2人の秘密はにがくてあまい

羽衣野 由布

文字の大きさ
46 / 51

ヒーローなんていらないんだよ

しおりを挟む
 ホームに立ち、碧乃は電車が来るのを待っていた。

 何をするでもなく、ただただぼんやりと。

 すると、目線が自然と下を向く。

 遥か下にある線路が、目に入る。

 線路。

 間もなく来る電車。

 それらが頭の中で結び付き………………声が聞こえた。



  “もし…今ここで………──”



 「…っ……」

 聞こえた。

 聞こえてしまった。





 †††





 悪魔が声を…………取り戻した。





 †††





 聞こえない。聞こえない。

 碧乃は奥歯を噛みしめ静かに立ち、やってきた電車を見やる。

 扉が開き、何事もないと乗り込んだ。



 学校に到着し、皆と挨拶を交わす。

 『おはよう』と……笑顔で。



 §



 彼女は周囲に笑顔を見せる。穏やかで、当たり障りのない、完璧な笑顔。

 あれは、ほんの少し前まで俺がしていた顔。

 他を拒絶する、目に見えぬ壁。

 ……なんで。なんでなんでなんで。

 なぜ、分からなかった。

 一度は気付いたはずなのに。だから、嫌われようと思ったのに。

 自分に仕返しをする事で、彼女の笑顔は楽しんでいるものだと思い込まされた。

 巧みに目を、そらされた。

 ……しかし気付いた所でもう遅い。

 自分が彼女にしてあげられる事は何もない。

 もうこれ以上影響を及ぼさないよう、彼女から遠く離れるだけ。

 「…………っ」

 彼女の『笑顔』を見たくないと、光毅は廊下へ出た。重い息を吐き出し、窓の外を眺める。

 とそこへ、目の前にいきなり小さな包みを持った手が差し出された。

 「はい、チョコレート!」

 「…え」

 綺麗にネイルのされたその手の持ち主は、足立梨沙だった。

 戸惑うままただ突っ立っていると、ぐっと手を掴まれた。

 「ほーら!ちゃんと受け取って」

 そのままチョコレートを握らされる。

 「これ食べて元気出してね?」

 「え……なんで…」

 「だって…なんかすごく辛そうな顔してたから」

 顔を上げると、優しく包み込むような微笑みが見えた。

 「大丈夫?…斉川さんと、何かあったの?」

 「あ…………」

 一瞬打ち明けようとしたが、やはり言えないと開いた口を閉じた。

 「いや…別に」

 「そう。じゃあもし話したくなったら、いつでも言ってね。私、勉強はできないけど、話聞くくらいならできるから」

 「足立……ありがとう」

 「ふふっ、どういたしまして。あ、ほらほらチョコ食べて!」

 光毅はチョコレートを見つめると、静かに包みを開け口に入れた。

 ニタリと上がる口角には、気付かないまま。





 重苦しい気持ちのまま、時間だけが過ぎていった。

 帰りのホームルームが終わり、光毅は足立と共に教室を出た。

 楽しげに話す足立の声を聞き流しながら階段を降り、一階に着いた所でふと、文化部の部室が並ぶ辺りを見やった。

 「…………」

 「どうしたの?」

 足立の声に数秒遅れて反応した後、彼女に断りを入れた。

 「…あー、悪い。ちょっと寄るとこあるから」

 別れると、光毅はそちらへと歩いていった。



 美術部の部室の前に立ち中を覗くと、まだ誰も来ていなかった。

 しかしすぐに、目的の人物は現れた。

 「来ると思っていましたよ」

 振り返ると、田中先輩は優しく笑いかけてくれた。

 「僕に、訊きたい事があるのでしょう?」

 「…………」

 「今は、時間は大丈夫なのですか?」

 「…少しなら」

 「そうですか」

 先輩が部室の鍵を開けるのを待ち、一緒に中へと入る。

 「どうぞ」

 椅子を用意してくれたので、大人しくそこに座った。



