疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−32 領主がアレだから領民達が、、

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邸内を見学?散策だな、、一通り見て回ってからテラスに出てお茶をする。紅茶だ。親父さんは番茶が好きだとA子は言った。

「まず名字ですね。文字にしましょう。」アラタ。アラタのA子父領主自覚計画の一環だ。
「いきなり、、・・・なんで?」他の面々

「領地名は1-Aでいいですけど、当て字を当てて名字にすると、、、
一之江英子、、、となる」
アラタ、紙に書いてみせる。

おおおおおおーーーー!!!!
大歓声!!w

「お、おま、、おまえは、、神、か?」A子 大歓喜A子!!
アラタから紙をふんだくって掲げ、おおおお!!と感動し、、、
だだだだだだ!!と走りだした!!「母上ぇええええええ!!」

「あら、まじめなときは母上呼びなのねー」C子
「ほんとはそーなのかもね、今の歳で母上ってのもA子には恥ずかしくってキャラ作り?」B子、言わないでいいんですよそーゆーとこは。


「みなさんもなんか思いついたこと結構あるんじゃないですか?」アラタが一同を見回す。特に舞田氏を?

「まぁ、、領内、街や村を見て回らないとまだなんとも。」舞田
「そうよね、、領民達の勤勉さ、素直さ、聡明さがどの程度なのかも重要だし。何より各人が自分を鍛えることができるかどうか、特に精神、心を。そこが最も重要だと思う。」C子
「そうね、”これでいいや”とか、やりたくないことから逃げる、とかだったらいくら何やっても全く効果出ないよね。」B子

なんか、すっげー自爆してない?B子C子、、、

「んじゃ、領主、領民、など、それぞれが”やらねばならないこと”、”やるべきこと”、”やってはいけないこと”などを確定することも重要ですね」アラタ

「それは、具体的なこともですが、精神的なこともありますね。特に後ろ向きな姿勢や個別の欲得や衝動はその集団の動きを阻害します。そういった者がいたら排除するべきでしょう」舞田
何気に怖いね?でも任せりゃ安心かな?”消す”役はあんたに任せた!と心に決めたアラタ。

「では、そこらへんの見積もりは舞田さん、お願いします。で、排除するかどうかは情報集まってから話し合いましょう。また、排除と言っても、再利用できるモノがあるかもしれないんで、もったいないんでそういうのは再利用で」B子
B子もすげーな?

「ええ、鉱山とかでも使えますしね。」舞田
舞田も負けては居ない!!


「ここ、学校あるのかな?」C子

「あ、あるぜ!小さい子達に読み書きと計算とそろばん習わせている。あと、俺が冒険者になってからだけど、なんか冒険者の事、成り立ちとか今の役割とかいろいろ教えているみたいだ。」
親がそれなりにA子を誇っているのが垣間見えるな、、親ばかを領民教育にまで、、、
やはり”あの身なりを領民に強制”、”言葉を強制”、もありそうである。

金持ち貴族は良い家庭教師を雇い、勉強のみならず躾や貴族の常識やマナー、武芸など、まんべんなく教え込ませる。

ここA子んちは、そんなことできないので普通に領主が作った学校に行く。
なので、ここ1-A領では貴族が絶対的とかいう概念を持つ者は少ない。
「貴族は責任を持つ者達」という概念の方が強い。
オーナー企業のようなものだ。たまに発生するぼんくらが継いだら潰れるが、側近たちがどうにかそうならないよう導く。
当主も、ぼんくらが継がないように努力はする。それが責任。いくら自分の子が可愛いといっても、だ。

なので、A子の兄弟の姿が見えないのは、ここに居ないから。
王都やらに行かせている。主に母親の方針。
可愛い子には旅をさせよ、と。

そんな母親に育てられたんで、A子、早々に家を飛び出した。
そのA子が仲間を連れて、うちに帰ってきた。母親は興味津々なのは当然だろう。


昼食は山菜そば。
裏の山で採った山菜の様子。
そば粉は領内のだろうか。

「お!、今日は天ぷら付きか!豪勢だなっ!!」A子
「いやね、中央に税金取られなくなってからずっとこうよ」母親

かわいそうで何も言えないB、C、アラタ。平民のほうがよほど贅沢している。
舞田と吾郎は普通の表情なので、彼らもこの程度が通常の食事なのだろうか。
タカシ、哀れだからおかわりするなよな?


