27 / 38
26羽ビールの評価&あの事件の行方
しおりを挟む
ビールを前に怪訝な顔をするダニアさんとイーサさん。氷のグラスが珍しかったのか?
「ケン、この飲み物はいったいなんだ。初めて見る酒だな。これはケンの母国の酒なのか?」
「え?えぇ…普通のビールなんですけど」
「ビール?ビールってもっと濁ってるイメージがあるんだが。あと、あの変な匂い付けの葉が俺はどうもなぁ…」
ダニアさんが躊躇する中、出されたものに躊躇するなんて男として情けないぞとイーサさんが
ガッ!とグラスを持ち上げ
カッ!と口に含み
ゴッゴッ!とビールを飲みほしていく
そう!ビールの醍醐味と言えばそれだよ!その喉を通る時の喉越しと味。ビールは喉で味わえと、昔なんか先輩に教えられたなぁ。
ダンッ!!!
「もう一杯だケン!」
「はい!すぐに!どうぞ!」
ガッ!とグラスを持ち上げ先ほどと同じように男気ある飲み方。素敵ですイーサさん。
それを見たダニアさんが、別に俺は躊躇してるわけじゃ…と口に運ぶ。イーサさんのようなガッ!と掴んでカッ!とやるわけじゃないけどね。
ゴクッゴクッと飲み始めると、ゴッゴッゴと喉を通っていくビール。うんうん。ダニアさんも良い飲みっぷりじゃないか。
「なんだこれは!
爽やかな喉越し。そして口の中をシュワシュワとした炭酸がスッキリとさせてくれたかと思えば、その刺激についつい何か喰いたくなっちまう。
そのうえこのキレ!なんて美味い酒なんだ!」
ダニアさんってお酒はいると饒舌になるタイプ?爺さん並みに良い食レポしてるぜ。飲み終わると俺ももい一杯!と飲んでくれた。
俺もビールを堪能。せっかくなので焼き鳥も焼いていこう。グリフィンの肉は惜しいけど、俺に浴してくれた二人に惜しむほど俺はケチじゃない。
そこにファースも加わり賑やかな夜が明けて行った。
◇
「ケン!ケン!起きろケン!」
「うー…ん。もう少し…」
「起きてこのスライムほどいてくれ!」
スライム?その言葉に目を覚ますと、ダニアさんとイーサさんにスライムが巻き付いていた。俺はスライム寝袋。
鼻提灯つけてるから、きっと俺のがファースだな。こいつどれだけ分裂できるんだよ…。
昨日俺達は散々ビールを飲み樽を変え、3人で二樽近くを飲んだ。そしてそのまま屋台を囲む形で寝たらしい。それをファースが見事に縛る。
それにしても、ダニアさんとイーサさんへの扱いが適当だな。今日お前飯食わしてもらう人だろうに…。
「ファース。起きてくれファース。朝飯食おう」
パチッと鼻提灯が破れファースが起きてくる。俺を放しダニアさん達も開放していく。
「すいません。ケガとかはないですか?」
「ケガはないが、頭が痛いな…。飲み過ぎちまった。しかし街で飲む酒よりも翌朝が辛くないな。お前もかイーサ?」
「あぁ。俺は酒を飲んでも翌朝少しモタれる程度だが全然問題ないな。これは酒が違うのか?」
多分度数の違いと不純物の違いなんだろうな。こっちの酒を飲んだ時は、濾過が十分じゃない感じがした。
その分度数が高くなり不純物が多い分身体に残りやすいんだろう。
ファースに朝ご飯作りますけどどうしますか?って聞くと、俺達は仕事があるから一足先に街へ帰ると帰っていった。さて、こいつの飯でも作りますかね。
◇
昼過ぎにギルドへと向かった。そういえば、昨日何時に待ち合わせすれば良いのか、すっかり聞くの忘れてたからな。
「イーサさん昨日はどうも。あの、ダニアさんは?」
「あぁ。冒険者同士が今揉めててな。その仲裁をしてる。もう少しで終わるだろ。飯の約束だろ?19時にもう一度来てくれ。それぐらいに仕事が終わるから」
わかりましたと告げてギルドを出る。冒険者の仲裁までやらなきゃいけないなんて、ダニアさんも大変だな。
「あっ!あなたは。先日はどうもお騒がせしてしまいすいませんでした」
誰だっけこの人?会ったことがあるようなないような…。
「先日マスターのことでお店に来てもらったじゃないですか。僕その時にいたガレッドです」
「あぁ!リズさんと行ったあのお店の」
「それが、あの後大変なことが分かって…」
ガレッドの話しによると、あまりにも店に出てこないマスター。
もしかしたら倒れてるのでは?と強行突破で家の中へ数人の店員と入ったらしい。
そうしたら、家の中には盗品であろう物がワンサカ出て来たそうだ。
すぐに街の警備隊に来てもらい見てもらった。
そうするとリズと飲みに行った後に無くなった・落としたと冒険者達が話していたものと一致したらしい。
そこで、マスターとリズがグルになって盗んで売っていたんだろう。それを知られ狙われたのか。逃げたのか。
どちらかなんだろうとなったらしい。
「あの時はすいませんでした…」
「いえいえ。でも、尊敬されていたようですから残念ですね」
「えぇ…。今は他の経営者に変わったんですが、皆まだ落ち着かなくて」
時間が出来たら食べに行きますよと話すと、ガレッダと別れた。
そっか…。俺やっぱりリズさんが好意があって近づいて来てたわけじゃなかったんだな…。
ハァ…。がっかり。
「ケン、この飲み物はいったいなんだ。初めて見る酒だな。これはケンの母国の酒なのか?」
「え?えぇ…普通のビールなんですけど」
「ビール?ビールってもっと濁ってるイメージがあるんだが。あと、あの変な匂い付けの葉が俺はどうもなぁ…」
ダニアさんが躊躇する中、出されたものに躊躇するなんて男として情けないぞとイーサさんが
ガッ!とグラスを持ち上げ
カッ!と口に含み
ゴッゴッ!とビールを飲みほしていく
そう!ビールの醍醐味と言えばそれだよ!その喉を通る時の喉越しと味。ビールは喉で味わえと、昔なんか先輩に教えられたなぁ。
ダンッ!!!
