疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−178 ニセニャンドラゴラ

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数日後の朝。イサムは気がついた。
朝ゴハンを持ってきてくれたメフィに、
「あれ、あのメフィの薬、誰かでリバウンドあるかどうか試してみればいんだ!魔力少ない者に飲ませてリバウンドあれば魔力倍増!とかになったら本人も嬉しいし!!」

「でも、薬の効いている一年間は魔力半減ですよ?」メフィ
脚下だなっ!!

「あ、ダンジョンのボスとかは?」
「魔獣だから、、参考程度ですねぇ、、」

やっぱ人体実験じゃなきゃだめか、、

「あ、アラタは?あまり魔力無いし、神の呪いで。」
呪いを掛ける神ってのもすげーよな?神じゃなくって悪魔だな、悪以外ねーじゃん、、

「桜さんにバレたらどーなります?」
「脚下だな!!!」

「そんな考えなくとも大丈夫ですよ、完璧な薬を作りますから!!(多分)」メフィ
そうお?おねがいね?、とイサム。

多分、ほとんど、ほぼ絶対、こいつら面白がっているだけである。


朝食後、
久々に畑に行くイサム。
何蒔いていたか全く覚えていないイサム。老化だろう。見た目は少年、でもその中身は老人!!

「永遠の美少年に向かってほざくナレーター。ぷw自分が老人だからって、、ぷwwwwww」イサム

きーっ!!くやしいぃ!!、とかのほどでもない。どーでもいい。そんな程度でなければこいつらについていけないのである。


「お、なんか生えている。」イサム
念のためだが、そこは畑である。

イサムはモグラ騒動の時以来そこの畑を放置しており、そういう放置時は、宿の者たちが畑を手入れしていた。よくできた従業員たちである。

従業員A「そのくらいふつーにできなけりゃ、毎日ブチ切れまくっててしんじゃいますよ。昔はいろいろ大変だった、、、」
従業員B「昔に比べりゃかなりマシになったんじゃないっすかね?楽になりましたよ」
とても有り難い従業員達である。

「あ、イサムさん、前のが収穫終えたんで、今回は俺も手伝って、宿の者たちとニセニャンドラゴラを植えてみたんですよ。いい育ち具合でしょ。」と、鍬持った翔太
「へ?ニセ?ニャドラゴラとどう違うの?」イサム

「品種改良で、促成栽培型らしいっす。ニャンドラゴラだと1000年くらいかかっちゃうでしょう?ニセだと3ヶ月とか。」
「極端すぎねー?」
「だから効果も2000分の1だけ。滋養強壮?程度だそうです。おかしくもならないそーですよ?」
「おかしくぅ?」
「ニャンドラゴラって食べるとなんか彼方の方にいっちゃうっていうじゃないですか、、数カ月間。」
しらなんだ、、、死にそうになってた奴等に無理やり食わしていたよ、、以前の時、、

「・・へ、へぇ、、そー、そーなんだ、、ふぅーん?」イサム

ああ、なんかやったことあるんだな?それを知らないで、、と翔太にはモロバレである。

「でも、これを干したのをダンジョンに潜る時持っていけば、ポーションより安上がりで、眠気対策バッチリ!!」
眠気だけかよ、、
まぁ、眠気ありゃ下手すりゃ死ぬからなぁ、、無いよりいいか、、

・・・・・「で、誰が、品種改良、したの?」イサム
「そりゃ、こんなことする人ひとりだけでしょう?」
メフィか、、、

「ダイジョブなんか?」イサム
「さあ?まだ誰も食べたこと無いんで、、」
・・・・・「これから、人体実験、なのね?」

「人聞きの悪い、、」翔太
いつの間に翔太は黒くなってしまっていたのだろう?
あんなにまっすぐでいい子だったのに、、、

いや、おまえとその仲間たちだろう?
他の者が聞いたら、全員が全員、そういうだろう。


その晩、いくら経っても全く眠くならなかったイサム。
おかしいなぁ、、と銭湯に行き、タップリ湯につかり、サウナに入って汗流し、水浴びてからまた湯に浸かり、
湯上がりに酒のんで戻ってきた。

が、
いくら横になっても全く眠気がない。

・・・・・・

イサムが一階に行くと、メフィが厨房でなんかやっていた。メフィは1000年に100年位まとめて寝るようなので、普段はほとんど眠らない。

「メフィ、、」
「あ主様?どーしたんですか?こんな夜中に?お昼寝して夜眠れなくなったんですか?」
「いや違う。お昼寝してないし。というか、君がよく知っているのではないかな?その原因を。正直者が好きだぞ?さあ言え、朝飯?昼飯?」

「朝飯、、と、、昼飯、です。両方共2本分」
「ほう、大盛りにしてくれたんですか、、」
「ええ、大サービスで、、、」

「てめぇ!!!!これから幾日眠れねーんだよっつ!!」
「予測だと、7日くらい眠らずでOK!と出てました、、」
機械とか占いとかで予測なのかな?

「でも、夜中も動けるのは仕事が捗っていいですよ?」
「俺はニートだっつ!!!」


仕方がないので、それから毎晩、イサムは建物などのメンテを夜中に行っていた。もちろん魔法で。同盟国内各地の。
「壊れているところ、なおーれぇ~!」の魔法
「古すぎて壊れそうなもの、なおーれぇ~!」の魔法
をばんばん使った。
が、

あるところでは、少年の趣味の画伯画が、壊れた画認識され、美しい画になってしまっていて、翌朝それを見た少年は発狂していた。「づぉおごぉのづどぅいづずぁああああああ!!!」(訳:どこのどいつだ)と。

でもまぁ概ね好評だった。
「シワが少なくなったわ!!」
とか。

が、そんなイサムでも、流石に魔物の森の宿の村にだけはそれを行わなかった。
もしヤツの秘蔵品達が新品にでもなってみろ、奴はそれこそ発狂し破壊しまくるか、間抜け時空をこの世に呼び出すかもしれない!そういう愚を置かせないのだ。
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