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下−45 銀翼、銀猿
しおりを挟む冒険者パーティー銀翼のリーダーの翔太と同、銀猿のリーダーのゴッツは、イサムによって勇者並みにされてしまった。
なのでもう冒険者やると狩りまくりで狩場を荒らすというのもあるが、2人には手応えがないのでつまらない。
イサムは2人と、そのパーティーメンバーに「教官」という役目を与え、2つのパーティーメンバーは新人からベテランまで幅広く訓練を付け、死なない冒険者にするために毎日頑張っていた。
が、
それまで切った張ったの世界から教官?
当然しらぬうちに鬱憤溜まる。
なので
時折、つか、月に一度、魔王コロシアムで開催の闘技大会のレギュラーとして出ている。魔王からの要請だ。裏に誰が絡んでいるかは皆わかっているけど知らんぷりしてあげているのが優しさw
闘う相手は魔王配下のトップクラスのレギュラー陣。所謂四天王とかそーゆーの。
ただ、イサムに連行され異界で鍛えたこの2人。最強魔人クラスでも持て余すので、二回目以降から2対1でやるようになっている。
最初、人間相手に?と思ってぶーぶーブーイング飛ばしていた魔人観衆達も、最初の対決を見てからは翔太とゴッツを認めた。
強いのは認める。これが魔人式、の良いところである!♪
2対1だと、大体五分になるので、見世物的には丁度良かった。観衆熱狂♪
極たまにタカシも参加し、魔王と対決してる。これは完全に五分。というか、、なかなか終わらない。
互いに
「貰うことを気にしない、その分返せればいい」という殴り合いタイプなのだ、同等相手の場合。
なので、放置しておいたら一週間でも殴り合っているだろう。
だから毎回12時間過ぎた頃、レフリーストップで修了と成る。
人間の国では1時間位で客が引けてしまうのだが、流石魔国、12時間でも8割方残ってみているのだ。
面白んだろうねぇ?
翔太はアウトレンジが好き。ゴッツはインファイター。
なので2対1の場合、ゴッツは不利なのだが、それでも突っ込んでいき拳を振るうゴッツに魔人は好感を抱く。
コロシアムではレギュラーメンバーのグッズが販売されているが、魔王除くとゴッツのグッズの売上がダントツだ。
ゴッツはもともとタンク兼用剣士だった。強い相手の場合タンクになり、必要なかったら盾を持たずに剣士で突っ込んでいく。
しかも、剣がダメになったら素手も得意。
なので、
一番最初の時、魔人同士の試合を幾つか見た後、ゴッツは「俺は素手で行く」と決めた。このコロシアムの試合では、相手が素手の場合、自分も素手で行く、と。
まぁ、剣を使っても、相手の魔人はそう簡単に斬られるレベルではない。避けるのがうまいのではなく、硬い!
なので翔太も苦労するのだが、たまに魔剣を使ってぶっ飛ばすことはできる。闘技場の端から端まででっかい変態した魔人をぶっとばすくらいにはなる。魔人にとっては結構脅威な攻撃だ。何度も食らったらグロッキーに成るくらい。
ただ、ゴッツはそれを拳でやる。
何度かコロシアムで闘っているうちに、己の拳に魔力を乗せ、魔剣なみの威力を出すことができるようになった。
ただ、そう多くはできない。
まだ効率が悪く、イサムいわく100倍ほど魔力使っちゃってる、、すんげー無駄使い、、だと。
だから相手達を削って削って削って、、ゴッツのほうもカラータイマーが点滅し始めたら、魔拳を使う、というのが最近のパターンで、観客おお喜びの瞬間だ!
「ひと」が魔国で魔人達のヒーローに成るってのは、
「前代未聞」by 魔王
二人のパーティーメンバー達は、このときばかりは闘いよりも、セコンドやマネージャーに徹する。面白いらしく、ノリノリでやっているのが良いw
ちなみに余興で、ゴッツが魔王に最大魔拳をぶちこんでみたら、
闘技場中央に立って行った位置から、壁間際でぎりぎり踏みとどまった魔王。
コレにはゴッツも「まいりました」と。
魔王が後ずさった跡は、深さ30センチほどもあったろうか。その一部はそのまま掘り返されて保存され、コロシアムの一回入り口に展示されている。数枚の念写と共に。
人の世界の冒険者の中では銀翼がトップ人気の生ける伝説のパーティー。強さもトップ1-2を争うくらいだ。銀猿とともに。
魔国では、冒険者としてではなく、戦士として、ゴッツがNo2人気になっている。
「どこでどう転ぶかわからないんですねぇ」メフィ
「ああ、だからおもしれーよな」イサム
なので、
2人が教官の訓練にはベテラン冒険者達が押し寄せる。
当日朝のくじ引きで訓練生が決まる。ベテランは2週間の訓練。月に二度のくじの前夜、宿は超満員だ。やすいしね。あの開設当初の「特別値段」のままだから。
で、
今日、
A子が
「おいおい!!今日、月に一度だけの闘技大会だとよ!!!行くぞおら!!早く!!!いい席なくなっちまうよ!!」
「えー、、他の人が1対1で闘ってるのみて何処が面白いのよ」C
「まあ、参考に成るかもね。強いんだから。」B
「強すぎて参考にならないとかありえる」C
「見てみないとわからないわね」B
「仕方がないなぁ、、」C
C子はなにげに人混みが嫌いなのだった。ただ、自分の弱点を言うのは嫌なので誰も知らない、と本人は思っているけど、A子とB子は感づいている。言わない優しさw
ーー
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
コロシアム一階のグッズ店。
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
コロシアム一階の入り口の展示
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
メインイベントA翔太
「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」
メインイベントBゴッツ
そのコロシアム全体からの歓声!!!!
終了後、ひとごみに流され、ごみのようにふらふらした3人が押し流されて出てきた。
敗北感半端ない。
自分達が、ゴッツや翔太達の土俵に立っているんだ、ということに気づけば、そこまでならなかったろう。
が、つい数ヶ月前までギルド職員(w)だったのだ。
なんとなく自分達が上だと勘違いする立場にいたのだ。
勘違いしないやつなどいないだろう、なにせあのギルダーでさえ自分が気づかぬうちに勘違いしていたのだから。
どうする?!!3ばk,、、3人娘!!!、明日から訓練だぞ?!!!魔人達についていけるのか?笑われて、敗北感倍増か?倍増化計画か?自虐でもしたいのか?!!
「わたちたちかわいそーなの」とか言っても、もうその歳だとだ(ピンポーン!、あ、こんな夜中にだれだろ?はーいただいま。。bdb^\@@-=huji[[:**ko)
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