天使な狼、悪魔な羊

駿馬

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第8章 旅は道連れ

2.悪魔の制裁

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横になるとすぐに寝息を立てて眠ったシェニカを見ると、その穏やかな寝顔に俺は思わず顔が綻んだ。


気持ち良さそうに眠る姿を見ていると、またキスしたくなる。


この場にレオンが居なければ、この無防備な寝顔を隣で眺めたり、キスをしてから仕事が出来るのだが、こいつの前で堂々とするのは気恥ずかしさがあるから出来ない。





「俺が行ってくる」

俺は立ち上がって焚き火の前で座っているレオンにそう言うと、奴は小さく頷いた。




シェニカは気付いてないが、コロシアムのあったゼニールの街で治療院を開いている時からこの場所に来るまで、毎日毎日ずっと周辺をうろつく奴がいた。


レオンと2人でそいつの出方を待っていたのだが、そいつはいつも距離を置いて尾けてくるだけ。
たまに先回りしているのか、こちらをチラチラ見ながら目の前を通り過ぎることがあったが、話しかけてくるわけでもない。
ただ周囲をうろつくだけなのに、こうして追いかけてくるという、なんとも気味の悪い奴だ。

そして今もそう遠くないところで、こちらの様子を伺っている。





今回街に到着する前に野宿を選んだのは、鍛錬のためというのもあるが、そろそろこいつを捕まえて目的を聞き出そうと判断したからだ。




俺は結界から出ると気配を消し、不審者の背後に回り込むように近付いた。

不審者は俺達のいた所から少し離れた木の根本に凭れ掛かるように座り、結界を張った方向を向いている。
時折コックリコックリと船を漕いでいるから、眠りに落ちる寸前らしい。






「おい。俺達に何か用か?」


「!」

俺は木の後ろから不審者の男の肩を掴んで声をかけると、男は驚いて這うようにして俺から逃げようとしたが、俺は男の足を踏んで動きを止めた。








「それで?俺達に何の用だ?」


黒髪の傭兵姿の男を結界近くの木に縛り付けて、さっきと同じ質問をしたが男は無言で俺を睨みつけている。

結界の出入りが自由に出来ないレオンは、その様子を結界内からため息混じりに見ていて、シェニカは相変わらずスヤスヤと眠っている。





「確かお前はゼニールでシェニカに治療して貰った奴だよな。確か…。クロードって言う傭兵だったよな」


「……」


俺を睨みながらも男はまだ無言だ。

普通ナンパしてくる傭兵の名前なんていちいち覚えちゃいないが、こいつはシェニカに渡したオレンジ色の宝石のことがあるから覚えていた。





「お前は治療の礼に宝石を渡していたな。返して欲しくなったのか?」


宝石のことを言うと、男の目が一瞬揺れたのを俺は見逃さなかった。
結界内に置いてある俺の荷物から、シェニカから預かった宝石を取り出して男の前に突き出した。





「これだろ?繋ぎの結晶のカケラってわけでもなさそうだし。返して欲しいなら返してやるよ。
シェニカは俺に預けたままで忘れてるくらいだ。金には困ってないし、勝手に返しても問題ないだろ」



「預かった?忘れてる…?」

急に小さな声を発した男だったが、俺に睨まれるとうな垂れた。





「さて、説明してもらおうか。シェニカに夜這いでもかけにきたのか?」


「夜這いなんて野蛮なことはしない!俺はただ…。シェニカさんと仲良くなりたかっただけで」


夜這いのことは大きな声をあげて否定したが、その後は声が尻すぼみになった。





「んで?この宝石に何の仕掛けがしてあるんだ?」


こいつがシェニカに渡したのは、一見すると加工前の歪な形のオレンジ色の宝石だが、こうして渡した本人が俺達の周辺をうろついているということは、やはりこれには何か仕掛けがあるのだろう。



「……」


「お前も傭兵の端くれなら、自分がどういう状況か分かってるよな?素直に白状するなら、無傷で帰してやってもいいが。どうする?」


傭兵としてのランクは低そうだが、こいつでも俺達との実力差は嫌でも分かっているだろう。
男は悔しそうに俺を睨みつけてきたので、俺はそいつに殺気をぶつけると男はため息をついた。






「……それは宝石じゃなくて、今この辺の地方で流行っている飴だ」


「飴?これが?で、これに何を仕込んだ?」


手元のオレンジの宝石を見てみたが、どう見ても宝石で飴には見えない。
だが、飴だとしてもこうしてしつこく追ってくるのだから、まだ何かあるはずだ。






「……惚れ薬」



男の言葉に俺のこいつへの呆れの感情は頂点に達し、「惚れ薬が欲しいのは俺の方だよ!」と喉元まで出かけた言葉を飲み込んだ。




「……お前さ。俺達が始終張り付いてるのに、どうやって近づくつもりだったんだよ」

腰に差した剣に手を添えて殺気をぶつければ、無言を貫こうとした男が慌てて話しだした。





「その惚れ薬は特殊なんだよ!俺の唾液を混ぜた惚れ薬を口にしたら、シェニカさんは俺を見た瞬間俺が欲しくてたまらなくなるんだよ!

それも一時的じゃなくて、ずっと俺に惚れてくれるんだ!いいだろ?!
だから俺はシェニカさんの視界に入るくらいの距離をうろついてれば、彼女の方から近付いてくるってわけ!
羨ましいだろ!怪しい薬師に頼んだから高かったんだぞっ!ふんっ!」


身動き出来ない状況に変わりはないのに、何故か男は俺を挑発するように言い放った。




「シェニカはこれを飴だと分かってなかったから口にしてねぇよ。そもそも、もらったその場で俺に渡してから、触れてもいないんだからな」


この辺の地方で流行っている飴というのは、来ても仕事ばかりのシェニカが知るわけもない。
もし知っていたら舐めていたかもしれないが、多分、シェニカの下心探知機能に引っかかって、同じように俺に預けて忘れていただろう。




「…なんだと!?」


「まぁ、お前のやろうとしたことは十分わかった。じゃあ、これからお前をどう料理してやろうかな」


俺がそう言うと、男は俺を怒りの表情で睨んできたが、そんな些細な睨みなんてまったく効果はない。



「ルクト、こういうのはどうだ?」

その様子を静かに見ていたレオンが、小声で俺を呼んだ。

俺はレオンの提案を男の耳元で囁いてやると、男は何のことか分かっていなかったが、嫌な予感はしたらしく少し青ざめた顔をしていた。






翌朝。




「ねぇ。そこの木に縛られている人誰だっけ?何かどっかで見たことあるような…」

シェニカは目覚めると、盗賊を捕まえた時のように猿轡を咬まされた上に、縄で木に縛り付けられている男を指差した。
男はシェニカに助けを求めているのか、うめき声をあげながら血走った目で見ているが、そんな様子では助けを求めているとは伝わらないだろう。




「この辺で迷子になったそうだ。この先の街に会いたい人がいるから行きたいらしい。一緒に連れて行ってもいいか?」


「もちろんいいけど。でもなんでその人、猿轡してるの?具合悪いなら治療するけど」


「何だか夜中に怖いものを見たらしく、ガクガク震えていたんでね。舌を噛んだらいけないだろ?だからあーやってるんだ。街につけば安心して震えも止まるだろ」


何か言いたげなシェニカを無理矢理な屁理屈で言いくるめると、レオンはその様子を面白そうに見て、必死に笑い声をあげないように堪えていた。






レオンに半ば引きずられるようにバンサスという街に連れて来られた男を、今度は俺が受け取った。



「こいつを送ってくる。レオン、護衛よろしくな」


俺がそう言うと、シェニカの後ろにいたレオンは口元を隠すように手で覆って、今にも始まりそうな大笑いを堪えていた。





街の中を猿轡をつけたまま歩くのは目立つので俯かせて歩かせ、大きく立派な木製の扉の前で立ち止まった。




「『軍人・傭兵の御用達!ツボを押さえたマッサージ『ザ・新世界』バンサス支店』?」


男は扉の上にデカデカと掲げられた看板を静かに読み上げた。





「お前入ったことあるか?
どんなに疲れた身体でも、ここのマッサージを受けるとあまりに気持ちが良くて、出てくる時には生き返った様になっているそうだ。
俺は行ったことないが、他の奴の話じゃとっても良い所らしいぞ。一回行くとクセになるらしい。
こんな良い所に連れてこられたのを感謝しろよ」


俺が男の腕を掴んでドアノブを回すと、扉を開けた瞬間から、焚き込められた甘ったるい香の匂いが鼻を刺激してきた。
扉を開けて中を見れば、ピンクの薔薇が大きく描かれた絨毯が敷かれた広々とした玄関ホールが広がっていた。





「あら!イイ男っ!その格好は傭兵ね、大歓迎よ!連日の戦いでお疲れじゃない?是非私達の技で蕩けてイって♪」


すぐに歓迎の言葉をかけてきたのは、扉のすぐそばのカウンターに座る、やたらと化粧の濃い受付係だ。

色白の肩を剥き出しにした、ピンク色の派手な格好で俺を品定めするように見ていた。
受付係の露出した首元や腕、胸元を見れば、思わずため息が漏れ出るほどのプロポーションだ。


こういう店は初めて来たが、かなりレベルが高いらしい。






「あぁ、悪いがここを利用したいっていうのは俺じゃなくてこいつなんだ。
この店で一番人気の人に惚れてしまったが、一人じゃ恥ずかしくて来れないって言ってたんだよ。
悪いが恥ずかしがり屋なこいつに、協力してくれないか?」



「ち!ちがうっ!!」

俺の隣で必死に否定しようと声を張り上げていた男を、突き出すように一歩前に出させた。

すると、騒ぎを聞きつけたのか、店の奥からゾロゾロと布の薄い服を着た店の者達が出てきて、物珍しそうに見ながら男を取り囲んだ。






「まぁ!すごくいい話!是非協力させていただくわ!誰かゴティを呼んできてちょうだい!」



受付係がそう言うと、周囲からピンク色の歓声が上がった。




「きゃぁぁぁ!一目惚れなのかしら?夢があるわぁ!」

「私もそういう出会いが欲しいわぁ!」

「ゴティのタイプな感じの子だから、両思い確定だわ!羨ましいっ!」


玄関ホールが店の者達の歓声で満たされる中、俺の前にいる男はそんな言葉をかけられて顔色をなくして呆然と辺りを見渡していた。







「私に惚れた男が来たって聞いたけど…。だれ?」

金髪に健康的な小麦色の肌、一目見れば誰もが釘付けになる唇を持ったゴティが、店の奥から気怠げに現れた。
ゴティは小鳥が鳴くような高い声を響かせ、大きな胸を惜しげもなく晒す面積の少ない白色の服を着ていた。





「こいつがあんたに惚れ込んでいてね。でも素直になれなくて、思ったことと反対のことを言ってしまうんだ。
今日は、そんなこいつの思いを遂げさせようと思って来たんだ。
そうそう土産もある。最近人気の宝石型の飴だそうだ。すごく美味しい飴らしいから、すぐにでも舐めてくれないか」


「え~?!お土産まで持ってきてくれたの?貴方、見た目がすごく私のタイプなんだけど、中身も私好みのすごく優しい人なのね。感激しちゃうわ!いっぱいお話したいわ。早速場所を変えましょ。こっちよ」





「たのむ…。やめてくれ…。もう許してくれ…!俺が悪かった!」


俺がゴティに飴を渡すのを、男は手を伸ばして必死に抵抗してきた。
そんな抵抗が無駄に終わると、今度は青い顔をして首をブンブンと振って泣き言を言い始めた。



俺はそんな様子など気にせず、男の耳元で囁いた。


「料金を踏み倒そうとか、逃げ出そうとする相手は容赦なく潰されるらしいから気をつけろよ?
遠慮なく堪能してイってこい」




「いやだ!頼む!やめてくれぇっ!」

男はその場に崩れ落ち、みっともなく俺の足にすがりついてきた。




「あら、そんなに恥ずかしがる必要なんてないじゃない。分かったわ、私が気持ち良くさせてあげながら、恥ずかしくなくなるまで色々と教えてあ・げ・る」





俺よりもふた回りは身体が大きな、長身で筋肉隆々の人気ナンバーワンオネエのゴティは、ヒョイと男を肩に担ぎ上げて店の奥へと消えて行った。



静まり返った玄関ホールに残されたオネェ達は、耳に手を当ててゴティ達の消えた方に耳を澄ませていた。








「ダメだ!それを口にするなっ…!あぁぁぁ!!!」


「あら、この飴美味しいわね。どこで売ってるの?私のために買って来てくれたなんて嬉しいわ」


「今すぐ吐き出せ!それには毒が入っているんだよぉっ!」


「うふふっ!もう飲み込んじゃった♪毒だなんてそんな物入ってなかったわよ?
あら、どうしたの?何だか倒れそうね。抱きしめてあげるわ」




ダダダダダダダッ!!ガシャン!パリーン!!




「来るなっ!来るなぁっ!」


「んもうっ!私のお部屋の花瓶とか高いのよ?それをこんなに投げて割っちゃって…。もうイケナイ子ね!落ち着いてお話出来るようにギュッ!ってしてあげるわね」



ガシッ!!!!




「や、やめっ…!ぐえっ!し、死ぬっ!ごぇっっ!!」



ミシミシ……ドサッ。





「ねぇ、貴方のお名前は?私、貴方を近くで見ると胸がドキドキしちゃう…。これって恋かしら?」


「ちっ違うっ!それはただの不整脈だ…っ!やめろ!それ以上顔を近づけるなぁっ!ひぃぃ!」


ガタガタン!!




ぶっちゅ~~~う!!!きゅぽんっ♪






「ぎゃあああ!やめろ!やめろぉぉ!!」


「どこ行くの?まだ終わりじゃないわよ。今度はこっち♪」




ガタガタッ!ドタドタ!!


ぶっちゅ~~~う!!!きゅっぽ~んっ♪




「ひぃぃぃ!!吸い取られるっ!」


「こら!暴れないのっ♪」




ガシャーーーン!ドタドタ!!



パリーン!!


ガシッ!!!!ムギュゥゥ~!!!




「ぎゃぁぁぁ~!もげるぅっ!!!」


「逃げるなって言ってんだろうがぁ!でもそんな所もか・わ・い・い♪
私達、とっても幸せになれそうね。運命ってステキッ!」


奥に連れていかれた後、ガタガタと激しく何かがぶつかる音や割れる音、謎の吸引力を示すような音、クロードの絶叫、楽しそうなゴティの声、時折響く低く野太い男の声など、楽しそうな音が店中に響いた。




「あら、ゴティったら。あんまり興奮して地のゴンザレスが出てきてしまってるじゃない」


「すごく激しくやってるわね。これが運命の恋ね!うらやましいわ」


「お兄さんもどう?私達のマッサージ、すっごく気持ちが良くて評判がいいのよ?代金以上の効果を約束してあげるわ」


鍛え上げられた身体つきのオネエ達がゴティの部屋の様子を伺っていたが、今度は俺に標的を定めたようにギラギラと肉食獣の視線を向けた。





ここにいる全員武器は持っていないが、隙がまったくない。かなり腕の立つオネエというのは嫌でも分かる。

こんなオネエ達に囲まれた状況で、喧嘩を売ろうなんて気に全くならない。むしろ用が済めば早く退散すべきだろう。




「俺は身体が柔軟でマッサージの必要はないんだ」


「あらそうなの?残念ね。お兄さんも素敵な身体してるのに…」



俺がシェニカとレオンの元へと無事に戻ると、レオンは悪戯っぽい笑いを浮かべていた。


この店のオネエ達が施術するマッサージは、決していかがわしいものではなく、何度も通いたくなるような高い効果があると聞いたことがある。

この店に惚れ薬を持った上であの男を捨てに行かせたレオンは、この店を利用したことがあるのだろうか。いつか機会があれば聞いてみよう。





「あの人、ちゃんと会いたい人に会えた?」

俺がどこにあの男を捨てて来たのが知らないシェニカは、ニコニコと無邪気な笑顔を浮かべている。




「あぁ。運命の人だったみたいで、あいつは男泣きの涙を流して対面していたよ。相手は人気のマッサージ師だったから、今頃疲れを癒やしてもらってるんじゃないのか?」




「ブフゥッ!!」

レオンが辛抱たまらんという具合に吹き出して笑い始めた。




「マッサージ師?ちょっとレオン、なんでそんなに爆笑してるの?人の幸せを笑うなんて性格悪いよ?
少しはルクトみたいに、感動の場面のお手伝いをするお節介をするくらいしないと!」



「あはははは!!ルクトが良いお節介をしたって?あの傭兵にとっちゃ、こいつはまさに悪魔だよ!」


なぜそんなに笑うのか、レオンの言葉の意味が分からないシェニカは、首を傾げてレオンの笑い死にしそうな様子を見ていた。



ーーレオン。あんな提案したお前の方が悪魔だよ。


俺は心の中でそう呟いておいた。

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