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下−94 魔国にて
しおりを挟む銭湯の二階に上がり、食事と酒をしよーかなーとか思った。が、食堂の入り口ら辺まで行くと中からタカシ組の連中のござるとかどすこいとか言っている声が聞こえた。
ので、踵を帰して外に出た。
うーむ、、、どこにいくべぇ、、、
なので街を散策。
メフィは遠視でそれを見てて、素直に帰ってくればいいのに、、と思う。
だが、帰っても特にやること無いイサムは暇つぶし方面に進むのだった。
魔都は最近急激にいろいろおっ建てたんで近代都市っぽくなり始めているが、本来古都だ。
何千年か知らんが、ずっと移転せずにここが魔都だった。
ユーシャに滅ぼされたことがないらしい。
裏道に入ってみる。
いつ頃建てたのかわからんくらいに古そうだけど、質実剛健もろわかりな家々が続く。
家と家の間も余裕が在り、どっかの家で喧嘩が始まって家がぶち壊されても、隣の家は影響を受けない程度には離れている。それは文化というものだろう。
雪、降らないみたいだし、、
たまに家の裏や横に、森で捕まえてきたんだろう、枝肉にされた獲物をぶら下げて干しているのが見える。
干して、固くなったのを食べるのかな。歯ごたえあるのがスキそうだもんな。
子供っ達は空き地で、、、格闘技?ぶん殴り合い?、周りの子どもたちを見ると、その殴り合いを見学しているようなので、遊びの一種なのか?
「んじゃ!今度おれねー!いくぞー!!」
とか声がするのでやっぱ遊びなんだなー、殴り合い。
お♪
飲み屋?食堂?発見!!
「ちーっす!」
ほかに客はいない。まぁ、夕方にもまだ早い時間なんで、、
「酒、何があるの?」
「魔王、竜王、変態勇者、ゴッツ、くらいかな、」
「どれがどーうまいの?」
「・・・おまえ、ひと、だろう?んじゃ魔王程度にしておけ」
「えええ!折角魔国なんだから、、んじゃコップでいっぱいづつ皆もってきてよ」
「仕方ないな、のめなくとも知らんぞ?」
「あと、ツマミに成るようなの、なんかある?」
「ここは最近のはやってるようなのはないぞ?干し肉、干し魚、梅干し、あんこ玉、くらいだな」
・・・・・
梅干し?
「木の実の果肉がついたものを塩に漬けたもの。酒にあう。」
あんこだまぁ?
「甘くて、酒にあう」
そうかあ?
「んじゃ、梅干しと、あんこだまを」
・・・・わかった
角が2つ生えて、全身鎧のような鱗で覆われ、だが料理人らしく爪は短くキレイにされたその人間形態ではない魔人の店主は、厨房に戻っていった。
店は清潔に見える。
どこぞのラーメン屋や料亭がゴミ溜めに思えるほどだ。厨房からのくさい臭いがない。
ウチの厨房とかと同じくらいきれいじゃん?
でも、それで料理が自分の口にあうかどうか、つーのは別問題なのだが。
ここは魔国だからね。
コップが5つ。形状が違うのは、酒別になっているからだろう。賢いな、俺だったら同じのにいれちゃうな!
あんこ玉は、駄菓子屋のそれと同じ大きさだけど、きなこはまぶしていない。
梅干し、、もろ梅干しである。
んんんんーー、、考えて?悩んで?から、あんこ玉を口に放り込み、、もぐもぐもぐ、、ごくん。
で、端の酒から一口ふたくちほど飲む。
またあんこだま。もぐもぐごっくん。
次の酒、
と続けていく。
厨房の手前から店主が、それを面白そうにみている。
全部飲んでみて、、
「おっちゃーん、、」と店主をと呼び
これと、これ、なんて名の酒?
「竜王と、ゴッツだ。変なのがスキだな?」
「いや、、なんか、あんこ玉と合うよな、これ。竜王とゴッツ、があんこに合うんだ、、ありがと。んじゃ今度は梅干しでやてみるわ」
梅干しも同様に、すっぱ顔しながら食べ、その後酒を一口二口飲み、を終わらせる。
「梅干しにはこれだなー、、」とさっきとは違うコップ1つを指す。
「これは変態勇者、おまえ、ひと、としては、とても変わっているなぁ、、、」
「ひとって、どれを飲むんだ?」
「大体魔王しか飲めないな。あとのは濃いし刺々しいらしい。」
ふーん、、よくわからん、、
「刺し身とか無いの?」
「・・ごぶの
「いらねー、、、オークとかないの?」
「オークは虫が居るから刺し身はダメだ。炙り焼きがいい」
「んじゃそれ、と、あんこだまひと皿ねー」
シュン!
「我!参上!!」
メフィである。
「主様!!なに自分だけでうまいもの食ってるんですかっつ!!!」
???
「へぇ?おまえ、こーゆーのがスキなんだ?」
「・・・・まぁ、、」メフィのしまったー、という表情を一瞬したのを見逃さないイサム!
「仕方ないでしょ!歳が歳なんだから、昔からの魔国の食べ物が馴染んでいるんですよっつ!!」
「んじゃ、酒は何にする?」
「おなじんでいいですよ、、うまく選別できたみたいじゃないですか」
「ほう、、そこまで見ていた?」
「・・・・うまそーなんで、、、」
「んじゃ、今度はお前がスキなものを注文な!俺も食べてみたい」
「・・無理だと思う」メフィ
酒と肴を持ってきた店主
「おれも、それだけは無理だと思う」と。
・・・
「あれだぞ?うにうにうごめく、とか、、かさかさ走り回る、とか、、だぞ?」店主
「ごめん、、メフィ、お願い、、俺がいない時に食って、そーゆーの、、」
ーー
一方まおーとA子。
対戦終了!
ぼろぼろにされてたA子が、最後にたまたま後ろを獲れた、というかたちで、ブレーンバスターを決め、カウント3を取り、A子が辛勝した。
通りは大盛り上がりだった。
魔王とA子はその反応で、がっちり手を握りあった。
魔国プロレスリングの誕生である!!
w
C子とおかんは、今後のことを話し合っている様子。なんか黒い霧がその周囲に立ち込めているが、どっかの世界のそーゆー霧に比べりゃ神気に近いモノと思えてしまうくらいでしか無い。
Pは、今の試合を全部魔石に映像として記憶させているので、明日また放映しよう!とか思っている。
どんどんなんか、イサムのいたとこの文化に染まっていく、特に魔国。いんだろーか?
その頃のタカシ御一行様
ソコには背中洗い機が壁にひっついていた。
生徒1号が股間を押し付けて
「股間洗い機ぃーー(ドラの声で)」
げたげた笑う4人
確かにイサムさんの言うとおりだ!ほんとにやってるよ!!と感動しているタカシ。
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