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14章
584.魔物探し
ミヅキは先程パンケーキを食べたはずのジュウトがぐぅ~と腹を鳴らしてこちらを見ている事に気がついた。
「あれ?どうしたのジュウト」
ミヅキが意味ありげにニコッと笑いかけると
「べ、別に…」
ジュウトが恥ずかしそうに顔を逸らした。
【ミヅキ~!一枚焼けたよ、次も焼いていいの?】
シンクがパンケーキが焼けたと教えてくれる。
【ありがとうシンク。どんどん焼いちゃっていいよ、よろしくね!】
大きなパンケーキを大皿に乗せてベイカーさん達の所に持って行こうとするがやはりミヅキには重かった…持ち上がる訳もなくミヅキはジュウトを呼んだ。
「じゃあジュウト、これお手伝いよろしく!このパンケーキベイカーさんの所に持ってて」
ジュウトに頼むと、契約だからと素直に手伝ってくれた。
その後も大きなパンケーキをいくつも焼くのをジュウトにも手伝って貰う。
ジュウトの手伝いもあり大食らいのベイカーさんとシルバをどうにか満足させると…
「じゃあラスト一枚ね!」
「やっとかぁ~あの人達何枚食うんだよ…」
疲れたジュウトが汗を拭うと
「これは私の分だよ」
「お、お前…こんなでかいの食うのか?」
ジュウトが驚いてパンケーキを見つめる。
「だってふわふわのパンケーキだよ~クリーム付けて食べてもいいし、ジュウトみたいにベーコンもいいよね!いくらでも食べられそう」
「ま、まぁそうだな…確かに美味かった」
ジュウトがチラッと焼いてるパンケーキを見ると
「でもさすがに多いかな…」
ミヅキが困った顔をするとジュウトの耳がピンッと立った!
「あっ…でもベイカーさんかシルバに言えば残り食べてくれるかなぁ…」
二人を見ると満足そうにしているが確かにあと少しくらいなら食べられそうだった…
ジュウトは今度はしゅんと耳と尻尾を下げる。
「じゃ、じゃあ手伝いは終わりでいいよな」
とぼとぼと馬車に戻ろうとすると…
「うそうそごめんね、ジュウトの反応がおもろしくてつい意地悪しちゃった」
ミヅキが笑いながら謝ると、ジュウトを呼び止める。
「やっぱりこんなに食べられないし、ベイカーさん達は食べ過ぎだからジュウト一緒に食べてくれない?」
ミヅキはジュウトの顔を覗き込んでお願いすると
「ほ、他のやつに頼めばいいだろ…」
ジュウトが意地を張る。
「でも、私はジュウトに食べて欲しいな。一緒に作ったし…駄目かな?」
ミヅキはお願いと手を合わせてジュウトに頭を下げると
「わかったよ…まぁこれも契約だからだぞ!」
ジュウトは尻尾をソワソワさせながら仕方なさそうに頷いた。
その様子にミヅキは満足そうに笑った。
ミヅキは大きなパンケーキを三等分に分けると…
「はい、ジュウトは三分の二食べてね」
そう言って自分は三分の一をお皿に置く。
「俺はそっちでいいよ」
ジュウトは小さい方を指さすと
「いや私そんなに食べられないからね。そっちは責任もってジュウトが食べてね」
そう言うとミヅキは自分の分にさっさとジャムを塗ってしまった。
ジュウトはしょうがないと用意されたパンケーキを食べだした。
先程食べた薄いパンケーキも美味しかったがこっちのパンケーキはしっとりとしてふかふか、また違った美味しさがあった…
「ジュウトは頑張ってくれたからベーコンを一枚多くあげよう!」
ミヅキは焼いておいたベーコンをジュウトのお皿に乗せてあげると
「あ、ありがとう…」
ジュウトは素直にお礼を言う。
ミヅキはもう茶化すこと無くジュウトと美味しい朝ごはんを一緒に食べた。
片付けをベイカーさんとコジローさんがやってくれると言うのでミヅキは出発する準備を始める。
「でもさ、このでっかい馬車を誰が引くんだ?…ま、まさかこれを俺達が…」
ジュウトは恐ろしげにミヅキを見ると
「そんな幼児虐待みたいなことしないよ!でもこの馬車にいた馬じゃさすがに引けないか…」
倍になった馬車はとても重そうだった。
【どっかの魔物にでも引かせるか?】
シルバがそう言うと近くに何かいないかと探ってみる。
すると森の奥に何やら良さそうな魔物の気配がした。
【お!ミヅキ森の奥にまだ魔物が残ってるぞ!そいつら捕まえて引かせるのはどうだ?】
シルバが聞くと
【うーん…魔物がそんな簡単に馬車引いてくれるかな?】
【まぁそこは俺達が交渉してみよう】
シルバがそう言うとシンクとプルシアが頷く。
聖獣の頼みなら魔物も言うこと聞くのかな?
でもいつも襲ってくるしなぁ…
ミヅキはどうやって交渉するのか疑問だったが自信満々なシルバにとりあえず頼むことにした。
【じゃ私達は何時でも行けるように準備しておくね!】
【ああ、任せておけ。レムとムーはミヅキの事をよく見ておいてくれよ】
【わかりました】
ムーとレムは馬車のところに残る事になった。
ベイカーさん達にその旨を伝えると
「まぁ…気性の荒くない魔物なら大丈夫かもな。コハクも元は魔物だったしな」
ベイカーさんがシルバ達の話に頷くと
「ここは俺達が見ておくからその魔物ってのを連れてきてくれ」
ベイカーさんの了承も得た。
そんな話をしていると…
「お、おい…俺も行ってもいいか?少しなら役にたつと思うぞ」
ジュウトが一緒に行きたいと言い出した。
どうもここで役にたって優位になりたいようだった…
「いいけど…シルバ達がいれば大丈夫だよ?」
「でも捕まえてから縛ったりするだろ?それにすばしっこいから色々と俺は使えるぞ!」
自分を売り込む。
【だって…シルバ達連れて行ってくれる?】
ミヅキはシルバ達に聞くと
【別にいいが遅ければ置いてくぞ】
【そうだね、その子の面倒見る気は無いもん。ついてくるだけなら構わないよ、付いて来れればね】
シルバとシンクは少し意地悪な事をいう。
【プルシアは?】
【まぁいいだろ】
プルシアは仕方なさそうに頷いた。
【ありがとう!シルバとシンクも…お願い。ジュウトが怪我とかしたら私心配だよ…ちょっと気にかけるだけでいいから面倒見てあげて】
ミヅキは二人にねっ!と首を傾げてお願いするがシルバ達は渋い顔をする。
【もし無事に帰ってこれたらみんなのお願い聞いちゃう!好きなご飯でもなんでも作るよ!】
ミヅキは手を合わせてチラッとシルバ達を見ると…
【お願い…ミヅキの?】
【なんでも…】
【……】
【やった!】
三人が黙り込んでしまった…コハクだけは嬉しそうに声を上げている。
【あれ?そんなに嫌だったのか…ならやっぱりジュウトを連れていくのは今度にしてもらおうか…】
「ジュウト、悪いけど…」
ミヅキが今回は…と断ろうとすると…
【待て!大丈夫だ!そいつの面倒は俺がしっかりと見ておく!】
【うん!僕もちゃんと気にかけてあげる!】
【仕方ないな…】
三人は急にやる気を見せた。
【本当!ありがとう~】
ミヅキは気が変わってくれたシルバ達一人一人に抱きついてお礼を言うと
【その代わり…そのお願いってやつだが…】
シルバがコソッと聞いてくる。
【うん!何か食べたいものあった?】
ミヅキが笑顔で聞き返すと
【ミヅキに……して欲しい】
シルバはミヅキの耳元でコソッと呟いた。
「あれ?どうしたのジュウト」
ミヅキが意味ありげにニコッと笑いかけると
「べ、別に…」
ジュウトが恥ずかしそうに顔を逸らした。
【ミヅキ~!一枚焼けたよ、次も焼いていいの?】
シンクがパンケーキが焼けたと教えてくれる。
【ありがとうシンク。どんどん焼いちゃっていいよ、よろしくね!】
大きなパンケーキを大皿に乗せてベイカーさん達の所に持って行こうとするがやはりミヅキには重かった…持ち上がる訳もなくミヅキはジュウトを呼んだ。
「じゃあジュウト、これお手伝いよろしく!このパンケーキベイカーさんの所に持ってて」
ジュウトに頼むと、契約だからと素直に手伝ってくれた。
その後も大きなパンケーキをいくつも焼くのをジュウトにも手伝って貰う。
ジュウトの手伝いもあり大食らいのベイカーさんとシルバをどうにか満足させると…
「じゃあラスト一枚ね!」
「やっとかぁ~あの人達何枚食うんだよ…」
疲れたジュウトが汗を拭うと
「これは私の分だよ」
「お、お前…こんなでかいの食うのか?」
ジュウトが驚いてパンケーキを見つめる。
「だってふわふわのパンケーキだよ~クリーム付けて食べてもいいし、ジュウトみたいにベーコンもいいよね!いくらでも食べられそう」
「ま、まぁそうだな…確かに美味かった」
ジュウトがチラッと焼いてるパンケーキを見ると
「でもさすがに多いかな…」
ミヅキが困った顔をするとジュウトの耳がピンッと立った!
「あっ…でもベイカーさんかシルバに言えば残り食べてくれるかなぁ…」
二人を見ると満足そうにしているが確かにあと少しくらいなら食べられそうだった…
ジュウトは今度はしゅんと耳と尻尾を下げる。
「じゃ、じゃあ手伝いは終わりでいいよな」
とぼとぼと馬車に戻ろうとすると…
「うそうそごめんね、ジュウトの反応がおもろしくてつい意地悪しちゃった」
ミヅキが笑いながら謝ると、ジュウトを呼び止める。
「やっぱりこんなに食べられないし、ベイカーさん達は食べ過ぎだからジュウト一緒に食べてくれない?」
ミヅキはジュウトの顔を覗き込んでお願いすると
「ほ、他のやつに頼めばいいだろ…」
ジュウトが意地を張る。
「でも、私はジュウトに食べて欲しいな。一緒に作ったし…駄目かな?」
ミヅキはお願いと手を合わせてジュウトに頭を下げると
「わかったよ…まぁこれも契約だからだぞ!」
ジュウトは尻尾をソワソワさせながら仕方なさそうに頷いた。
その様子にミヅキは満足そうに笑った。
ミヅキは大きなパンケーキを三等分に分けると…
「はい、ジュウトは三分の二食べてね」
そう言って自分は三分の一をお皿に置く。
「俺はそっちでいいよ」
ジュウトは小さい方を指さすと
「いや私そんなに食べられないからね。そっちは責任もってジュウトが食べてね」
そう言うとミヅキは自分の分にさっさとジャムを塗ってしまった。
ジュウトはしょうがないと用意されたパンケーキを食べだした。
先程食べた薄いパンケーキも美味しかったがこっちのパンケーキはしっとりとしてふかふか、また違った美味しさがあった…
「ジュウトは頑張ってくれたからベーコンを一枚多くあげよう!」
ミヅキは焼いておいたベーコンをジュウトのお皿に乗せてあげると
「あ、ありがとう…」
ジュウトは素直にお礼を言う。
ミヅキはもう茶化すこと無くジュウトと美味しい朝ごはんを一緒に食べた。
片付けをベイカーさんとコジローさんがやってくれると言うのでミヅキは出発する準備を始める。
「でもさ、このでっかい馬車を誰が引くんだ?…ま、まさかこれを俺達が…」
ジュウトは恐ろしげにミヅキを見ると
「そんな幼児虐待みたいなことしないよ!でもこの馬車にいた馬じゃさすがに引けないか…」
倍になった馬車はとても重そうだった。
【どっかの魔物にでも引かせるか?】
シルバがそう言うと近くに何かいないかと探ってみる。
すると森の奥に何やら良さそうな魔物の気配がした。
【お!ミヅキ森の奥にまだ魔物が残ってるぞ!そいつら捕まえて引かせるのはどうだ?】
シルバが聞くと
【うーん…魔物がそんな簡単に馬車引いてくれるかな?】
【まぁそこは俺達が交渉してみよう】
シルバがそう言うとシンクとプルシアが頷く。
聖獣の頼みなら魔物も言うこと聞くのかな?
