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【我が家の元愛犬】
76.我が家の元愛犬は隣国を警戒する
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急に扉がノックされたのでフィリアナが驚きから、ビクリと反応する。
その様子にアルスが苦笑しながら、ノックをした相手に入室許可を出すと、パルマンを尋問しているはずのフィリックスが部屋に入ってきた。
「フィリックス、パルマンの尋問は終わったのか?」
「いえ……その……」
「何だ、その煮え切らない返事は」
「実は……パルマン殿は、昨日の夜から意識を取り戻しておられたのですが、それから全く口を開こうとしないもので……。特にセルクレイス殿下が尋問役を行おうとすると、すぐに担当を変えて欲しいと騒ぎ立てられまして……」
「それは……兄上がリートフラム王家の人間だからか?」
「…………はい」
「そうか……」
いつものアルスであれば、そんなパルマンの頑なな態度に怒りを露にし、自身が尋問を行うと騒ぎ立てそうなのだが……。どうやら前回、知らなかったとは言え、かなり酷い形でパルマンを脅すような方法取ってしまった為、それ以上は何も言わずに押し黙ってしまった。そんなアルスに代わり、クリストファーがパルマンの現状をフィリックスに確認する。
「それは……もちろん、前王の孫である僕の尋問も受けてはくれないという事だよね?」
「恐らくは……」
「うーん……。それじゃあ、父上を餌に情報を引き出すのも無理そうだな……」
ボソリとこぼされたその不穏な言葉にアルスがクリストファーに白い目を向ける。
「お前……まさかクレオス叔父上との面会を餌に情報を聞き出すつもりだったのか?」
「だってパルマン殿って、魔法関連の情報や知識には目がないのだろう? しかも彼が一番興味を抱いている闇属性魔法を父上は実際に扱う事が出来る。その父との面会機会を設けると言えば、物凄い勢いで食らいついてきそうじゃないか」
「自分の父親をまるで生け贄を捧げるような感覚で交渉材料にするな!」
「え~? アルスがそれを言うの? そもそも僕は使える物は何でも使う主義だからね。それに父上もいい加減に登城出来るようにならないと……王弟としての面子が保てないだろう? だからそろそろ登城する訓練をさせようと思っていたから、ちょうどいいかと思って」
「俺は……こんな息子を持ってしまった叔父上に全力で同情する……」
「その言葉、そっくりそのままアルスに返すよ。君みたいな破天荒な息子を持ったリオレス叔父上の気苦労は、計り知れないからね」
互いに自身の事を棚に上げて罵り合う第二王子と公爵令息にフィリックスが盛大にため息をつく。
「お二人とも、遥か東の大陸の国に『目くそ鼻くそを笑う』という言葉がある事をご存知ですか? 今のお二人は、まさにその状態ですよ?」
「お前、王族を目くそ鼻くそ呼ばわりするとはいい度胸だな……。今の発言は確実に不敬だぞ!?︎」
「ラテール卿は本当に僕らリートフラム王家に遠慮がないよねー」
口の減らない若造王族の対応にウンザリし始めたフィリックスは、二人の扱いが上手い自身の息子に何とかするよう目だけで訴える。すると、今度はロアルドが盛大にため息をついた。
「それで父上は何故こちらに? まさかパルマン殿が貝のように口を閉ざし、お手上げ状態だと泣き言をおっしゃりに来たわけではございませんよね?」
「ロア……。お前、最近アルフレイス殿下に感化さ過ぎていないか……? 親は大切に扱い、敬うべきだと私は思うぞ?」
「大切に思っているからこそ、今助け舟を出しているではありませんか……。何か重要なお話がおありだから、こちらにいらしたんですよね?」
その息子の追撃とも言える質問にフィリックスが眉間に皺を刻む。
「その反応では、あまり歓迎出来る内容ではないお話みたいですね……」
「ああ。実はパルマン殿とは別件なのだが……。すぐにアルフレイス殿下のお耳に入れて頂きたい事があってな。陛下より事付けを頼まれたのだ」
「父上が俺に? 何だ?」
怪訝そうな表情を浮かべたアルスが片眉をあげる。
すると、フィリックスがリオレスからの事付け内容を口にする。
「実は……二週間後に行う予定だった次期王太子妃のお披露目式ですが、現状城内への魔獣襲撃が多発している為、陛下が安全面を考慮し、延期のご提案をされたのです。ですが……先程、急遽開かれた議会で一部の家臣より予定通り行うべきだという声が上がりまして……。結局、二週間後に行われる事になったそうです……」
「この状況でか!?」
「この状況で!?」
フィリックスの話に普段は全く気が合わなそうなアルスとクリストファーが、珍しく同時に驚きの声を上げる。だが、それが面白くなかったのか、二人は一瞬だけチラリと互いに視線を向けた後、すぐに視線を逸らした。
そんな二人の反応にフィリックスが呆れた表情を浮かべながら,続きを口にする。
「この件に関しては、陛下も非常に憤りを感じていらっしゃるご様子でした……。ですが、今回ルゼリア様のお披露目式には、隣国グランフロイデの王族の方もご出席される予定だった為、延期は難しいとの声が多く上がりまして……」
「「グランフロイデ!!」」
今度はフィリアナとロアルドが反応し、二人同時に声を上げる。
そんな反応を見せた自身の子供達にフィリックスが怪訝そうに首を傾げた。
「グランフロイデがどうした?」
「だって! アルスに犬になる魔術をかけた侍従は、グランフロイデの人だったのでしょう!?」
「父上! 今回の王家暗殺の件は、隣国の人間も関与している可能性があるのですよね!?」
急に畳み掛けるように質問攻めをしてきた息子と娘にフィリックスが困惑しつつも、クリストファーに白い目を向ける。
「クリストファー様ですか……? 今回の件で隣国が関わっているかもしれない可能性をこの子達に話してしまわれたのは……」
「ごめん……。でもここまで巻き込まれているから、二人も知っておいた方がいいかと思って」
「ですが、この件は事が大きくなりやすいので秘密裏に調査するよう陛下がおっしゃっていたではありませんか……」
「そうなのだけれど、でも……」
何やらコソコソ話し始めたフィリックスとクリストファーの様子にアルスが苛立ちながら声を掛ける。
「おい! クリスにフィリックス! その隣国が関与しているかもしれない件だが、フィーとロアはともかく、何故当事者であり王族でもある俺の方へ一切、情報が回ってきていないのだ!!」
そう主張するアルスの方に二人がチラリと視線を向ける。
「いや、だって君、つい最近まで言葉を話せない犬だったじゃないか……。そんな状態の時に話しても無駄に君の不安を煽るだけにしかならなかっただろう?」
「殿下のお耳に入ってしまうと余計な動きをされて、そちらの対処が大変だという理由で、陛下が情報共有をしない判断をくだされたのですが?」
「よ、余計な事だと!?」
心外だとでも言いたげな反応を見せるアルスにフィリックスとクリストファーが、更に白い目を向ける。
「例えば……『情報収集の諜報活動をしてやる』とか言い出して、無防備な状態で城内をウロウロされたり……」
「うっ……」
フィリックスの言い分を聞いたアルスの反応から、まさにそのような行動をしようとしていた事をフィリアナとロアが察する。
「犬の姿だからと、色々な人の部屋に勝手に入っては『証拠品を見つけた』とか言って、勝手に人の物を持ち出してきちゃったり……」
「流石にそれはやらな……」
「今はちゃんと倫理に反する行動の分別がついているけれど、当時幼かった君にはそういう判断力はなかったよね?」
「くっ……」
クリストファーの言い分を否定しようとしたが、幼かった自分はやってしまいそうだと自分でも思ってしまったアルスが、悔しそうに喉を鳴らす。
「殿下はすぐに余計な事をなさり過ぎなのです!」
「君の考えなしの行動の後始末をするはめになるこちらの身にもなって欲しいのだけれど!?」
「………………」
二人から畳み掛けられるように論破されたアルスが、いじけるように隣に座っているフィリアナの肩口に顔を埋め始める。
「それに殿下……以前から物申したかったのですが、婚約者も得ていない娘への過度なスキンシップは、お控えいただけませんかね? このままでは娘にあらぬ噂が立ってしまうのですが?」
「フィーは近々、俺と婚約を結ぶのだから過度なスキンシップをしても問題ないだろう!?」
「父である私は、その件に関しては了承しておりません。そもそも陛下からも正式な申込みも頂いておりませんし、娘の意志も確認しておりません。ご自身で勝手に決められないでください」
そう言ってフィリックスは、フィリアナにくっ付いているアルスをベリッと引き離す。すると、アルスが目を見据えながらフィリックスを睨みつける。
「分かった……。正式な申し入れをすればいいんだな?」
アルスのその不穏な発言でフィリアナだけでなく、他三人もギョとした表情を浮かべる。
「殿下……まさかこのような状況の時に陛下にうちの娘への婚約打診をさせるおつもりですか?」
