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連載
187.兄
スチュアートさんに先導されながらローズはロイ王子を待つ部屋へと向かうと…
「ローズ様は本日、ロイ様とどのような予定を考えているのですか?」
スチュアートが何気なく聞くと
「えっ?予定ですか?何も考えていませんよ」
「えっ!」
あっさりと答えるローズにスチュアートさんが思わず立ち止まった。
「あ、ああ、もしやロイ王子に合わせるという事でしょうか?」
「いえ、別に何も考えてないだけです。だって一人で予定立てても相手が嫌ならしょうがないし…どうせなら二人共好きな事をしたいですから」
「なるほど…それならロイ様も喜びそうですね。どうも前のご令嬢達には色々と連れ回されお疲れのご様子でしたから」
スチュアートさんが再び歩き出すと
「ロイ王子お疲れなんだ…」
スチュアートさんの言葉に思案しながらボソッと呟いた…
部屋付くと扉を開いて中へと入ると
「では、申し訳ございませんが私が見送れるのはここまでです。後は王宮の警護と王子の近衛兵がお守り致しますので…」
「てことはカイル様も来るんですかね?」
「どうでしょう…」
スチュアートさんは意味深に微笑むと
「ではローズ様ロイ王子をよろしくお願い致します」
「は、はい…」
何をよろしくすればいいのかと戸惑いながらもローズはとりあえず頷いて部屋の奥へと入って行った。
中で待っていると廊下から人が歩いてくる足音がする、ローズは立ち上がり姿勢を整えると扉が開くのを待った。
すると程なくして扉が開き待っていた人物が姿を見せた。
「ローズ」
ロイはローズをみるとぱぁっと顔を輝かせてそばに寄る。
ローズはゆっくりと腰を落とすと
「本日はよろしくお願い致します…ロイ王子」
令嬢らしく頭を下げた。
ロイはローズの手を取ると
「今日は一段と綺麗だ…」
ローズをじっと見つめる…いつもとは違う雰囲気のロイにローズは微笑むと
「そりゃそうですよ!なんたってクレアさんが支度してくれましたから」
自信満々で答えた。
「ぶっ!」
後ろの近衛兵が吹き出した!
「あれ?今日はカイル様じゃないんですね」
ローズがロイ王子の後ろを覗き込んで近衛兵を見つめると
「あ、ああカイルはちょっと都合が悪くてな…」
ロイが気まずそうに説明すると、近衛兵はロイとローズに近づいて姿勢を正した。
「ローズ嬢初めまして、本日ロイ様とローズ嬢の警護を致しますビルと申します」
これまたロイ王子やカイル様に負けず劣らずな見目麗しい兵士が笑って頭を下げた。
「よ、よろしくお願い致します」
思わず頭を下げると
「ビル、離れててくれよ!こんな近くにいなくてもお前なら問題ないだろ」
ロイがきまり悪そうにしながらも親しげに声をかけた。
「はい、はい」
ビルは笑いながら部屋のすみに移動しようとすると…じっと見つめていたローズが声を発した。
「カイル様に似てますね」
ローズの言葉にビルは、ハッと立ち止まって振り返った。
「私の事ですか?」
振り返って笑いながら聞いてくるビルにローズはええと微笑んで頷くと
「もしかしてカイル様にお兄様ですか?」
ビルはふふ…と笑うと
「ええそうです。改めてご挨拶しますね…ビル・ローウェルです。弟のカイルがお世話になっているそうですね。ローズ嬢」
ビルが妖艶に笑いかける。
「いえ、カイル様にはわたしの方こそいつもお世話になってます。とても親切にしてくださって…」
カイルとは違った笑顔に少し戸惑いながらも挨拶を返すと
「へぇ…カイルが女性に親切…ねぇ」
笑いながらローズを見つめるが…その目は笑ってはいなかった。
「ローズ様は本日、ロイ様とどのような予定を考えているのですか?」
スチュアートが何気なく聞くと
「えっ?予定ですか?何も考えていませんよ」
「えっ!」
あっさりと答えるローズにスチュアートさんが思わず立ち止まった。
「あ、ああ、もしやロイ王子に合わせるという事でしょうか?」
「いえ、別に何も考えてないだけです。だって一人で予定立てても相手が嫌ならしょうがないし…どうせなら二人共好きな事をしたいですから」
「なるほど…それならロイ様も喜びそうですね。どうも前のご令嬢達には色々と連れ回されお疲れのご様子でしたから」
スチュアートさんが再び歩き出すと
「ロイ王子お疲れなんだ…」
スチュアートさんの言葉に思案しながらボソッと呟いた…
部屋付くと扉を開いて中へと入ると
「では、申し訳ございませんが私が見送れるのはここまでです。後は王宮の警護と王子の近衛兵がお守り致しますので…」
「てことはカイル様も来るんですかね?」
「どうでしょう…」
スチュアートさんは意味深に微笑むと
「ではローズ様ロイ王子をよろしくお願い致します」
「は、はい…」
何をよろしくすればいいのかと戸惑いながらもローズはとりあえず頷いて部屋の奥へと入って行った。
中で待っていると廊下から人が歩いてくる足音がする、ローズは立ち上がり姿勢を整えると扉が開くのを待った。
すると程なくして扉が開き待っていた人物が姿を見せた。
「ローズ」
ロイはローズをみるとぱぁっと顔を輝かせてそばに寄る。
ローズはゆっくりと腰を落とすと
「本日はよろしくお願い致します…ロイ王子」
令嬢らしく頭を下げた。
ロイはローズの手を取ると
「今日は一段と綺麗だ…」
ローズをじっと見つめる…いつもとは違う雰囲気のロイにローズは微笑むと
「そりゃそうですよ!なんたってクレアさんが支度してくれましたから」
自信満々で答えた。
「ぶっ!」
後ろの近衛兵が吹き出した!
「あれ?今日はカイル様じゃないんですね」
ローズがロイ王子の後ろを覗き込んで近衛兵を見つめると
「あ、ああカイルはちょっと都合が悪くてな…」
ロイが気まずそうに説明すると、近衛兵はロイとローズに近づいて姿勢を正した。
「ローズ嬢初めまして、本日ロイ様とローズ嬢の警護を致しますビルと申します」
これまたロイ王子やカイル様に負けず劣らずな見目麗しい兵士が笑って頭を下げた。
「よ、よろしくお願い致します」
思わず頭を下げると
「ビル、離れててくれよ!こんな近くにいなくてもお前なら問題ないだろ」
ロイがきまり悪そうにしながらも親しげに声をかけた。
「はい、はい」
ビルは笑いながら部屋のすみに移動しようとすると…じっと見つめていたローズが声を発した。
「カイル様に似てますね」
ローズの言葉にビルは、ハッと立ち止まって振り返った。
「私の事ですか?」
振り返って笑いながら聞いてくるビルにローズはええと微笑んで頷くと
「もしかしてカイル様にお兄様ですか?」
ビルはふふ…と笑うと
「ええそうです。改めてご挨拶しますね…ビル・ローウェルです。弟のカイルがお世話になっているそうですね。ローズ嬢」
ビルが妖艶に笑いかける。
「いえ、カイル様にはわたしの方こそいつもお世話になってます。とても親切にしてくださって…」
カイルとは違った笑顔に少し戸惑いながらも挨拶を返すと
「へぇ…カイルが女性に親切…ねぇ」
笑いながらローズを見つめるが…その目は笑ってはいなかった。
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