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「母の日の史郎と静江」2話
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今回は史郎と静江の話しをする前に、2人が今日訪れる高田馬場の話しをしておこう。
ここ高田馬場には関東一…いや日本一とも言える大型ショッピングモール「マイナスイオンモール高田馬場」があった。
かつて日本は大店法が撤廃されてからの十数年、こぞって大手が各地に大型のショッピングモールを建設した。その中でも1有名なのがマイナスイオン(旧ジャスト)である。
駐車スペースは数百から数千台分。映画は観れるし、子どもが遊べてご飯も食べれる。ショッピングも愉しめ、耳鼻科や眼科、眼鏡も携帯もなんでも揃ってしまう。そんな利便性と華やかさから、一氣に客足は大型店舗に向いた。
周辺の小売店は立ち行かなくなり、なんとか生き残ろうとマイナスイオンに出店を試みるもテナント料が大きくのし掛かり、断念せざるを得なかった人も沢山いた。
職を変える人や、高齢から廃業する人が後を絶たなくなり、多くの商店街はシャッター街となっていった。
それにより日本からその地域の「色」という物が失われてしまったように思える。
ある1人の年配の女性はこう言っていた。
「どこに旅行に行っても街の景色が同じ。同じショッピングセンターに、同じチェーンのお店ばっかり。旅行に行った氣分になりゃしない」と。
しかしあれから二十数年経った現在、ショッピングモールを「飽き」という感覚が覆っていた。
インターネットの普及により、お互いの繋がりが希薄になっている現代。
やはり人は「温もり」を求めていた。「お店で買う」という感覚より「人から買う」という感覚の商店街の温もりを。モールで機械的に買うのでもなく、ネットでポチッと簡単に買うのでもなく、人の笑顔を見て「あ、いらっしゃい。いつもありがとうね。」と言ってもらいたいのだ。
そこに目を付けたのが…まさかのあの好子と幼馴染であった。
好子はママ友達とこんな話しをしていた。
「もうモールも飽きたよね~。わざわざ映画館にまで行って観たいのも最近ないし、店もマンネリでテナントもガラガラだよね。今思うとさ~、子どもの頃によく行った商店街の活氣が好きだったなぁ~」
ある時この話しを、好子と幼馴染のママ友達とよく行くカフェで話した。
経営者が地元の元恩師の水谷にであり、本人にそれとなく話した時思いもよらない答えが返ってきた。
水谷「あなた達でやってみたら?」
好子「何をですか?」
水谷「商店街を復活させちゃうとか」
直子「えー無理ですよ~」
美登里「ダメ元じゃない?」
明子「面白いじゃん。やっちゃおー!」
元教師の水谷は、教え子のスイッチがどこにあるのかを把握していた。
この計画を成功させるにあたり、何が必要なのかも随時アドバイスしていた。
実はこの幼馴染グループ、それぞれの夫がこの計画も為に居る…と言っても過言ではない最強メンバーであった。
武藤 コンサルタント会社の部長
黒田 野党第一党の金平党議員
狭山 大手ゼネコンの次長
佐藤 地元の商工会議所のNo.2
また、夫達同士も仲が良いとまでは行かないが面識もあり、地元の自治会のメンバーであった。この話しが出てすぐに、課題はスポンサーのみとなっていた。
話しが出た翌日には「笑顔の種を蒔く会」が発足された。代表者はもちろんママ友の4名。
主旨は言わずもがな、マイナスイオンを商店街に移す活動であった。
一方マイナスイオン側が高田馬場店に対してどう考えているかというと…既にお荷物状態であった。最盛期はもちろんドル箱、言わばうちでの小槌状態ではあったものの、近年の多数のテナントの空き状況に収益は右肩下がりになり、また不景氣の煽りも受け、赤字経営に陥っていた。後に救世主が現れることとなる。
そしてスポンサーに関してはこれまた奇跡が起こる。
年末のクリスマスに行われた武藤夫妻の異種格闘技戦(好子の圧勝)にたまたま(故)ジャイアンと馬場の事務所の関係者が観に来ていた。
好子は武藤啓司はもちろん、マントニオ猪木とジャンボ亀田、特にジャイアンと馬場の大ファンであった。
試合の後関係者と話す時間があり、好子はジャイアンと馬場愛を熱弁した。
