疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−58 影の、おっぱい勇者

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「ただいまー、、、なんか疲れたー」
食堂に入り、客用の給湯器から茶を入れて自分の席に着く。
厨房の奥からおかえりなさーい!というメフィの声がする。
丁度朝飯の仕込みタイムみたいだった。

バンにも朝飯食わせてから帰そうとおもったのだが、
「今日は久しぶりに干し草食べたいから、、」と帰ってしまった。
まぁ、いろいろまぜておいしくしてある干し草だからなーうちのは。

そろそろ早い冒険者は席に着き始めている。深くまで潜るんだろう。
ダンジョンB1宿の送迎サービスは、森の宿に泊まっていても利用できるようになった。
なので体力、装備に無駄なく時間時間をそのまま攻略時間に使える。体力有る者達ならば早く行きがんがん攻略しばんばん降りていきたいだろう。

ほどなくメリーが席に着き始めた客に配膳していく。
日はまだ昇っていないが、もう外は明るい時間帯。
あっちだったら新聞配達が終わる頃、みたいな?
高校の頃、一時期やったことがあったのだ。

もう実質、数十年前。
今はこんなでも、高校生をやっていた頃はあったのだ。

今思い返してもいろいろごっちゃになってるだろうけど、天界に居た時に見まくった下界TVのせいでw。
でも多分携帯電話くらいあったし、、、生活費もあったが、バイク買うのに色々バイトしたおぼえがあったような、、
そういえば、バイクは買えたんだったっけ?つか、免許取ったっけ?
とっても、買っても、あまり乗ってなかったんだろうなぁ、、おぼえてないって、、

あ、免許は取ったわ、、高速を走った覚えある、、
まぁ、今に比べりゃバイクの速度なんかさほどでもないけど、んでも高速だからな、気持ちよかったよなー


イサムは工業高校一年だった。
アホ?と問われれば、勉強は好きではないので最低限しかやらなかった、としか言いようがない。
頭はまわった。でも基本、群れるのは好きではなかった。
工業なんで、子どもたち(生徒たち)は武力で勝負の小さな小さな世界。
可愛い顔したイサムは結構からかわれたが、気にせずにあしらっていた。これなら勝てるだろうとたまにマジに喧嘩ふっかけてくる三下がいたが、イサムは最初から飛ばす。殴り掛かってきたバカを正面から蹴り飛ばす。
しかも体が柔らかいので、顎まで足が上がる。

1年の二学期にはもうイサムをからかう奴はいなかった。

バイクは、好きというのもあったが、主にバイトの足に使うと交通費と時間が浮く。
二学期頃からいろいろ派閥と言うかグループというか、誘われたが、バイトしなけりゃ食えないというと皆わかってくれた。一学期からの行動で、一目置かれていたのだろう。しかも、襲ってくるのを排除していたことだけではなく、勉強が嫌いでも好きな実技だけはまじめに受けていた。そういうところも皆みているもんだ。
「めだたなくとも、やるときゃやる奴」、そういった評価を出来る者達が、子供なりに結構いたというわけだ。
姑息でせこいいじめとかとは違う、正面切っての世界だったと思う。

「少しは、面白かったのかな」
そういうことを思い出した、記憶に残していたということは、まぁそこそこ気に入っていたのだろう。
前世から9回まで、記憶に残す勝ちがないことは完全に消去しているのだから。


「おまたせしましたー」
メフィが朝飯を持ってきてくれる。
「おう、わるいな直々に、、」
「いえいえ、見てましたよ、ぽろんとかw」メフィ
「あっはっはっはっは!うらやましかったか?ん?」
「いや、私は人族じゃないんで、、」

「魔国にも、そーゆーとこ、あるの?」
「?どうでしょうかね?魔人にそういうことを楽しみだと思う者、いるんでしょうかね?」
あー、そういうことか、、
「ねーわな」
「でしょうねぇ、、また行くのですか?」
「あー、どーしょ?」
「いや、疑問形で言われても、、」
「また今度でいいかな」

ほんの少しでも知り合えば、別れは辛くなる。
死別、もしくは自分の死での死別を繰り返して来たのだ、、
草履や西の国や魔国など、仕事でも関わりが在り、いつも行ける、行く機会が有る、というのと違う、理由もなく行こうとしないと行けない自分の日常ではない世界。彼らの日常にかちっとはめ込まれなければ、自分は部外者。
なかなか行きづらい。

「王都に、こーゆー店あるんじゃないですか?」メフィ
流石だな、心の機微をとらえているメフィ。歴史上最大の詐欺師だけある。

「そーだなー、今度ギルダー誘って、あいつのお気に入りの店にでもいってくるよ」
「潰さないでくださいね?」
「?」
「ほら、ギルダーだったら多分ぼったくられているでしょうし、それに気がついていないでしょうから」
「wwwwwwwwwwwwそーだなwwwwww。 ひとの遊び場を奪わないよww」

ーー

厩舎で
「おう、バン、どうだったい?主様と行って」
「え?うーん、、いろいろ食べたかなー」
「主様は楽しんでいたかい?」
「あー、、楽しんでたのは、、、うん、一番楽しそうだったのは、、たくさんのおっぱい埋もれて喜んでいた時な気がする、、」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、そうか、、、そりゃ、、よかったな、、」

その後、影でイサムにいろいろあだ名が付いたことには、イサムとその周囲の者達だけが知らない。

おっぱい勇者
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