上 下
68 / 174
  =====第二章少年期編=====

44•どうやら巨大モンスターが出たわ

しおりを挟む
二日目になりました。昨日は何もなくゆっくり眠れました。やっぱり個室は正解でしたね二日目もなにもなく進めばいいのですがなんだか胸騒ぎがします。気のせいならいいんですが

「アングレス様大丈夫ですかどこかご加減でも悪くないですか?」

「大丈夫ポトフありがとうなんでもない」

外の天気も悪くないみたいですし問題はなさそうです。これなら大丈夫そうです。やっぱり気のまわしすぎだったかも知れません初めての航海です不安になっても仕方ありませんよね

「じいじ二日目も天気が良くてよかったね」

「そうじゃなこの様子なら明日には着くじゃろう」

「新しい大陸楽しみだねどんな所だろう」

次の大陸に思いをはせていると昼を過ぎました少し天気があやしくなってきました。嵐にはならないでほしいですね。大丈夫でしょうかねそんな時です。甲板の方が騒がしいですね何かありましたかね様子を見に行きます。心配です

「お~いクラーケンが出たぞ気をつけろ」

なんでしょうかそういえばじいじがクラーケンが出ると言っていましたがまさかタイミングが悪いですね。どうするんでしょうか相手は巨大なイカです。海に引きずり込まれたら最後です

「じいじどうするの逃げ切れそう」

「どうじゃろうなもちこたえられるかの」

「そうですねこのまま突っ込むのも危険ですわね」

これは八方塞がりですね。どうしましょう何か手はないですかね。試した事はありませんが足止めくらいは出来るかも知れませんぶっつけ本番ですが女は度胸です。やるしかありませんね

「じいじ魔法を使いたい船長さんに許可をとってそれでみんなに目を瞑るように言って」

「アンちゃん無茶はいかんなんとかなる」

「時間がないの早く説得してきてお願い」

「分かった。すぐに言ってくるからな」

そう言ってじいじが船長さんを説得してくれる事になりました。大丈夫でしょうか一刻を争います。なんとか船は持ちこたえますねもう少し小さい船ならいちころでしたじいじが戻ってきました。説得してくれたみたいです。連絡も行き届いたので後は魔法を放つだけですね

「じいじも目をやられるから目を瞑って」

「分かった。アンちゃん気をつけてな」

「さあ初めての魔法ですいきますよ」

    『ライトオーバー』

さあどうでしょうか上手くいけば目眩ましになるはずです。どうやら上手くいきました。クラーケンは海の中に逃げていったみたいですね助かりました。これでしばらくは大丈夫でしょうか今のうちにこの海域を早く抜け出さないといけません。いつまた戻ってくるかわかりませんから

「じいじクラーケンが戻ってくるかもしれないから早く海域を出るよう言ってきて」

「あい分かった急いで言ってくるよ」

それからは大変でした。全速前進で海域を抜けました。天気もいつの間にか回復していましたこれでもう大丈夫でしょうか生きた心地がしませんでした。もうこんな事はこりごりですねその後は船内も落ち着いています本当に助かってよかったです

しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

獣人だらけの世界に若返り転移してしまった件

BL / 連載中 24h.ポイント:26,924pt お気に入り:2,246

公爵様が信じるのは奴隷だけ

ccm
ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:195

四人の魔族とおいしい私

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:28pt お気に入り:44

鬼灯の薬

BL / 完結 24h.ポイント:1,824pt お気に入り:1

【R18】狂存トライアングル

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:262pt お気に入り:782

【R18】騎士たちの監視対象になりました

恋愛 / 完結 24h.ポイント:624pt お気に入り:2,293

処理中です...