 §



 「あの」

 突然の呼びかけに、碧乃は後ろを振り返った。

 立っていたのは、元舎弟3人組のうちの1人だった。

 「その…えっと、昨日はごめん。昨日っていうか、今まで?」

 「……」

 「俺ら、なんかバカな事やってたなって思って…。昨日言われて目が覚めたんだ。ホント、ごめんなさい」

 言いながら彼は頭を下げた。

 「……そう」

 「それで…実は聞いてほしい事があるんだ、姐さん、じゃない斉川さんに」

 「なに?」

 「ここじゃ話しにくい事なんだ…。ちょっと、一緒に来てくれる?」

 「……いいよ」

 碧乃は素直に承諾し、促されるまま彼の後に付いていった。



 「ここなら誰も来ないよ」

 そう言って扉を開けたのは、今は使われていない古い体育倉庫だった。

 薄暗い中へ入ると、奥から元舎弟の2人が現れた。

 「…え」

 後ろでピシャリと扉が閉められる。

 「どういう──う゛っ!」

 振り向こうとした背中が、思い切り蹴り飛ばされた。



 §



 「『過剰同調』……という言葉を、知っていますか?」

 田中先輩はいつも絵を描いている場所に座り、静かに語り出した。

 「かじょうどうちょう…?」

 「はい。自分と他者に境界がなく、相手の心情全てが、まるで自分の事のように感じられてしまう性質の事です。…彼女の鋭い目は、まさにそれです」

 「…………」

 「大抵の人は、知ったところで『他人の事だ』と遮断する事ができますが、彼女の場合、相手の心に寄り添うあまり、見えたもの全てを自分の内に取り込んでしまうんです。分け隔てなく、何もかもを。…だから強く優しくあり、弱く脆いのです」

 そう言う田中の笑顔は、悲しさとも苦しさとも思えるものが混じっていた。

 自分にはどうする事もできない、と言っているようだった。

 「人と距離を置く事で平静を保っていますが、常に孤独でいる事は、やはり辛かったのでしょう。相手の心に寄り添ってしまう程に、本当は皆の事が大好きなのですから」

 「え……」

 大好き…?

 「で、でも…あいつは『大嫌いだ』って…」

 「『大嫌い』?……そうですか…。きっと、良くない感情ばかりを見せられたのでしょう。そのせいで、いつからか『好き』が『嫌い』へと転じてしまった」

 「…………」

 「彼女はいつも、心のどこかで助けを求めていました。『独りはいやだ』と。…そんな時、君が彼女を見つけてくれました」

 言いながら、先輩は嬉しさを滲ませた。

「君と関わるようになってから、彼女はとても生き生きして、とても人間らしくなりました。彼女自身の心が、少しずつ表に出てくるようになったんです。小坂君の裏表のない素直な心が、彼女には心地よかったのです」

 「!」

 心地いい…?俺の…心が?

 「ですから彼女は無意識のうちに君を受け入れ、ともに在ろうとした。あなたに勉強を教えるという関係を続けていたのは、そのためです。……しかし、彼女が望んでいたのはそこまで。それ以上踏み込んで来る事は、想定していなかった」

 先輩は、真っ直ぐに光毅と目を合わせた。

 「今彼女が君を拒絶しているのは、心の奥深くまで踏み込まれる事を怖れているためです。ですが救いを求めている事は変わっていない。……君なら、彼女を孤独から救い出す事ができるはずです。彼女に、『同じだ』と言わしめたあなたなら」

 「……え…?」

 『同じ』?…何の事だ?

 「……以前斉川さんと話をした時に、彼女は僕の事を、自分と『似ている』と言っていました。ですが君の事は……『同じだ』と言ったんです。僕は、似てはいても結局、壁を隔てた向こう側の人間。同じにはなれませんでした。しかし君は、その壁の中に入り、同じ空間にいる事を許されたのです」

 「っ!」

 斉川が、俺を……受け入れていた…?

 「そ、そんな馬鹿な──」

 先輩は、ふっと笑みを深くした。

 「彼女と『似ている』僕が言うのですから、間違いありません」

 「!…」

 「だから、どんなに拒絶されても自信を持って踏み込んでいってください。あなたは必ず、彼女の本当の心まで辿り着く事ができますから」

 「………………」



 光毅は静かに部室を後にした。先輩の言葉をゆっくりと反芻しながら、バスケ部の練習へと身を投じていった。



 §



 薄暗い旧体育倉庫の中。

 膝を床に打ち付けたまま、両手首をそれぞれ2人の男に取られた。

 「なぁーんだ、案外ちょろいなぁー」

 碧乃を連れてきたもう1人が、言いながら髪を掴み上を向かせる。

 「っ…」

 「もしかしてぇー、愛の告白とでも思っちゃった?」

 「…………」

 無理矢理視界に入れられた気持ち悪い笑みを強く睨みつけるも、その笑みは深さを増すだけだった。

 腕を掴む2人も、同じ顔を見せている。

 「俺らさぁー、姐さんにお叱りを受けて改心したんだよねー、守られてばっかじゃダメだって。今度は俺らが上に立たないとって。だから……あんたを引きずり下ろす事にした」

 目の前の男が、怒りを露わにした。

 「…よくも馬鹿にしてくれたなぁ?一体誰がクズだって?この状況でもういっぺん言ってみろよ。二度と無駄口叩けねぇようにしてやるからよ」

 そう言って、碧乃の服の襟元に手をかけた。

 …………だめだ。もう限界。

 「…ぷっ!ふふっ、ははははっ」

 捕らわれた状況の中、碧乃は盛大に笑い出した。

 予想外の反応に、3人の動きが怯みを見せた。

 「なっ、なんだこいつ!」

 「何笑ってんだよ?!」

 「怖すぎて頭おかしくなったんじゃねぇか?」

 「マジかよ」

 「あはははは」

 髪から男の手が離れたので、そのまま下を向き笑い続けた。

 ひとしきり笑ったところで、碧乃はゆっくりと顔を上げた。

 「──ははっ。はぁー………あーあ、全く」

 「っ!」

 口角を上げたまま、目の前の男と真っ直ぐに目を合わせる。

 「予想通りの反応。予想通りの行動。予想通りの展開。何もかも全て予想通り。予想通り過ぎて……」

 碧乃はふっと表情を消した。

 「全然面白くない」

 「!?」

 怯む3人に、碧乃は反撃を開始した。

 「君らは本当に、足元にすら及ばないね。私が何も考えずにあんな発言をしたと、本気で思ってるの?」

 「な、なんだと?!」

 「君らがこうする事を分かっていて、あえてあんな言い方をしたんだよ?」

 「はぁ?!で、でたらめを言うなっ!」

 「どうせこの場から逃げ出したいだけの嘘だろ?」

 「ハハッ、残念でしたぁー!あんたはもう、俺らから永遠に逃げられませーん!」

 そう言うと男はポケットからスマホを取り出した。

 「今からあんたの恥ずかしーい写真いっぱい撮って──」

 「あ、写真撮るの?奇遇だなぁー。私も実は君達の写真、持ってるんだよねー」

 「…は?」

 眉根を寄せる彼らに、碧乃は朗らかに先を続ける。

 「今見せてあげる…って、そうだ、私今手使えないんだった。ちょっと悪いんだけど、私のポケットから写真出してくれない?」

 首を傾げてお願いすると、腕を掴む1人が訝しみつつ碧乃のポケットを探り、写真とスマホを取り出した。

 「っ!?……これ…!」

 「ど、どうした?!」

 「何が写ってんだよ?」

 顔を青くした1人に驚き、あとの2人もその写真を覗き込んだ。

 「なっ?!…」

 「お、お前っ…!どこでこれを?!」

 それは、どこかのクラブにて彼らが酒と煙草を嗜んでいる写真だった。

 「さぁ?どこだろうねぇ?…それを出す所に出せば、君達終わっちゃうかもねー」

 「…クソッ」

 1人が破り捨てようとその写真をひっ掴む。

 「ああ、それ破ってもムダだよ。あと私のスマホに入ってるデータを消してもムダ。元のデータは、とーっても安全な場所に保管されてるから」

 「チッ…」

 「おい、それはどこだ?!」

 「教えないとどうなるか分かってんだろうな?」

 「ふふっ。そんなに知りたいの?」

 「分かってねーようだな」

 「もういいから早くやっちまおーぜ。そしたら大人しくなんだろ──」

 「やりたければやればいい!」

 「「っ!!」」

 3人を射抜く突然の気迫に、彼らはビクリと動きを止めた。

 碧乃はそのままニタリと嗤いかける。

