疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

uni

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下−46 BとC、やっと!

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蕎麦屋
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
お通夜状態に見えるABC
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
「・・・私達が、ギルドで毎日安全に同じことしていた時に、彼らは成長していたのよね、、、」C子
「、、うん、、、あそこまで行くには、、、どれほどだったんだろ、、」B子
・・・・・・・・・・・
「っ、、ちっきしょう!ギルドめっつ!!俺の時間返せぇええ!!」A子
「違うと思う」C
「うん、あんた自業自得。研修以降、鍛錬してないでしょ」B
・・・・・・

「「わたし、、」」
BとCがたまたま同時に
譲り合うBとC、
んじゃ、とB。
「C子、ちょっと付き合って、私あれ見ちゃったから少し動きたくなってるの。組手に付き合って!」B
「うん、私も同じだったから。そこの広場でいい?」C
「いいわ、すぐできるとこがいいから」と、店を出る。


コロシアム周辺は広場が多い。広場と言っても木が植わり、ベンチがあり、所々に物売りが出ており、人々が散歩したり買い物したりしている。そういう広い場所がコロシアム周囲にあるのだが、イベントのときは客で埋まる。

BとCはその広場の一つで、ひと目も気にせず稽古を始めた。うずうずしていた、それしか意識できなかった。
周囲に人の気配があるのは、それはそれで一つの稽古になる。被害を出さないために気配を察知しながら動いたり飛ばされたりしなければならないから。

30分も経ち闘い(稽古)がどんどんエスカレートしてくると、ギャラリーができ始める。なんたって戦闘好きの魔国だ。稽古でもレベルがそれなりにあれば、見ていく者もでてくる。

ふと気づくと日が暮れていた。ここいらは街灯が灯くので明るいのだ。
緊張が解けへたり込んだ2人。両人とも汗だく。
「うー、、もう歩けないかも、、、」C
「私も、おぶってほしいくらいよ、、」B
よっこらしょっと、、とおばん臭く立ち上がるBとC。

「うわ、べたべた、、まずそこの銭湯に行きましょ、、中で食事とれるし、、」B
「あー、イイわね、でも飲まないわよ、飲んだらバタンキューだから」C

よろよろと、二人して肩を組みながら支え合ってなんとかあるいて銭湯に入る。
タオルとか貸してもらえるし、服を脱いで入れたカゴを洗濯ロッカーにぶち込めば、ゆっくり風呂に浸かっているくらいのあいだにプレスまでして仕上げてくれる。
石鹸などは常備されている。基本、こっちの世界の大半の国は、ケチ臭くないのだ。
商売がうまくいかない場合などで、ケチ臭くするくらいならやめるわ、と店をしめてしまうほど。

2人はウトウトしながら洗髪、体を荒い、湯船に浸かる。と、更に眠くなり、しずんで気づいて起きて、またうとうとし、、のぼせてるのに気づいて湯船から出て水を浴び、脱衣所に戻る。洗濯物はできていた。
中身は疲労の極みだが、見た目はしっかりした2人に戻る。

で、上の階の食堂街に行って、好きなものを注文し、そこらじゅうにあるテーブルと椅子の一つに座って食いはじめる。その気はなかったが、体が勝手にガツガツ食う。
茶を貰い、少し食休みしてたらまた眠くなり始めたので
「やばい、、帰ろう」
「うん、、」

大木の部屋に戻る時、A子の部屋をのぞくと、服を着たままのA子が床で寝ていた。寒い時期でないことと、何より自分達がもう今にも眠りそうなので、A子には構えずそれぞれの部屋に戻った。



翌朝
ゲー!ゲー!
という鳥の声?で目が覚めたB子。
窓の外を見ると、、たしかにデカイ鳥が羽を休めているだけのように。こっちをちらっとみただけで、面白くなさそうに無視を決め込む。
なんか大味そうで食べたいとは思えないわね、、と思ったら、こっちを向いてゲー!!ゲー!!と威嚇した。
「あんたね、不味いって思われたほうがいいのよ!狩られないんだからねっ!!」B子、鳥に向かって怒鳴る。
プイッと向こうを向いたと思ったら、ばさっばさっと飛んでいってしまった。

比較的でかい鳥で可愛いと思えるのはアヒルかカモくらいだ、餌くれると思うと寄って来るからねw美味いし!
他でかいのは大半かわいくねー。
さっきのそのでかい鳥も、美味かったら狩られているはずなんで。

気付くと、筋肉痛になり始めの気配。
まぁ、今日は訓練があるから、ちょうどいいわ、、筋肉痛出る前に動かしちまえばましになる。というかごまかせる?
あ、と昨晩のA子を思い出し、部屋に行くと、C子が来ていた。

よく見ると、A子もなんかすごいことに、「昨晩の私達が風呂入っていない状態だ」と。
どうしたの?と言おうとしたら
「A子、辻斬りならず辻稽古やってたんだって。通りがかりの強そうなのを捕まえて”手合わせ願おう!”とか言って。魔国だからほら、魔人の大半はそーゆーの好きだから、、」
「ああ、思う存分やってたらばってばてでなー、、」A子
「ほら、お風呂いくわよ、少しでも疲れ取れるから。まだ間に合うからすぐ行きましょう」B子
BとCに引っ張って銭湯に連れて行かれ、洗われて少しだけ湯に浸かって着替えを着て出てきてそのまま上で朝飯食って、訓練場に行く。

「全て一ブロック内で済んじゃうのが楽でいーな」とかのんきなA子。
そう、部屋も蕎麦屋も、コロシアムも銭湯も、防衛軍総本部も、その裏の訓練場も同じブロック。
ちなみに王宮は隣のブロックまるまる一つ。

先に来ている兵士たちは、各自組手やったり剣を使ったりしている。

「あれ?魔人でも剣使うんだ?」
何言ってんの?こいつ、(B,C)。ギルドで散々魔人冒険者も使ってきたくせに。
多分、魔人の冒険者だってことを把握してなかったのよね、と見抜くBとC。

ABCも3人で乱取りして体をほぐす。
「筋肉痛になりかけだから、、」C
「私も、、」B
「ああ、俺もだ」A
でも少しやってたらほぐれてきた。

「よーし集まれ」と、仕官らしい男。後ろに控えるもう一人。

「俺は今日からおまえらに訓練を施すゴーリーマチョリウスだ。ゴリ軍曹と呼べ。で、
こちらが、この訓練期間のこの訓練生部隊の隊長になる
「ザンジンルンバだ。ジン隊長と呼べ。言うことはひとつだけ、この訓練期間を生き延びろ」
・・・・・・・・・・

ゴリ軍曹
「訓練開始だ。まずこの訓練場外周を全速力で50周しろ。始めっ!!」
(へ、ちょろいな50周?)A
どっひゅーんん!!どっしゅーんん!どどぴゅううう!!ばっしゅーん!・・
魔人達だ。素で早い。

「おらそこのっ!!人間か?身体強化しろ!」
「「「はいっ!!!」」」身体強化して走る、全速で、、、、全速のつもりだが、、、
どひゃーん!!×3  効果音が魔人のそれと比べて全然違う気がする3人、、、

勿論遅れた。3周ほど遅れて終えた。

ぜーぜーぜーぜーぜー、、、×3
ほかの者達はケロッとしている。
(くっそー、、、)A


(むー、、、、足手まといになるかな?)ゴリ
へらへら笑ってみているジン。なんか、ある?
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