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モーリン・ガーラット
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「ーーーっ!!」
その瞬間、背筋に甘美な電気が走り、頭の中が真っ白に弾けた。
仰け反った上半身にしっとりと汗が光り、小さくない乳房が小刻みに揺れる。
全身が不規則な律動に晒され、その一つひとつには快感が付随していた。
荒い息遣いの裏で気怠い満足感に包まれ、力が抜けていくのが分かった。いや、力が抜けていくのを許容した。
エリオスに被さるように身体を投げ出したモーリンは、今はこの感覚の中に埋没していきたいと願った。
ゆっくりとした動作で、エリオスの頬を撫でると、小さく口元を動かしたが、声にはならず、モーリンは静かに瞼を閉じていった。
抜かず3発どころではない。都合5発、モーリンはエリオスから搾り取った。
今もまだ繋がったままだ。
精通を迎えたばかりの少年には、成長障害を冒しかねない暴挙であるが、モーリンに気にする余裕はなかった。
愛し合う相手とはいえ、同性との行為では得られない充たされる感覚と、そこから溢れる快感に夢中になっていたのだ。
エリオスはモーリンの身体を横に退けると、ゆっくりとベッドを脱け出す。
思ったより体幹はしっかりしていた。
通常なら休憩無しで5回も射精すれば、大人であろうと影響が足腰に及ぶものだが、エリオスには多少疲労を感じる程度でしかなかった。
ベッド脇のテーブルからコップを取り上げ、水差しで入れた水を一息で飲み干す。
続けて2杯。
水を飲みながら、自分の耐久力の異常さを鑑みる。
『誰しもが冀う力だ』
【声】が脳裏に甦り、エリオスは小さく噴き出した。
そりゃ男なら誰でも欲しがるだろう。女を満足させられる絶倫と・・・
未だ萎えることがない、股間で反り返る凶悪な逸物を。
ソレはすでに歴戦の勇者といった存在感で、まだまだ行けると主張していた。
童貞だった前世と比べ、格段に高性能だと笑う。
陰茎は太く、弓のように反った上、ゴツゴツとした血管を纏っている。すでに包皮は後退し、カリが鋭角に開いていた。長さも臍に軽く届いていた。
これはアレだな。・・・チートだ。
異世界転生モノなら膨大な魔力があったり、魔剣や聖剣を使いこなしたりして、凶悪な魔物を相手に無双するってのがテンプレだが、なるほど、膨大な魔力はあるし、魔剣や聖剣を使い、凶悪な魔物を相手に無双した。
間違いなく異世界転生だな。
エリオスは自嘲気味に、自分が置かれた状況を正しく理解する。
【声】はここが理を外れかけた世界と言った。
それはつまり、同性婚が一般的である社会の異常性と、憎悪と言える異性蔑視から来る歪みが原因なのだろう。
性的チートが歪みを糺す能力であるなら、自分がこの国に産まれたのも必然だった訳だと、エリオスは考えた。
だとすれば、自分がヤル事は一つ。
この国の女をヤッてヤッてヤり捲る。
とはいえ、現状そんなコトをすれば処分されるに決まっている。
時期が来るまで大人しくして、少なくともモーリンが堕ちて俺に従順になるくらいにはならないと、安心して行動は出来ないだろう。
俺はベッドで眠るモーリンの足元に這い寄り、太ももを軽く撫でる。
ビクンと大きく震え、モーリンが未だ快感の中にあるとみたエリオスは、その左足を抱えて逸物を入り口に宛がうと、一気に貫いた。
「ーーーふぐっ!?」
モーリンは下腹部に響く衝撃に覚醒したが、エリオスは気にすることなく、自分が出した精液を掻き分け、逸物で子宮口を押し上げる。
「何を・・・!やって・・・!いる・・・!」
腰を打ちつけるたびに、モーリンは苦しそうな声を上げていたが、エリオスは無言のまま行為を繰り返した。
単調に突くだけでなく、深さや角度やスピードに変化を持たせてだ。
モーリンの厳しい叱咤もすぐに喘ぎ声に代わり、身体を緊張させるコトで押し寄せる快感の波に耐えていた。
絶頂まで時間はかからなかった。
解き放たれた感覚に呼吸を乱し、弛緩する。しかし、エリオスは止まることなく、モーリンを再び快楽の波が襲う。
本能的に逃れようとするモーリンだったが、エリオスはそれを許さず、背中に被さるように侵入させる。
いわゆる寝バックというヤツだ。
肩を押さえ、太ももの間から何度も突き入れる。
圧迫された膣の中で、カリが壁を削っていく。
敏感な部分を抜けるたびに、モーリンの身体が反応し、エリオスは重点的にそこを攻め立てる。
ひときわ大きな波に飲まれ、モーリンは完全に意識を飛ばされた。
遅れて精液を迸らせ、エリオスはようやく大人しくなった逸物を、モーリンからゆっくり抜いていった。
にゅるんと吐き出された、精液と愛液にまみれたそれを、エリオスは乾いた布で拭うと、モーリンの隣に倒れて寝息を立て始めた。