関係者とはジャイアンと馬場の娘の文子だった。
好子「実は私今こんなことをやっていまして」
チラシを手渡す好子。
『取り戻そう笑店街♪』
街に笑顔と活氣の商店街を再び。
「笑顔の種を蒔く会」
文子「へぇ~面白そうですね」
好子「で、今、ほんと今なんですけど思いつきましてね」
興味深々な顔をしている文子。好子の面白いそうな人間性に食らいついた。
(夫婦で異種格闘技戦やってるし)
武藤「まだまだ構想の段階なんですけども、地元のマイナスイオンが閑散としてましてね。それで商店街にお客さんを引っ張って来れないかと思ってるんです。
それで、場所が高田馬場でして…それでさっき文子さんと話してたらピンッと来たんです。ジャイアント高田馬場ってネーミングに出来ないかって」
それから銀座の居酒屋の個室で2人で呑んだ。お酒も入りどんどん氣分が良くなっていき「ジャイアント高田馬場」は合意に至った。すなわちスポンサーとなったのだ。これにより広告宣伝料が入ることになる。
翌日会のメンバーにこのことを伝えると、全員が腹を抱えて笑っていたとこのこと。反対するメンバーは誰も居なかった。
モールを商店街に移す計画はトントン拍子で進んで行った。
会が発足してから1ヶ月後には、直子の夫である黒田議員と、商工会議所の人間の佐藤の夫の2人から、マイナスイオンに対して提案書が手渡された。
300ページにも及ぶ提案書の一部にはこう書かれていた。
・既存のテナント及び従業員の継続を約束するものとする
笑顔の種を蒔く会の概念に、一部に笑顔の為に犠牲になる笑顔があってはならなかった。
既存のテナントは形を変え商店街に移ることとなる。
好子達の構想は、商店街が取って変わるわけではなく、モールを商店街に移すことを目指した。売る側も買う側も、誰もが本当に笑顔になれる『笑店街』をと。
マイナスイオン側の反応は異例の早さだった。それだけ早く高田馬場店を切り離したかったのは事実であった。今までにありをあらゆる手を尽くして来た。
テナントの勧誘。人氣YouTuberによるイベント。あのダンスユニット「アバンギャルディー」も呼んだ。費用対効果は得られず、万策尽きた状況に陥っていた。
そこに笑顔の種を蒔く会が現れたのである。手を交わさない理由はなかった。
各テナントのオーナーも限界を感じていた為反対意見は出なかった。
「笑点街 ジャイアント高田馬場」の具体的な再編計画と経営方針がマイナスイオンの会議室を借りて話し合われた。
そこには恩師水谷の姿もあった。前日に水谷と好子・直子・美登里・明子の4名で経営方針を話し合っていた。
話し合いの司会は好子の夫が務めた。
武藤「では、笑店街 ジャイアント高田馬場の再編計画と経営方針に付いて具体的に話し合いたいと思います。これに関しては予め、会の代表者4名から具体案が出ていますのでご検討いただきたいと思います。ではまず再編計画から…」
・既存の施設を95%以上再利用する
・既存のモールエリアには役所などの公的機関を誘致する
・既存のテナントを商店街の空き店舗に移す
…その後もいつくもの提案が出され修正しながら一つずつ丁寧に決められて行った。
武藤「では概ね再編計画に関しては決まりましたので、次に経営方針に移ります」
・開業と同時に笑顔の種を蒔く会は解散となる
・商店街の運営は自治会方式にし、各店舗から2年の任期で役員を決め行う
・チーム高田馬場とし、駅周辺全店舗の加入を目指す
・今後のデジタル円を見越し、ビットコインによる支払いを試験的に行う
・会の運営費は暗号通貨のマイニングと広告宣伝料のみで賄う
・新規参入に関しては協議及び会の投票によって行うものとする
…経営方針についてもこの他にも幾つもの案が提案された。
もちろん1日で終わるわけもなく、話し合いは数日に及んだ。
それから程なくして商店街再建による工事が行われた。
モールに公的機関が入る為の工事、それと商店街のリノベーションが主だった。
工事を請け負ったのは狭山の会社はじめとする、地元の建設会社数社によるJVで行われた。
(共同企業体(ジョイント・ベンチャー、JV)とは、建設企業が単独で受注及び施工を行う通常の場合とは異なり、複数の建設企業が、一つの建設工事を受注、施工することを目的として形成する事業組織体のことを言います)
この話しを聞きつけた企業が新規参入をと127社の応募があり、会の協議と投票により13社が参入に漕ぎつけた。
年度初めの4月1日 「笑店街 ジャイアント高田馬場」が開業となった。
ここ高田馬場には関東一…いや日本一とも言える大型ショッピングモール「マイナスイオンモール高田馬場」があった。
かつて日本は大店法が撤廃されてからの十数年、こぞって大手が各地に大型のショッピングモールを建設した。その中でも1有名なのがマイナスイオン(旧ジャスト)である。
駐車スペースは数百から数千台分。映画は観れるし、子どもが遊べてご飯も食べれる。ショッピングも愉しめ、耳鼻科や眼科、眼鏡も携帯もなんでも揃ってしまう。そんな利便性と華やかさから、一氣に客足は大型店舗に向いた。
周辺の小売店は立ち行かなくなり、なんとか生き残ろうとマイナスイオンに出店を試みるもテナント料が大きくのし掛かり、断念せざるを得なかった人も沢山いた。
職を変える人や、高齢から廃業する人が後を絶たなくなり、多くの商店街はシャッター街となっていった。
それにより日本からその地域の「色」という物が失われてしまったように思える。
ある1人の年配の女性はこう言っていた。
「どこに旅行に行っても街の景色が同じ。同じショッピングセンターに、同じチェーンのお店ばっかり。旅行に行った氣分になりゃしない」と。
しかしあれから二十数年経った現在、ショッピングモールを「飽き」という感覚が覆っていた。
インターネットの普及により、お互いの繋がりが希薄になっている現代。
やはり人は「温もり」を求めていた。「お店で買う」という感覚より「人から買う」という感覚の商店街の温もりを。モールで機械的に買うのでもなく、ネットでポチッと簡単に買うのでもなく、人の笑顔を見て「あ、いらっしゃい。いつもありがとうね。」と言ってもらいたいのだ。
そこに目を付けたのが…まさかのあの好子と幼馴染であった。
好子はママ友達とこんな話しをしていた。
「もうモールも飽きたよね~。わざわざ映画館にまで行って観たいのも最近ないし、店もマンネリでテナントもガラガラだよね。今思うとさ~、子どもの頃によく行った商店街の活氣が好きだったなぁ~」
ある時この話しを、好子と幼馴染のママ友達とよく行くカフェで話した。
経営者が地元の元恩師の水谷にであり、本人にそれとなく話した時思いもよらない答えが返ってきた。
水谷「あなた達でやってみたら?」
好子「何をですか?」
水谷「商店街を復活させちゃうとか」
直子「えー無理ですよ~」
美登里「ダメ元じゃない?」
明子「面白いじゃん。やっちゃおー!」
元教師の水谷は、教え子のスイッチがどこにあるのかを把握していた。
この計画を成功させるにあたり、何が必要なのかも随時アドバイスしていた。
実はこの幼馴染グループ、それぞれの夫がこの計画も為に居る…と言っても過言ではない最強メンバーであった。
武藤 コンサルタント会社の部長
黒田 野党第一党の金平党議員
狭山 大手ゼネコンの次長
佐藤 地元の商工会議所のNo.2
また、夫達同士も仲が良いとまでは行かないが面識もあり、地元の自治会のメンバーであった。この話しが出てすぐに、課題はスポンサーのみとなっていた。
話しが出た翌日には「笑顔の種を蒔く会」が発足された。代表者はもちろんママ友の4名。
主旨は言わずもがな、マイナスイオンを商店街に移す活動であった。
一方マイナスイオン側が高田馬場店に対してどう考えているかというと…既にお荷物状態であった。最盛期はもちろんドル箱、言わばうちでの小槌状態ではあったものの、近年の多数のテナントの空き状況に収益は右肩下がりになり、また不景氣の煽りも受け、赤字経営に陥っていた。後に救世主が現れることとなる。
そしてスポンサーに関してはこれまた奇跡が起こる。
年末のクリスマスに行われた武藤夫妻の異種格闘技戦(好子の圧勝)にたまたま(故)ジャイアンと馬場の事務所の関係者が観に来ていた。
好子は武藤啓司はもちろん、マントニオ猪木とジャンボ亀田、特にジャイアンと馬場の大ファンであった。
試合の後関係者と話す時間があり、好子はジャイアンと馬場愛を熱弁した。
関係者とはジャイアンと馬場の娘の文子だった。
好子「実は私今こんなことをやっていまして」
チラシを手渡す好子。
『取り戻そう笑店街♪』
街に笑顔と活氣の商店街を再び。
「笑顔の種を蒔く会」
