6 / 17
5
しおりを挟む
ラナは家の扉を叩いた。
扉が閉まったまま、中から声が聞こえる。
「……誰だ」
「私、ラナよ。こんばんは、トリィ」
「…なんだ、ラナか」
軋む音をたてて扉が開いた。
出てきたのは、顔にそばかすのある、黒く長いおさげ髪の魔女だった。
名をトリトマという。
「どうしたのだ?一昨日来たばかりだろう」
「実は、ちょっと訊きたい事があって」
「訊きたい事?」
「このカエルの…」
「またカエルか」
「違うの、ちょっと、待って今…ああ、もう!奥に入らないで!」
「やめろ!離せっ!」
暴れるカエルをなんとかポケットから引っ張り出した。
「嫌だぁー!死にたくない!!」
「なんだこいつ…しゃべるのか?」
「そうなんだけど、よく見てちょうだい」
「ばっ、馬鹿!近付けるなっ!!」
「ん?…………」
「ひぃっ!?……」
蛇に睨まれたカエルならず、魔女に睨まれたカエル。
そして…。
「っああーーーーーーー!!」
気付いたトリトマは目をカッと見開き、カエルを指差して叫んだ。
「お、お前っっ!!なぜここに!!!」
トリトマが怒りに任せてカエルに手を伸ばす。
「何ちゃっかり助けられてんだっっ!!」
「ぎゃーーーーー!!殺されるーーーーっ!!!」
「待って待って!トリィ!」
すんでのところでラナはそれを避ける。
「やっぱりあなただったのね!」
言いながらカエルを後ろにかばう。
「ラナ!そいつを貸せ!!遠くまで吹っ飛ばして今度こそ野垂れ死にさせてやるっ!!」
「トリィ!何言ってるの?!だめよ、そんなの!」
「そ、そうだ!もっと言ってやれ!!」
後ろからカエルが大口を叩く。
「このクズが!!女にかばわれて恥ずかしくないのか!?」
「うるさい!!俺を誰だと思ってる!!」
「もう!あなたは黙ってて!トリィ、そんな事してはいけないわ」
「そうだそうだ!」
「こんな人、あなたが罪を犯すほどの価値なんてないわ!あなたが損をするだけよ」
「そっ…なに?!」
思わぬ発言にイベリスは目を剥く。
お前が一番酷いぞ!?
しかし、今の言葉にトリトマは動きを止めた。
「…………」
しばしラナの後ろにかばわれるカエルを見据える。
「……それもそうだな」
魔女の中から殺意が消えた。
「なっ…」
納得しただと?!
「あぁ、良かった」
カエルを足元に置き、ラナはトリトマを抱きしめた。
「分かってくれて嬉しいわ。ありがとう、トリィ」
「…………」
「ねぇ、トリィ……。何があったのか…聞いてもいい?」
「…………ん」
トリトマは、静かにこくりと頷いた。
†††
魔女の家の中は、瓶に入れられた薬草や植物の実などが壁一面に並び、複雑な香りが漂っていた。
「なんだここは。暗くて埃っぽくて、住めたもんじゃないな」
2人に続いて家に入ったイベリスは、自由なままに感想を述べる。
「んもう、どうしてあなたは悪口ばっかりなの?可愛くて素敵なお家じゃない」
「ラナ、可愛くはないと思うが…」
「ふん!俺は見たままを言っただけだ。何が悪い?」
「あなただって、トリィに生かされてる1人なのよ?感謝をすべきだわ」
「はぁ?意味が分からん。こいつは俺を殺そうとしたんだ!生かされた覚えはない!」
「じゃあ訊くけど、あなたが熱を出した時は今までどうしていたの?」
「侍女が持ってきた薬を飲んで寝ていた。それがどうした?」
「その薬は誰が用意したもの?」
「侍従長だ」
「その人は城に取り寄せただけだわ。薬を作った人は誰?」
「そんなもの知るか!どこかの腕の立つ薬師だろ!」
「あなた何にも知らないのね。それは、今あなたの目の前にいるわ」
「…なに?」
「トリィが、その腕の立つ薬師よ」
ラナの言葉にイベリスは目を剥いた。
「なっ、何だと?!」
トリトマの作る薬は、癒しのまじないが込められているためこの辺りでは一番効果が高かった。
そして老若男女全ての人が飲みやすいようにと、丁寧に作られていた。
効果も質も高いとあって、グリーン王国、レッド王国のみならず、山向こうの国々までもがこぞって使いの者を出して買いに来ていた。
「そ、んな……嘘だろ…」
今まで何の疑いも持たず口にしていた薬が、まさかこんな小汚い場所で作られていただなんて。
しかも作ったのは呪いの魔女だと?