 「好きなだけ傷を付ければいい。そうしたら私は、証拠が塗りたくられたその体で、警察に行ってあげるから」

 「なに?!」

 「んな事できる訳ねーだろ!」

 「あんたの写真拡散されてもいいのか?はっ、嫌に決まってるよなぁ?」

 「いいよ別に」

 「なっ、なんだって?!」

 「ってか、何その自信?そんなもので私を止められると思ってたの?」

 「!?」

 「はぁ…、低能な男ってなんで皆おんなじ事しかしないんだろ。女は組み敷けば何でも言う事きくと思ってる」

 本当、面白くない。

 「私は、自分がどうなろうとどうでもいいんだよ。だから傷を付けられようが、写真を拡散されようが、何の痛手にもならないね」

 …ふと、そこで一つ思い至る。

 「そういえば、このやり方随分手慣れてるねぇ?もしかして……前にもした事があるの?」

 3人の頭の中を、一対の鋭い目が覗き込む。

 「っ…!」

 「だ、だったら何だって言うんだよ?!」

 「ふーん、そっかぁー。…あるのか。じゃあもう君達のそのスマホの中には、良からぬ証拠がいっぱい入ってるわけだ」

 「!?は、入ってねーよそんなもん!」

 「えー嘘?なんで?君達の大事なコレクション、消しちゃったの?」

 「消したんじゃねぇ!山内に消されたんだ!!」

 「おいバカっ!」

 「あっ…!」

 口走ってしまった1人が慌てて口を押さえるも、もう遅い。

 碧乃はそれで全てを悟った。

 悪魔が再びニタリと嗤う。

 「あー……なるほど。そうだったんだ」

 山内君がねぇ。

 「『ボコられた』って、そういう事だったんだ」

 山内は前の被害者の事も救っていた。そして彼がいなければ、次の標的は三吉萌花だったというわけか。

 「『悪い奴は懲らしめないと』…だっけ?その言葉、そっくりそのまま君達に返してあげるよ」

 「くっ…」

 「この……言わせておけば…!」

 「さぁどうする?今ここで私を襲い、証拠だらけで解放する?それとも私を監禁する?もしくは殺す?いずれにしても、君達は重い罰を受ける事になる。私は一人で思い立ってここにいる訳じゃない。その写真はある人に頼んで入手してもらったの。だからもしも私が行方不明になったとしたら、その人がすぐに君達に辿り着いて警察につき出してくれるよ」

 「っ!」

 「あと選択肢があるとすれば……そうだなぁ、このまま何もせず逃げる事かな?」

 首を傾げニコッと笑いかけると、男達は悔しそうに歯噛みした。

 「ああちなみに、今こうやって腕を掴んでる所からも、君達のDNAが検出されちゃうかもよ?今は技術がだいぶ進歩してるみたいだからね」

 「「!!」」

 すると、両側の2人は慌てて碧乃の腕を離した。

 あー、やっと解放された。

 碧乃はゆっくりと立ち上がり膝辺りの埃をはらうと、自信に満ちた目で3人を射抜いた。

 「さぁ……どうする?このまま逃げれば、罪に問われる事はないかもよ?」

 「「っ……」」

 一気に形勢逆転。碧乃の勝利は確実だった。

 「~~~っっ!クソッ!!」

 「そうだ、逃げるなら私のスマホ返してからにしてね。じゃないと盗難届出しちゃうから」

 3人が走り出した所へ声をかけると、碧乃のスマホは苛立つままに倉庫の奥へと投げ捨てられた。

 「あっ!」

 スマホの行方を追っているうちに、男らはバタバタと姿を消した。

 「あー……」

 クズ共が。最後の最後に何してくれんのよ。





 「うーん、やっぱダメか」

 乱雑に置かれた物の中、スマホが落ちていった辺りを探ってみるも、暗くて何も分からなかった。

 灯りを持ってきて出直そうと諦め、近くの畳まれたマットの上へと腰をおろした。

 はぁ、疲れた。

 袖をまくり自分の腕を見てみると、両方の手首の辺りに、くっきりと手の形のアザが出来ていた。膝もうっすらと青くなっていた。

 あーあ。やっと谷崎に付けられたやつが消えたとこだったのになぁ。

 これも一応、自傷行為になるんだろうか?

 ……なるんだろうな。

 だって。

 これを見ると心が安らぐのだから。

 自分が痛めつけられている事が、傷がついているという事実が、どうしようもなく心地いい。

 『人間失格』である自分が、あるべき姿になった。そう思えるのだ。

 手首のアザを、うっそりと眺める。

 これだよ。これが、本当の私。

 「………………」

 私。

 わたし。

 …………。

 ………『私』って…………なに…?

 「…………ははっ。はははっ」

 歪んだ笑いが、込み上げる。

 笑うまま、碧乃は両手で顔を覆った。

 ……やっぱりこんな世界、大っ嫌い。

 こうでもしないと、私は『私』でいられない。

 この世界に『私』の居場所はない。

 本当の私を望んでくれる人もいない。

 いやだ、こんな世界。

 もういたくないよ…。





 †††



 森の奥から……ずるり、ずるりと、悪魔が這い出る。



 †††





 頭の中で悪魔が囁く。

 悪魔の息が、心を撫でる。

 「…………っ」

 いやだ。いやだ。

 私はそんな事したくないのに!

 この世界にいなきゃいけないのに!

 家族を悲しませちゃいけないの。周りの皆を苦しめちゃいけないの。

 どうして出てきちゃったの?

 なんで声を取り戻したの?

 「…………」

 …………あいつが壁を壊したからだ。

 碧乃の瞳に険が宿る。

 あいつが私に近付いたから。

 あいつが『普通』を壊したから。

 あいつが私を引きずり出すから。

 全部全部あいつのせい。あいつが全部悪いんだ。

 あいつが。あいつが。あいつが。あいつが。

 あいつあいつあいつあいつあいつあいつ…っ!

 苦しみが、痛みが、恨みが、悲しみが、ごちゃ混ぜになって全身を襲う。

 「…………………大っ嫌いだ…っ……バカ王子……っ…」





 真っ暗になりゆく倉庫の中、助けを求める小さな心は、静かに闇に沈んでいった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

迷子を助けたら生徒会長の婚約者兼女の子のパパになったけど別れたはずの彼女もなぜか近づいてくる

九戸政景
恋愛
新年に初詣に来た父川冬矢は、迷子になっていた頼母木茉莉を助け、従姉妹の田母神真夏と知り合う。その後、真夏と再会した冬矢は真夏の婚約者兼茉莉の父親になってほしいと頼まれる。 ※こちらは、カクヨムやエブリスタでも公開している作品です。

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』

鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、 仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。 厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議―― 最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。 だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、 結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。 そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、 次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。 同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。 数々の試練が二人を襲うが―― 蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、 結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。 そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、 秘書と社長の関係を静かに越えていく。 「これからの人生も、そばで支えてほしい。」 それは、彼が初めて見せた弱さであり、 結衣だけに向けた真剣な想いだった。 秘書として。 一人の女性として。 結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。 仕事も恋も全力で駆け抜ける、 “冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。

一億円の花嫁

藤谷 郁
恋愛
奈々子は家族の中の落ちこぼれ。 父親がすすめる縁談を断り切れず、望まぬ結婚をすることになった。 もうすぐ自由が無くなる。せめて最後に、思いきり贅沢な時間を過ごそう。 「きっと、素晴らしい旅になる」 ずっと憧れていた高級ホテルに到着し、わくわくする奈々子だが…… 幸か不幸か!? 思いもよらぬ、運命の出会いが待っていた。 ※エブリスタさまにも掲載

イケメン警視、アルバイトで雇った恋人役を溺愛する。

楠ノ木雫
恋愛
 蒸発した母の借金を擦り付けられた主人公瑠奈は、お見合い代行のアルバイトを受けた。だが、そのお見合い相手、矢野湊に借金の事を見破られ3ヶ月間恋人役を務めるアルバイトを提案された。瑠奈はその報酬に飛びついたが……

【完結】付き合ってもいないのに、幼なじみの佐藤がプロポーズしてきた

ぽぽよ
恋愛
「俺らさ、結婚しない?」 三十二歳、独身同士。 幼なじみの佐藤が、たこ焼きパーティの最中に突然言い出した。 付き合ってもないのに。 夢見てた甘いプロポーズじゃないけれど、佐藤となら居心地いいし、給料もあるし、嫁姑問題もないし、性格も知ってる。 断る理由が、ない。 こうして、交際0日で結婚することが決まった。 「とりあえず同棲すっか」 軽いノリで決まってゆく未来。 ゆるっとだらっと流れていく物語。 ※本編は全7話。 ※スパダリは一人もいません笑

処理中です...