蒼い制服の裏側で ~Cabin Attendant 澪、空を脱ぐ~

ドラマチック東京

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第六章・ふたりの特別業務、ひとつの滑走路

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「特別接遇任務」――選ばれたCAだけに与えられる裏任務。
澪が初めてそのリストを見たとき、そこにはもうひとり、名前が並んでいた。
「水無瀬 結衣(みなせ ゆい)」――同期入社のエースCA。
華やかで、物腰柔らかく、常に男性からの評価も高かった女。
 でも澪は知っていた。彼女が笑顔の裏で、どれだけ冷酷な視線を隠していたか。
「綾瀬さん……またVIPからの指名入ったんだって?
 ふふ、すごいねぇ。どこまで“躾”されちゃったの?」
「別に……私は、任務をこなしてるだけ。特任の一員として」
「あら。じゃあ私は、ただの飾りってこと?
 あなたばっかり指名されて、私は空気なのに?」
その時の結衣の笑顔は、まるで研ぎ澄まされたナイフのようだった。

結衣は、自ら“仕掛け”を始める。
まずは、澪の接遇時の写真を密かに入手。
 スマホに収められた“濃密なフェラシーン”や、“制服着衣のままイかされる姿”は、どれも致命的だった。
次に彼女は、特別任務担当の内部官僚へと近づき、
 澪の“横領まがい”の処理や、社内規定違反の記録を匿名で告発する。
「……この動画、大企業の“顔”がこんなことでいいのかしら」

その頃、澪は再び海外任務へ飛び立つ――ドバイ。
高層ホテルのスイート。
 ターバン姿の富豪の前で、彼女は制服を脱がされながら、いつものように微笑む。
「この“滑走路”、お好きなだけお使いください。
 今夜は、ファーストクラス級のご案内を」
彼女はもう、自分の口でVIPの欲望を飲み干すことに、何のためらいもなかった。
 喉奥まで咥えこみ、濃厚なミルクを吐息混じりに飲み干す。
「ふふ……お客様の“知らない空”、ご堪能いただけましたか?」

だが、その帰国翌日。
本社で澪を待っていたのは、一枚の封筒だった。
「綾瀬澪、就業規定違反および社内調査により、即日付懲戒解雇」
呆然と立ち尽くす澪。
 ロッカーの扉に貼られた写真――それは、結衣が仕掛けた罠の証拠だった。
(私……終わったの? 会社から、降ろされた……)

その夜。羽田のバスターミナルで、彼女は宮村に再会する。
「……宮村さん。わたし、クビになったの」
「な、なんで……!? あんなに……頑張ってたのに……!」
「頑張ってただけじゃ、足りない世界だったみたい。
 ……でも、不思議と悔しくないんだ。
 あたし、もう“会社”の女じゃなかったから」
「……そんなの、違う。澪、お前は……」
澪はもう、彼の胸にすがることはしなかった。
 ただ静かに、自分の手を見つめる。
「ねぇ宮村さん、わたし……これから“風俗”で働こうと思ってる」
「――っ、冗談だろ……!?」
「ううん、本気。
 だって、もう空は飛べないから。
 でもね、“男たちにANAを思い出させる”ことなら、まだできる気がして」
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