「信じられん…」
イベリスが愕然としていると、すぐ後ろにあった入り口の扉がバタン!と閉まった。
「っ!?」
「……やはり、私の存在などその程度だったんだな」
振り返ると、トリトマが冷ややかにイベリスを睨んでいた。
†††
「…それで、一体何があったの?」
部屋の奥へと移動してきたトリトマは、言いにくそうにうつむいた。
「トリィ…?」
「…………ある時…レッドの使いが言ったのだ。『薬の効き目に、王子は大層喜んでいる』と」
ポツリ、ポツリと話し出す。
「『昔と変わらずとても良い薬だと言っていた』と。……私はいつも不安だった。ここへ来る者は皆、薬を買うだけで使った後の事は知らせにも来ない。師匠からここを受け継いで数年、本当にその後釜として役目を果たせているのか、いつも疑問に思っていた。…だから、嬉しかった。昔と変わらないと言ってくれた事が。すごく、すごく嬉しかった」
そう言うトリトマの顔は、ほんのりとほころんでいた。
しかしすぐにそれは消えた。
「…そうして舞い上がった私は、愚かにもその王子を一目見てみたいと思ってしまった」
顔がしかめ面へと変わる。
「そしてカラスの姿となり、レッドの城まで飛んでいった」
城のバルコニーに降り立ち、窓越しに中を見てみると、なんとそこには見た事もないほどに美しい男がいたのだった。
「そして…そしてっ」
トリトマはガバリと顔を手で覆った。
「トリィ?!どうしたの?」
「しっ、仕方がないだろう!?今まで、兵士のようなごつい男や、髭もじゃのおやじや、病弱のひょろりとした男しか見た事がなかったんだから!こ、この世に、あんなにも美しい男がいるなんて知らなかったんだっ!!」
指のすき間から見えた顔は赤らんでいた。
一目惚れだった。
雷に打たれたような衝撃に、カラスは慌てて家へと飛び帰った。
しかし王子の姿が頭から離れず、気付けばいつも王子の事を考えるようになった。
「そうしたら……ある時、薬が作れなくなった」
薬にまじないを込めるには、心を無にしなければならない。
それなのに、その心はどんどん邪心を膨れ上がらせた。
「……私は怖くなった。このまま薬が作れなくなるのではないかと。そうなれば、ここにはいられない。私の存在する意味もなくなる」
苦しかった。苦しくて苦しくて、胸が張り裂けるとはこの事かと身をもって知った。
この苦しみから解放されるためには、王子に想いを伝えるしかないと思った。
「もちろん、良い返事がもらえるとは思っていなかった。私は王子のそばに置いてもらえるような人間ではないからな。ただ話を聞いて、想いを知ってもらえたら、それで十分だった。ほんの少し会話ができたら、それだけで満足だった。………………それなのに」
魔女はギロリとカエルを睨み付けた。
「それなのに…!奴はっっ……このクズは!」
「っ!」
「彼が何をしたの?」
「私の話をまともに聞きもせず、それどころか私をけなしたんだ!!!」
───お、王子……あの、実は…おっ、お話が…
───気持ち悪い
───…え?
───なんだ、お前のその面は?まるでカエルのイボのようだな。
───っ!?
───俺はカエルが嫌いなんだ。目障りだ。今すぐ俺の前から消えろ。
───…っ。
───どうした、消えろと言ったら早く消えろ。俺に何か用でもあるのか?…ああ、まさかお前、俺を慕っているなどと言う気じゃないだろうな?ハッ、よしてくれ!お前みたいな醜い奴に慕われても何にも嬉しくないぞ。身の程を知るんだな。
「なんてひどい……あなたそんなひどい事を言ったの?!」
ラナはカエルをキッと睨む。
「カエルは醜くなんかないわ!」
「ラナ…それ怒るとこ違う」
「あら?」
トリトマはため息を一つつくと、怒りの宿る目でカエルを見据えた。
「お前は何度もカエル、カエルと…。だからカエルの姿に変えてやったんだ!そんなに言うならお前がカエルになればいいと思ってな!!」
扉が閉まったまま、中から声が聞こえる。
「……誰だ」
「私、ラナよ。こんばんは、トリィ」
「…なんだ、ラナか」
軋む音をたてて扉が開いた。
出てきたのは、顔にそばかすのある、黒く長いおさげ髪の魔女だった。
名をトリトマという。
「どうしたのだ?一昨日来たばかりだろう」
「実は、ちょっと訊きたい事があって」
「訊きたい事?」
「このカエルの…」
「またカエルか」
「違うの、ちょっと、待って今…ああ、もう!奥に入らないで!」
「やめろ!離せっ!」
暴れるカエルをなんとかポケットから引っ張り出した。
「嫌だぁー!死にたくない!!」
「なんだこいつ…しゃべるのか?」
「そうなんだけど、よく見てちょうだい」
「ばっ、馬鹿!近付けるなっ!!」
「ん?…………」
「ひぃっ!?……」
蛇に睨まれたカエルならず、魔女に睨まれたカエル。
そして…。
「っああーーーーーーー!!」
気付いたトリトマは目をカッと見開き、カエルを指差して叫んだ。
「お、お前っっ!!なぜここに!!!」
トリトマが怒りに任せてカエルに手を伸ばす。
「何ちゃっかり助けられてんだっっ!!」
「ぎゃーーーーー!!殺されるーーーーっ!!!」
「待って待って!トリィ!」
すんでのところでラナはそれを避ける。
「やっぱりあなただったのね!」
言いながらカエルを後ろにかばう。
「ラナ!そいつを貸せ!!遠くまで吹っ飛ばして今度こそ野垂れ死にさせてやるっ!!」
「トリィ!何言ってるの?!だめよ、そんなの!」
「そ、そうだ!もっと言ってやれ!!」
後ろからカエルが大口を叩く。
「このクズが!!女にかばわれて恥ずかしくないのか!?」
「うるさい!!俺を誰だと思ってる!!」
「もう!あなたは黙ってて!トリィ、そんな事してはいけないわ」
「そうだそうだ!」
「こんな人、あなたが罪を犯すほどの価値なんてないわ!あなたが損をするだけよ」
「そっ…なに?!」
思わぬ発言にイベリスは目を剥く。
お前が一番酷いぞ!?
しかし、今の言葉にトリトマは動きを止めた。
「…………」
しばしラナの後ろにかばわれるカエルを見据える。
「……それもそうだな」
魔女の中から殺意が消えた。
「なっ…」
納得しただと?!
「あぁ、良かった」
カエルを足元に置き、ラナはトリトマを抱きしめた。
「分かってくれて嬉しいわ。ありがとう、トリィ」
「…………」
「ねぇ、トリィ……。何があったのか…聞いてもいい?」
「…………ん」
トリトマは、静かにこくりと頷いた。
†††
魔女の家の中は、瓶に入れられた薬草や植物の実などが壁一面に並び、複雑な香りが漂っていた。
「なんだここは。暗くて埃っぽくて、住めたもんじゃないな」
2人に続いて家に入ったイベリスは、自由なままに感想を述べる。
「んもう、どうしてあなたは悪口ばっかりなの?可愛くて素敵なお家じゃない」
「ラナ、可愛くはないと思うが…」
「ふん!俺は見たままを言っただけだ。何が悪い?」
「あなただって、トリィに生かされてる1人なのよ?感謝をすべきだわ」
「はぁ?意味が分からん。こいつは俺を殺そうとしたんだ!生かされた覚えはない!」
「じゃあ訊くけど、あなたが熱を出した時は今までどうしていたの?」
「侍女が持ってきた薬を飲んで寝ていた。それがどうした?」
「その薬は誰が用意したもの?」
「侍従長だ」
「その人は城に取り寄せただけだわ。薬を作った人は誰?」
「そんなもの知るか!どこかの腕の立つ薬師だろ!」
「あなた何にも知らないのね。それは、今あなたの目の前にいるわ」
「…なに?」
「トリィが、その腕の立つ薬師よ」
ラナの言葉にイベリスは目を剥いた。
「なっ、何だと?!」
トリトマの作る薬は、癒しのまじないが込められているためこの辺りでは一番効果が高かった。
そして老若男女全ての人が飲みやすいようにと、丁寧に作られていた。
効果も質も高いとあって、グリーン王国、レッド王国のみならず、山向こうの国々までもがこぞって使いの者を出して買いに来ていた。
「そ、んな……嘘だろ…」
今まで何の疑いも持たず口にしていた薬が、まさかこんな小汚い場所で作られていただなんて。
しかも作ったのは呪いの魔女だと?
「信じられん…」
イベリスが愕然としていると、すぐ後ろにあった入り口の扉がバタン!と閉まった。
「っ!?」
「……やはり、私の存在などその程度だったんだな」
振り返ると、トリトマが冷ややかにイベリスを睨んでいた。
†††
「…それで、一体何があったの?」
部屋の奥へと移動してきたトリトマは、言いにくそうにうつむいた。
「トリィ…?」
「…………ある時…レッドの使いが言ったのだ。『薬の効き目に、王子は大層喜んでいる』と」
ポツリ、ポツリと話し出す。
「『昔と変わらずとても良い薬だと言っていた』と。……私はいつも不安だった。ここへ来る者は皆、薬を買うだけで使った後の事は知らせにも来ない。師匠からここを受け継いで数年、本当にその後釜として役目を果たせているのか、いつも疑問に思っていた。…だから、嬉しかった。昔と変わらないと言ってくれた事が。すごく、すごく嬉しかった」
そう言うトリトマの顔は、ほんのりとほころんでいた。
しかしすぐにそれは消えた。
「…そうして舞い上がった私は、愚かにもその王子を一目見てみたいと思ってしまった」
顔がしかめ面へと変わる。
「そしてカラスの姿となり、レッドの城まで飛んでいった」
城のバルコニーに降り立ち、窓越しに中を見てみると、なんとそこには見た事もないほどに美しい男がいたのだった。
「そして…そしてっ」
トリトマはガバリと顔を手で覆った。
「トリィ?!どうしたの?」
「しっ、仕方がないだろう!?今まで、兵士のようなごつい男や、髭もじゃのおやじや、病弱のひょろりとした男しか見た事がなかったんだから!こ、この世に、あんなにも美しい男がいるなんて知らなかったんだっ!!」
指のすき間から見えた顔は赤らんでいた。
一目惚れだった。
雷に打たれたような衝撃に、カラスは慌てて家へと飛び帰った。
しかし王子の姿が頭から離れず、気付けばいつも王子の事を考えるようになった。
「そうしたら……ある時、薬が作れなくなった」
薬にまじないを込めるには、心を無にしなければならない。
それなのに、その心はどんどん邪心を膨れ上がらせた。
「……私は怖くなった。このまま薬が作れなくなるのではないかと。そうなれば、ここにはいられない。私の存在する意味もなくなる」
苦しかった。苦しくて苦しくて、胸が張り裂けるとはこの事かと身をもって知った。
この苦しみから解放されるためには、王子に想いを伝えるしかないと思った。
「もちろん、良い返事がもらえるとは思っていなかった。私は王子のそばに置いてもらえるような人間ではないからな。ただ話を聞いて、想いを知ってもらえたら、それで十分だった。ほんの少し会話ができたら、それだけで満足だった。………………それなのに」
魔女はギロリとカエルを睨み付けた。
「それなのに…!奴はっっ……このクズは!」
「っ!」
「彼が何をしたの?」
「私の話をまともに聞きもせず、それどころか私をけなしたんだ!!!」
───お、王子……あの、実は…おっ、お話が…
───気持ち悪い
───…え?
───なんだ、お前のその面は?まるでカエルのイボのようだな。
───っ!?
───俺はカエルが嫌いなんだ。目障りだ。今すぐ俺の前から消えろ。
───…っ。
───どうした、消えろと言ったら早く消えろ。俺に何か用でもあるのか?…ああ、まさかお前、俺を慕っているなどと言う気じゃないだろうな?ハッ、よしてくれ!お前みたいな醜い奴に慕われても何にも嬉しくないぞ。身の程を知るんだな。
「なんてひどい……あなたそんなひどい事を言ったの?!」
ラナはカエルをキッと睨む。
「カエルは醜くなんかないわ!」
「ラナ…それ怒るとこ違う」
「あら?」
トリトマはため息を一つつくと、怒りの宿る目でカエルを見据えた。
「お前は何度もカエル、カエルと…。だからカエルの姿に変えてやったんだ!そんなに言うならお前がカエルになればいいと思ってな!!」
0
あなたにおすすめの小説
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
【奨励賞】氷の王子は、私のスイーツでしか笑わない――魔法学園と恋のレシピ
旅する書斎(☆ほしい)
児童書・童話
【第3回きずな児童書大賞で奨励賞をいただきました】
魔法が学べる学園の「製菓科」で、お菓子づくりに夢中な少女・いちご。周囲からは“落ちこぼれ”扱いだけど、彼女には「食べた人を幸せにする」魔法菓子の力があった。
ある日、彼女は冷たく孤高な“氷の王子”レオンの秘密を知る。彼は誰にも言えない魔力不全に悩んでいた――。
「私のお菓子で、彼を笑顔にしたい!」
不器用だけど優しい彼の心を溶かすため、特別な魔法スイーツ作りが始まる。
甘くて切ない、学園魔法ラブストーリー!
「いっすん坊」てなんなんだ
こいちろう
児童書・童話
ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。
自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・
9日間
柏木みのり
児童書・童話
サマーキャンプから友達の健太と一緒に隣の世界に迷い込んだ竜(リョウ)は文武両道の11歳。魔法との出会い。人々との出会い。初めて経験する様々な気持ち。そして究極の選択——夢か友情か。
大事なのは最後まで諦めないこと——and take a chance!
(also @ なろう)
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
王女様は美しくわらいました
トネリコ
児童書・童話
無様であろうと出来る全てはやったと満足を抱き、王女様は美しくわらいました。
それはそれは美しい笑みでした。
「お前程の悪女はおるまいよ」
王子様は最後まで嘲笑う悪女を一刀で断罪しました。
きたいの悪女は処刑されました 解説版
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる