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第1章
1-9 捨て猫
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「立花さん、あ~もう捨てられたんだ。」
「???」
「翔也はいるの?」
「今はいないよ。ダンジョンのある街に行ってる。」
「君は一緒に行かなかったの?」
「翔也が稼いでくるからお前はこの街で待っていろって言われた。」
「そっか、じゃあまた。」
「ごめん。ちょっとお願いがあるの。お金貸してほしい。」
「そんなことだと思ったよ。貸さないよ。」
「翔也は明日帰ってくるから、明日返すから、今日の宿代がないの?」
「いくら?」
「金貨2枚」
「金貨2枚! 俺たち二人で金貨1枚しないぞ!」
「私の宿は1日で金貨2枚なの、お願い貸してください。ほかに頼る人いないの」
「立花さん、わかってる?翔也は明日帰ってなんか来ないよ。
今晩から雪降るから、今日帰ってこなかったら3か月は他の街になんて行けないよ。」
「じゃあ、今日帰ってくるんだ。」
「なら、お金もいらないね。ばいばい」
「待って、、、、」
俺は無視して宿に戻った。
「ほっといていいの?立花さんの背中のバックパックみた?もう宿、追い出されてるよ。」
「ほっとけばいいよ。今晩外で頭冷やせば、わかるんじゃない。」
「今晩冷え込むよ。死んじゃうかもしれない。」
「ユウカは、俺たちを置いて先に行った立花を助けろというの?」
「助けないときっとケンタは後悔するよ。」
「ユウカはそれでいいの?かなり面倒なことになるよ。」
「やっぱり、ほっとけない」
「ユウカの好きなようにしろ!」
「私の知り合いってことで助ける。その代わりにあの子の前では、ケンタと私は恋人同士ってことにしてほしい。」
「わかった、勝手にしろ」
ユウカはギルド会館にもどり、立花さんを連れてきた。
「部屋の空室がないので、布団部屋(倉庫)を貸してくれるって。掃除が終わるまで部屋に連れてきた。」
何もない部屋。持ち物は結局ほとんど買わずにいた。手桶とコップ2つとタオルが2枚とクシが一つ。
「ねえ。立花さん少しお話しましょ。」
「はい」
「立花さん、レベル15になったのよね。なんで15にまで上げちゃったの?」
「今から2か月前にレベル15になりました。何も考えてなく15になりました。」
「私とケンタは、レベル13までしか上げてない。冬が来たら狩りに行けないでしょ。」
「翔也が待ってろと言って金貨100枚おいてダンジョンの街に行った。」
「2か月で金貨100枚も使ったのか!!!」
「ケンタ落ち着て、今私が話してるから!
私たちの部屋見て何も思わない?手桶とコップとタオルとクシがあるだけ。
ほかには下着くらいしか持ってないの」
「へっ?なんで?」
「生きていくためかな。極力お金は使わないようにしてる。二人で1日銀貨1枚しか使わない。」
「私にはそんな生活できない。」
「立花さん、わかってる?もうあなたは銀貨1枚の生活もできないのよ。この2か月待っていただけ?」
「待ってろって言われた。」
「なにを待ってるの?」
「翔也」
「帰ってこないよ」
「帰ってくる。絶対に!」
「ケンタがね、立花さんと大谷君が出て行った日に、私にこう言ったの『立花さんは捨てられる』ってね。」
「捨てられるって、どうゆうことよ!」
「もう捨てられてるじゃねーか!」
「ケンタは黙ってて!大谷君はそういう人よ。信じる価値なんてない!」
「捨てられてない、すぐに帰ってくる!行くときにも金貨100枚くれたし大事にしてくれてる。
あなたたちなんて金貨100枚なんて見たことないでしょ!」
マジックボックスから金貨の入った袋を取り出して机の上に置いた。
「ここに金貨2000枚ある。これが俺たちの全財産だ。レベル13でもこれくらい稼げる。
お前は、金貨100枚の手切れ金で捨てられたんだよ。」
「そんなの、嘘、嘘に決まってる。」
「お前はあいつに、利用されて捨てられたんだ!
