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13章
549.加護×2
お風呂をすっかりと堪能してお礼を言いにエルフの王子達のところに向かうと…彼らは疲れきった顔をしてぐったりと項垂れていた…
「あれ?皆さんお疲れみたいですね…大丈夫ですか?」
心配になって声をかけると
「はっ!はい!大丈夫です!ミヅキ様…いえ、ミヅキさんには今後一切手出しはしないと誓約致しました!」
ばっ!と離れて後ずさりされる…
伸ばした手が虚しく行き場もなく止まっている。
「あはは…皆さんどうされたんですか?もっと普通にしてください。そんな態度だとミヅキさんが戸惑っていますよ」
セバスさんが笑いかけると
「す、すみません!いえ…すまん…?」
謝り方を変えてセバスさんをチラッとみるとこくんと頷く。
「ま、まぁこれから交流する機会が増えると思うからよろしく…な…」
アッシュが手を差し出すと私は苦笑して手を握り返す。
ウォールさんが笑いながら近づくと
「我々の誤解も解けたしこれからはそちらの町に度々エルフ達がお邪魔すると思う。セバスさん達ギルドの方が講習をしてくれるそうなのでまたその時は挨拶に寄らせて貰うよ」
綺麗なお兄さんにニコッと笑いかけられてコクコクと無言で頷くと
「まずはオリビアが今回の失態からこのままそちらに行ってノウハウを叩き込んで貰う。多少厳しくしてもらって構わないのでよろしく頼む」
エルフ達が頭を下げると、オリビアがみんなの前に出てきた。
「この度皆さんにご迷惑おかけしたのに寛大なご処置をありがとうございました。皆さんのところでお世話になってからエルフ達と人との橋渡しを出来ればと思っております!ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします」
オリビアは深々と頭を下げた。
「よろしく~オリビアって呼んでもいいかな?」
私は頭を下げるオリビアの手を取ると顔を覗き込んでニコッと笑いかける。
「なんとでもお呼び下さい、ミヅキ様」
オリビアがぺこっと再度頭を下げると
「ミヅキ様!やめて!オリビアの方がお姉ちゃんなのに様なんて偉そうだよ」
「ですが私は下の者です。敬う相手を様とお呼びするのは当然かと…」
「かたい!かたいよ!そういう所が良くないと思うなぁ~だからこんな事になったんだよ」
「えっ!も、申し訳ありません…」
オリビアが慌てて顔を青くすると
「まずはその上とか下とか考えなくていいよ。人もエルフも偉いも偉くないも子供には関係ないんだから」
ねっ!
ニコッと笑いかけると…
「では…どうすれば…」
「私もオリビアも平等!対等!お友達って事!」
「友達…私と?」
「うん!それとも私と友達は駄目かな?」
「いえ!滅相も無い。私で良ければよろしくお願いします!」
「うん!よろしく。じゃあ友達って事でミヅキって呼んでね」
「ミ…ヅキ」
いいね!いいね!可愛いエルフの女の子の友達なんて気分が上がる!
ミヅキとオリビアが恥ずかしそうに手を組んでいるのを見て…
「オリビアにも友達か…そういえばあの子のそばには同じくらいの年の子はいないからな」
エルフ達が考え深くその光景を眺めている。
「アルフノーヴァ、セバスさん。オリビアの事よろしく頼みます。罰と言いながらこれはオリビアに取っていい旅立ちになりそうです」
王子達が改めてお礼を言うと、アンドロメダもウンウンと嬉しそうに頷いている。
「いえ、彼女はこれからは一人で人の国に来るのです。十分罰にはなるでしょう、厳しく指導はしますが責任を持って預かりますのでご安心下さい」
セバスさんが笑いかけると
「ありがとう」
エルフ達は改めてお礼を言った。
【ふふふ、よかったわね。みんな仲良くなって…オリビア向こうでも頑張ってね】
神木様がミヅキとオリビアの前に現れると
「はい!ミヅキ様…ミヅキに迷惑かけないように頑張ります」
「オリビア~ダメダメだよ!友達なんだから迷惑かけてもいいの!助け合えばいいんだよ。私なんてみんなにいっつも迷惑ばっかりかけてるよ」
「おい!自慢げに言うなよ」
「ミヅキから迷惑なんて受けたことないけどな」
ベイカーさんとコジローさんが笑いながら近づくと
「お前も一人で来るんだから、何かわからないことや大変な事があったらミヅキでも俺達でもいいからちゃんと頼るんだぞ」
ポンッとオリビアの頭に手を乗せると
「わ、私はそんな子供ではありません!」
ムッとベイカーをみると
「そのくらいの元気があるなら大丈夫そうだな」
ベイカーが苦笑する。
【ミヅキ、本当にエルフの子達が世話になったわね…オリビアの事も頼むわ…二人には私から加護を授けましょう】
神木様が笑うとキラキラと光るものが私とオリビアを包み込んだ!
「おお!オリビアが神木様から加護を!」
エルフ達が喜んでオリビアを祝福すると
「なんかついでに私も加護貰っちゃった」
はは…笑いかなが振り返ると、ベイカーさんやセバスさんの呆れた顔が見える…
「なんでついでで貰うんだよ。そんな簡単に貰えるもんじゃないからな!」
「神木の加護が二つ…どんな作用があるやら…」
セバスさんが思案していると
「多分木魔法の類は全て跳ね返すだろうね」
アルフノーヴァさんが声をかけながら近づいてきた。
「よかったね、多分欲しい植物とかも簡単に手に入るようになるんじゃないかな?」
「え!本当ですか!?それは嬉しいな~あっもしかして森とかも迷わなくなるかな!?」
「そうだね、きっと木々が導いてくれるようになるよ」
「楽そうだね!いいもんもらっちゃった」
ニコニコ笑って喜んでいると
「神木の加護をいいもの…か…やろうと思えばエルフの国を滅ぼせるほどの力を持っているのに…」
アンドロメダが苦笑すると
「そんなこと微塵も考えてなさそうですね…加護を道案内として使うか…考えもしませんよ」
エルフ達も驚くやら呆れるやら…しかし嬉しそうに喜ぶミヅキに思わず微笑む。
「ミヅキさん達なら無条件でエルフの国に入れるように魔力を調節しておきますのでまたいつでも来てください」
「わぁ!ありがとうございます!またみんなで来るのでお風呂入れさせて下さいね!」
「ええ、もちろんです」
そのあとはエルフ達から大量の蜂蜜や果物木の実をもらって、ようやく人の国に帰ることになった…
「あっそういえばイシスさん達…」
「彼は村に帰りましたよ、ダフネの事は心配するなと話しておきましたよ」
きっとダフネさんの事を気にしてるだろうな…
「帰りに少しよってもいいですかね?」
王子達に聞いてみると
「もちろんです!私達がお送りしましょう」
「いやいや!いいですよ!遠いし」
「いえ、国に帰るまで何かあれば大変です馬で行けばすぐですから大丈夫ですよ」
にっこりと笑うエルフ達に嫌とも言えず…国を出るまで送って貰うことになってしまった。
なんだが物々しいお見送りにならないといいけど…
ちょっと嫌な予感を感じながら私達は帰り支度を始めた。
「あれ?皆さんお疲れみたいですね…大丈夫ですか?」
心配になって声をかけると
「はっ!はい!大丈夫です!ミヅキ様…いえ、ミヅキさんには今後一切手出しはしないと誓約致しました!」
ばっ!と離れて後ずさりされる…
伸ばした手が虚しく行き場もなく止まっている。
「あはは…皆さんどうされたんですか?もっと普通にしてください。そんな態度だとミヅキさんが戸惑っていますよ」
セバスさんが笑いかけると
「す、すみません!いえ…すまん…?」
謝り方を変えてセバスさんをチラッとみるとこくんと頷く。
「ま、まぁこれから交流する機会が増えると思うからよろしく…な…」
アッシュが手を差し出すと私は苦笑して手を握り返す。
ウォールさんが笑いながら近づくと
「我々の誤解も解けたしこれからはそちらの町に度々エルフ達がお邪魔すると思う。セバスさん達ギルドの方が講習をしてくれるそうなのでまたその時は挨拶に寄らせて貰うよ」
綺麗なお兄さんにニコッと笑いかけられてコクコクと無言で頷くと
「まずはオリビアが今回の失態からこのままそちらに行ってノウハウを叩き込んで貰う。多少厳しくしてもらって構わないのでよろしく頼む」
エルフ達が頭を下げると、オリビアがみんなの前に出てきた。
「この度皆さんにご迷惑おかけしたのに寛大なご処置をありがとうございました。皆さんのところでお世話になってからエルフ達と人との橋渡しを出来ればと思っております!ご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします」
オリビアは深々と頭を下げた。
「よろしく~オリビアって呼んでもいいかな?」
私は頭を下げるオリビアの手を取ると顔を覗き込んでニコッと笑いかける。
「なんとでもお呼び下さい、ミヅキ様」
オリビアがぺこっと再度頭を下げると
「ミヅキ様!やめて!オリビアの方がお姉ちゃんなのに様なんて偉そうだよ」
「ですが私は下の者です。敬う相手を様とお呼びするのは当然かと…」
「かたい!かたいよ!そういう所が良くないと思うなぁ~だからこんな事になったんだよ」
「えっ!も、申し訳ありません…」
オリビアが慌てて顔を青くすると
「まずはその上とか下とか考えなくていいよ。人もエルフも偉いも偉くないも子供には関係ないんだから」
ねっ!
ニコッと笑いかけると…
「では…どうすれば…」
「私もオリビアも平等!対等!お友達って事!」
「友達…私と?」
「うん!それとも私と友達は駄目かな?」
「いえ!滅相も無い。私で良ければよろしくお願いします!」
「うん!よろしく。じゃあ友達って事でミヅキって呼んでね」
「ミ…ヅキ」
いいね!いいね!可愛いエルフの女の子の友達なんて気分が上がる!
ミヅキとオリビアが恥ずかしそうに手を組んでいるのを見て…
「オリビアにも友達か…そういえばあの子のそばには同じくらいの年の子はいないからな」
エルフ達が考え深くその光景を眺めている。
「アルフノーヴァ、セバスさん。オリビアの事よろしく頼みます。罰と言いながらこれはオリビアに取っていい旅立ちになりそうです」
王子達が改めてお礼を言うと、アンドロメダもウンウンと嬉しそうに頷いている。
「いえ、彼女はこれからは一人で人の国に来るのです。十分罰にはなるでしょう、厳しく指導はしますが責任を持って預かりますのでご安心下さい」
セバスさんが笑いかけると
「ありがとう」
エルフ達は改めてお礼を言った。
【ふふふ、よかったわね。みんな仲良くなって…オリビア向こうでも頑張ってね】
神木様がミヅキとオリビアの前に現れると
「はい!ミヅキ様…ミヅキに迷惑かけないように頑張ります」
「オリビア~ダメダメだよ!友達なんだから迷惑かけてもいいの!助け合えばいいんだよ。私なんてみんなにいっつも迷惑ばっかりかけてるよ」
「おい!自慢げに言うなよ」
「ミヅキから迷惑なんて受けたことないけどな」
ベイカーさんとコジローさんが笑いながら近づくと
「お前も一人で来るんだから、何かわからないことや大変な事があったらミヅキでも俺達でもいいからちゃんと頼るんだぞ」
ポンッとオリビアの頭に手を乗せると
「わ、私はそんな子供ではありません!」
ムッとベイカーをみると
「そのくらいの元気があるなら大丈夫そうだな」
ベイカーが苦笑する。
【ミヅキ、本当にエルフの子達が世話になったわね…オリビアの事も頼むわ…二人には私から加護を授けましょう】
神木様が笑うとキラキラと光るものが私とオリビアを包み込んだ!
「おお!オリビアが神木様から加護を!」
エルフ達が喜んでオリビアを祝福すると
「なんかついでに私も加護貰っちゃった」
はは…笑いかなが振り返ると、ベイカーさんやセバスさんの呆れた顔が見える…
「なんでついでで貰うんだよ。そんな簡単に貰えるもんじゃないからな!」
「神木の加護が二つ…どんな作用があるやら…」
セバスさんが思案していると
「多分木魔法の類は全て跳ね返すだろうね」
アルフノーヴァさんが声をかけながら近づいてきた。
「よかったね、多分欲しい植物とかも簡単に手に入るようになるんじゃないかな?」
「え!本当ですか!?それは嬉しいな~あっもしかして森とかも迷わなくなるかな!?」
「そうだね、きっと木々が導いてくれるようになるよ」
「楽そうだね!いいもんもらっちゃった」
ニコニコ笑って喜んでいると
「神木の加護をいいもの…か…やろうと思えばエルフの国を滅ぼせるほどの力を持っているのに…」
アンドロメダが苦笑すると
「そんなこと微塵も考えてなさそうですね…加護を道案内として使うか…考えもしませんよ」
エルフ達も驚くやら呆れるやら…しかし嬉しそうに喜ぶミヅキに思わず微笑む。
「ミヅキさん達なら無条件でエルフの国に入れるように魔力を調節しておきますのでまたいつでも来てください」
「わぁ!ありがとうございます!またみんなで来るのでお風呂入れさせて下さいね!」
「ええ、もちろんです」
そのあとはエルフ達から大量の蜂蜜や果物木の実をもらって、ようやく人の国に帰ることになった…
「あっそういえばイシスさん達…」
「彼は村に帰りましたよ、ダフネの事は心配するなと話しておきましたよ」
きっとダフネさんの事を気にしてるだろうな…
「帰りに少しよってもいいですかね?」
王子達に聞いてみると
「もちろんです!私達がお送りしましょう」
「いやいや!いいですよ!遠いし」
「いえ、国に帰るまで何かあれば大変です馬で行けばすぐですから大丈夫ですよ」
にっこりと笑うエルフ達に嫌とも言えず…国を出るまで送って貰うことになってしまった。
なんだが物々しいお見送りにならないといいけど…
ちょっと嫌な予感を感じながら私達は帰り支度を始めた。
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