174 / 318
連載
235.報告
気を失ったローズを医務室まで運ぶとカイルはそっとベッドに寝かせた。
「ダンテ先生、ローズ様の怪我の治療をお願い致します」
スチュアートはローズの様子に顔を顰めていたダンテ先生にお願いをすると
「本当に酷いなぁ…こんな年端もない子を…兵士達から少し聞いたがあのクズ大臣は許せないな!」
いつも穏やかなダンテ先生も今回ばかりは憤怒している。
「ローズさんの体の傷はしっかり見ておくよ…しかし心の傷は私には治せないが…」
申し訳なさそうにロイ王子とカイルを見つめた。
「それは私が(俺が)一生かけても治します」
二人は顔を見合わせると
「ロイは王子だろ、だから無理するな」
カイルが諦めろと苦笑すると
「それはローズ次第だ、彼女が俺の隣を望んでくれるなら…どんな手を使っても幸せにすると誓う」
二人が睨み合うと
「ほらお二人共!それよりも先に片付けないといけない事があるでしょうが!まずはご自分の仕事をなさって下さい」
スチュアートが手を叩いて声をかけると
「そうだぞ、そんなんであついら取り逃してみろよ。ローズに呆れられること間違いないな!待てよ…そしたら俺にも可能性出てくるかな?」
ガブリエルがうむっと考えると
「スチュアートさん、あなたローズがもし俺の国に来るって言ったらどうします?」
ガブリエルがスチュアートに聞くと
「何言ってる!ローズはこの国から出ない!」
「そうだ!そんな事許さん!」
ロイとカイルがガブリエルを睨むと
「だからもし、だよもし!それにそれを決めるのはローズなんだろ?」
ガブリエルが笑うと
「そうですね…ローズ様が行くと言うならお供します。もう離れるつもりはございませんから」
スチュアートはガブリエルに笑いかけると、ガブリエルはその答えにニヤリとほくそ笑む。
(ローズが来ればスチュアートさんも付いてくるとかお得すぎるだろ…)
「しかし…ローズ様が望みもしないのに騙して連れていこうとでもするなら…その時は…覚悟なさって下さいね」
スチュアートはガブリエルをじっと見つめた。
「よく…覚えておきます」
ガブリエルはどうにか笑顔で答えるが、背中には汗がつたっていた…
ローズのそばにはスチュアートとバルトが残り、ロイとカイルはガブリエルを連れて国王の元へと向かった。
今回の騒動の報告とボストンの罪状を確認する為の拷問…いや…尋問の為に…
国王の元に行くとそこにはレスター大臣にスピア、兄のブライアン王子とレスターの息子で王子の側近のエリックにカイルの兄のビルが既に来ていた。
「ただいま戻りました」
ロイが父親であるレイン国王の前に行くと頭を下げた。
「ご苦労、ではそちらの経緯を報告してもらおうか?」
「はい…」
ロイはボストンのローズにした行為を話し出した。
国王達はそれを黙って聞いていた…
「ダンテ先生、ローズ様の怪我の治療をお願い致します」
スチュアートはローズの様子に顔を顰めていたダンテ先生にお願いをすると
「本当に酷いなぁ…こんな年端もない子を…兵士達から少し聞いたがあのクズ大臣は許せないな!」
いつも穏やかなダンテ先生も今回ばかりは憤怒している。
「ローズさんの体の傷はしっかり見ておくよ…しかし心の傷は私には治せないが…」
申し訳なさそうにロイ王子とカイルを見つめた。
「それは私が(俺が)一生かけても治します」
二人は顔を見合わせると
「ロイは王子だろ、だから無理するな」
カイルが諦めろと苦笑すると
「それはローズ次第だ、彼女が俺の隣を望んでくれるなら…どんな手を使っても幸せにすると誓う」
二人が睨み合うと
「ほらお二人共!それよりも先に片付けないといけない事があるでしょうが!まずはご自分の仕事をなさって下さい」
スチュアートが手を叩いて声をかけると
「そうだぞ、そんなんであついら取り逃してみろよ。ローズに呆れられること間違いないな!待てよ…そしたら俺にも可能性出てくるかな?」
ガブリエルがうむっと考えると
「スチュアートさん、あなたローズがもし俺の国に来るって言ったらどうします?」
ガブリエルがスチュアートに聞くと
「何言ってる!ローズはこの国から出ない!」
「そうだ!そんな事許さん!」
ロイとカイルがガブリエルを睨むと
「だからもし、だよもし!それにそれを決めるのはローズなんだろ?」
ガブリエルが笑うと
「そうですね…ローズ様が行くと言うならお供します。もう離れるつもりはございませんから」
スチュアートはガブリエルに笑いかけると、ガブリエルはその答えにニヤリとほくそ笑む。
(ローズが来ればスチュアートさんも付いてくるとかお得すぎるだろ…)
「しかし…ローズ様が望みもしないのに騙して連れていこうとでもするなら…その時は…覚悟なさって下さいね」
スチュアートはガブリエルをじっと見つめた。
「よく…覚えておきます」
ガブリエルはどうにか笑顔で答えるが、背中には汗がつたっていた…
ローズのそばにはスチュアートとバルトが残り、ロイとカイルはガブリエルを連れて国王の元へと向かった。
今回の騒動の報告とボストンの罪状を確認する為の拷問…いや…尋問の為に…
国王の元に行くとそこにはレスター大臣にスピア、兄のブライアン王子とレスターの息子で王子の側近のエリックにカイルの兄のビルが既に来ていた。
「ただいま戻りました」
ロイが父親であるレイン国王の前に行くと頭を下げた。
「ご苦労、ではそちらの経緯を報告してもらおうか?」
「はい…」
ロイはボストンのローズにした行為を話し出した。
国王達はそれを黙って聞いていた…
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。
だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。
その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました