〇〇と言い張る面倒な王子達

もも野はち助

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第二話:『君を愛する事は出来ないと言い張る夫』

【前編】

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――――――◆◇◆――――――
こちらは『真実の愛に目覚めたと言い張る婚約者』に名前だけ出てきた第三王子フィリップと、その婚約者のセリーヌの話になります。
コメディー色が強めで、後半は明らかにR15(18?)的な事を叫んでいる奴がいるので苦手な方はご注意ください。
――――――◆◇◆――――――


「セリーヌ、すまない……。僕は君を愛する事は出来ない……」

 人生最大の幸福な日だと断言出来る結婚式の日の初夜。
 つい先程まで、温かい手に頬を撫でられ、甘い口付けもされ、そのままゆっくりと優しく寝台に体を沈めさせられたセリーヌだったが……。
 何故かその相手は、急に頬に添えてくれていた手を震わせ、何かに怯えるようにセリーヌから体を離し、そう呟いた。

 本来なら僅かな不安と期待、そして幸福の入り交じる時間が今から訪れるはずだったセリーヌは、その相手である一つ年上の第三王子を青い顔をしながら、放心状態で見つめ返す。

「フィリップ様……それは一体……どういう事でしょうか?」

 ショックで言葉が上手く出てこないセリーヌに対し、フィリップは俯きながら唇を噛み、更に追い討ちをかけるような言葉を呟く。

「本当にすまない……。つい先程までの僕は君を愛する事が出来ると確信していたんだ……。だか、実際にその時がやってきてしまった途端、それが無理だと……」

 本日、夫となったばかりのフィリップにそう告げられてしまったセリーヌの瞳に涙が溜まりだす。しかし、セリーヌはそれをグッと堪えた。
 何故なら、こういう状況になる事をある程度、予想していたからだ。
 そもそも第三王子フィリップには、セリーヌと婚約する前から心惹かれている想い人の女性がいたのだ……。

 オフェリア・フォレスティ侯爵令嬢。

 現在ではフィリップの兄である第一王子の妻となり、王太子妃でもあるので、正しくは侯爵令嬢だ。
 彼女の実家であるフォレスティ家は代々王家との繋がりが深い由緒ある家柄だったが、娘二人しかいなかった為、長女のオフェリアが王家より婿を取り、家督を継がせる予定だったらしい。
 その為、第一王子以外の誰かがフォレスティ家に婿養子として入る予定だったのが、そのオフェリアがフィリップの兄である第一王子リシウスに見初められ、逆に王家に嫁ぐ事になってしまったのだ。

 恐らくフィリップは、第一王子に見初められる前のオフェリアに面会した際、彼女に恋心を抱いてしまったのだろう。
 しかしその直後、長兄にその想い人を掻っ攫われてしまったという状況だ……。

 そのフィリップは、外見も内面も繊細過ぎる程の儚げな印象が強かった。
 髪は第一王子と同じサラサラの銀髪。潤んだ艶っぽい薄紫の瞳は、まるでガラス細工のような繊細な美を放っている。
 しかもその銀髪は、顔の輪郭を隠すようにやや長めなのだが、後ろの襟足部分は短く切りそろえられている為、正面から対面した場合、女性と見間違えてしまう程の中性的な印象を感じさせた。

 体格に関しては長身だが、四兄弟の中では一番華奢な体つきをしている。
 その為、もしフィリップに女装をさせたら、少し長身の美女にしか見えないと言うくらい美しい容姿の持ち主だった。

 そのフィリップが持つ儚げな美は幼い頃からのもので、当時王子達の婚約者候補選びのお茶会に参加した7歳のセリーヌは、そんなフィリップに一目で心を奪われてしまう。
 しかし当時のフィリップは、今以上に引っ込み思案だった為、お茶会が始まると、すぐにどこかに身を隠してしまっていた。

 それでもフィリップと交流を深めたかった7歳のセリーヌは、お茶会の最中に他の王子達をそっちのけで、必死にフィリップの事を探しまわった。
 そしてその時、お茶会から逃げ出したフィリップと、その兄である第一王子の婚約者のオフェリアとの会話を聞いてしまったのだ……。

「フィリップ様……主役のお一人でもあるあなた様が、この様な場所にお隠れになっていてはいけませんよ?」
「でも僕、大勢の人がいる場所が苦手なんだ……。それに何故か今日招待されて来たご令嬢達は、皆ギラギラした瞳で僕を見つめてくるから、とても怖くて……」
「仕方ありませんわ……。どのご令嬢も皆、フィリップ様や他の王子殿下と親しくなりたくて必死なのです。ですがそれは、けしてフィリップ様を攻撃しようとしている訳ではございません。お一人ずつ、軽い会話をしてさしあげれば、落ち着かれると思いますよ?」
「でもあんな獲物を狙っているような獣みたいな目で見つめてくるんだよ? 僕、あそこには戻りたくないよ……。ねぇ、どうしてオフェリアはリシウス兄様と婚約してしまったの? 本当はライナス兄様か僕、あと弟のルーの誰かが君の家に婿入りする予定だったでしょ? なのに何故リシウス兄様にお嫁入りする事になってしまったの? これではフォレスティ家を継ぐ人間がいなくなってしまうのに……」

 そう口を尖らせながら俯く当時8歳だったフィリップにオフェリアが困った笑みを浮かべた。

「始めはその予定でございましたが……。リシウス様より、家を守る事よりも土台となる国を守る手伝いをして欲しいと強くご要望頂いてしまって……。それにフォレスティ家に関しては、わたくしだけでなく妹のシャノンがいるので、あの子の夫となる男性に継がせる事が出来ます」
「オフェリアは優秀だからリシウス兄様が、そう望まれるのもよく分かるよ? でも初めは僕らが君の婚約者候補だったのに……リシウス兄様はそれを横取りするように奪ったのはズルいよ! それにオフェリアはいいの? リシウス兄様との婚約は明らかに政略的な要素が強いじゃないか……。それで他のご令嬢達から、たくさん意地悪な事を言われているのを僕は知っているよ? 辛くはないの?」
「それは……」
「僕だったら兄様達のように人気はないしメリットもないから、婚約しても君に意地悪な事を言ってくるご令嬢はいないと思う。だからね、君はリシウス兄様とではなく僕と婚約した方がいいと思うんだ」
「申し訳ございません……。フィリップ様のお心遣いは大変嬉しいのですが、わたくしはもう国母としての未来を見据える覚悟を決めております。ですから、そのお話は……」
「オフェリア……」

 その話を盗み聞きしてしまったセリーヌは、早々にその場から離れた。
 同時に自分が一目ぼれしたフィリップが、すでに理想の女性と出会ってしまった事にショックを受け、ボロボロと涙を零す。
 フォレスティ家のオフェリアは、幼少期の頃から社交界屈指の淑女になると言われる程、優秀な上に容姿にも恵まれた将来有望の令嬢だったのだ……。
 そんな令嬢に心を奪われてしまっては、他の令嬢など全て霞んで見えてしまうだろう。

 どんなに頑張ってもオフェリアのような完璧で素晴らしい令嬢を越える事など、自分には出来ない……。

 その絶望感からセリーヌは、しばらく自室に引きこもり泣き明かした。
 そんなセリーヌを心配した家族や侍女たちは、親身になって接してくれた。しかし、セリーヌはその暗闇からなかなか抜け出せなかった……。

 ある日、泣き腫らして無気力になっているセリーヌを心配した兄が、庭への散歩を提案してきた。
 とてもではないが、そんな気分ではなかったセリーヌだが……。
 当日15歳だった兄は、半年ぶりに寄宿学校から帰って来た為、セリーヌと会うのは久しぶりだった。その兄の誘いを断る事も出来ず、ボロボロの状態ではあるが、何とか侍女に身支度をしてしてもらうと、兄が優しく手を引きながら散歩に連れ出してくれたのだ。

 久しぶりに兄に手を繋いで貰ったセリーヌは、少しだけ気持ちが落ち着いてくる。その様子を確認した兄が、優しい声でセリーヌが落ち込んでいる理由を聞いてきた。

「セリーヌ、一体何がそんなにお前を悲しませているんだい?」
「お兄様……どうしたら私は、完璧な淑女になれますか?」

 ポツリと溢した妹の言葉に兄が目を丸くする。

「完璧な淑女? セリーヌはそういう淑女になりたいのかい?」
「ならないと……その子に好きになって貰えないわ……」

 その言葉で更に兄が目を見開き、そしてプッと吹き出した。

「お、お兄様ぁ~……」
「ご、ごめん! そうか、セリーヌは好きな男の子が出来たんだね? でもどうして完璧な淑女でなければいけないのかな?」
「その子が好きな人が完璧な淑女だから……。ねぇ、どうしたら私は完璧な淑女になれる?」

 不安そうに瞳をユラユラさせながら、上目遣いで聞いてきた妹の仕草に兄が笑みをこぼす。
 そしてその可愛らしくも意地らしい様子に思わず妹を愛称で呼んでしまった。

「リーヌは完璧な淑女なんてならなくても十分可愛いじゃないか」
「可愛いだけじゃダメなの! もっとこう……優雅で美しくて……何でも出来るそういう素敵な女性でないとダメなの!」

