天使な狼、悪魔な羊

駿馬

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第11章 天使と悪魔が交わる時

5.2日目は調教 ※R18

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翌日。カーテンの隙間から眩しい太陽の光がそこそこ高い位置から差し込み始めた頃、シェニカはようやく目を覚ました。



「ん~?あれ?なんで裸?なにこれ」

俺に背を向ける形で眠っていたシェニカは、こいつの太ももを撫でていた俺の手を、まるで虫を払うような手つきで払い落とした。
寝起きで状況がよく分かっていなさそうだから、そういう扱いを受けるのは仕方のないことなのかもしれないが、そっけない態度にムッときて、シェニカの肩をグッとシーツに押し付けて俺の方を向かせた。


「俺の手を払い落とすなんて随分と乱暴だな。昨日は俺とヤったってのに、そんなに冷たくするのかよ」

俺は事実を淡々と言っただけなのに、シェニカは顔を真っ赤にして顔をプイッとそむけ、肩を押していた俺の手をバシッと叩いた。



「バッ!!バカッ!もうちょっとオブラートに包んで言ってよ!もうデリカシーないんだからっ!」

ベッドから起き上がろうとしたシェニカは、途中で身体の違和感を感じたのかピタリと動きを止めて、またベッドに倒れ込んだ。



「う……。身体があちこちが痛い。治療魔法かけちゃお」


「便利だな。でもキスマークまで消すことないだろ」

こいつの治療魔法のせいで、せっかくつけたキスマークまで消されてしまい、悔しくて触り心地の良い太ももに手を這わせた。



「ちょっとどこ触ってるのよっ!」


「もうヤることヤッたんだから、別に触るくらい良いだろ。お前も触るか?」

そう言ってシェニカの小さな手を取り、俺の胸元に触らせた。



「ななななななっ!!」


「この程度でそんなに動揺するのかよ。ほら、バスローブ着てろ。メシ持ってきてもらうぞ」


近くに持ってきておいたバスローブを身に着けてベッドから下り、朝食を持ってきてもらうために玄関のドアを開けて部屋にあった鈴を鳴らすと、しばらくするとダイニングに朝食が運ばれてきた。


「うわぁ!朝ご飯も美味しそ~!」

バスローブを身に着けたシェニカはテーブルに並んだメシを見て、目をキラキラと輝かせた。


「山菜おこわに、煮浸し、マールの塩焼き…どれも美味しいなぁ。あ~しあわせっ!」


「食うだけが幸せなのか?昨日はあんだけよがってたのに、俺とヤッたのは良くなかったのか?」


「ばっ!馬鹿!昨日は何ていうかその…。えっと…」

先に食べ終えた俺が頬杖をつきながらそうからかえば、シェニカは一瞬で耳まで顔を赤くして口ごもった。



「素直じゃねぇなぁ」

素直に気持ち良かったと言えば良いものを、こいつは未だに顔を赤くして照れてばかりだ。


これは調教してやらねぇとな。



こいつがこういうことには不慣れで、鈍くて照れ屋なのは今までの旅の中で分かっていることだ。だからこそ、俺のシミュレーションはどんな状況でも対応できるように、何パターンも考えた。


さて、2日目も目の前のご馳走シェニカを美味しく頂こうじゃないか。




食事を終え、旅装束を持って風呂場に行こうとするシェニカの肩を掴んで振り向かせた。


「着替えるのか?どっか出かけんのか?」


「ううん。流石にバスローブで部屋をウロウロするのもどうかと思って、着替えようかと」

旅装束を掴んでいた手を開かせ、パサリと服を床に落とさせると顎を掴んで視線を合わせさせた。



「たまには俺に付き合ってくれるよな?」


「私じゃルクトの鍛錬の相手はできないよ?」

非力な上に黒魔法が使えないお前に俺の鍛錬の相手なんて頼むはずがないというのに、なんでそういう発想になるんだよ。
鈍すぎるこいつの思考では、こういう状況の相手というのがベッドの上の相手だと分からないらしい。



「分かってるよ。鍛錬じゃなくて…こっちの方」

俺は不思議そうに見上げるシェニカを抱き上げて、ベッドに連れて行った。



「えっ!?ちょっと!?えっ、何?何するの?!」


「ほら、避妊薬。これはどれくらい効果あるんだ?」

サイドテーブルの上に置かれていたシェニカの避妊薬を手渡すと、不思議そうな顔をして首を傾げた。


「効果は丸一日だけど…」


「なら、まだ飲まなくて良いな。今日は媚薬なしでやるけど、痛かったら言え」


「えっ!?ちょ、ちょっと?媚薬?」


「昨日飲んだあの甘い酒。弱いが媚薬入りだ」


「ええー!ちょっと、本当に?本当に朝からするの?」

シェニカは信じられないと言わんばかりの表情で俺を見ているが、昨晩の1回で足りるわけもない。
俺がどんだけ待たされたと思っているんだ。俺なんか涙ぐましい我慢の連続で、手の甲を抓りまくってレオンに笑われる羽目になったんだぞ。

それもこれも、こいつが鈍いせいだ。お陰で欲求不満の状態が続いたんだから、責任を取ってもらわねばならないだろう。



「いっぱいやらないと痛いかもしれないし、もっと気持ちよくならないだろ?」


「えっ…。あのっ!」

俺はシェニカの着ていたバスローブをはだけさせると、乱雑に身体から取って床にポイっと投げ捨てた。



「お前は恥ずかしがってばかりだから、それを克服させてやるよ」


「しなくていいっ!」

シェニカは下着姿を見られるのが恥ずかしいのか、手で胸を隠しつつ、膝を立てて身体を捩った。



「毎回気絶されたり鼻血出されてもなぁ」


「は、鼻血っ!?」

鼻血と聞いたシェニカはかなり驚いた顔をしていた。興奮すると頻繁に鼻血を出していたから、前から出やすいのかと思っていたが違うらしい。



「俺の半裸を見た時とか、にやけながら気絶して鼻血出してたけど…」


「そ、それはいやっ!鼻血姿なんて見られたくないっ!」


「じゃあそうならないように耐性つけないとな。手伝ってやるよ」

俺は自分の身にまとっていたバスローブの紐を引き抜いて、シェニカの両手を頭の上で拘束してベッドの柵にくくりつけた。


「なんでこうされるの?」


「その方が都合がいいからだ。恥ずかしがらずに素直になったら外してやるよ」

俺は肌蹴たバスローブを脱ぎ捨て、下着の姿のシェニカに覆いかぶさって首元に頭を埋めた。 
誓いのない今でも微かに香るシェニカの甘い匂いを吸い込みながらキスマークをつけ、手で下着の上から胸を触れば、はぁはぁとシェニカの吐息が一気に荒くなった。



「あっ!ひゃん!」

下着の紐とホックを外し、目の前に膨らみを晒せば、ピンク色の尖端が硬く勃ち上がって俺に触って欲しいと言ってきた。その要望通りに、指でそこを摘めばビクンと身体が跳ねて、顔が赤くなった。



「あっ。はっ…。んんっ!あぁっ!」

両手で胸を揉み、尖端を摘む。そして唇を寄せて、わざと音を立てて舐め、吸ってこいつの羞恥心を煽った。すると、その刺激がキッカケになってシェニカは更に顔を赤くさせ、涙が溢れ始めた。



「あ…!あんっ!ルクトっ!」


「どうしてほしい?」


「そ、そんなこと言えるわけないっ!あっ!」


「なら、素直になるまでこのままな」

俺はシェニカの理性を溶かそうと、シェニカの弱く敏感な場所を徹底的に責めた。
わざと尖端を避けるように膨らみだけを舐めたり、キスマークをつけたり、乳輪をなぞるように舌を這わせた。
焦らせば身体をモゾモゾと動かし、俺の口を尖端の方に誘導しようとしているようだが、俺がそう簡単にその意図を汲んで動いてやるはずもない。


こいつがやって欲しいと望むこと、感じて気持ちが良いと、俺が欲しいと言わせたい。



「あ…!あ!お願いっ!く、口で吸って!」


「やっと言ったな。素直にならないとこうやって焦らすぞ」

シェニカがようやく言った願望を叶えるべく、すっかり硬くなった尖端を強く吸い上げ、もう片方は指で尖端を摘みあげてこねくり回した。


「あっ!あっ!ああんっ!」


「気持ちが良いか?良いなら良いと言えよ」

シェニカは胸が弱い。尖端を舐めたり指で弄くれば、身体を火照らせてビクリと身体を跳ねさせる。
その様子からかなりの快感を感じているのは分かるが、恥ずかしがって素直になれないこいつを焦らしたくて、わざと弱く舐めたりかすめる程度しか触れないという力加減で愛撫し始めた。



「あっ!そんなっ!」


「良くないのか?なら、ここじゃないところを触ろうか」

俺の指が尖端から離れ、脇腹あたりに触れるとシェニカは顔を更に赤くしながら叫んだ。


「あっ!お願いっ!胸が良いのっ!だからっ!もっと、もっと強くしてぇっ!」

やっと少しだけ素直になったシェニカは、胸の尖端を弄られると気持ちよさそうに声をあげた。
この調子で責めれば、そのうちこいつの理性が焼き切れるだろう。


「あ、あ!ルクト、ルクト…っ!」


「俺が好きか?」


「好き!好きだからっ!も、もう許して…っ!」

俺は胸から両手を外し、指でゆっくりと胸から腹にかけてなぞりながら足の付け根に触れた。


「ああぁっ!」


「こっちがまだだな」

下着の上から割れ目をなぞれば、すでに下着の意味がないくらいにびっしょり濡れていた。



「ああぅっ!きゃあっっ!」

下着の隙間から指を入れ、割れ目を押し開いて花芽を晒し、そこをキュッとつまみあげればシェニカは大粒の涙を零して悲鳴を上げた。
昨晩は初めてだったし、媚薬の効果もあって感じやすくなっていたし十分濡れやすくなっていたが、元々こいつは感じやすく濡れやすかったのかもしれないと思えるほど、媚薬がなくても乱れ十分濡れている。


「媚薬の影響を受けなくても、随分と濡れているんだな。そんなに胸を触られるのは気持ちが良かったか?それに加えて、お前は元々感じやすいみたいだな」




「あんっ!あ、あ、あ!いいっ!気持ちが良いのぉっ!」

花芽を指で刺激しながらそう問えば、シェニカはもう恥ずかしさなど忘れたように素直になっていた。
俺が敏感な突起に触れるたびに、シェニカの身体は火照ってピンク色に染まり、身体をビクリビクリと波打つように快感を感じている。

拘束されて動けないシェニカを俺が良いように攻める今の状況は、 まるで悪魔が天使を陵辱するかのような、背徳感と興奮を刺激するような気にさせる。



「まだ刺激が足りなくてイけないだろ?イかせて欲しいなら、ちゃんとそう言えよ」


「あぁぁぁ!お願いっ!も、もうイかせてっ!」

素直になったシェニカを笑いながら見て、俺は指で花芽を強く押し潰し、唇で胸の尖端を強く吸った。



「ーーーぁぁああ!!」

シェニカは身体を大きく仰け反らせて大粒の涙と絶叫を上げた。
絶頂を迎えたシェニカは気絶はしなかったが、虚ろな目をして大粒の涙を止めどなく流してシーツを濡らしていた。
手の拘束を解いてやったのに、そのままの状態で動かずに身体全体で浅く呼吸をしている。



「そう呆然とするなよ。まだこれからが本番だぞ」


「ま、まだ…あるの?」


「俺はまだ挿れてない」

俺はシェニカに密着する様に覆いかぶさると、グッタリしているシェニカの頬に手を添えて、角度を変えたり、柔らかい唇を自分のそれで引っ張ったりしながら、ゆっくりとキスをした。



「ん…。あ…。ふ…」

さっきとは違うゆっくりとした触れ合いに、伝わってくるシェニカの早鐘のような鼓動が少し落ち着いてきた。
時間をかけて触れ合うだけのキスをしていると、シェニカの表情も穏やかなものになり、俺の頭の後ろに腕を回してきた。


「ルクト…。はぁ…」


「優しくされるのは好きか?」


「ん…。好き…」


「じゃあ今度は優しくしてやるよ」

俺はシェニカの耳を食みながら舌を這わせ、シェニカの両耳につけてあるピアスを見た。
日の光を受けてキラリと光る、透明なような水色のような不思議な色合いのピアスをペロリと舐め、首筋を指でくすぐりながら胸を優しく揉んだ。


「ん…。あぁ…。んん…」

さっきまでとは違い、敏感な場所には直接触れないように、俺の手に収まる膨らみを何度も揉んでフニフニとした柔らかな感触を楽しんだ。

胸の膨らみの下から胸の尖端にかけてゆっくりと舐め上げるが、肝心の尖端に触れる前にピンク色の乳輪をクルリとなぞって首筋に向かって舌を這わせる。それを何度も繰り返していると、もどかしいのかシェニカの身体が少しくねり出した。