でもいつも襲ってくるしなぁ…
ミヅキはどうやって交渉するのか疑問だったが自信満々なシルバにとりあえず頼むことにした。
【じゃ私達は何時でも行けるように準備しておくね!】
【ああ、任せておけ。レムとムーはミヅキの事をよく見ておいてくれよ】
【わかりました】
ムーとレムは馬車のところに残る事になった。
ベイカーさん達にその旨を伝えると
「まぁ…気性の荒くない魔物なら大丈夫かもな。コハクも元は魔物だったしな」
ベイカーさんがシルバ達の話に頷くと
「ここは俺達が見ておくからその魔物ってのを連れてきてくれ」
ベイカーさんの了承も得た。
そんな話をしていると…
「お、おい…俺も行ってもいいか?少しなら役にたつと思うぞ」
ジュウトが一緒に行きたいと言い出した。
どうもここで役にたって優位になりたいようだった…
「いいけど…シルバ達がいれば大丈夫だよ?」
「でも捕まえてから縛ったりするだろ?それにすばしっこいから色々と俺は使えるぞ!」
自分を売り込む。
【だって…シルバ達連れて行ってくれる?】
ミヅキはシルバ達に聞くと
【別にいいが遅ければ置いてくぞ】
【そうだね、その子の面倒見る気は無いもん。ついてくるだけなら構わないよ、付いて来れればね】
シルバとシンクは少し意地悪な事をいう。
【プルシアは?】
【まぁいいだろ】
プルシアは仕方なさそうに頷いた。
【ありがとう!シルバとシンクも…お願い。ジュウトが怪我とかしたら私心配だよ…ちょっと気にかけるだけでいいから面倒見てあげて】
ミヅキは二人にねっ!と首を傾げてお願いするがシルバ達は渋い顔をする。
【もし無事に帰ってこれたらみんなのお願い聞いちゃう!好きなご飯でもなんでも作るよ!】
ミヅキは手を合わせてチラッとシルバ達を見ると…
【お願い…ミヅキの?】
【なんでも…】
【……】
【やった!】
三人が黙り込んでしまった…コハクだけは嬉しそうに声を上げている。
【あれ?そんなに嫌だったのか…ならやっぱりジュウトを連れていくのは今度にしてもらおうか…】
「ジュウト、悪いけど…」
ミヅキが今回は…と断ろうとすると…
【待て!大丈夫だ!そいつの面倒は俺がしっかりと見ておく!】
【うん!僕もちゃんと気にかけてあげる!】
【仕方ないな…】
三人は急にやる気を見せた。
【本当!ありがとう~】
ミヅキは気が変わってくれたシルバ達一人一人に抱きついてお礼を言うと
【その代わり…そのお願いってやつだが…】
シルバがコソッと聞いてくる。
【うん!何か食べたいものあった?】
ミヅキが笑顔で聞き返すと
【ミヅキに……して欲しい】
シルバはミヅキの耳元でコソッと呟いた。
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