「こんな時だからこそ、婚約の申し入れをするのだ!!」
アルスの驚きの主張内容に室内が一瞬で静まり返った。
その様子にアルスが苦笑しながら、ノックをした相手に入室許可を出すと、パルマンを尋問しているはずのフィリックスが部屋に入ってきた。
「フィリックス、パルマンの尋問は終わったのか?」
「いえ……その……」
「何だ、その煮え切らない返事は」
「実は……パルマン殿は、昨日の夜から意識を取り戻しておられたのですが、それから全く口を開こうとしないもので……。特にセルクレイス殿下が尋問役を行おうとすると、すぐに担当を変えて欲しいと騒ぎ立てられまして……」
「それは……兄上がリートフラム王家の人間だからか?」
「…………はい」
「そうか……」
いつものアルスであれば、そんなパルマンの頑なな態度に怒りを露にし、自身が尋問を行うと騒ぎ立てそうなのだが……。どうやら前回、知らなかったとは言え、かなり酷い形でパルマンを脅すような方法取ってしまった為、それ以上は何も言わずに押し黙ってしまった。そんなアルスに代わり、クリストファーがパルマンの現状をフィリックスに確認する。
「それは……もちろん、前王の孫である僕の尋問も受けてはくれないという事だよね?」
「恐らくは……」
「うーん……。それじゃあ、父上を餌に情報を引き出すのも無理そうだな……」
ボソリとこぼされたその不穏な言葉にアルスがクリストファーに白い目を向ける。
「お前……まさかクレオス叔父上との面会を餌に情報を聞き出すつもりだったのか?」
「だってパルマン殿って、魔法関連の情報や知識には目がないのだろう? しかも彼が一番興味を抱いている闇属性魔法を父上は実際に扱う事が出来る。その父との面会機会を設けると言えば、物凄い勢いで食らいついてきそうじゃないか」
「自分の父親をまるで生け贄を捧げるような感覚で交渉材料にするな!」
「え~? アルスがそれを言うの? そもそも僕は使える物は何でも使う主義だからね。それに父上もいい加減に登城出来るようにならないと……王弟としての面子が保てないだろう? だからそろそろ登城する訓練をさせようと思っていたから、ちょうどいいかと思って」
「俺は……こんな息子を持ってしまった叔父上に全力で同情する……」
「その言葉、そっくりそのままアルスに返すよ。君みたいな破天荒な息子を持ったリオレス叔父上の気苦労は、計り知れないからね」
互いに自身の事を棚に上げて罵り合う第二王子と公爵令息にフィリックスが盛大にため息をつく。
「お二人とも、遥か東の大陸の国に『目くそ鼻くそを笑う』という言葉がある事をご存知ですか? 今のお二人は、まさにその状態ですよ?」
「お前、王族を目くそ鼻くそ呼ばわりするとはいい度胸だな……。今の発言は確実に不敬だぞ!?︎」
「ラテール卿は本当に僕らリートフラム王家に遠慮がないよねー」
口の減らない若造王族の対応にウンザリし始めたフィリックスは、二人の扱いが上手い自身の息子に何とかするよう目だけで訴える。すると、今度はロアルドが盛大にため息をついた。
「それで父上は何故こちらに? まさかパルマン殿が貝のように口を閉ざし、お手上げ状態だと泣き言をおっしゃりに来たわけではございませんよね?」
「ロア……。お前、最近アルフレイス殿下に感化さ過ぎていないか……? 親は大切に扱い、敬うべきだと私は思うぞ?」
「大切に思っているからこそ、今助け舟を出しているではありませんか……。何か重要なお話がおありだから、こちらにいらしたんですよね?」
その息子の追撃とも言える質問にフィリックスが眉間に皺を刻む。
「その反応では、あまり歓迎出来る内容ではないお話みたいですね……」
「ああ。実はパルマン殿とは別件なのだが……。すぐにアルフレイス殿下のお耳に入れて頂きたい事があってな。陛下より事付けを頼まれたのだ」
「父上が俺に? 何だ?」
怪訝そうな表情を浮かべたアルスが片眉をあげる。
すると、フィリックスがリオレスからの事付け内容を口にする。
「実は……二週間後に行う予定だった次期王太子妃のお披露目式ですが、現状城内への魔獣襲撃が多発している為、陛下が安全面を考慮し、延期のご提案をされたのです。ですが……先程、急遽開かれた議会で一部の家臣より予定通り行うべきだという声が上がりまして……。結局、二週間後に行われる事になったそうです……」
「この状況でか!?」
「この状況で!?」
