21 / 46
19話 不動産投資
しおりを挟む
「ふむ、これなら順調に進みそうだな」
グランゼリア王国の商業ギルドに足を踏み入れながら、俺は心の中で呟いた。鉱山の管理をソフィアに任せてから一週間が経つ。彼女の几帳面な性格と商売の才覚は、父親譲りというよりも、むしろ上を行くかもしれない。
「おや、クラウゼン様。ご商売の調子は如何ですか?」
受付で声をかけてきたのは、商業ギルドの書記官であるアルベルトだ。中年の痩せた男性で、ギルドの情報通として知られている。
「ああ、順調だよ。今日は不動産関連の情報を探しているんだ」
「不動産ですか?」
アルベルトは眼鏡を上げながら、興味深そうに俺を見た。
「最近、グレンフォードでは修繕が必要な物件が増えていますね。」
「詳しく聞かせてもらえないか?」
アルベルトは周りを確認してから、声を落として話し始めた。
「旧商人街ができてから数十年がたちます。...古い物件が多くあるのです。」
確か、旧商人街ができてから30年はたつはずだ。
「グレンフォードの人口は今も増えていますから住宅の需要は常にあるのですが...古い物件を修繕してまでとなると割に合わないのです。」
これは面白い。「価値転換」があれば、修繕費用を大幅に抑えられる。建材をグレードアップすれば、最小限の投資で価値を上げることができるはずだ。
「ふむ。その中でおすすめの物件を扱っている不動産業者を紹介してもらえないだろうか?」
アルベルトは一枚の名刺を差し出した。
「ブラッドリー不動産です。オーナーのジョセフ・ブラッドリーは私の旧知の仲です」
礼を言って商業ギルドを後にし、さっそくブラッドリー不動産に向かった。店構えは古めかしいが、清潔感のある佇まいだ。
「いらっしゃいませ」
出迎えてくれたのは、がっしりとした体格の中年男性。温和な笑顔が印象的だ。
「ジョセフ・ブラッドリーさんでしょうか?アルベルトさんの紹介で参りました、レオン・クラウゼンと申します」
「ああ、アルベルトからは話を聞いております。若くして実業家として名を上げているとか」
ジョセフは親しげに微笑んだ。
商談は順調に進んだ。物件は確かに手入れが必要だが、立地は悪くない。周辺は以前ほどの賑わいはないものの、まだ人通りは十分だ。
「実は、この物件には少し複雑な事情がございまして」
ジョセフは慎重に言葉を選びながら説明を始めた。
「前オーナーが急な商売の失敗で手放すことになったんです。建物自体は骨格がしっかりしていますが、雨漏りや床の傷みが激しく」
「その分、価格は抑えめですか?」
「ええ。通常の相場の6割ほどです」
俺は物件の図面を見ながら、頭の中で計算を始めた。「価値転換」で建材をグレードアップすれば、修繕費用は通常の3割程度で済む。家賃収入を考えれば、投資回収は1年以内に可能だろう。
「実地を見せていただけますか?」
現地に着くと、確かに建物の状態は良くなかった。壁には亀裂が入り、床は所々が腐っている。しかし、これは俺にとってはむしろチャンスだ。
建物の隅々まで確認し、必要な修繕箇所をメモに取る。「価値転換」の効果を最大限に活用するため、どの部分から手をつけるべきか、頭の中で段取りを組み立てていく。
「どうでしょうか?」
ジョセフが心配そうに尋ねる。
「購入を前向きに検討させていただきたいと思います」
「え?本当ですか?」
ジョセフは驚いた様子だ。
「しかし、修繕費用がかなりかかると思うのですが...」
「その点は問題ありません」
俺は自信を持って答えた。
「私なりの方法があります」
契約の詳細を詰めながら、俺は早くもこの物件の運用計画を練り始めていた。賃貸物件として貸し出せば、安定した収入源になる。さらに、商業地区に近いという立地を活かせば、店舗としての需要も見込める。
商談を終えて外に出ると、夕暮れ時を迎えていた。街灯が次々と灯り始め、人々が家路を急ぐ姿が目に入る。
「計画は予定より早く進んでいる」
俺は満足げに空を見上げた。かつての冒険者パーティー時代、効率を重視する俺の考えは理解されなかった。しかし今、その考えが着実に実を結びつつある。
明日は建材の業者を回り、「価値転換」に最適な素材を探そう。そして早々に修繕工事に取り掛かれば、来月には賃貸募集を開始できるはずだ。
「バートさんにも協力してもらおう」
街を歩きながら、俺は心の中で決意を新たにした。このペースで進めば、FIREまでの道のりは確実に近づいている。そう、これこそが俺の目指す道なのだ。
商業ギルドに戻り、物件購入の報告と必要な手続きを済ませる。アルベルトは満足げな表情を浮かべながら、「さすがはクラウゼン様ですね」と言った。
