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午前中は魔物図鑑にさっきの話を書き込んでいったら、あっという間に昼になった。何を食べたいかまで書いてたらお腹すいた。
おやつにパンケーキ作ろう。小麦粉と卵と水があれば作れる。と、考えてたら馬車がガクン、と急に止まった。
あやうく頭ぶつけるとこだった。シートベルト必要?
なんだか外が騒がしい。後方へかけていく馬の音、人のかけ声。
本当はあけちゃいけないんだろうけど、気になる。扉をあげようとしたら、あいた。自動ドア仕様かと思ったよ。
「ディタ。魔物が出た。援護してくれ」
まさかの仕事でした。援護って味方を強化したり、防御あげる魔法をかけるやつ?アニメとかである魔法でいいのかな。しまった、こういうのに詳しくない。とりあえず知ってる情報でやろう。
「了解です」
止まった馬車から降りる。騎士団だけだったので、騎士隊と一部は王女様の守りで別ルートだろう。
「ラオンだと?」
え、ライオン?本当だ。ライオンが4頭いるのが見えた。たてがみのあるオス。すごく牙が長いけど、顎下まであるよ。リアルサファリパークだよ。大きいなあ。不思議と怖くない。足がふるえることもない。夢の世界だとわかってるから?
とりあえず仕事。
「プロテクト。スピードアップ」
大きくて杖を馬車から出すのが大変だったよ。折れるかと思った。あ、今度からマジックバッグに入れておこう。今は魔法使局にうるさいのがいないことだし。ボストンバッグじゃない携帯ポシェットの方。明らかにサイズおかしいけど、気にしない~。
魔法をかけた騎士の動きが目に見えて急に早くなった。おお、さすが魔法。効果てき面だね。
剣の強化もできるかな。ライオンに切りかかろうと振りかざした騎士の剣にかけてみた。
「ストレングス」
スパーンっという文字ぴったりにライオンの頭がとんだ。
「わぁ~お」
思わず口から出てしまった。すごいなー。
頭が地面に落ちた。牙やっぱり大きいていうか長い。誰も動かない、魔物も人も。
先に動いたのは魔物だ。残り三頭が後ずさりする。
あれ、ライオンじゃなくてラオンてさっきながめてた図鑑に載ってなかった?てことは。
「食べられる?」
「うまいぞ」
返事があった。では、しとめなと。あ、又下がっていく。
「アクアボール」
手前の一頭に水球を投げた。すまん。中で水死しておくれ。血がドバってでるの無理だから。
あ、二頭は逃げていった。肉が。
「今日の昼は豪華になるかな」
隣にいるのは魔導局長ヨゾンだ。初めて会ったときから思ってたけど、この人こそ騎士団長じゃないの?筋肉ムキムキのいかつい男性が研究所長なんて思わないよ。
「あれは何した?」
アクアボールの中の魔物はもう死んでいる。丸いボールの水に浮いていた。
「水で溺死させました」
「えげつねぇ」
だってキレイに殺すにはそれしか思い浮かばなかったので。ポシェットから別の肩掛けカバンを出して、ラオンを収納した。いや、だって別にしたいじゃん?空間は広い、ってわかってるけど。
「倒した魔物は倒した人物のものですよね?」
権利は私にある。
「そうだな。もうひとつ、騎士にかけた魔法は何だ?」
「え?守りと早さ、ですよ。剣は強さ」
頭を切り落とした騎士の周りには他の騎士たちが集まっていた。もう魔法切れてるからただの剣になってるはず。
「見たことも聞いたこともねぇぞ」
「やったことないからじゃないですか?」
多分。
「俺も初めてだ。ラオンだぞ?騎士団の剣一振りで切れるまものじゃねえ」
騎士団長デレスまできた。
とっと暑苦しいの苦手だ。いや、臭い。
「クリーン」
二人にクリーンをかけた。
「バッグいります?」
どうやってあのラオン持ち帰るんだろ。かついで?いや血がドバドバでてるからまずいでしょ。他の魔物がよってくると本にかいてあった。
すぐに血抜きをすること。でも、ここじゃね。捨て置くには勿体ない貴重な食料なはず。
「いいのか?!」
え、こわ。とっと下がってください。ポシェットから別の袋をだして渡す。
「血抜きさせてから入れて持ち帰れば昼にありつけるな」
焼き肉パーティーだね~。
すぐさまかけていく団長にいっぽひくよ。みんな腹ぺこじゃないか。
「太っ腹だな。マジックバッグをほいほいと」
「そうですか?そんな大したもんだじゃないでしょ。え?」
「え、じゃねぇよ。本当、底がしれねぇ魔力持ちだな」
普通じゃないらしい、てことはわかった。おかしいな。もしかしたら高いものなのかも。
「帰ったら、さっきの魔法を石に込められるか?」
「やってみます。普通の石なら壊れそうな気もしますが」
感じたことを正直に言ってみた。
「だろうな。別の石でやってみるか。あとで持って行く。それと、さっき俺とデレスにかけた魔法は何だ?」
「クリーンですか?」
「急にさっぱりした」
笑顔か怖いんだけど。
「そういう魔法ですからね」
「足が蒸れてたのもさっぱりだ」
聞きたくなかったよ、そのセリフ。
「これは石にいけるか?」
「多分。でも本当に少量なので。ていうか生活魔法だからいけると思いますけど」
「な、に?!」
え、そんなにくいつく?男の人でも匂いきになるんだね。っていうか、この人の場合は足か。
「今の感覚を思い出しながら、イメージして『クリーン』て魔法かければいいんですよ」
そういえばマミヤはできたのかな。あとで聞いてみよう。
昼は本当に焼き肉パーティーだった。
普通においしい。ここにきてこんなにおいしい肉は初めてだ。よし。二重丸つけておこう。タレもほしいとこだけど仕方ない。塩こしょうのみでも充分おいししい。女騎士隊にはレタスを提供した。はさんで食べるとおいしいよね~。なんで男子は野菜をいやがるのだろうか。お母さんは知りませんよ?!
王女様たちはさすがに参加していなかった。そうだろうね。
マミヤはクリーンできたそうだ。焼き肉は匂いが服に付くからかけとくといいよ、といっておいた。即使っていた。行動が早いのはいいことだ。他の騎士隊にも使って広めてるらしい。
「ディタ、さっきの話なんだが、とりあえずこれに入れてみてくれ」
これ、と渡されたが宝石だったことにびっくりする。石か?いや石だけど。なんか腹がたってきた。
「それと」
こっちが本題っぽい。
「馬車にどんな魔法をかけた?馬がこんなに差がでるのはおかしい。それし考えられん」
「軽くしただけですよ」
「不具合はないのか?」
「ないですよ。乗ってみます?」
この人は自分が試してみないと気が済まないタイプだ。ならさっさと体験してもらうしかない。
「その前にクリーンを」
「なんでだ?」
「いいから。じゃないと拒否します。ほら、練習ですよ」
焼き肉の匂いって結構残るのよ。
ヨゾンは目を閉じて「クリーン」とつぶやいた。集中しやすいからかな。よし、OK。
「どうぞ」
「うまくいったの。いやあ、これは便利だな。もうこれで水む」
「はいっどうぞ」
ブーツはぬがないでよ?
ヨゾンは馬車の周りを見てから(別に浮いたりしてないよ)、中に入った。
「うお、なんだと?!」
え、何が?なににそんなに驚いてるの?
「なんでここ涼しいんだよっずりぃぞ」
「涼しくしただけです」
「…」
無言で宝石を出すヨゾン。実は金持ちか?
わかりましたよ、やりますよ。宝石を手に取ると笑顔のおっさんがいた。確か奥さんと小さい子供がいたはず。絶対二人には甘々のお父さんなんだろうなぁ。そして子供には怖い顔で泣かれる。
「どっち優先…。だって一個しかないでしょう?」
軽量化かクーラーか。個人的には絶対クーラーのはず。
「よし、さっきの石を一つ馬車に回せ」
職権乱用だー。まあ、この快適さを知るとクーラーほしいよね。
王女様たち以外の馬車を軽量化魔法かけていった。王女様にはさすがに安全保障が確定しないと万が一何かあったらまずいからね。
その結果、なんと予定より早く宿に着いたのだ。やったー。お風呂~、仕事したよ、今日。仕事上がりのおっふろー。
おやつにパンケーキ作ろう。小麦粉と卵と水があれば作れる。と、考えてたら馬車がガクン、と急に止まった。
あやうく頭ぶつけるとこだった。シートベルト必要?
