疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−134 少年と湖

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あー釣れん、、、
「釣りは苦手なのか?」魔王
「そんなはず無いだがなぁ、、堤防や桟橋でばんばん釣ってたけどなー」
「あ、海か?」
「ああ、」
・・・「海と、陸つまり湖や川は、違うぞ?」魔王

「そうなのか?」
「海の方が慣れりゃ楽みたいだぞ?なんか、陸の魚のほうが神経質みたいでなぁ」
「まぁ、、海に潜った時、餌撒けばよってきたもんなー」
「潜って取ったのか?すげーな?」
「いや、潜る遊びなんだよ、、」
ふーん?

イサムと魔王はボートを出して湖の中程で釣りをしていた。中程には岩とか沈めて少し浅くしてある。冬季に中心部が弱くならないように、と魔王チームが考えたみたいだ。
ワカサギ釣り以外にもスケートもできるようになるので、かなり人が載るだろうということで。

夏場はそこが魚が集まり、釣れる場所、となっているはずなのだが、まだ出来たてなのでそれほどではないのだろうか。


イサムが連れなくてつまんなそうにしているので、魔王が
「ボート、も一つ借りてきて、競争するか?」
「!いいなっつ!!」イサム

「魔法はなし。身体強化もなし。純粋に肉体のみな。」魔王
「あ、んじゃ、魔王は人間形態でなー、じゃないと全然違うからな!」イサム
まぁ、、あっちじゃオール握れないしな、、と思う魔王

んじゃ、向こうの岸に付けて、先にあの気にタッチしたのが勝ちな!

ということになった。

石を放り投げて、水に落ちたらスタート。
ひょーい、、、、、、ぽちゃ
ずざざざざーーーーーーーーーー
ざんざんざんざんざん
もんのすんごい勢いなんで、水中翼船というか、全開のスピードボートみたいにほぼ飛んでいるw
陸上の何よりも速いんじゃね?

ざん!がんがんがーーーーーーー!がごがごがごごごごごーー、、
勢い付き過ぎで2艘とも岸にそのまま乗り上げ進む!!
木を通り過ぎる、わずか前、イサムはごろんとロールして船から落ちた、どごろごろごろどっすん、、木にぶち当たる
きゅー、、、一瞬気絶するイサム、
たたたた、、びたん!!「たーーーーっち!!」魔王

あ!
「俺のほうが早かったぞ!」イサム
「だめでぇーーす!タッチしてませぇーーーんっつ!!」魔王
くそー、、にくらたしい!!

「体力使ったからハラヘッター、」
「おう、そーだな、、狩るか?」魔王
おう!

と、2人で先の森に飛んで、
「魔法無しで先に狩った方の勝ちな!」イサム
「受けるぜ!」魔王

ずざざざざーー、左右に別れて森に飛び込む

ヒュン!ズン!よしっつ!木の枝を投げて獲物を仕留めたイサム、獲物に走る!
うさぎを得て、森の外に走って戻るイサム!

あ、
もう魔王がイノシシを担いて戻っていた、、
「くっそー、、」
「あっはっは!いや、ちょうどばったり鉢合わせしてぶつかってな!日頃の行いかな?」魔王
「だったら俺のほうがっつ!!!」

「神はよく見てるんじゃないか?」
「いんや、あの神だぜ?」
「・・・・まぁ、、そおだよな、、」

薪を集め、石でかまど作り、火をおこし(流石にこれは魔法を使う)、獲物を捌いて湖で洗い、肉を切り分け、枝に挿して火の周りに遠火で焼く。

「あ、」と、イサムはストレージから秘蔵の酒を出す。
「持っててよかった♪」コップも2つ出して、注ぐ。一つ魔王に渡し、間に酒瓶を置く。

「そうだな、、こんな平和が今後も続くように!」
「ああ、こんな平和が今後も続くように!」
「「乾杯!」」

ーー

一方、メフィと舞田とC子、、、、は、怖いからパスして、、

ヘンヅーラ国王と将軍は桜とアラタをランドに招いた。特に城を見せたかった。そして桜とアラタの後にづらづら付いてくる大量の人びとを連れ、ランドに入る。

遊具は全て試験をしてある。更に、防衛隊員で蘇生ができる者達を借りている。万が一があっても大丈夫だ。と、ヘンヅーラ国王は自分の心の中で今一度確認した。
桜とアラタが乗る時は、自分も一緒に乗るつもりだけどね。

最初は無難にミラーハウス。二人共大笑いしてくれた。さほど迷わず出てこれた。
次に、タカシ城はめんどくさいのでパスし、地下冒険船を勧めた。勿論水浸しになりますが、と前置きしておいた。
が、かまわず桜とアラタは乗る。王も一緒の船に。6人のりだからね。

壁にガンガンぶつかりまくり、水ガンガンあびて、滝に落ちたり、滝をくぐったりしながら出てきた。最終地点で乾かすので、出てきた時は乾いている。でないと冬は死ぬからね!

で、ジェットコースター。我が国の幻の遊具が再現されています、と胸を張って言うヘンヅーラ王。
それは楽しみです、と桜といち、、アラタ。

最高度からの滑降時は、桜は興奮しすぎたためか、げははははは!とか笑いだしていた。
皆、聞かなかったことにしたらしいが。
楽しかったので、再度乗ったらしい。

その後、時間もそろそろだというのでお城に案内した。


「「・・・・・・・・・・・・」」
「どういうことだ?」
「うん、山の上のお城といい勝負だね、、」
「・・いや、よく見ろ、、こっちの方がよくできている。壁にしろ、柱にしろ、全てが、これ以上無いのではないか?くらいの材料になっている。多分、材料すらとても丁寧に魔法で練り上げたものだろう。これは、、、私がやたっとしたら何年かかるか、、一生かかるかもな、、」
「そこまでかい?ボクには、そこまで詳しくはわからないや、、あっちよりも良いかな?くらいだな、、」
「うむ、、魔法をそれなりに使わんと、わからんだろう、、、」

「ヘンヅーラ殿、、これは、イサム殿が?」
「はい。イサム殿が一人で作り上げました」
「・・すごいとは思っていたが、、、」
「そんな、なのかい?」
「ああ、多分、メフィ殿より数段上だろうな、、」
「それじゃ、、、」
「ああ、全世界の魔法使える者全部相手しても、、」

「よくもまぁ、あれだけ韜晦できるもんだ」
「・・・違うんじゃないかな、、イサムさんは、のんびり暮らしたいだけなんじゃないかな?いつも言っているじゃない。やってることも、アレなのも多いけど、やっぱりそれにつながることしかしていない。楽しんでるだけだし、、間違うことはあっても間違ったことはしないし、、」

「・・・まさかまさか、とは、思っていたが、、本当に、それだけ、なのか?」
「うん、僕はそう思う。」
「ええ、私も、付き合いは少ないですけど、そう思います。」ヘンヅーラ国王

「桜、彼は、それだけ苦労を、悲しみを、重ねてきたんじゃないかな。だからこそ。」
「・・・なるほど、な、、、差は、魔法だけじゃないんだな」
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