【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

uni

文字の大きさ
16 / 409

16 カタリーナ、その名の秘密♪

しおりを挟む
あたしカタリーナ。人狼族のちょうろうの娘。ここらじゃ美人なの!
山に住んでいたの。一族で。狩りをして、食べて、遊んで、寝て、それが当り前の毎日。
でも、
この間、仲間の一匹が人間の村に行ったの。2ヶ月位そこに住んで、人間たちを引き連れて村に帰ってきたの。
で、

 け づ や が も の す ご く よ く な っ て い た !!! のよーーーーーーっ!!!

何アレ?なにをどうしたらどうなったらあんなんなるの?何食べたの?ドラゴン?神?神でも食えばあのくらいなれるのっつ!!!???
って私も皆も思ったんだけど、
その者が言うには、なんかその村の村長の家で毎日村長達と同じものを食べていただけ。
でもっつ!!!!
お風呂!!!
それが重要な秘密だと!!
でも人間は、「食事も重要だと思いますよ?魚とか野菜とかもけづやに良いと聞きます」と言っていた。
つまり、
その毛艶がよくなった野上と一緒の村に住めば、同じくらいの毛艶になるってことよね?

我が人狼族は、皆でその村に住むために、そこを統治する領主に属することになったの。
そしたら住みたい放題だもんね!!♪




で、だ、
俺んちを、ちょうろう一家に開放した、引き渡した。おうち、あげちゃった。シクシクシクシク、、、、文明最先端の家が、、、

だがしかしっつ!!
そんちょと熊が「もっといい家、つーか、屋敷作ってやっから」とっ!!!!

家ができるまで、「我が屋敷は空いている客間はいくらでもある、できるまでうちにいろ学」と領主様
いやいや、泉さんといっしょってのはー、抑止力であるそんちょ女性陣いないし、、、
ということで、熊のうちのよこに、ちっさい小屋を即席で作ってもらいました。

なぜ即席かと言うと、
他の人狼族達の住む家がないから、すぐつくらなければなりません。でないとそんちょ宅はいつまでたっても人狼の巣になりっぱなしです、今も溢れかえっておりますw

集団で住む、というので「でっかい一間の家」=でっかい小屋wだな。
一応上げ底にしておいてもらう。寒いの大丈夫とか言ってるけど、夏がなー、床下に風通すくらいしないと耐えられないじゃないか?涼しい山ぐらしの狼だもんなあ、、




私カタリーナ!
カタリーナは人間の村に来たの!!なんか大きな小屋をうちの一家専用にしていいって!!お風呂があるの!!人間が毎日沸かしてくれるの!
床が高くなってるのがよくわからないけど、冬はあったかくって夏は涼しいんだって!
10匹以上が余裕でねれる小屋なの!!
他の村人たちはこの村の村長の家に泊まっているの。今皆で住むための小屋を作ってくれているの!

昨日、この村に着いてから、食事をしたの!生肉はなかったけど、あまり量もなかったけど、それくらいでいいんだって。先に来ていた野上がそういうの。そのくらいが毛並にいいんじゃないか?って。

そのあとお風呂に入ったの。いつもはお風呂に入ってから食事なんだけど、皆バテバテだったので食事を先にしたんだって。
空腹だとあれよね?獲物を狙う目になっちゃうもんね!!野上は、「そんな目をしていると、すぐに狩られちゃうぞ!」だって。人間って小さいのに、とてもよわっちく見えるのに、怖いんだね!!あまりにお腹へったんで食べちゃおうかなとか思ったけど、襲わないでよかった!人間と敵対したら、すぐに一族一網打尽にされ滅亡しちゃうんだって。
いいのかなそんな危険な場所に移住して。でも毛並のためだから仕方ないね!!




「カタリーナはのう、生まれてすぐにもう喋りだし、それはもう寝ている時いがい、べらべらべらべら喋っておってな、、、」
このじじぃ、だから語りーなかよ!!!あんたの名前も”ばち”なんじゃないか?自業自得の先付けで。





わたしカタリーナ!
この村のはずれに森があるの!獲物がいるのよ!今日も狩ってきちゃった♪そんちょの家にもっていくと、にんげんのおばさん達がなでてくれるの。モフるんじゃなくなでるの!いい気持ちなの!
夕食もおにくがたくさん出るし、毎日狩りに行くのがいいと思うの!
お風呂もおばさんたちと入るの!出た後、狼形態にブラシかけてくれるの!すっごく気持ちいいの!!
だから毛並がすごくよくなったの!!





