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飼った犬がなついてくれないおじさんのはなし
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最近、犬を飼い始めた。しかし、どうにもこの犬、散歩も行かないし、全く近づいてこない。(エサはがっつり食うが)「なぁ」と話しかけても知らん顔だ。そして今日、とうとう思いっきり噛まれた! 痛いのなんのって!! で、俺が吠えた。そしたら逃げてった。あーあ、もうちょっと仲良くなりたかったのに……。まぁいいか。
朝から雨だった。雨の中、俺は一人で買い物に出かけた。
すると、突然後ろから声をかけられた。振り向くとそこには傘を持った男がいた。
「あなた、犬を捨てるんじゃありませんよ。全く。」
よく見れば隣の人だ。
「すいませんでした…どうして家だとわかったんですか?」
「犬の首に中山なんて家の名前書いてるからでしょうが。」
しまった…首輪にもっとましなことを書けばよかった。
「ほら、ワンちゃん、中山のおじちゃんだよ。」
「おぉ、権兵衛、悪かったな。」
「権兵衛!?あなた犬にそんな名前つけたんですか!?」
「はいそうです。」
「…」しばらく沈黙が続いた後、男が口を開いた。
「私の名前は鈴木といいます。以後お見知りおきを。」
「はい、よろしくお願いします。」
男は帰って行った。
家に帰り、犬を洗うことにしてみた。
「よし、権兵衛、久々にお風呂だ。」風呂場へ連れていくと、権兵衛は逃げようとする。
「待て!」
犬を掴んで水をかける。
「ワンッ!」
どうやら水がいやらしい。まぁ、いいか。シャンプーをして、体をゴシゴシ擦ってやる。
「ワンッ!!」
「ん?どうした?」
「キャイン!」
なんだか様子がおかしい。泡だらけになりながらこちらを見ている。
「どした?」
「キャンキャン!!」
明らかな拒絶反応…どうしたものか。「う~ん、まぁいっか。流すぞ。」
シャワーを出して、泡を流す。
「キャンキャン!!」
また嫌がっている。でも仕方がないのだ。洗い終わったあとタオルで拭いてやったのだが、その間もずっと「キャイーン」と鳴くので、何かと思えば、俺は服のまま犬にシャワーを浴びせていたことが分かった…
朝から雨だった。雨の中、俺は一人で買い物に出かけた。
すると、突然後ろから声をかけられた。振り向くとそこには傘を持った男がいた。
「あなた、犬を捨てるんじゃありませんよ。全く。」
よく見れば隣の人だ。
「すいませんでした…どうして家だとわかったんですか?」
「犬の首に中山なんて家の名前書いてるからでしょうが。」
しまった…首輪にもっとましなことを書けばよかった。
「ほら、ワンちゃん、中山のおじちゃんだよ。」
「おぉ、権兵衛、悪かったな。」
「権兵衛!?あなた犬にそんな名前つけたんですか!?」
「はいそうです。」
「…」しばらく沈黙が続いた後、男が口を開いた。
「私の名前は鈴木といいます。以後お見知りおきを。」
「はい、よろしくお願いします。」
男は帰って行った。
家に帰り、犬を洗うことにしてみた。
「よし、権兵衛、久々にお風呂だ。」風呂場へ連れていくと、権兵衛は逃げようとする。
「待て!」
犬を掴んで水をかける。
「ワンッ!」
どうやら水がいやらしい。まぁ、いいか。シャンプーをして、体をゴシゴシ擦ってやる。
「ワンッ!!」
「ん?どうした?」
「キャイン!」
なんだか様子がおかしい。泡だらけになりながらこちらを見ている。
「どした?」
「キャンキャン!!」
明らかな拒絶反応…どうしたものか。「う~ん、まぁいっか。流すぞ。」
シャワーを出して、泡を流す。
「キャンキャン!!」
また嫌がっている。でも仕方がないのだ。洗い終わったあとタオルで拭いてやったのだが、その間もずっと「キャイーン」と鳴くので、何かと思えば、俺は服のまま犬にシャワーを浴びせていたことが分かった…
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服を着てシャワーに気付かないんですね…
もう犬しか目に入っていないんですよ
なついて欲しいんだ…
そりゃ飼い主ですからね
キャイ~ンってありますねw
あの二人組のね