午後
城下町の調査。
2つに別れようという意見も出たが、皆であれこれ考えを言いながら回るほうが良いだろうと、一緒に回る。


商店。価格の安いもの、つまり低級品が多い。しかしやすかろう悪かろうではなく、安くてもその価格帯では品質が良いものを並べている様子だ。努力していることが伺える。
聞くと、半分ほど領内品。生産の方でも努力しているらしい。


酒蔵
A子が自慢したがっていた。
「うちの領にも酒蔵あるんだぜっ!!」と。
ない地方の方が少ないが、無いところはかなり貧乏なとこ。
A子的には、酒蔵があればまだだいじょぶ!!みたいな感覚らしい。

醤油やみりんも作っている。
酒は、あまり無駄が出ないように作っているようだ。
まぁ、それだと高級酒はできないけど。
酒も質実剛健質素倹約だ。
試飲してみると、幾分棘があるが、それがいい感じを出している。無いなりにうまくつくっているのだ。

布、衣類。
木綿がメイン。麻も多い。安いから。でも木綿も麻も手間掛けられているのがわかる。少しでも長持ちするように、ということだろう。肌触りもよくなるしね。


食堂
川魚、野菜の煮物、鶏肉を使ったもの、など。材料が安いものなので、価格も安い。
丁寧に、余すところはなるべく無いように、と、いうのが見える。野菜の切れっ端などは漬物、味噌汁の具、などに。
味は、皆に評判良かった。調味料は抑え気味、高いからね。でも、薄味を材料の多様さから出る味でうまくまとめている。
米は9分くらいか。でもおかずがよいからか、旨く食えた。
「麦が入っていないところはまだ救われますね。」と舞田。


領主軍
アラタは恐る恐る行った、というところが正直な感想。
でも、極普通だった。
江戸時代の甲冑くらいはあるだろうと思っていたが、西洋風の金属製の小さめの胴と小手、すね当て、小さめの甲(ヘルメット)だけだった。
軽い、安い、がコンセプトなのかな?みたいなー。
人数も100人程度。
でも、聞くと、200人ほど畑に出ているという。
なるほどね。

あと、と隊長が続けた。
「魔獣が少し出る森が在り、そこの前に小さな砦があり、そこにも50人ほど詰めています。」

「魔獣?そんなのギルドの仕事じゃん、、、」タカシ
「ですねぇ、中央王都のギルマスに言って、ここにギルド作ってもらえばインじゃないスカね。」アラタ。

「じゃ、連れてくる」
と即刻消えたタカシ。
次の瞬間、ギルダーを抱えたタカシが戻ってきた。

「おおおおお!!なんだなんだなんだ!!!」ギルダー
「ギルマス、お仕事ぉー!」タカシ
・・・
ギルダーが一同を見回し、安心したところで、

「ギルマス、お願いが在ります。ここにギルドの支部を出してください」B子。
「頼むね!」タカシ
・・・・
タカシに言われちゃー、嫌とは言えないギルダー。ここで無理だと言っても、どうせあとからイサムが出てきて、、となる。
なので、今は占領地のギルドとかの再生とか大変だし、、草履と魔国がやっと落ち着いたと思ったら、この3人が抜け、敗戦国のギルド管理者全員排除でしわ寄せがこっちにきて、んでもって、これかー。
ともうクタクタだよ俺、、とかしょげるギルダー。

「ダイジョブ!草履から優秀なの廻してもらえるから!な、アラタ!?」
「え?え?、、わかりました桜姫にお願いしておきますから」アラタ

「ということで、詳しくはここの領軍の隊長さんと話してくださいね」
丸投げするB子。なんか投げるの手慣れているね!!



タカシのストレージから休憩セット、テーブルと椅子とお茶のセットを出して、皆で領軍駐屯地の端でお茶にする。
(にょらえもんより便利だなタカシさん、、)アラタ

「で、今まで周って見た感じでは、、」B子
「ええ、、」C子
「そうですね」舞田
「ええ、ここまで堅実なのは珍しいというか、、」アラタ

「「「「「あの領主で?!!!」」」」」
というギャップに驚いていた全員。

「逆かもしれませんね。領主がアレなんで、領民達がしっかりした、と。」舞田
「うまいこと言うな!!」A子
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