人狼族にも子供はいる。カタリーナが最年少で、人間形態になると5-6歳くらいだ。ほかは皆10歳前後に見える。人狼はさほど増えないという。番で生涯3-4頭産むのが平均じゃなかろうか?とちょうろうは言っていた。
なので、子供を大切にしている。

オレはそんちょと一緒に泉さんのところに行った。
人狼たちに領主様から身分証を出してもらえないか?と。
先にちょうろうに確認し、「もらえるのであればほしい。身分は領主様配下で」と言質をもらっている。
「お前が直接言えばよかろうが?」
「いや、隊長は泉さんでオレは副官ですから」
「変に律儀だな、今人狼族の面倒見ているのおまえだろう?」
ということで、3人で登城。

領主様は快く承諾、真鍮でドックタグのようなものを(勿論2枚ではなく1枚)作って、領主自ら手渡すので、出来上がったら村に行く、という。村から皆で登城すると言ったが「様子を見たい」とのこと。
フットワーク良いし、偉ぶらないからなー。自分で馬にまたがって飛ばしてくるんだろーなー、泉さんと。部下たちを大きく引きはなしてw





わたしカタリーナ!
今日、とってもうれしかったの!!領主様から、私達に金色のきらきらのきれいな首飾りもらったの!全員分も!!
なんか、これが領主様の家来だという証明なので、これがあれば安全なんだって!
領主様って人族なのにいい人ね!!くびから下げとけば、変態しても落ちないんだって!





領主様は人狼族の子どもたちにも、人族の子どもたちと一緒に読み書き計算などを、習わせてみろ、と指示。
大人は、各人の要望によって習わせろと。また、各人がしてみたい仕事をあてがえ。と。
勿論狩り専門でもいいが、それではせっかく人族の村に来た甲斐も半減じゃないか?と。

「ここから、どこへ出ても、食っていけるようになれ」と述べてくれた。自分の領の利益のためというより、人狼族の各人の人生(狼生)の為、というわけだ。領民が付いていかないわけがない、こういう人では。

後日、人狼族から「領主様に報いるためにはなにをすればいいだろうか?」と相談を受けた。
「偵察隊」とか作れば?、でも戦闘しちゃ駄目だよ?戦闘は領主様達のためにとっておかなくちゃね?
「おお!領主様も狩りの一族か!!我らの主によほどふさわしい!!」
おまえらも戦闘狂だったなー。

泉さんに来てもらって、人狼族の一部で偵察部隊を作るいろいろを丸投げしたwだって俺何もわからないし知らないんだもん♪適材適所だろう?
泉さんはカタリーナと共に、そんちょ宅女性陣のえじきに、、、
「戦闘部隊?!!」ってほくほくになっていそいそくるからwって、オレが元凶(呼んだ)んで言える義理じゃないねw


狼小屋完成。
でも、戦闘部隊は別が良いと泉さんが言うので、チーム熊にもう一つ作ってもらっている。
できるまで1号棟に全員収容。そんちょ宅には泉さんのみ。勿論食事と風呂はカタリーナ達と一緒w


「いっそ、でっかい露天風呂でもつくってしまおうか?」とそんちょの一言で熊はりきり!
人狼族は湯沸かしとか苦手みたいなので、どうしてもそんちょ宅風呂になる。ので、でかくしなければ現状では結構厳しい。
一週間もかからずに作った熊えらい!!
オレも自宅のちっさいのよりでかい露天がいい!ので行く、当然!
「まじ、のんびりライフだな~、、、いいなー、、、あっちにいたら地獄だったけど、、よかったなーーーー」




私カタリーナ!
おっきいお風呂なの!およぐの!およぐの!!およぐのっ!!!狼形態ではいると毛がぬけちゃうんで人形態で泳ぐの!泉おねーちゃんからイカ泳ぎ、ってのを習ったの!

流石に小さい子には何も言えない泉氏であった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~

あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。 彼は気づいたら異世界にいた。 その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。 科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。

うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。

かの
ファンタジー
 孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。  ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅

あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり? 異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました! 完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。

スマホアプリで衣食住確保の異世界スローライフ 〜面倒なことは避けたいのに怖いものなしのスライムと弱気なドラゴンと一緒だとそうもいかず〜

もーりんもも
ファンタジー
命より大事なスマホを拾おうとして命を落とした俺、武田義経。 ああ死んだと思った瞬間、俺はスマホの神様に祈った。スマホのために命を落としたんだから、お慈悲を! 目を開けると、俺は異世界に救世主として召喚されていた。それなのに俺のステータスは平均よりやや上といった程度。 スキル欄には見覚えのある虫眼鏡アイコンが。だが異世界人にはただの丸印に見えたらしい。 何やら漂う失望感。結局、救世主ではなく、ただの用無しと認定され、宮殿の使用人という身分に。 やれやれ。スキル欄の虫眼鏡をタップすると検索バーが出た。 「ご飯」と検索すると、見慣れたアプリがずらずらと! アプリがダウンロードできるんだ! ヤバくない? 不便な異世界だけど、楽してダラダラ生きていこう――そう思っていた矢先、命を狙われ国を出ることに。 ひょんなことから知り合った老婆のお陰でなんとか逃げ出したけど、気がつけば、いつの間にかスライムやらドラゴンやらに囲まれて、どんどん不本意な方向へ……。   2025/04/04-06 HOTランキング1位をいただきました! 応援ありがとうございます!

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~

御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。 十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。 剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。 十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。 紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。 十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。 自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。 その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。 ※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。

処理中です...