精液枯れで下腹部を鈍痛が襲うことはないが、愛液焼けで逸物がヒリつく。
その瞬間、背筋に甘美な電気が走り、頭の中が真っ白に弾けた。
仰け反った上半身にしっとりと汗が光り、小さくない乳房が小刻みに揺れる。
全身が不規則な律動に晒され、その一つひとつには快感が付随していた。
荒い息遣いの裏で気怠い満足感に包まれ、力が抜けていくのが分かった。いや、力が抜けていくのを許容した。
エリオスに被さるように身体を投げ出したモーリンは、今はこの感覚の中に埋没していきたいと願った。
ゆっくりとした動作で、エリオスの頬を撫でると、小さく口元を動かしたが、声にはならず、モーリンは静かに瞼を閉じていった。
抜かず3発どころではない。都合5発、モーリンはエリオスから搾り取った。
今もまだ繋がったままだ。
精通を迎えたばかりの少年には、成長障害を冒しかねない暴挙であるが、モーリンに気にする余裕はなかった。
愛し合う相手とはいえ、同性との行為では得られない充たされる感覚と、そこから溢れる快感に夢中になっていたのだ。
エリオスはモーリンの身体を横に退けると、ゆっくりとベッドを脱け出す。
思ったより体幹はしっかりしていた。
通常なら休憩無しで5回も射精すれば、大人であろうと影響が足腰に及ぶものだが、エリオスには多少疲労を感じる程度でしかなかった。
ベッド脇のテーブルからコップを取り上げ、水差しで入れた水を一息で飲み干す。
続けて2杯。
水を飲みながら、自分の耐久力の異常さを鑑みる。
『誰しもが冀う力だ』
【声】が脳裏に甦り、エリオスは小さく噴き出した。
そりゃ男なら誰でも欲しがるだろう。女を満足させられる絶倫と・・・
未だ萎えることがない、股間で反り返る凶悪な逸物を。
ソレはすでに歴戦の勇者といった存在感で、まだまだ行けると主張していた。
童貞だった前世と比べ、格段に高性能だと笑う。
陰茎は太く、弓のように反った上、ゴツゴツとした血管を纏っている。すでに包皮は後退し、カリが鋭角に開いていた。長さも臍に軽く届いていた。
これはアレだな。・・・チートだ。
異世界転生モノなら膨大な魔力があったり、魔剣や聖剣を使いこなしたりして、凶悪な魔物を相手に無双するってのがテンプレだが、なるほど、膨大な魔力はあるし、魔剣や聖剣を使い、凶悪な魔物を相手に無双した。
間違いなく異世界転生だな。
エリオスは自嘲気味に、自分が置かれた状況を正しく理解する。
【声】はここが理を外れかけた世界と言った。
それはつまり、同性婚が一般的である社会の異常性と、憎悪と言える異性蔑視から来る歪みが原因なのだろう。
性的チートが歪みを糺す能力であるなら、自分がこの国に産まれたのも必然だった訳だと、エリオスは考えた。
だとすれば、自分がヤル事は一つ。
この国の女をヤッてヤッてヤり捲る。
とはいえ、現状そんなコトをすれば処分されるに決まっている。
時期が来るまで大人しくして、少なくともモーリンが堕ちて俺に従順になるくらいにはならないと、安心して行動は出来ないだろう。
俺はベッドで眠るモーリンの足元に這い寄り、太ももを軽く撫でる。
ビクンと大きく震え、モーリンが未だ快感の中にあるとみたエリオスは、その左足を抱えて逸物を入り口に宛がうと、一気に貫いた。
「ーーーふぐっ!?」
モーリンは下腹部に響く衝撃に覚醒したが、エリオスは気にすることなく、自分が出した精液を掻き分け、逸物で子宮口を押し上げる。
「何を・・・!やって・・・!いる・・・!」
腰を打ちつけるたびに、モーリンは苦しそうな声を上げていたが、エリオスは無言のまま行為を繰り返した。
単調に突くだけでなく、深さや角度やスピードに変化を持たせてだ。
モーリンの厳しい叱咤もすぐに喘ぎ声に代わり、身体を緊張させるコトで押し寄せる快感の波に耐えていた。
絶頂まで時間はかからなかった。
解き放たれた感覚に呼吸を乱し、弛緩する。しかし、エリオスは止まることなく、モーリンを再び快楽の波が襲う。
本能的に逃れようとするモーリンだったが、エリオスはそれを許さず、背中に被さるように侵入させる。
いわゆる寝バックというヤツだ。
肩を押さえ、太ももの間から何度も突き入れる。
圧迫された膣の中で、カリが壁を削っていく。
敏感な部分を抜けるたびに、モーリンの身体が反応し、エリオスは重点的にそこを攻め立てる。
ひときわ大きな波に飲まれ、モーリンは完全に意識を飛ばされた。
遅れて精液を迸らせ、エリオスはようやく大人しくなった逸物を、モーリンからゆっくり抜いていった。
にゅるんと吐き出された、精液と愛液にまみれたそれを、エリオスは乾いた布で拭うと、モーリンの隣に倒れて寝息を立て始めた。
精液枯れで下腹部を鈍痛が襲うことはないが、愛液焼けで逸物がヒリつく。
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