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縁談が来ました。
しおりを挟む「リリー、お前に侯爵家から縁談が来ている」
父であるリンロット伯爵の言葉にリリーは目を見開いた
「私ですか?」
「ああ、どうやら学園でお前に一目惚れしたとかでな」
「まぁ……!!」
リリーは赤く染った頬を両手で隠す
しかし、直ぐに暗い表情になった
「ですが、レイナに知られたら」
「大丈夫だリリー。今回は侯爵家直々の指名だ。レイナとて奪えんよ」
父の言葉にリリーはホッと胸を撫で下ろした。
一方
「侯爵家って言うからどこかと思えば」
サジスタン侯爵家
気候にも土地にも恵まれた場所に領地を持ち
王家からの信頼も厚い貴族だ。
嫁げば裕福に暮らせるだろう。
リリーと同じ年の長男も表向きは誠実で有名だ。
顔よし性格よしで武芸の才能もある男だが
裏の顔は女大好き野郎だ。
学園でも身分が低い令嬢にちょっかいを掛けてるのは有名な話
リリーはレイナと違って友人も多いし、明日にでも誰かが教えるだろう。
というか、知ってるわよね。
…………………不安になってきたわ。
今までもリリーの恋をダメにしてきたレイナだが
その全てが前回の様に危険人物が相手だったからだ
何度も言うが、これは姉の為じゃない
変なのと家族になりたくないからだ。
自分の為にやっている
自分で言うのもなんだが私たち姉妹は美しい
両親も綺麗な顔立ちだが、その両親の良いとこ取りをしたおかげで
姉、リリーは可愛らしく私は少しキツめの美人だ。
リリーはぼんやりしていて、困ってる人は直ぐに助ける
そして「私が居てあげなくては」という感情に弱い。
レイナには分からないが、リリーは相手に感情移入しやすいのだ
同情を愛と思ってそうな所があり、そんなリリーがレイナは苦手だ。
1度痛い目を見れば良い
そう思った時もあったが………
結局、手を出してしまっている。
「まぁ、一途な人間の方が珍しいし
鈍感なリリーには案外お似合いかもしれないわね」
レイナはそう呟くと明日に備えて
早めにベッドへ入った。
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