なんだか外が騒がしい。後方へかけていく馬の音、人のかけ声。
本当はあけちゃいけないんだろうけど、気になる。扉をあげようとしたら、あいた。自動ドア仕様かと思ったよ。
「ディタ。魔物が出た。援護してくれ」
まさかの仕事でした。援護って味方を強化したり、防御あげる魔法をかけるやつ?アニメとかである魔法でいいのかな。しまった、こういうのに詳しくない。とりあえず知ってる情報でやろう。
「了解です」
止まった馬車から降りる。騎士団だけだったので、騎士隊と一部は王女様の守りで別ルートだろう。
「ラオンだと?」
え、ライオン?本当だ。ライオンが4頭いるのが見えた。たてがみのあるオス。すごく牙が長いけど、顎下まであるよ。リアルサファリパークだよ。大きいなあ。不思議と怖くない。足がふるえることもない。夢の世界だとわかってるから?
とりあえず仕事。
「プロテクト。スピードアップ」
大きくて杖を馬車から出すのが大変だったよ。折れるかと思った。あ、今度からマジックバッグに入れておこう。今は魔法使局にうるさいのがいないことだし。ボストンバッグじゃない携帯ポシェットの方。明らかにサイズおかしいけど、気にしない~。
魔法をかけた騎士の動きが目に見えて急に早くなった。おお、さすが魔法。効果てき面だね。
剣の強化もできるかな。ライオンに切りかかろうと振りかざした騎士の剣にかけてみた。
「ストレングス」
スパーンっという文字ぴったりにライオンの頭がとんだ。
「わぁ~お」
思わず口から出てしまった。すごいなー。
頭が地面に落ちた。牙やっぱり大きいていうか長い。誰も動かない、魔物も人も。
先に動いたのは魔物だ。残り三頭が後ずさりする。
あれ、ライオンじゃなくてラオンてさっきながめてた図鑑に載ってなかった?てことは。
「食べられる?」
「うまいぞ」
返事があった。では、しとめなと。あ、又下がっていく。
「アクアボール」
手前の一頭に水球を投げた。すまん。中で水死しておくれ。血がドバってでるの無理だから。
あ、二頭は逃げていった。肉が。
「今日の昼は豪華になるかな」
隣にいるのは魔導局長ヨゾンだ。初めて会ったときから思ってたけど、この人こそ騎士団長じゃないの?筋肉ムキムキのいかつい男性が研究所長なんて思わないよ。
「あれは何した?」
アクアボールの中の魔物はもう死んでいる。丸いボールの水に浮いていた。
「水で溺死させました」
「えげつねぇ」
だってキレイに殺すにはそれしか思い浮かばなかったので。ポシェットから別の肩掛けカバンを出して、ラオンを収納した。いや、だって別にしたいじゃん?空間は広い、ってわかってるけど。
「倒した魔物は倒した人物のものですよね?」
権利は私にある。
「そうだな。もうひとつ、騎士にかけた魔法は何だ?」
「え?守りと早さ、ですよ。剣は強さ」
頭を切り落とした騎士の周りには他の騎士たちが集まっていた。もう魔法切れてるからただの剣になってるはず。
「見たことも聞いたこともねぇぞ」
「やったことないからじゃないですか?」
多分。
「俺も初めてだ。ラオンだぞ?騎士団の剣一振りで切れるまものじゃねえ」
騎士団長デレスまできた。
とっと暑苦しいの苦手だ。いや、臭い。
「クリーン」
二人にクリーンをかけた。
「バッグいります?」
どうやってあのラオン持ち帰るんだろ。かついで?いや血がドバドバでてるからまずいでしょ。他の魔物がよってくると本にかいてあった。
すぐに血抜きをすること。でも、ここじゃね。捨て置くには勿体ない貴重な食料なはず。
「いいのか?!」
え、こわ。とっと下がってください。ポシェットから別の袋をだして渡す。
「血抜きさせてから入れて持ち帰れば昼にありつけるな」
焼き肉パーティーだね~。
すぐさまかけていく団長にいっぽひくよ。みんな腹ぺこじゃないか。
「太っ腹だな。マジックバッグをほいほいと」
「そうですか?そんな大したもんだじゃないでしょ。え?」
「え、じゃねぇよ。本当、底がしれねぇ魔力持ちだな」
普通じゃないらしい、てことはわかった。おかしいな。もしかしたら高いものなのかも。
「帰ったら、さっきの魔法を石に込められるか?」
「やってみます。普通の石なら壊れそうな気もしますが」
感じたことを正直に言ってみた。
「だろうな。別の石でやってみるか。あとで持って行く。それと、さっき俺とデレスにかけた魔法は何だ?」
「クリーンですか?」
「急にさっぱりした」
笑顔か怖いんだけど。
「そういう魔法ですからね」
「足が蒸れてたのもさっぱりだ」
聞きたくなかったよ、そのセリフ。
「これは石にいけるか?」
「多分。でも本当に少量なので。ていうか生活魔法だからいけると思いますけど」
「な、に?!」
え、そんなにくいつく?男の人でも匂いきになるんだね。っていうか、この人の場合は足か。
「今の感覚を思い出しながら、イメージして『クリーン』て魔法かければいいんですよ」
そういえばマミヤはできたのかな。あとで聞いてみよう。
昼は本当に焼き肉パーティーだった。
普通においしい。ここにきてこんなにおいしい肉は初めてだ。よし。二重丸つけておこう。タレもほしいとこだけど仕方ない。塩こしょうのみでも充分おいししい。女騎士隊にはレタスを提供した。はさんで食べるとおいしいよね~。なんで男子は野菜をいやがるのだろうか。お母さんは知りませんよ?!
王女様たちはさすがに参加していなかった。そうだろうね。
マミヤはクリーンできたそうだ。焼き肉は匂いが服に付くからかけとくといいよ、といっておいた。即使っていた。行動が早いのはいいことだ。他の騎士隊にも使って広めてるらしい。
「ディタ、さっきの話なんだが、とりあえずこれに入れてみてくれ」
これ、と渡されたが宝石だったことにびっくりする。石か?いや石だけど。なんか腹がたってきた。
「それと」
こっちが本題っぽい。
「馬車にどんな魔法をかけた?馬がこんなに差がでるのはおかしい。それし考えられん」
「軽くしただけですよ」
「不具合はないのか?」
「ないですよ。乗ってみます?」
この人は自分が試してみないと気が済まないタイプだ。ならさっさと体験してもらうしかない。
「その前にクリーンを」
「なんでだ?」
「いいから。じゃないと拒否します。ほら、練習ですよ」
焼き肉の匂いって結構残るのよ。
ヨゾンは目を閉じて「クリーン」とつぶやいた。集中しやすいからかな。よし、OK。
「どうぞ」
「うまくいったの。いやあ、これは便利だな。もうこれで水む」
「はいっどうぞ」
ブーツはぬがないでよ?
ヨゾンは馬車の周りを見てから(別に浮いたりしてないよ)、中に入った。
「うお、なんだと?!」
え、何が?なににそんなに驚いてるの?
「なんでここ涼しいんだよっずりぃぞ」
「涼しくしただけです」
「…」
無言で宝石を出すヨゾン。実は金持ちか?
わかりましたよ、やりますよ。宝石を手に取ると笑顔のおっさんがいた。確か奥さんと小さい子供がいたはず。絶対二人には甘々のお父さんなんだろうなぁ。そして子供には怖い顔で泣かれる。
「どっち優先…。だって一個しかないでしょう?」
軽量化かクーラーか。個人的には絶対クーラーのはず。
「よし、さっきの石を一つ馬車に回せ」
職権乱用だー。まあ、この快適さを知るとクーラーほしいよね。
王女様たち以外の馬車を軽量化魔法かけていった。王女様にはさすがに安全保障が確定しないと万が一何かあったらまずいからね。
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