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下−271 海だ! 帰りだ!村だ! おや?
しおりを挟むこっちの世界の者、特にイサムの同盟内の者達は素直なのでウブである。
そして控えめ。
なので個人の欲求に対してはそれほど強く行動しない。
転生者なヒキニー達も、結果的には同じだ。いくら今はもう”ふつー”に話せるし行動できるようになった、と言えどもやっぱこっちの者達と同じくらい素直でウブで控えめであった。
なので、その夜のテラスでの面々は、あまり遅くならないうちにそれぞれの部屋に戻っていった。
イサムも、
「涼しくなってきた。もう皆部屋に戻るぞ」
と残っている者達をも促してもどる。
翌朝
朝食は、パンと目玉焼きとベーコンとウインナーとキャベツとじゃがいもの、洋風ブレックファースト。コンソメスープ付き。ウェスタンブレックファースト(西側の朝食、と旅行者などから呼ばれるもの)
(誰がこんなの知ってたんだ?)イサム
厨房からサブローとミッシュがエプロン付けて出てきた。
あいつらか、、
サブローはタピオカの飲み物屋台を村でやっている。ミッシュはうさぎ人に転生した向こうの女子。なのでそれなりな知識があったのだろう。旅行好きだったのかもな?
男子達は喜んでいる
「話には聞いていたが!」
「ああ、本物を目にするとか、ありえないと思っていた」
「しかも、食えるんだぜ?」
「ああ、信じらねぇことが目の前で起きているぜ!」
「あほだな?海外どころか今おまえら異世界だぜ?」
「「「「「「あ!」」」」」」
女子達はノゾミ、ナルコ、ミッシュの転生腐女子達を除けばこっちのジモティだ。変わった食事としか思わない。
「ミッシュ殿は海外旅行をしてたのでありますか?!」軍曹系に成ってるノゾミ。ミッシュをすげー認定したのだろう。
「まぁ、趣味だったけど。いわゆる貧乏旅行者っての?」ミッシュ
「ばっくぱっかあとか呼ぶ者ですな?」ナルコも同様なようである。
「その言葉が流行る前の時代だけどね。なので外国には日本人あまり居なかったし」
「「ほう!!すばらしいですな!!」」
男子達も聞き耳を建てる。6階くらいのを?
海外でお金がなくなると、欧州に行き、そっちの日本食屋でバイトをさせてもらって、その国に滞在しなから少し貯めていたらしい。で、ある程度貯まるとまた旅に出る。
「10年くらい国に帰ってなかったから、久々に日本に帰った時、これどこの国?くらいになっていた」らしい。
「その変化が悪い方向に感じてねー、すんげー嫌な感じになってたのでとっとと出たかったが、稼がねばならないので1年ほど我慢して稼いでいたら、いつの間にかこっちでうさぎ人になっていた」
という。
「多分、俺その頃生まれたんじゃね?」マッシュ
「モレも同じくっぽい」モッシュ
「多分俺もそうなんじゃないかな?」ムッシュ
「というか、平成しらん奴いる?男子の中で?」ミシュラン
しーん・・・・
「皆同年代か・・・」
なんか嫌そう?
面白くないって感じなのかな?
「私は、同じだと思う。昭和を知らない。物心着いた時はもう平成」ノゾミ
「うん、私も平成と、なんだっけ?印象薄い名前・・・聞いた時馬鹿かな?とすら感じた雰囲気の・・・」ナルコ
皆悩んだ。が、思い出す者はいなかった。
必要ないし重要さゼロだから問題ない。
それからまた皆で海で遊ぶ。
そんなこんなで数日を過ごした。
海の過ごし方に慣れて来た頃
「んじゃそろそろ村に戻るか」イサム
えぇええ!!という声。
皆の気持ちが、旅行から住み着きになりかけているのでダメです。一度戻ります。
こっちに住みたかったら、あまえら結婚しろ。そしたらここに家作ってやる。
と言い放つイサム。
ほうほう、、言っては見るものだな?
何組がが、うにうにしている。
片方だけが落ち着きがない者もおり、その相方はまだわかっていなさそう・・気の毒に。
がばっつ!!
ヨーコが腕を組んできた。
??(イサム)
人のことはよく見るが、自分が朴念仁だと全く理解できていないイサムっつ!!!
何人かの女子(女性)が、哀れみの目を怒りを含めてイサムに向けている。
(え?え?なんだ?)イサム戸惑う
そして、翌朝、皆で扉をくぐってコンビのレジ横に出ていった。
「「なにもかもがなつかしい・・・」」
ハモるミッシュとサブロー
「やっぱコンビ様の店内の匂いはすばらしい!」ノゾミ
「確かにそうだな!」ナルコ
そうか?と思う数名。コンビ愛が足りねーな?
で、コンビ前で解散となった。
カレー屋、カツ屋、タピオカドリンク屋などはそのまま開店準備を始める。
昼に村人がコンビに来て屋台が開いていると、皆だいたい屋台に立ち寄るのだ。
各ペアになっていた女子達ももう自然に手伝っている。
そういうの以外はとりあえず部屋に戻る。もう皆念話をしようと思えば使える程度にはなっているので、電話代わりにかけられるのだ。なので「飯食いに行かない?」とかもうふつーにできる。
海での数日間はでかかった。
さて、ヨーコ達もコンビ裏の高級アパートに戻る。
と、
その入り口の前にズタ袋?
いや、もぞもぞ動き始めた・・・
「お、おう・・・ヨーコ、久しぶり」
ズタ袋が喋った。
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