「あ…。あぁ。ルクト…。乳首舐めてぇ」


「ちゃんと素直に言えるようになってきたな」

俺はシェニカの胸の尖端を吸ったり舐めたりしながら、もう片方の胸は変わらず尖端は避けて愛撫し続けた。唇を胸から腹へと下げて、ヘソあたりを舐めてキスマークをつけ、胸を触っていた手は太ももや尻を優しく撫で回した。


「はぁ…。あぁ…。ルクト、ルクト…。気持ち良いの…」

シェニカは目を閉じて、気持ち良さそうな色気に満ちた吐息を吐いている。
既に身体の力が抜けているシェニカの足から下着を引き抜いて、左右に大きく広げて秘所を指で開いて唇を寄せた。


「あっ!ひゃあっ!あっ!」

花芽を舌でつつき、舐め上げるとその度にシェニカの口からは快感を耐える声が漏れ出てくるが、緩い刺激しか与えられずシェニカはもどかしそうに眉を寄せている。


顔を離して秘所に指を2本挿れれば簡単に奥へと誘われる。
3本挿れて優しくゆっくりと出し入れすると、中もヒクつくように快感を与えてもらえるように誘っている。
緩い抽送を繰り返しながら、親指で花芽を掠めるように触れれば、次第にシェニカは俺を懇願するような顔で見始めた。


「はっ…。あ…ぁ。ルクト…」


「どうかしたか?」

シェニカは目に薄っすらと涙を浮かべて、顔を赤く上気させて俺を誘っている。
すぐに突き入れて快感を共有したくなるが、そこはグッと我慢して素知らぬ顔をしてシェニカに穏やかな刺激を与えて続けた。



イけそうでイけない程度の刺激を与えて続けたが、次の段階に行くために少し激しく指を抽送させ花芽を少し強く触れた。


「あっ!あっ!あっ!あ……?」

もう少しでイけそうな時に手を止めると、シェニカはもどかしそうな顔をして内壁に指に擦り付けるように腰を動かした。そして今度は俺に縋るように悲しそうな顔を見せ、シーツをギュッと握り締めているシェニカはとっても可愛い。



「どうして欲しいかちゃんと言えよ。言ったら希望通りにしてやらないこともない」

もっと俺を求めさせたい、心も身体も俺だけを欲するようにしたい。
何度も絶頂寸前で愛撫の手を止めることを繰り返していると、とうとうシェニカがねだってきた。



「ルクト…。お願い…。イかせて…」

やっとシェニカの口から出てきた俺を欲しがる言葉を聞いて、思わず嬉しさに顔が綻んだ。
俺ばかりがこいつを求めているような気がして不安になるから、こうして言葉と態度で示させるととても安心できる。



「俺が欲しいか?突っ込まれて中で俺を感じたいか?」


「あぁ…っ!感じたい!お願い…。ルクトが欲しいのぉっ!」


「じゃあ自分で挿れてみな」 


「自分で…?」

俺はベッドの上で胡座をかき、シェニカを抱き起こして俺の上に膝立ちにさせた。だが、すでにシェニカは身体に力が入らないようで、膝立ちにしてもすぐにクタリとなってしまう。

仕方なく腰に手を当てて持ち上げてやると、シェニカは困ったように動きを止めてしまった。



「お前の身体はこうやって俺が支えてやるから、挿れてみな」


「え…?うん…」

シェニカはすでに昂ぶったモノにそっと触れて、愛しむように根本から尖端にかけて何度も指を往復させた。 まるで手の動きだけで俺をイかせようとしているかのようだ。 

手や口でイくのも悪くないが、こいつの身体は全部俺のものだと刻みたいから、俺はこいつに中出ししないとヤった気がしない。



「…っ!は…」

時間をかけてシェニカを愛撫し、その痴態を見てきたので俺のモノはすでにガチガチに硬くなり張り詰めている。シェニカに俺の敏感な場所を触れられれば、思わず声が漏れて先走りの液が溢れ出てくる。


「おっきい…。こんなに太くて長いのが全部入ってるの?」


「入るよ。ほら、早く挿れろ」

シェニカは俺も余裕が無くなっていることなんて気付かずに、張り詰めたモノを優しく掴んで挿入しようとしている。


「…?入んない…」

割れ目を何度も往復するように掠められ、俺は焦らされた状態で止まっている。

 
「……っは!ぅっ」

はやく…はやく挿れてくれ!


シェニカを焦らしたから、俺も焦らされてるのかとシェニカの顔を見れば、本気で分からないらしく焦って泣きそうな顔をしている。



「ルクト…どうしたら良いの?」


「今回は手伝ってやるよ。足に力入れてろよ?」

俺は張り詰めたモノを片手で掴んで、シェニカの中にやっと挿入した。


「は……。く……」

まだ処女を失ったばかりの中は、相変わらず締め付けがキツくて今にもイきそうだ。


「あっ!ああっ!」

シェニカは俺がすでにイきそうな状態だと気付かないほど、こいつ自身も挿れただけで絶頂寸前の状態だ。


「動いてみろよ」

シェニカは恍惚の表情を浮かべ、俺の肩に手を添えてゆっくりと身体を動かし始めた。



「あ!あぁ…!もう、力が入らないよぉ…」

自分の身体に力を入れるだけで精一杯だったシェニカは、すぐに力尽きてクタリと俺の方に倒れてきた。


「俺にどうして欲しい?」


「イかせて……。も、もう身体が熱くて堪らないの。助けて…」

焦らされたままのシェニカは俺にそう言うと、俺の首に腕を回してキスをしてきた。


「だいぶ素直におねだりできるようになったな。希望通りにイかせてやるよ。掴まってろ」

俺に密着するように首に腕を回して抱きついきたシェニカを抱きしめ、俺は何度も突き上げた。


「ああっ!あんっ!あああっ!」


「っは!気持ち、良いか?」

シェニカを激しく突き上げれば、黒髪が何度も宙を舞って恍惚の表情で身体を後ろに反らせている。後ろに倒れないように強く抱きしめていると、抽送のリズムと連動してシェニカの喘ぎ声が部屋に響く。
身体を繋げ、こうして俺をこいつに刻みつけていると、身体の奥底からこいつを自分の物にしたと実感が出て悦びが湧き上がってくる。



「あっ!いいっ!!気持ち良いよぉっ!」


「俺が欲しいか?中で出して欲しいか?」


「あっ!あっ!あっ!欲しいっ!ルクトっ…中で出してぇ!」


「いいよ、中で出してやる」


今にも射精しそうなのを堪えて突き上げていたが、もう流石に限界だ。シェニカの胸の尖端を指で抓り、シェニカの最奥をひときわ激しく抉るように突き上げた。


「ああああーーーーっっ!!!」

「っは!……く、ぅっ!」


シェニカは身体を仰け反らせて絶頂し、それと同時に自分も精を吐き出せば、大量の精液が迸ったのが分かった。やっと絶頂を迎えたシェニカは、酸素を求めて泣きながら浅く呼吸を繰り返し、グッタリと俺の胸に倒れかかってきた。


完全に力が抜けて放心状態になったシェニカを抱き締め、クルリと態勢を変えてベッドに横たえると、俺はシェニカの中から自身を引き抜いた。ゴポリと溢れ出た精液がシェニカの秘所を伝い、シーツにシミをどんどん広げていく様子を今までにない満足感に浸りながら見ていた。



「もう恥ずかしくないだろ?」

シェニカの隣に横になりその顔を見れば、泣きすぎたのか目が赤くなっている。白いシェニカの首筋や胸元、腹の辺りには自分がつけた紅い花が誇らしげに存在を主張していた。



「はぁ…。はぁ…。は、恥ずかしくない…?頭の中がぐちゃぐちゃで良く分かんない」


「これからはベッドの上では素直になれよ?じゃないとさっきみたいに散々焦らしてやるからな?」

俺はシェニカの身体に触れながら、時折敏感な場所を掠める様に触れた。



「ばっ!馬鹿!ルクトの意地悪っ!まだ体力残ってるの?」


「別に普通だろ。シェニカは何度もイかせたけど、俺はまだ一回だからな。夜もやるから覚悟しとけよ」


昨晩1回、今1回。

全っ然足んねぇよ。今まで我慢した分を取り返すためにも、この宿に居る内はずっとヤるつもりだし、宿を出た後も部屋とベッドを1つにして夜更けまでヤる予定だ。
俺の欲求不満はこいつじゃないと治療できないし、それも時間がかかるから、こいつには是非とも完治するまで付き合ってもらわねば。



「こ、これが悪魔か……」 


「……は?」

シェニカは謎の一言を呟いた後、太陽はまだ高い場所にあるというのに夕方まで眠ってしまった。



「まったく…。今寝たら、夜やりたいって言ってるようなもんじゃないか。これからもっと俺が欲しくなるように教えてやるからな」

愛液と精液が混じり合った場所を綺麗に拭い、俺はシェニカの寝顔を見ながら抱き締めた。


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