 愛称で呼ばれた為か、セリーヌの口調も子供らしい物になる。そんな背伸び気味な幼い妹に兄は、優しさを交えながら苦笑した。

「目指す淑女像が随分抽象的だなぁ……。それではリーヌが目指してる完璧な淑女がどういうものなのか僕には分からないよ。例えば『この人みたいな淑女』というお手本になる人物はいないのかい?」
「えっと……フォ、フォレスティ家のオフェリア様みたいな淑女に……」
「ああ。オフェリア様か。確かにあの方は幼いながらもすでに完璧な淑女だね。なんせ王太子殿下に一瞬で見初められて、すぐに婚約が決まったくらいだから。でもそれならば、すぐにリーヌも完璧な淑女になれるのではないかい?」
「え……?」
「だってリーヌは、オフェリア様と同じ髪と瞳の色をしているじゃないか。見た目だけならもうオフェリア様と同じ完璧な淑女だ」

 兄としては、子供騙しでも妹を元気付けたいという安易な考えで発した言葉だ。しかし、その兄の言葉を聞いた幼いセリーヌは、ある考えを思い立つ。

 そうか! オフェリア様の真似をすればいいんだ!

 そう閃いたセリーヌは、翌日からオフェリアの真似をし出した。
 まず城で行われている対王族用の厳しい淑女教育に参加したいと父に頼み、そこでオフェリアと交流の機会を得る。
 その際、オフェリアの好みや仕草などを見聞きして研究し、出来るだけ見た目も中身もオフェリアに近づけるように努力し始めたのだ。
 そんなセリーヌの行動に一緒に淑女教育を受けていた年上の令嬢達は、未来の王太子妃であるオフェリアに憧れ、必死で真似しようとしている幼いセリーヌを微笑ましい目で見守ってくれた。
 もちろん、オフェリア当人もそんなセリーヌを可愛がってくれたのだ。

 しかしその優しいオフェリアの対応が、更にセリーヌを暗い気持ちにさせる。オフェリアに優しくされればされる程、彼女の素晴らしさを実感してしまったからだ。
 同時にセリーヌは、一方的に恋敵認定をしているオフェリアの事が大好きになってしまっていた。

 こんなに優しく素敵な女性ならば、フィリップ殿下が惹かれてしまうのも当然だ……。

 実際、オフェリアと行動を共にする様になってからは、セリーヌ自身がフィリップと遭遇する機会が増えた。
 しかしそのフィリップは、成長しても極度の人見知りは治らず……。
 セリーヌがオフェリア達と共にいる際、そうとは知らずにフィリップがよくオフェリアの部屋を訪れる事が多かった。
 しかしフィリップは、オフェリア以外の他の令嬢がそこにいると分かるや否や真っ赤な顔をしながら、すぐに部屋を出て行ってしまう。

 そんなあからさまに分かりやすいフィリップの反応に他の令嬢達は、ますますフィリップが報われない恋をしている事を憐れんだ……。
 そしてオフェリア不在時の彼女達とのお茶会では、必ずと言っていい程、そのフィリップの報われない恋の話に花が咲いた。
 いつしかその噂は、社交界では知らぬ人間がいない程、有名になってしまう。

 しかし、それでもセリーヌはフィリップの事を諦めきれなかった。
 触れたら壊れてしまいそうな儚げで美しい容姿と、繊細な心を持つフィリップを。滅多に公の場に姿を現さない為、見かけたら幸運とまで言われてしまう程、激しい人見知りをするこの第三王子を。
 しかしセリーヌのその熱い想いは届かず、いつまで経ってもフィリップの瞳にセリーヌが映る事はなかった……。

 そしてセリーヌが14歳になると、憧れでもあり目標でもあったオフェリアが王太子である第一王子リシウスと挙式する。
 それを切っ掛けにセリーヌは、もうフィリップの瞳に自分が映るかもしれないという相手任せの展開に期待を抱く事をやめた。
 自ら率先してフィリップの瞳に映り込むように積極的にアプローチを始めたのだ。それは見事過ぎる程のオフェリアのような振る舞いをしながら……。

 そんなセリーヌに周りの令嬢達は、冷たい視線を投げ掛けてきた。
 フィリップがオフェリアにご執心なのは有名だった為、そのオフェリアそっくりに振る舞うセリーヌを『したたか過ぎる』『オフェリア様の劣化品』『権力に固執する卑しい令嬢』と陰口を叩き始めたのだ。
 しかし途中からセリーヌのフィリップに対する想いを知った淑女教育仲間の年上の令嬢達は、その陰口からセリーヌを擁護し、その恋を親身になって応援してくれた。
 そしてセリーヌの方もたとえ周りから何と言われようとも、自分の想いを貫きたいと言う強い意志で、果敢にフィリップへとアプローチし出す。

 更にセリーヌは、王太子妃となったオフェリアにもその恋心を相談した。
 すると何故か末っ子の第四王子ルーレンスが、やけに自分達の仲を取り持ってくれるようになる。
 もうなりふり構っていられなかったセリーヌは、捨て身とも言える行動をしながら、そんな地道な努力を重ね、ついにフィリップからの婚約の申し入れを勝ち取ったのが一年前の出来事だ。

 片思い歴、苦節9年……。
 想いが成就し、その一年後の本日にやっと愛しい人の妻の座を獲得したのだ。
 もうそれだけで満たされたセリーヌは、フィリップからの愛情がたとえ本来の自分に向けられていない偽りの愛情でも構わないと、受け入れる覚悟をしっかり決めていた。

 劣化品でも代替え品扱いでも構わない。
 とにかく大好きな人の一番傍にずっといたい。
 たとえその愛情が偽った自分でないと向けて貰えない愛情だとしても……。

 独りよがりの惨めな恋だと分かっていても、それでもセリーヌはフィリップの事を諦める事は出来なかった。たとえそれが自分だけが抱く一方的な虚しい愛だとしても、どうしてもフィリップの一番側にいられる存在になりたかったのだ。

 しかし、そんな代替え品のような扱いで満足しようと甘んじていたセリーヌの恋心は、ついに破綻を迎える。
 挙式したその日の初夜。
 いざ夫婦的な行為に及ぼうとしたフィリップは、その直前でセリーヌに触れていた手を急に震わせながら離し、ゆっくりとお互いの距離を取った後、絶望的に深く項垂れながら、はっきりと宣言してきたのだ。

 僕は君を愛する事は出来ない――――と。

 その結果が訪れる事は、セリーヌも覚悟はしていた。
 していたつもりだったのだが……。
 婚約が決まってからの舞い上がらずにはいられない程の自分に対するフィリップの接し方で、その覚悟をすっかり忘れてしまっていた……。

 一年前に婚約が決まってからのフィリップは、まるでオフェリアに対するようにセリーヌにも接してくれていたのだ。
 他の人間には滅多に見せない優しく穏やかな表情をたくさん見せてくれただけではなく、今まで苦手だった夜会にもセリーヌを伴いながら必死で参加し、二人だけの時は極上に甘い笑みを浮かべてくれるようになったのだ。
 その為、婚約期間だったこの一年間は、セリーヌにとって人生で最高の幸福な時間だった。

 同時に自分は、あくまでもオフィリアの劣化品として、愛情を向けられているという現実を簡単に忘れさせてくれた。
 しかし、今のセリーヌは過去に自分が思い付いたアプローチ方法が、浅はかで愚かな考えだと痛感している。

 寝台の上でペタンと座りこんだまま、両手で顔を覆ったセリーヌは、ボロボロと大粒の涙を零す。そんな新妻にフィリップの方も涙ぐみながら、謝罪し続けた……。

「本当に――――本当に、すまない……。でも君の所為ではないんだ……」

 ならば誰のせいだと言うのだ……。
 いつまでも初恋であるオフェリアを忘れられないフィリップか?
 それともいつまでも初恋であるフィリップを諦めきれず、偽りの愛に縋ろうとした自分か?

 だがセリーヌの中では、この破綻を招いた元凶は何なのか、すでにその正体をはっきりと認識している。一番に悪いのは、己を偽ってでもフィリップの愛情を得ようとした自分だ……。
 偽りの愛でも時間が経てば、いつか自分を見てくれるだろうという甘い考えで強引な手段に出て、その愛を受け入れて貰おうとした自分が一番悪いのだ。
 しかし、それがどんなに虚しい愛になろうとも、どうしてもセリーヌはフィリップを諦めきれなかったのだ。
 繊細過ぎる程の美しさと、危うい程の心優しいフィリップという最愛の存在を。

「セリーヌ……。そんなに泣かないでおくれ……」

 そう言ってフィリップは、両手で顔を覆い嗚咽するように泣き続けるセリーヌの頭を恐る恐る震える手で優しく撫でた。
 その腫れ物でも扱うような優しい愛撫にセリーヌは、更に声を上げて泣き出す。
 そのセリーヌの様子にフィリップまでも悲痛な表情を浮かべ、目を潤ませる。

「セリーヌ、頼む……。そんなに深く悲しむ様に泣かれてしまっては、僕はもう心臓が張り裂けそうな程、辛くなってしまう……。だからお願いだ――――」

 そう言ってフィリップは一端、セリーヌの頭を撫でるのをやめた。
 そしてまるで触れただけ粉々になってしまいそうな繊細な物を扱うように、そっと……そっと、セリーヌを自分の方に抱き寄せ腕の中に閉じ込める。
 そのまま聞き取るのがやっとの囁き方で、セリーヌの耳元に声を絞り出す。

「あと一週間、僕の理性が落ち着くまで待ってくれ……」

 その瞬間、フィリップの腕の中で号泣していたセリーヌは、ピタリと動きを止めて固まった。
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