疑う勇者 おめーらなんぞ信用できるか!

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下−270 海だ! 3 うみはひろいなおおきいな

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世界がそれなりに各地で勝手に動いている頃
イサム達も勝手にうごいている。

海は広いな多奇異な。

食っちゃごろ寝、遊んじゃごろ寝、を繰り替えす。
また、魔法でなんか海の中を歩くことができるようにすることを自分らで考え出し、海底散歩とか始めている。
あやつらは面白いことを考え出すというか、いたずらっぽいことを始めるのが好きだというか上手い。

ドッボーーーーーン!!
10人位が海から空に飛び出す!
男子は勿論女子を抱えたりして、そのナイトっぷりを発揮している。勿論その大半は女子のほうが強いんだけどね。

そのあとを追うように、うねうねした触手?が大量に海から伸び、でも空気中にあまりいられないらしく、すぐ引っ込んではまた伸ばしてくる、と言った感じ。

「おーい!何やってんだー?」
イサムが叫んで訊く

「全員逃げられましたー。なんか地雷踏んだみたいですー?」
ヨシオらしき声が聞こえた。

「ちょっと行ってくる」イサムがヨーコにそう言って転位。

触手の元は、海底の砂の中に隠れたイソギンチャクみたいな魔獣?だった。あまりマソは感じられないけど、少し?海のモノはあまり知らないイサム。

ま、いっか、と、すんげー遠くの、も少し深い、でも海上からの光は届く海のほうに転位させた。
それからここらの周囲、この島とメフィがいろいろ作ってくれた島の周囲をサーチ等で見てチェック。
何も危険そうなモノは他に見当たらなかった。

シュン!
「ただいま。」
「どうですか?」
「ああ、あれだけ、ここももう一つの島も周囲にはもう危険はないと思う」イサム
「お疲れ様でした」
「・・ああ。」
一瞬なんか懐かしい感じがしたイサム。

で、そろそろ腹が減ってきたなーと思い始めた頃
かんかんかんかんかん!とフライパンを麺棒で叩くような音が宿の方から!

「お昼ですよー!!戻ってきて下さーい!!」
と声が聞こえる。

うん、なんだろう、とっても懐かしい気がする。ガキの頃、夏休みとかの日常?
そこんちに皆で押しかけると、そのおばはんは嫌な顔一つせずに皆の分も用意してくれるのだ。
で、家に帰ったら「どこどこんちでご飯食べさせてもらった」と言わないと叱られる。
どっかで食べてきたな?くらい親はわかるのだ。
持ちつ持たれつ、子どもたちは地域で育ててる感がたっぷりあった時代だった。


で、カレー?
テーブルに用意されているのがカレー。
で、ゴローとザックバルトが厨房から出てきた。いつの間に?

「海の家はやっぱカレーでしょ!!」ゴロー
「おーー!!」主に男子達

村でカレー屋台やっているゴロー。小声の本格派ヒキコモリ気味だったが、いつの間にこんな強い子に!!!
やはり女性がいてくれるというのが強いのだろう!!

みんなで美味しくいただきました。
ちなみに、カレーだめという女性はいなかった。
やっぱあの腐女子3名が雰囲気女子達を導いているのが強いのかっ!!!?

「ちなみにカレーの作り方は私達も覚えました。来週か再来週には魔物の森の宿で食べられるようになるでしょう。」
と、メフィが送ってくれた部下たち。
さすがメフィの部下である!頼もしいっ!!!

イサムは思い出した。みりん干しだ!と。
なぜ今ここでなのか?は全くわからないが突然思い出した。
イサムの大好物なので、魔人達作ってくれないかなーと思ったのだ。

みりん干しを説明してみると、
「ああ、売ってますね乾物屋に。」
と知っていた。
魔人も好きなのかな?

「わかりました、大きい目なのからちっさいのまでいろいろ作ってみますねー♪」
と乗り気。
結構暇なのでなんかやり方たみたいだった。よかった!



3時頃にアイスクリームを出して貰いみなで休憩。
5時頃には風も少し冷えてきたので皆に上がらせる。
風呂に入らせて、その後夕食だ。
合間はロビーのソファやティールーム、広間など自由に使える。

そうだなー
と、皆を見ていたイサム。
転位で自分の亜空間部屋に戻っていろいろやってみて、やっと作れた。
島の宿に戻る。ストレージから出して広間の端に設置。
コインは、小さいかごを機会の前に吊るしてその中に入れておいた。
そのコインを投入してこの自動販売機を使う。
飲み物の自動販売機。


結果、転生者達には超不評。
「コンビ様のほうが余程良い。」
「自販機は情がない。」
「つまらない」
「味気ない」
「向こうの嫌なとこを思い出してしまいそう」
などなど

まぁ、わからないでもない。
こっちジモティ組は物珍しさはあったようだが、じきに飽きた様子。

使われないようだったら撤去して、と魔人達におまかせしてしまったイサム。
自分では撤去するのは忍びなかった。

夜、テラスで涼んでいたら、ヨーコが自販機から買った缶コーヒーとジュースを持ってきて、イサムにコーヒーを渡した。

いい子やなぁ、、ヨーコは。
自販機不評のイサムの気持ちをわかったのだろう。

テラスには他にも何人かいた。
ヨーコのそれに気づいた者が、買いに行った。
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