「もう一杯だケン!」
「はい!すぐに!どうぞ!」
ガッ!とグラスを持ち上げ先ほどと同じように男気ある飲み方。素敵ですイーサさん。
それを見たダニアさんが、別に俺は躊躇してるわけじゃ…と口に運ぶ。イーサさんのようなガッ!と掴んでカッ!とやるわけじゃないけどね。
ゴクッゴクッと飲み始めると、ゴッゴッゴと喉を通っていくビール。うんうん。ダニアさんも良い飲みっぷりじゃないか。
「なんだこれは!
爽やかな喉越し。そして口の中をシュワシュワとした炭酸がスッキリとさせてくれたかと思えば、その刺激についつい何か喰いたくなっちまう。
そのうえこのキレ!なんて美味い酒なんだ!」
ダニアさんってお酒はいると饒舌になるタイプ?爺さん並みに良い食レポしてるぜ。飲み終わると俺ももい一杯!と飲んでくれた。
俺もビールを堪能。せっかくなので焼き鳥も焼いていこう。グリフィンの肉は惜しいけど、俺に浴してくれた二人に惜しむほど俺はケチじゃない。
そこにファースも加わり賑やかな夜が明けて行った。
◇
「ケン!ケン!起きろケン!」
「うー…ん。もう少し…」
「起きてこのスライムほどいてくれ!」
スライム?その言葉に目を覚ますと、ダニアさんとイーサさんにスライムが巻き付いていた。俺はスライム寝袋。
鼻提灯つけてるから、きっと俺のがファースだな。こいつどれだけ分裂できるんだよ…。
昨日俺達は散々ビールを飲み樽を変え、3人で二樽近くを飲んだ。そしてそのまま屋台を囲む形で寝たらしい。それをファースが見事に縛る。
それにしても、ダニアさんとイーサさんへの扱いが適当だな。今日お前飯食わしてもらう人だろうに…。
「ファース。起きてくれファース。朝飯食おう」
パチッと鼻提灯が破れファースが起きてくる。俺を放しダニアさん達も開放していく。
「すいません。ケガとかはないですか?」
「ケガはないが、頭が痛いな…。飲み過ぎちまった。しかし街で飲む酒よりも翌朝が辛くないな。お前もかイーサ?」
「あぁ。俺は酒を飲んでも翌朝少しモタれる程度だが全然問題ないな。これは酒が違うのか?」
多分度数の違いと不純物の違いなんだろうな。こっちの酒を飲んだ時は、濾過が十分じゃない感じがした。
その分度数が高くなり不純物が多い分身体に残りやすいんだろう。
ファースに朝ご飯作りますけどどうしますか?って聞くと、俺達は仕事があるから一足先に街へ帰ると帰っていった。さて、こいつの飯でも作りますかね。
◇
昼過ぎにギルドへと向かった。そういえば、昨日何時に待ち合わせすれば良いのか、すっかり聞くの忘れてたからな。
「イーサさん昨日はどうも。あの、ダニアさんは?」
「あぁ。冒険者同士が今揉めててな。その仲裁をしてる。もう少しで終わるだろ。飯の約束だろ?19時にもう一度来てくれ。それぐらいに仕事が終わるから」
わかりましたと告げてギルドを出る。冒険者の仲裁までやらなきゃいけないなんて、ダニアさんも大変だな。
「あっ!あなたは。先日はどうもお騒がせしてしまいすいませんでした」
誰だっけこの人?会ったことがあるようなないような…。
「先日マスターのことでお店に来てもらったじゃないですか。僕その時にいたガレッドです」
「あぁ!リズさんと行ったあのお店の」
「それが、あの後大変なことが分かって…」
ガレッドの話しによると、あまりにも店に出てこないマスター。
もしかしたら倒れてるのでは?と強行突破で家の中へ数人の店員と入ったらしい。
そうしたら、家の中には盗品であろう物がワンサカ出て来たそうだ。
すぐに街の警備隊に来てもらい見てもらった。
そうするとリズと飲みに行った後に無くなった・落としたと冒険者達が話していたものと一致したらしい。
そこで、マスターとリズがグルになって盗んで売っていたんだろう。それを知られ狙われたのか。逃げたのか。
どちらかなんだろうとなったらしい。
「あの時はすいませんでした…」
「いえいえ。でも、尊敬されていたようですから残念ですね」
「えぇ…。今は他の経営者に変わったんですが、皆まだ落ち着かなくて」
時間が出来たら食べに行きますよと話すと、ガレッダと別れた。
そっか…。俺やっぱりリズさんが好意があって近づいて来てたわけじゃなかったんだな…。
ハァ…。がっかり。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。
そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。
【魔物】を倒すと魔石を落とす。
魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。
世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる