疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

uni

文字の大きさ
75 / 383

中−42  イサムの回想6 三回目勇者

しおりを挟む

「ごはんですよ?」
とメフィが2人分の昼定食を持ってきてくれた。
なので食う。

「なんか時間経つの早くね?」俺
「そーですね、、なんででしょうかね?」


物語が佳境に入るところだったんで、俺は飯を食いながら続ける。



「ただ、それらの国は結構強さの差はなかったんだよ。最初はそれがそこそこ有利に働いた。わかるか?」
「敵側がまとまれていない?」翔太
「うん当たりだ。ソコから分裂行動させりゃ、各個分断できるんじゃないか?ってな、俺らも思った。で、やった。」
・・・

「そうだな、、最初はうまくいっていたんだ。

ーー

「俺は大将になっているやつをやりに行ってくる。」俺
リーダーのジョンが心配顔で、、
「お前一人で、か?、、」
でも、他のメンバーも一緒に行けば、必ず足手まといに成るとわかってるので、それ以上言えない。

魔法使いのアッコも、ジョンに寄り添って、、悔しくて唇を噛み締めていた。なにも言えない・できない自分にくやしいのだ。
タンクのユーソも目を伏せていた。手をぐっと握りしめて。
魔法剣士のユーリ、、何かを言おう、と口を開くが、言うべき言葉がなく、そのまま、、、

「だいじょうぶ、俺はやられない。
お前たち、知っているだろ?俺の転移と、瞬間移動。そして、剣と魔法の強さを。」

「ああ、、でも、、お前は、、情けに弱い、、それを断てる者が一緒に居ないと、、、けど、、誰かが行くと、、逆に人質に取られるだろう、、足手まといでしか無い、、」ジョン

敵はかなり迫っている。冒険者たちに防御の魔法を付与しているが、多勢に無勢、、押されっぱなし。
無理せず、ある程度で必ず退却しろ、後は俺達の出番だから!」と冒険者軍団には言ってある。なので戦没者を出す無理はしないだろうとは思うのだが、、

「で、だ。
お前ら、
冒険者たちが最終防御線を放棄したら、全員で逃げろ。これは俺からお前たちへのお願いであり、
俺からの、初めての命令だ。リーダーはジョンだが、、わかるよな?」

コクリと頷くジョン。

ーー

俺は、総指揮官、その参謀陣全員、そして各軍の指揮官とその側近達を皆屠った。さほど難しくはなかったが、10万の軍勢、なかなか把握するのに時間がかかった。
その間に、敵軍の尖兵達は俺らの国の王都の城壁を破壊し始め、一部が内部に入り込み始めていた。

ほぼ全ての指揮官達を倒したので、とりあえず防壁を守ろうと戻ると、、、

「おい勇者!こいつを助けたかったら・・
所在がわからなかった残り1人の指揮官。最前線にいたとは、サーチ範囲にさえしていなかった、、俺の失敗だった。

人質にされ、首に刃を突きつけらているのはアッコ。ジョンは足下に転がっている。身動きしていない。

「・・・わかった、、だからもう、てだしするな、、殺傷するな、、いいな?」
俺は城門の下に瞬間移動し、兵に捕縛された。

「わっはっはっは!!見たかっ!!勇者がなんだ!!俺のほうが、、こうよ!!
アッコの首が飛んだ
ズバッツ!!!

俺の中で爆発した。


それで、俺は死んだ。
剣の音は確かに後から聞こえた。そのときにはもう爆発していた。
多分、、俺達の国も、その周辺諸国も、もしかしたら、あの世界全てが爆発に巻き込まれたろう。

天界に戻された俺は、もうその世界を見る気がせず、時間が過ぎ去った。
やっと幾分復活し、その世界を、俺達の他の仲間がどうなったか見ようとしたら
その世界は消去され無くなっていた。

ーー

「多分、前から敵の密偵が入り込んでいたんじゃないかなぁ、、、迂闊だったよ。
国なんてさっさと明け渡し、あとあと襲っていただけばよかったんだよ、、
皆で逃げればよかったんだ。それだけだったんだ、、
俺らは何を守ろうとしていただろう?
仲間の命だけを守るべきだったんだ、、、」

・・・・・・・・・・・・(翔太)

「さあ、お茶を飲んで気分転換。
今、主様が転生しているように、もとのお仲間も、どっかでもう結婚して孫でもいるかもしれませんよ?」メフィ

「ああ、そうだな、、そうかもな。  だといいなぁ、、」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜

サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。 〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。 だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。 〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。 危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。 『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』 いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。 すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。 これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

落ちこぼれの貴族、現地の人達を味方に付けて頑張ります!

ユーリ
ファンタジー
気がつくと、見知らぬ部屋のベッドの上で、状況が理解できず混乱していた僕は、鏡の前に立って、あることを思い出した。 ここはリュカとして生きてきた異世界で、僕は“落ちこぼれ貴族の息子”だった。しかも最悪なことに、さっき行われた絶対失敗出来ない召喚の儀で、僕だけが失敗した。 そのせいで、貴族としての評価は確実に地に落ちる。けれど、両親は超が付くほど過保護だから、家から追い出される心配は……たぶん無い。 問題は一つ。 兄様との関係が、どうしようもなく悪い。 僕は両親に甘やかされ、勉強もサボり放題。その積み重ねのせいで、兄様との距離は遠く、話しかけるだけで気まずい空気に。 このまま兄様が家督を継いだら、屋敷から追い出されるかもしれない! 追い出されないように兄様との関係を改善し、いざ追い出されても生きていけるように勉強して強くなる!……のはずが、勉強をサボっていたせいで、一般常識すら分からないところからのスタートだった。 それでも、兄様との距離を縮めようと努力しているのに、なかなか縮まらない! むしろ避けられてる気さえする!! それでもめげずに、今日も兄様との関係修復、頑張ります! 5/9から小説になろうでも掲載中

処理中です...