【ありがとうございます!!底辺の壁突破!!】拉致放置?から始まる異世界?生活?【進めー!!モフ☆モフ!!】

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後後172 お米の

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「あれ?これ、、この米、、、」
「おう、気がついたか、、ガクで2人目だな、、」シューレ
ここはシューレの食堂、夕食時。

長粒種が入ってきたので使っているとのこと。
「私はもともとそっちを使ってたんでな、いろいろ炊き方や使い方で変えてくのは慣れてるんだ」
とシューレ。
で、ジャポニカ米みたいな炊き上がりにして出していたそうな。

「いつから?」
「、、4-5日経つかな?」
そんなに気づかず食っていた?って、まぁ、気にしないよな?余り変わらなければ。

「炊きたてくらいかな?誰にでもわかるのは。焼き飯とか雑炊にすればもっとわからん、こっちの方がよくなるからな。」
ああ、よく聞いたな、それ、、

「特に新米時は似たようなもんになるよ」

こっちにはジャポニカ米の品種改良された最も良い種類は無い。
せいぜい上から中級くらいだ。
長粒種もだろうけど、、、

ま、だからさほど気にしないんだろうね!

「あ、米を丸めて平たくして、砂糖醤油味噌ぬったくって焼く、お菓子?って知ってる?」
「ああ、聞いたことあるし、、、誰だったかが作ってくれた気がするなぁ、、」
ごへーもち。やっぱ日本からの外来が多いんだろうな。

時代も特定時代が多いのは、もうあれだ、、そういう”事態”を受け入れやすい人間が、送り込みやすい、ってんだろうな、、、

「・・作って♪」
「・・・まぁ、いいか、、試しに作ってみるか、、」
「やった!」

待っていると泉さんも来たので、面白いもん作って貰ってるから、と教えた。
酒に合うのか?
えー?ひとによ、、、、ケーキを酒の肴にする者ならば、合いますねっつ!!と言っておく。

早速来ました!
はふはふはふ!かぶっ、、
「ぼへーほひひゃ」(ごへーもちだ)
「ほう!」
・・・・・それから無言で食らう。

「うまかった!久々?!」
「おう、俺は食ったこと無いが、田舎の方にもあったなこういうの、、」
「・・・きりたんぽに甘い味噌縫ったやつじゃない?」
「あー、、そうかもなー」

見ていたシューレ
「なんだ、お前らんとこはこういうの多いのか?」
「まぁ、あまり食い物が多くはなかったからなぁ、、米も作るけど自分らにはほとんど食えなかったけどな」
「売ったのか?」
「税だ、」
「食えないほど?」
「残ったのは、売らねば、食っていけなかったからな、畑もやっていたし麦もあった。俺らが食うのはそっちだった」
「なかなか厳しい生活だったんだな」
「まぁな、、、」

だからきりたんぽとかもそうそう食えなかったんか、、、

「こっち来て良かったっすねー」
「ああ、まぁ、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、そうかもな」
あ、幼女だからなぁ、、、

「うむ、、かなり微妙なところなんだろうな、、」
シューレも判るようだね、、

「でもうまかった!!」ガク
「おう!うまかったぞ!もっとくれ!!」泉

しかたがないなぁ、と言いながら厨房に戻っていくシューレ
有り難い有り難い、と拝むガク。

知らないモノとか結構好きなシューレである。
だから弟子たちがなんか考えたら、とりあえず作らせる。で、作った者に食べさせる。味の見当が付かないものはシューレも味見する。
そうやって、店のメニュー(弟子たちが作れるもの)が増えていく。


村の者たちには人気なったごへーもち。名前もそのままになってしまった。
特にひとの子どもたちに人気にだ。腹に貯まるし、おやつには丁度いいのだろう。
ほどなく、村ではどこの家でも、大人たちがごへーもちを作れるようになった。
で、

「うちのとーちゃんのは、ちょっとなぁ、、」
「どうなんだ?」
「唐辛子多め」
「・・・・・少しなら、いいかも、、」
「うん、醤油味が隠れるほどに」
「すんげーイヤかも、、」
とか、

「うちのかーさんのはなんというか、、」
「どうなの?」
「ふつーのに、溶き卵塗って小麦粉で衣付けて、揚げるの・・・」
別の食べもんじゃん?
「なんか、もしかしたら、うまいかも?」
「今度ウチ来て食べなよ!」
・・・・・・「やめとく、、」

という感じで、
悪化させる者も少なくなかった。

なかにはすりごまかけて美味しくなった、という事例もあるが、多くは無い。
よくある素人のレシピ通りに作らない失敗、ってのばかりだった。

「武国資質だな!!」
シューレは喜んだ。

あれか、、出来の悪い子ほど可愛い、ってやつだな?
などと泉さんは言っていた。

大精霊、未だに理解できねーよ!ww


でも、作り方は簡単なものなのだ。
で、
熊チーム。
皆技術者。なので論理的思考の持ち主がほとんど。(中には勘違いもいるが)
そのほとんどのが、外に仕事で出張に言った時に、おやつにごへーもちを作るようになっていた。手軽で美味く、腹にたまるし。
まともな技術者なので、レシピ通りにして美味しく作る。
現地人も、うまそうな匂いにつられ、味見させてもらい、気に入り、レシピを聞き、「それなら俺でもできるんじゃね?」とやってみる。で、自分ちでも作るようになる。

と、どんどん広がっていった。家庭料理として。

シンプルいずベスト!!
おいしいイズベスト!!
の、良い見本だな!!

ガクは
「今度は誰かせんべいつくってくれよー」
と思ったが、ありゃ面倒なんで、、、自分でやれや
「俺が自分でぇ?めんどくさいんでイヤ」ガク

餅もそうだが、練った米粉系は焼くと膨らむ。そこがいいんだが、、膨らみすぎはよくないんで、せんべいは見ながらひっくり返していいとこまで焼き続ける。最後に砂糖醤油とか塗りながら。目を離すと焦げたり膨らみすぎたり。
手焼きはめんどくさいのだ。

揚げ餅くらいなら、いんだけどね。楽で。
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