フィリックスの話に普段は全く気が合わなそうなアルスとクリストファーが、珍しく同時に驚きの声を上げる。だが、それが面白くなかったのか、二人は一瞬だけチラリと互いに視線を向けた後、すぐに視線を逸らした。
そんな二人の反応にフィリックスが呆れた表情を浮かべながら,続きを口にする。
「この件に関しては、陛下も非常に憤りを感じていらっしゃるご様子でした……。ですが、今回ルゼリア様のお披露目式には、隣国グランフロイデの王族の方もご出席される予定だった為、延期は難しいとの声が多く上がりまして……」
「「グランフロイデ!!」」
今度はフィリアナとロアルドが反応し、二人同時に声を上げる。
そんな反応を見せた自身の子供達にフィリックスが怪訝そうに首を傾げた。
「グランフロイデがどうした?」
「だって! アルスに犬になる魔術をかけた侍従は、グランフロイデの人だったのでしょう!?」
「父上! 今回の王家暗殺の件は、隣国の人間も関与している可能性があるのですよね!?」
急に畳み掛けるように質問攻めをしてきた息子と娘にフィリックスが困惑しつつも、クリストファーに白い目を向ける。
「クリストファー様ですか……? 今回の件で隣国が関わっているかもしれない可能性をこの子達に話してしまわれたのは……」
「ごめん……。でもここまで巻き込まれているから、二人も知っておいた方がいいかと思って」
「ですが、この件は事が大きくなりやすいので秘密裏に調査するよう陛下がおっしゃっていたではありませんか……」
「そうなのだけれど、でも……」
何やらコソコソ話し始めたフィリックスとクリストファーの様子にアルスが苛立ちながら声を掛ける。
「おい! クリスにフィリックス! その隣国が関与しているかもしれない件だが、フィーとロアはともかく、何故当事者であり王族でもある俺の方へ一切、情報が回ってきていないのだ!!」
そう主張するアルスの方に二人がチラリと視線を向ける。
「いや、だって君、つい最近まで言葉を話せない犬だったじゃないか……。そんな状態の時に話しても無駄に君の不安を煽るだけにしかならなかっただろう?」
「殿下のお耳に入ってしまうと余計な動きをされて、そちらの対処が大変だという理由で、陛下が情報共有をしない判断をくだされたのですが?」
「よ、余計な事だと!?」
心外だとでも言いたげな反応を見せるアルスにフィリックスとクリストファーが、更に白い目を向ける。
「例えば……『情報収集の諜報活動をしてやる』とか言い出して、無防備な状態で城内をウロウロされたり……」
「うっ……」
フィリックスの言い分を聞いたアルスの反応から、まさにそのような行動をしようとしていた事をフィリアナとロアが察する。
「犬の姿だからと、色々な人の部屋に勝手に入っては『証拠品を見つけた』とか言って、勝手に人の物を持ち出してきちゃったり……」
「流石にそれはやらな……」
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「くっ……」
クリストファーの言い分を否定しようとしたが、幼かった自分はやってしまいそうだと自分でも思ってしまったアルスが、悔しそうに喉を鳴らす。
「殿下はすぐに余計な事をなさり過ぎなのです!」
「君の考えなしの行動の後始末をするはめになるこちらの身にもなって欲しいのだけれど!?」
「………………」
二人から畳み掛けられるように論破されたアルスが、いじけるように隣に座っているフィリアナの肩口に顔を埋め始める。
「それに殿下……以前から物申したかったのですが、婚約者も得ていない娘への過度なスキンシップは、お控えいただけませんかね? このままでは娘にあらぬ噂が立ってしまうのですが?」
「フィーは近々、俺と婚約を結ぶのだから過度なスキンシップをしても問題ないだろう!?」
「父である私は、その件に関しては了承しておりません。そもそも陛下からも正式な申込みも頂いておりませんし、娘の意志も確認しておりません。ご自身で勝手に決められないでください」
そう言ってフィリックスは、フィリアナにくっ付いているアルスをベリッと引き離す。すると、アルスが目を見据えながらフィリックスを睨みつける。
「分かった……。正式な申し入れをすればいいんだな?」
アルスのその不穏な発言でフィリアナだけでなく、他三人もギョとした表情を浮かべる。
「殿下……まさかこのような状況の時に陛下にうちの娘への婚約打診をさせるおつもりですか?」
「こんな時だからこそ、婚約の申し入れをするのだ!!」
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