異世界召喚され、話したこともないクラスメイトと冒険者になる。

きんさん

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第1章

1-26 ついに完成

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帰りに魔石をまた、金貨2枚分購入したり、水筒も買い足した。その後、街を散策して部屋に戻った。

先生は、部屋に戻ると図面を開いて悩み始めたので、ほっておいた。

新しく作る工房の間取りを考えてる様子。

俺は、部屋で、ゆっくりしていた。

立花さんが戻ってきたので、晩御飯を食べた。

部屋に戻り、立花さんに話しかけた。

「俺とユウカは、明日からゴブリンの討伐にいくから」

「雪がこんなに残ってるのに?」

「ボードが完成したので、試運転のついでに討伐してくる。」

「なんで?」

「金がない」

「へ?2000枚あったのに?」

「ほとんど使ってしまって、もうない。」

「2000枚?装備か魔法買ったのですか?」

「工房買った。」

「攻防?」

「そうだ、立花さんは、スノーボードタイプとスケートタイプどっちがいい?」

「私、子供のときアイススケートやってたので、スケートなら得意です。」

「じぁあ、スケートタイプ作ってもらう。出来上がったら調節するのに工房に一緒に行こう。」

「はい、それで少しお願いがあるのですが?」

「なに?」

「神殿で、精神力向上の合宿があるので出たいのですがよろしいですか?雪かきの仕事も出来ます。」

「いいよ」

「3週間の合宿でお布施が100枚ほどかかります。お貸しして頂けませんか?」

「100枚かちっと痛いけど、必要経費。貸すなんて言わないよ。お金出すから行っておいでよ。」

金貨100枚とお小遣いとして、金貨5枚渡した。

もうこれで金貨50枚ほどしか残っていない。明日からの討伐がんばらないといけなくなった。

俺とユウカは、防具や武器の手入れをして、眠ることにした。

朝いつものように準備をして、お弁当も4つ買った。

先生にも弁当一つ渡した。装置の工房に向かうといっていた。

立花さんは今日から合宿に入るようだ。

宿の主人に3週間は、3人になることを伝えて、差額ぶんの精算をしてもらった。

俺たちは師匠の工房に向った。

「おはよー、できてる?」

「はい、出来てますよ。」

俺の板は、黒ベースで赤い幾何学模様。
ユウカのは、赤ベースで黄色ファイアパターン。

「あっ、色塗ってくれたんだ。かっこいいな」

「そうでしょ。僕デザインするのが好きなんです。」

「これからも、よろしくたのんだよ」

「はい」

「浮動装置の位置も変えてくれた?」

「はい、変えましたが僕たちに扱いきれなくなりました。」

「試してみる。」

前までは、体重移動すると、全体が横滑りしたけど、新しいのは、前に、体重をかけて傾けると、後ろだけがスライドする。
後ろに体重をかけると前がスライドした。

「よし、狙い通り!これでいい。」

移動装置の使い方、魔石のセットのしかたや、魔石の魔力の状態で色が変わるランプの説明を受けた。

「乗ってくるよ。」

「はい」

「師匠は?」

「奥で周りの工房の人集めて話し込んでる」

「わかった」

師匠も動き始めたみたいだ。

門を出たところで板を靴にセットした。

加速のボタンを押すとゆっくり加速を始めた。

時速30キロくらいまで加速してターンの練習を始めた。

今までよりクイックに動き、小回りがきく。

めっちゃ楽しい。後ろからユウカもついてきていた。

二人でそのままゴブリンの生息する場所に向った。

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