お前の持ってるスキル当てようか?クリーン、ウオーター、マップ、魔物探知それだけだろ。」
「なんでわかるの?」
「あいつのやりそうなこと考えただけだよ。お前、魔物と戦ったこともないだろ。」
「翔也が私のこと守るっていったもん。」
「それは、お前を育てるのが面倒だからだよ!」
「そんなことない!」
「立花さんもケンタももう少し落ち着いて。
明日になればもう少し現実もわかってくるでしょ。お互いに頭を冷やしましょう。」
そう言って、ユウカは布団部屋に立花さんを連れて行った。
「???」
「翔也はいるの?」
「今はいないよ。ダンジョンのある街に行ってる。」
「君は一緒に行かなかったの?」
「翔也が稼いでくるからお前はこの街で待っていろって言われた。」
「そっか、じゃあまた。」
「ごめん。ちょっとお願いがあるの。お金貸してほしい。」
「そんなことだと思ったよ。貸さないよ。」
「翔也は明日帰ってくるから、明日返すから、今日の宿代がないの?」
「いくら?」
「金貨2枚」
「金貨2枚! 俺たち二人で金貨1枚しないぞ!」
「私の宿は1日で金貨2枚なの、お願い貸してください。ほかに頼る人いないの」
「立花さん、わかってる?翔也は明日帰ってなんか来ないよ。
今晩から雪降るから、今日帰ってこなかったら3か月は他の街になんて行けないよ。」
「じゃあ、今日帰ってくるんだ。」
「なら、お金もいらないね。ばいばい」
「待って、、、、」
俺は無視して宿に戻った。
「ほっといていいの?立花さんの背中のバックパックみた?もう宿、追い出されてるよ。」
「ほっとけばいいよ。今晩外で頭冷やせば、わかるんじゃない。」
「今晩冷え込むよ。死んじゃうかもしれない。」
「ユウカは、俺たちを置いて先に行った立花を助けろというの?」
「助けないときっとケンタは後悔するよ。」
「ユウカはそれでいいの?かなり面倒なことになるよ。」
「やっぱり、ほっとけない」
「ユウカの好きなようにしろ!」
「私の知り合いってことで助ける。その代わりにあの子の前では、ケンタと私は恋人同士ってことにしてほしい。」
「わかった、勝手にしろ」
ユウカはギルド会館にもどり、立花さんを連れてきた。
「部屋の空室がないので、布団部屋(倉庫)を貸してくれるって。掃除が終わるまで部屋に連れてきた。」
何もない部屋。持ち物は結局ほとんど買わずにいた。手桶とコップ2つとタオルが2枚とクシが一つ。
「ねえ。立花さん少しお話しましょ。」
「はい」
「立花さん、レベル15になったのよね。なんで15にまで上げちゃったの?」
「今から2か月前にレベル15になりました。何も考えてなく15になりました。」
「私とケンタは、レベル13までしか上げてない。冬が来たら狩りに行けないでしょ。」
「翔也が待ってろと言って金貨100枚おいてダンジョンの街に行った。」
「2か月で金貨100枚も使ったのか!!!」
「ケンタ落ち着て、今私が話してるから!
私たちの部屋見て何も思わない?手桶とコップとタオルとクシがあるだけ。
ほかには下着くらいしか持ってないの」
「へっ?なんで?」
「生きていくためかな。極力お金は使わないようにしてる。二人で1日銀貨1枚しか使わない。」
「私にはそんな生活できない。」
「立花さん、わかってる?もうあなたは銀貨1枚の生活もできないのよ。この2か月待っていただけ?」
「待ってろって言われた。」
「なにを待ってるの?」
「翔也」
「帰ってこないよ」
「帰ってくる。絶対に!」
「ケンタがね、立花さんと大谷君が出て行った日に、私にこう言ったの『立花さんは捨てられる』ってね。」
「捨てられるって、どうゆうことよ!」
「もう捨てられてるじゃねーか!」
「ケンタは黙ってて!大谷君はそういう人よ。信じる価値なんてない!」
「捨てられてない、すぐに帰ってくる!行くときにも金貨100枚くれたし大事にしてくれてる。
あなたたちなんて金貨100枚なんて見たことないでしょ!」
マジックボックスから金貨の入った袋を取り出して机の上に置いた。
「ここに金貨2000枚ある。これが俺たちの全財産だ。レベル13でもこれくらい稼げる。
お前は、金貨100枚の手切れ金で捨てられたんだよ。」
「そんなの、嘘、嘘に決まってる。」
「お前はあいつに、利用されて捨てられたんだ!
お前の持ってるスキル当てようか?クリーン、ウオーター、マップ、魔物探知それだけだろ。」
「なんでわかるの?」
「あいつのやりそうなこと考えただけだよ。お前、魔物と戦ったこともないだろ。」
「翔也が私のこと守るっていったもん。」
「それは、お前を育てるのが面倒だからだよ!」
「そんなことない!」
「立花さんもケンタももう少し落ち着いて。
明日になればもう少し現実もわかってくるでしょ。お互いに頭を冷やしましょう。」
そう言って、ユウカは布団部屋に立花さんを連れて行った。
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