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191.トラブル
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ローズとロイは穏やかな時間を過ごしていた…久しぶりののんびりとした時間…何も考えなくていいと言うのはこんなにも楽なのか…
あっという間に時が過ぎると
バタバタ!と騒がしい足音が聞こえたと思ったら、ビルの元に兵士が駆けつけてきた。
なにかビルに耳打ちすると、ビルの顔が険しくなる。
その様子を見ていたロイとローズは…
「なにかあったんですかね?」
不安そうに顔を顰めると
「ローズはここに、ちょっと話を聞いてくる」
楽しい時間は終わりだなとロイはビルの元に駆け出した。
ロイとビルが険しい顔をしながら話し合っていると、心配そうに伺っているローズに気が付き二人でこちらに戻ってきた。
「どうかしましたか?」
「ちょっと、森の方で不審者を目撃した者がいたようだ…どうもあの大樹の近くらしくて警戒を強める事になりそうだな…」
ロイが説明すると
「王子、令嬢にそこまでお話する必要はないかと…」
ビルが余計な事を言うなよとジロッと睨む。
「あの大樹を見つけたのはこのローズなんだ、問題ないよ…それよりローズ悪いけど…」
ロイがきまり悪るそうに頭をかくと
「ええ、今すぐ行ってください。私なら大丈夫です」
ローズが頷く。
「あれ、結構物分りいい子だね。行っちゃやだとか言うかと思ったけど…」
ビルがへぇ~と少し関心していると
「この埋め合わせは必ずするから…」
ロイが申し訳無さそうに日を改めて…と言おうとすると
「それを聞いて行かない王子の方が幻滅します!むしろ私も行きたいくらいです。私の事は構わずにお国の為に頑張って下さいませ。王子が問題なければ今回のデートもここまでで大丈夫ですから」
ローズが心配かけまいと笑いかける。
「わかった…途中変な言葉が聞こえたが…聞かなかったことにしよう。そこのお前!ローズを必ず部屋へと連れて行ってくれ」
報告に来た兵士に声をかけると
「ビル、行こう!あっ!あとローズこの埋め合わせは絶対にするからね!」
ロイは念を押すとビルと駆け出した!
「では、ローズ様お部屋までお送り致します」
兵士が声をかけると
「あっ!でもにお茶が置きっぱなしで…」
そのままになったガーデンテーブルを見つめると
「後でメイドに片付けさせますから大丈夫です。それよりもこちらへ…」
兵士がローズに声をかけるとローズを誘導して屋敷へと歩き出すと…
サロンでお茶を飲んでいるジュリア達と出くわしてしまった。
ローズを見つけてジュリアはクスクスと笑う。
「あらローズさん、今日はロイ王子とのお出かけの日ですよね?もう終わったのですか?」
ジュリアが蔑むように笑うと他の令嬢達がまさかと驚いた顔を見せる。
「王子とのお出かけがこんな短時間で終わるわけありませんわ!私なんてたっぷりと楽しい時間を一緒に過ごしました」
エイミーが信じられないと首を振ると…
「…!」
誘導していた兵士が堪らずに足を前に踏み出すと…
「駄目ですよ…」
ローズが兵士に声をかける。
兵士はハッ!と後ろを振り返ると
「こんな所で口答えなんてしちゃ駄目ですよね?それに先程の事は話さない方がよろしいかと思いますよ」
ニコッと笑いかけると
「申し訳ございません…ローズ様に気を使わせてしまい…」
「大丈夫です。その気持ちは嬉しかったのでおあいこということで」
ローズ達がコソコソと話し合っていると
「本当にローズ様は兵士の方達と仲がよろしいことで…男性のお心をつかむのがお上手だわ、私も見習いたいです。でも私が掴みたい心はロイ王子だけですけど…」
ふふふと笑うと
「それはどうでしょうか?選ぶのはロイ王子ですから、まぁ頑張って下さい。誰が選ばれようと恨みっこ無しですよ。では失礼致します」
ローズはペコッと頭を下げる微笑みながら、怖い顔のジュリア達の横を通り過ぎて行った。
あっという間に時が過ぎると
バタバタ!と騒がしい足音が聞こえたと思ったら、ビルの元に兵士が駆けつけてきた。
なにかビルに耳打ちすると、ビルの顔が険しくなる。
その様子を見ていたロイとローズは…
「なにかあったんですかね?」
不安そうに顔を顰めると
「ローズはここに、ちょっと話を聞いてくる」
楽しい時間は終わりだなとロイはビルの元に駆け出した。
ロイとビルが険しい顔をしながら話し合っていると、心配そうに伺っているローズに気が付き二人でこちらに戻ってきた。
「どうかしましたか?」
「ちょっと、森の方で不審者を目撃した者がいたようだ…どうもあの大樹の近くらしくて警戒を強める事になりそうだな…」
ロイが説明すると
「王子、令嬢にそこまでお話する必要はないかと…」
ビルが余計な事を言うなよとジロッと睨む。
「あの大樹を見つけたのはこのローズなんだ、問題ないよ…それよりローズ悪いけど…」
ロイがきまり悪るそうに頭をかくと
「ええ、今すぐ行ってください。私なら大丈夫です」
ローズが頷く。
「あれ、結構物分りいい子だね。行っちゃやだとか言うかと思ったけど…」
ビルがへぇ~と少し関心していると
「この埋め合わせは必ずするから…」
ロイが申し訳無さそうに日を改めて…と言おうとすると
「それを聞いて行かない王子の方が幻滅します!むしろ私も行きたいくらいです。私の事は構わずにお国の為に頑張って下さいませ。王子が問題なければ今回のデートもここまでで大丈夫ですから」
ローズが心配かけまいと笑いかける。
「わかった…途中変な言葉が聞こえたが…聞かなかったことにしよう。そこのお前!ローズを必ず部屋へと連れて行ってくれ」
報告に来た兵士に声をかけると
「ビル、行こう!あっ!あとローズこの埋め合わせは絶対にするからね!」
ロイは念を押すとビルと駆け出した!
「では、ローズ様お部屋までお送り致します」
兵士が声をかけると
「あっ!でもにお茶が置きっぱなしで…」
そのままになったガーデンテーブルを見つめると
「後でメイドに片付けさせますから大丈夫です。それよりもこちらへ…」
兵士がローズに声をかけるとローズを誘導して屋敷へと歩き出すと…
サロンでお茶を飲んでいるジュリア達と出くわしてしまった。
ローズを見つけてジュリアはクスクスと笑う。
「あらローズさん、今日はロイ王子とのお出かけの日ですよね?もう終わったのですか?」
ジュリアが蔑むように笑うと他の令嬢達がまさかと驚いた顔を見せる。
「王子とのお出かけがこんな短時間で終わるわけありませんわ!私なんてたっぷりと楽しい時間を一緒に過ごしました」
エイミーが信じられないと首を振ると…
「…!」
誘導していた兵士が堪らずに足を前に踏み出すと…
「駄目ですよ…」
ローズが兵士に声をかける。
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「こんな所で口答えなんてしちゃ駄目ですよね?それに先程の事は話さない方がよろしいかと思いますよ」
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「申し訳ございません…ローズ様に気を使わせてしまい…」
「大丈夫です。その気持ちは嬉しかったのでおあいこということで」
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「本当にローズ様は兵士の方達と仲がよろしいことで…男性のお心をつかむのがお上手だわ、私も見習いたいです。でも私が掴みたい心はロイ王子だけですけど…」
ふふふと笑うと
「それはどうでしょうか?選ぶのはロイ王子ですから、まぁ頑張って下さい。誰が選ばれようと恨みっこ無しですよ。では失礼致します」
ローズはペコッと頭を下げる微笑みながら、怖い顔のジュリア達の横を通り過ぎて行った。
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