ達はなんの依頼にしたの?」

テオが聞くと

「なんか貴重な鳥の羽根の採取だよ!肉は私達がもらうの…ふふふ」

ミヅキが笑うと

「またなんか作るんだ?」

「そうだよ!テオ達のオークも使いたいから頑張ってね!」

「本当か!よし!みんなでオークを殲滅だ!」

リュカがやる気を見せると

「おいおい!やる気になるのはいいけどちゃんと食べられるようにしとめろよ!何処ぞの従魔達みたく粉々や黒焦げにするんじゃないぞ!」

ベイカーが注意すると

【それって僕らの事?】

シンクがミヅキに聞く。

「ん?どうかね」

ミヅキはシンクに曖昧に微笑んだ。


「まずはオークの集落に行ってみよう」

「場所はどこだ?」

「結構遠くの村の近くみたい、村にも被害が出てきて依頼が来たらしい」

「えっ…なら急がないと!」

リュカが心配そうに顔を曇らせる。

「お前ら少しは走れるようになってるよな!」

ベイカーが確認すると

「「「「「はい!」」」」」

「よし、コジローを先頭にいけ。俺達は極力手伝わんからな」

「当たり前だよ!俺達の依頼なんだもんな!」

「ベイカーさん達の手は煩わせないよ!」

リク達は得意気にコジローについて走り出した。

ベイカーは苦笑すると

「ミヅキはシルバに乗せてもらえあいつらについて行くぞ」

「わかった」

【シルバよろしくね】

ミヅキはシルバの首を掴むとシルバの背中に乗った。

コジローが村を目指して走り出しているとリュカ達が離れないようについてきていた。

(意外とついてきているな…でもこのままだとつく頃には使い物にならないかもな…)

コジローはチラッと後ろをみて速度を緩めると

「コジローさんこのままお願いします」

先頭を走ってたリュカが速度を緩めたコジローに速度を緩めないで欲しいとお願いする。

「大丈夫か?ついてからオークと戦える体力は残せるのか」

「大丈夫です!このくらいの速度なら一時間くらいなら余裕です」

リュカのことばに後ろのみんなも頷く。

「凄いね…みんなあんなに早く走れるんだ…」

ミヅキが呑気にシルバの上からみんなが走っているのを見守っている。

「ミヅキももう少し走り込んだ方がいいぞ」

ベイカーが歩いてるような余裕の顔でミヅキに話しかける。

「ベイカーさんは余裕だね」

「そりゃなぁ…俺だってあいつらくらいの頃にはよく走ってたもんだからな」

【この程度…遅くてかなわんな…】

シルバの欠伸でもしそうな様子に

【シルバ!みんなが一生懸命走ってるんだからもう少し大変そうな顔してあげてよ】

【なんでそんな事を…】

シルバが嫌そうな声を出す。

【お願い!】

【仕方がないなぁ…】

シルバはミヅキのお願いに顔を引き締める。

【あれ?…なんか振動が無くなったんだけどシルバ何かした?】

ミヅキが急に揺れなくなったシルバの身体にしがみついて聞くと

【暇だから極力揺れないように走ってるんだ、これなら少し速度も落とせるからな】

【ふ、ふーん…なんか凄いことしてる気がするけどまぁ乗り心地いいからいっか!】

ミヅキは快適なシルバの上を楽しんでいた。

しばらく走っていると

「村が見えてきたぞ」

コジローさんが速度を緩める。

「着いた!」

「オークはどこだ!」

リク達が待ちきれない様子で村の周りを見る。

「落ち着けお前ら、まずは村で被害の報告を聞いて情報収集だ」

「はーい」

「こういうのはテオが得意だよな」

「えっ?僕?」

「そうだな!テオよろしくな!」

リュカとリクがテオに押し付けると

「もう…じゃあカイも来てよ」

テオがカイを呼ぶと

「じゃあテオとカイで話を聞いて来るんだ」

コジローが言うと

「えっコジローさんは?」

カイが心配そうにコジローに聞くと

「俺が行くと全部俺に話が来そうだからなら、テオ達でできる所までやってみろ」

「わかりました」

「じゃあ行こうか…」

テオ達を先頭にリュカ達が村へと入って行った。

村には人がほとんど出ておらずなんだか荒れ果て寂しい所だった…

「なんか…人が居ないよ」

カイがテオを見ると

「うん…変な感じだね」

テオも不安そうにする。

リュカ達がキョロキョロとしながら村の中心部に来ると…

「おい!何してるんだ、危ないから早く家に入るんだ」

声をかけられた方を見ると村の人が家から手招きをしていた。

テオ達は頷き合うとその人の家へと向かった。

「ほら入るんだ!」

テオ達を急いで家に入れてくれた村の人がテオ達が入るのを確認するとガッチリと鍵をかける。

「すみません、なんでこんなに静まり返ってるんですか?」

テオが聞くと

「お前ら運が悪い時に村に来たもんだな…今この村の近くにオークが集落を作っちまって…最近は村にまで入ってきて作物や家畜を襲ってしまいには村人まで何人か襲われてんだ…」

「そうなんだ…」

「大変だな、早くどうにかしないと」

リュカ達が顔を引き締める。

「お前達子供が何をする気だ!危ないからここにしばらく居なさい!」

村の人が窘めると

「僕らオーク討伐の依頼でギルドから来たんですよ」

テオが説明すると村の人の顔色が変わる。

「なんだってこんな子供が…村長が金をケチったりするから…すまんなぁせっかく来てくれたが帰って大人を寄越してくれんか?」

村の人が申し訳なさそうにテオに言うと

「僕ら子供ですけどちゃんとこの依頼のランクをクリアしてますよ」

「本当か?」

「ああ、オーク集落の殲滅だろ?依頼ランクCだよな」

「C…そんなもんなのか?すまんなぁそのランクがどの程度かよくわからなくて…君らは子供に見えるがちゃんと冒険者なんだな?」

村の人が確認すると、テオ達が頷く。

「分かった、なら村長の家に案内しよう。ついて来てくれ」

村の人が鍵を開けて外をキョロキョロと確認するとコイコイと手招きしてテオ達を一軒の家の前に連れてきた。

ドンドンドン!

村の人が扉を勢いよく叩くと

「村長!冒険者ギルドの人が来てくれたぞ!開けてくれ!」

声をかけると扉が開き男が顔を出した。

「声がでかいぞ!オークに聞かれたらどうする!」

村長は村人を窘めると後ろにいたテオ達に目がいく…

「そこの子供達は?」

村長が顔を顰めていると

「この子らがギルドからきた冒険者達だ」

「まだ子供じゃないか!」

「そうだよ、でもちゃんと条件を満たした冒険者達らしいぞ…村長が依頼を出したんだからな!みんなから無けなしの金を集めて!」

「そ、そうだが…そんな子供に出来るのか?」

村長が疑わしげにテオ達を見つめる。

「はぁ…また子供って事で信用ないのな」

リュカがため息をつく…

「とりあえず僕らきちんと依頼されて来ました。これが依頼書です」

テオがギルドから出された依頼書を見せると

「確かに…うちが出したものだ」

信じられない気持ちで目の前の子供達を見つめる。

「す、すまなかったな疑ったりして…それで早速だがオークの討伐を直ぐにでもお願いしたい。もう村は壊滅状態だ…」

村長がテオ達に頭を下げる。

「わかりました、それでオークはどこに集落を?」

「ここから東に行ったところに竹林があるんだがそこに作業小屋があってそこを…」

「竹林?」

「私らは竹を使って籠など作ってるんだよ…ほらこの器とかフォークとか」

村長が家にあったものを見せる。

「竹林に行けなくなり村の者たちも収入が無くなるし、しまいには村までやって来て食料を漁る始末だ…抵抗した村人も怪我を負わされて…」

「えっ…その人は大丈夫なんですか?」

コウが聞くと村長達が顔を逸らす…

「オークが出る村に医者なんて来てくれないからな…村を出ようとすると行く途中でオークに襲わるのが関の山だ…」

「ならこの回復薬を使って下さい」

リュカが用意しておいた回復薬を取り出すと村長に渡す。

「いいのか!?」

「ええ、人の命には変えられませんから」

「ありがとう」

村長は受け取ると

「急いでタミンに使うんだ!」

村長と村人はタミンの家に向かった!
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