その言葉に軽く頷き返しながら、俺は次の一手を考えていた。一つの物件で成功すれば、それを足がかりにさらなる展開が可能になる。不動産投資は、まさに俺の能力を最大限に活かせる分野なのだ。
夜の街を歩きながら、俺は今日の出来事を整理していた。ソフィアに報告しなければならないことも多い。彼女の意見は、いつも的確で参考になる。
レオンの背を照らす月明かりが、これから始まる新たな挑戦を祝福しているかのようだった。
グランゼリア王国の商業ギルドに足を踏み入れながら、俺は心の中で呟いた。鉱山の管理をソフィアに任せてから一週間が経つ。彼女の几帳面な性格と商売の才覚は、父親譲りというよりも、むしろ上を行くかもしれない。
「おや、クラウゼン様。ご商売の調子は如何ですか?」
受付で声をかけてきたのは、商業ギルドの書記官であるアルベルトだ。中年の痩せた男性で、ギルドの情報通として知られている。
「ああ、順調だよ。今日は不動産関連の情報を探しているんだ」
「不動産ですか?」
アルベルトは眼鏡を上げながら、興味深そうに俺を見た。
「最近、グレンフォードでは修繕が必要な物件が増えていますね。」
「詳しく聞かせてもらえないか?」
アルベルトは周りを確認してから、声を落として話し始めた。
「旧商人街ができてから数十年がたちます。...古い物件が多くあるのです。」
確か、旧商人街ができてから30年はたつはずだ。
「グレンフォードの人口は今も増えていますから住宅の需要は常にあるのですが...古い物件を修繕してまでとなると割に合わないのです。」
これは面白い。「価値転換」があれば、修繕費用を大幅に抑えられる。建材をグレードアップすれば、最小限の投資で価値を上げることができるはずだ。
「ふむ。その中でおすすめの物件を扱っている不動産業者を紹介してもらえないだろうか?」
アルベルトは一枚の名刺を差し出した。
「ブラッドリー不動産です。オーナーのジョセフ・ブラッドリーは私の旧知の仲です」
礼を言って商業ギルドを後にし、さっそくブラッドリー不動産に向かった。店構えは古めかしいが、清潔感のある佇まいだ。
「いらっしゃいませ」
出迎えてくれたのは、がっしりとした体格の中年男性。温和な笑顔が印象的だ。
「ジョセフ・ブラッドリーさんでしょうか?アルベルトさんの紹介で参りました、レオン・クラウゼンと申します」
「ああ、アルベルトからは話を聞いております。若くして実業家として名を上げているとか」
ジョセフは親しげに微笑んだ。
商談は順調に進んだ。物件は確かに手入れが必要だが、立地は悪くない。周辺は以前ほどの賑わいはないものの、まだ人通りは十分だ。
「実は、この物件には少し複雑な事情がございまして」
ジョセフは慎重に言葉を選びながら説明を始めた。
「前オーナーが急な商売の失敗で手放すことになったんです。建物自体は骨格がしっかりしていますが、雨漏りや床の傷みが激しく」
「その分、価格は抑えめですか?」
「ええ。通常の相場の6割ほどです」
俺は物件の図面を見ながら、頭の中で計算を始めた。「価値転換」で建材をグレードアップすれば、修繕費用は通常の3割程度で済む。家賃収入を考えれば、投資回収は1年以内に可能だろう。
「実地を見せていただけますか?」
現地に着くと、確かに建物の状態は良くなかった。壁には亀裂が入り、床は所々が腐っている。しかし、これは俺にとってはむしろチャンスだ。
建物の隅々まで確認し、必要な修繕箇所をメモに取る。「価値転換」の効果を最大限に活用するため、どの部分から手をつけるべきか、頭の中で段取りを組み立てていく。
「どうでしょうか?」
ジョセフが心配そうに尋ねる。
「購入を前向きに検討させていただきたいと思います」
「え?本当ですか?」
ジョセフは驚いた様子だ。
「しかし、修繕費用がかなりかかると思うのですが...」
「その点は問題ありません」
俺は自信を持って答えた。
「私なりの方法があります」
契約の詳細を詰めながら、俺は早くもこの物件の運用計画を練り始めていた。賃貸物件として貸し出せば、安定した収入源になる。さらに、商業地区に近いという立地を活かせば、店舗としての需要も見込める。
商談を終えて外に出ると、夕暮れ時を迎えていた。街灯が次々と灯り始め、人々が家路を急ぐ姿が目に入る。
「計画は予定より早く進んでいる」
俺は満足げに空を見上げた。かつての冒険者パーティー時代、効率を重視する俺の考えは理解されなかった。しかし今、その考えが着実に実を結びつつある。
明日は建材の業者を回り、「価値転換」に最適な素材を探そう。そして早々に修繕工事に取り掛かれば、来月には賃貸募集を開始できるはずだ。
「バートさんにも協力してもらおう」
街を歩きながら、俺は心の中で決意を新たにした。このペースで進めば、FIREまでの道のりは確実に近づいている。そう、これこそが俺の目指す道なのだ。
商業ギルドに戻り、物件購入の報告と必要な手続きを済ませる。アルベルトは満足げな表情を浮かべながら、「さすがはクラウゼン様ですね」と言った。
その言葉に軽く頷き返しながら、俺は次の一手を考えていた。一つの物件で成功すれば、それを足がかりにさらなる展開が可能になる。不動産投資は、まさに俺の能力を最大限に活かせる分野なのだ。
夜の街を歩きながら、俺は今日の出来事を整理していた。ソフィアに報告しなければならないことも多い。彼女の意見は、いつも的確で参考になる。
レオンの背を照らす月明かりが、これから始まる新たな挑戦を祝福しているかのようだった。
10
あなたにおすすめの小説
「お前の代わりはいる」と追放された俺の【万物鑑定】は、実は世界の真実を見抜く【真理の瞳】でした。最高の仲間と辺境で理想郷を創ります
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の代わりはいくらでもいる。もう用済みだ」――勇者パーティーで【万物鑑定】のスキルを持つリアムは、戦闘に役立たないという理由で装備も金もすべて奪われ追放された。
しかし仲間たちは知らなかった。彼のスキルが、物の価値から人の秘めたる才能、土地の未来までも見通す超絶チート能力【真理の瞳】であったことを。
絶望の淵で己の力の真価に気づいたリアムは、辺境の寂れた街で再起を決意する。気弱なヒーラー、臆病な獣人の射手……世間から「無能」の烙印を押された者たちに眠る才能の原石を次々と見出し、最高の仲間たちと共にギルド「方舟(アーク)」を設立。彼らが輝ける理想郷をその手で創り上げていく。
一方、有能な鑑定士を失った元パーティーは急速に凋落の一途を辿り……。
これは不遇職と蔑まれた一人の男が最高の仲間と出会い、世界で一番幸福な場所を創り上げる、爽快な逆転成り上がりファンタジー!
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
追放された俺のスキル【整理整頓】が覚醒!もふもふフェンリルと訳あり令嬢と辺境で最強ギルドはじめます
黒崎隼人
ファンタジー
「お前の【整理整頓】なんてゴミスキル、もういらない」――勇者パーティーの雑用係だったカイは、ダンジョンの最深部で無一文で追放された。死を覚悟したその時、彼のスキルは真の能力に覚醒する。鑑定、無限収納、状態異常回復、スキル強化……森羅万象を“整理”するその力は、まさに規格外の万能チートだった! 呪われたもふもふ聖獣と、没落寸前の騎士令嬢。心優しき仲間と出会ったカイは、辺境の街で小さなギルド『クローゼット』を立ち上げる。一方、カイという“本当の勇者”を失ったパーティーは崩壊寸前に。これは、地味なスキル一つで世界を“整理整頓”していく、一人の青年の爽快成り上がり英雄譚!
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
追放された荷物持ち、スキル【アイテムボックス・無限】で辺境スローライフを始めます
黒崎隼人
ファンタジー
勇者パーティーで「荷物持ち」として蔑まれ、全ての責任を押し付けられて追放された青年レオ。彼が持つスキル【アイテムボックス】は、誰もが「ゴミスキル」と笑うものだった。
しかし、そのスキルには「容量無限」「時間停止」「解析・分解」「合成・創造」というとんでもない力が秘められていたのだ。
全てを失い、流れ着いた辺境の村。そこで彼は、自分を犠牲にする生き方をやめ、自らの力で幸せなスローライフを掴み取ることを決意する。
超高品質なポーション、快適な家具、美味しい料理、果ては巨大な井戸や城壁まで!?
万能すぎる生産スキルで、心優しい仲間たちと共に寂れた村を豊かに発展させていく。
一方、彼を追放した勇者パーティーは、荷物持ちを失ったことで急速に崩壊していく。
「今からでもレオを連れ戻すべきだ!」
――もう遅い。彼はもう、君たちのための便利な道具じゃない。
これは、不遇だった青年が最高の仲間たちと出会い、世界一の生産職として成り上がり、幸せなスローライフを手に入れる物語。そして、傲慢な勇者たちが自業自得の末路を辿る、痛快な「ざまぁ」ストーリー!
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる