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第二百四十二話 てきとーな件
しおりを挟むざざざー・・・ざーん!・・ざざーん!ざざーざーん!!
ユータ達はまた島に来ている。
と行っても海岸領の浜のすぐ目の前にある小島。
ここを領地にして最初に手を加えた島。
一番最初に筏を浮かべた島だ。(102話)
筏には人魚達がごろごろしている。
冒険者達やドラゴニアの子達は遊んだり浜辺で寝転がったり。
ここにも売店が出ている。
基本、ドラゴニア関係者は飲み食い自由。国内は自宅内同様。なんか大きなものを手に入れたい時はリーダーに言う。リーダーがいいよってなったら、一緒に貰いに行く。家とかも。自分達で作れるものは自分たちで作るのは前提だけど。
こっちに来ている冒険者は基本的にはドラゴニア防衛隊に加わっているので国民扱い。
住んでるのは中間の街とか北の森の街だが、普段は冒険者として狩りをしているから。
ユータとドーラも浜の木陰に寝転がって椰子の実ジュースを飲んでいる。
「あー、そー言えば、タカと市さんってここに来たことあるのかなー」ユータ
「そうだな。せっかくこっちなんだからな。あとで行ってみるか?」ドーラ
「・・・・・・明日でいいよねー」
うん、かったるいのね?
その後、ごろごろするのに飽きると海に潜り、でかいカニとイカ取ってきて、竈作って焼いて食べて、また椰子の実を取ってきて飲んで、ごろごろして。
あっという間に夜に。
夕飯は魚を焼いた。
寝床はどうしようとなり、筏の上が寝心地いいよね!と思い出した。
で、
行ってみると、誰も考えることは同じなようで。結構満員。
なので速攻日本に行ってビーチマットを買って帰ってきた。
「これさえあれば、どこでも寝床!!」
あーっはっはっはっは!!
海に浮かべて寝よう!となり、一応安全のため、と2つのビーチマットの頭の部分にある紐を互いに結ぶ。
流されても転移で帰れるし、問題ない!と、碇は付けなかった。
夜中に、登ったり降りたりでなんかきもちいーなー、と、ユータは思っていた。
寝ぼけ眼をあけて、一応確認すると、外洋だね?でかいうねりにのっかったりおりたりしていた。
まーいーか、で、ドーラが落ちていないのを確認してまた寝た。
あ、あつい・・
「おう、起きたか?」
「・・おはようどーら」
「おうおはよう!めしだめし、結構釣れるな」
と、ビーチマットの上に何匹かの魚。
焼くの面倒くさいね?
「うーん、ユータ、マルタとかいっぱいもていたよな?」
「あ、そーだったねぇ、こういう時に役立つと。」
と、でっかいのを選んで同じ長さにして組んでばらけないようにした。
その上にビーチマットを置いて落ちないよにてきとーに結ぶ所作って結ぶ。
中央に10cmほどの厚みで平にした岩を敷き、その上に火鉢を置いて、丸太の長さを揃える時に切った部分を細かくして燃料にし、火鉢にくべる。
串もついでに作って、それで魚を焼く。火鉢はでかく、竈の代わり程度。魚が火の周囲に10匹ていど挿して焼ける。
「にしても安定してるなー」
「でかいからね」
まるた、デカイの使ったので、全長50mくらいある。なんなら上に宿くらい作ってもいんじゃないかな?
でも今はまだ特に何したいとか無いので。
日差しが強いので、ちょいと柱を建てて、木の葉の茂った大きめな枝をまとめて屋根にして日よけを作った。
「なかなか快適だね」
「おう、こりゃいいなぁ」
「足の向くまま、波の向くまま流れ流されあっちこっちどっち?」ユータ
なんじゃそれ?
あーっはっはっはっは!×2
昼には潜って魚を取った。
夜は、寝入ってて気付いたら日が落ちていたんで、面倒くさいんので魔法で魚を取った。
椰子の実はてきとーに近いト所のものを転送してきていた。
風呂は海。
・
・
・
なんだかんだで、気がついたら「1週間2週間たってるんじゃね?」
と、ドーラがいい出した。
まさかぁ?もうそんな?
「いや、ユータ、あたまぼさぼさだぞ?」
そうお?
人間は擬態ではないので髪とか爪とかのびるのだ。
ドーラは伸びない。
「で、今どこなの?」
「さあ?」
「うちの邸見てみようぜ?」
・・・・・・・・・
???
・・・・・・
?????
・・・・
????????
あれ?
うん、あれ?
「念話なら行けるだろ?」
「にやー!いまどこー?」
(ざざ・・にゃ・・ゆーた・・?どこ・いる・ャ・・・ざざざざーー・・ゆー・どーら・・っしょに)
「なんかすごいことになってるよ、通信障害だね」
「距離だろ?半端ない距離来てるのかな?」
「でも一ヶ月だとしても海の流れで?」
「1日24時間流れてます。もし時速10キロで、一日240キロ。一月7200キロ。時速20キロの流れだと倍。
ユータの地球の外周が3万キロだったっけ?無線で地球の裏側って厳しいよね?魔力のほうが何十倍も優秀だけども。」ドーラ
「奥が深い・・・」ユータ。
「まぁ、ここがどこなのかわからん。なのでどっち行けばいいのかもわからん。」
「ま、いつかはどこかに着くでしょう!」
・・・ぷw、あっはっはっはっはっは!!!!×2
のんびり屋の2人だった。
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