文子「へぇ~面白そうですね」
好子「で、今、ほんと今なんですけど思いつきましてね」
興味深々な顔をしている文子。好子の面白いそうな人間性に食らいついた。
(夫婦で異種格闘技戦やってるし)
武藤「まだまだ構想の段階なんですけども、地元のマイナスイオンが閑散としてましてね。それで商店街にお客さんを引っ張って来れないかと思ってるんです。
それで、場所が高田馬場でして…それでさっき文子さんと話してたらピンッと来たんです。ジャイアント高田馬場ってネーミングに出来ないかって」
それから銀座の居酒屋の個室で2人で呑んだ。お酒も入りどんどん氣分が良くなっていき「ジャイアント高田馬場」は合意に至った。すなわちスポンサーとなったのだ。これにより広告宣伝料が入ることになる。
翌日会のメンバーにこのことを伝えると、全員が腹を抱えて笑っていたとこのこと。反対するメンバーは誰も居なかった。
モールを商店街に移す計画はトントン拍子で進んで行った。
会が発足してから1ヶ月後には、直子の夫である黒田議員と、商工会議所の人間の佐藤の夫の2人から、マイナスイオンに対して提案書が手渡された。
300ページにも及ぶ提案書の一部にはこう書かれていた。
・既存のテナント及び従業員の継続を約束するものとする
笑顔の種を蒔く会の概念に、一部に笑顔の為に犠牲になる笑顔があってはならなかった。
既存のテナントは形を変え商店街に移ることとなる。
好子達の構想は、商店街が取って変わるわけではなく、モールを商店街に移すことを目指した。売る側も買う側も、誰もが本当に笑顔になれる『笑店街』をと。
マイナスイオン側の反応は異例の早さだった。それだけ早く高田馬場店を切り離したかったのは事実であった。今までにありをあらゆる手を尽くして来た。
テナントの勧誘。人氣YouTuberによるイベント。あのダンスユニット「アバンギャルディー」も呼んだ。費用対効果は得られず、万策尽きた状況に陥っていた。
そこに笑顔の種を蒔く会が現れたのである。手を交わさない理由はなかった。
各テナントのオーナーも限界を感じていた為反対意見は出なかった。
「笑点街 ジャイアント高田馬場」の具体的な再編計画と経営方針がマイナスイオンの会議室を借りて話し合われた。
そこには恩師水谷の姿もあった。前日に水谷と好子・直子・美登里・明子の4名で経営方針を話し合っていた。
話し合いの司会は好子の夫が務めた。
武藤「では、笑店街 ジャイアント高田馬場の再編計画と経営方針に付いて具体的に話し合いたいと思います。これに関しては予め、会の代表者4名から具体案が出ていますのでご検討いただきたいと思います。ではまず再編計画から…」
・既存の施設を95%以上再利用する
・既存のモールエリアには役所などの公的機関を誘致する
・既存のテナントを商店街の空き店舗に移す
…その後もいつくもの提案が出され修正しながら一つずつ丁寧に決められて行った。
武藤「では概ね再編計画に関しては決まりましたので、次に経営方針に移ります」
・開業と同時に笑顔の種を蒔く会は解散となる
・商店街の運営は自治会方式にし、各店舗から2年の任期で役員を決め行う
・チーム高田馬場とし、駅周辺全店舗の加入を目指す
・今後のデジタル円を見越し、ビットコインによる支払いを試験的に行う
・会の運営費は暗号通貨のマイニングと広告宣伝料のみで賄う
・新規参入に関しては協議及び会の投票によって行うものとする
…経営方針についてもこの他にも幾つもの案が提案された。
もちろん1日で終わるわけもなく、話し合いは数日に及んだ。
それから程なくして商店街再建による工事が行われた。
モールに公的機関が入る為の工事、それと商店街のリノベーションが主だった。
工事を請け負ったのは狭山の会社はじめとする、地元の建設会社数社によるJVで行われた。
(共同企業体(ジョイント・ベンチャー、JV)とは、建設企業が単独で受注及び施工を行う通常の場合とは異なり、複数の建設企業が、一つの建設工事を受注、施工することを目的として形成する事業組織体のことを言います)
この話しを聞きつけた企業が新規参入をと127社の応募があり、会の協議と投票により13社が参入に漕ぎつけた。
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