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第三話
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情報もない中危険かもしれないが、こんな時のためにステータスを上げていたと思い、進むことにした。二層に進むと短剣を持つゴブリンが現れるようになった。そして、ゴブリンを倒すと何が小さな石のようなものを落とすということがわかった。また、短剣を持つゴブリンはたまに装備していた短剣をドロップすることがあるということもわかった。
通路の通りに宝箱もあったのだが、開けるのはやめておいた。罠の可能性があるからだ。わからないものには触らなくても良いだろう。それはどうせ、時間が経てば情報はネットで広まるだろうと思ったからで、自身で危険を犯す必要性を感じなかったからである。
二階層ではゴブリンがドロップした、短剣を投げナイフとして使いゴブリンを倒しつつ先に進むことにした。慣れてきたのもあり、3階につながる階段をかなり早く見つけることができたと思う。ここまで戦ってきた感じからまだまだいけると思い、行けるところまで行ってやろう決めた。
三階層に辿りつくと、そこには大きな扉が用意されており、まるでゲームのボス部屋であるようだ。ボス部屋だと思われるので疲れを取るためにも少し休憩することにした。小休止の後、ボスと戦うことにした。まず、これまでの戦いで拾ったゴブリンの短剣を投げて試してみようと思っている。それで倒せなかった時は、短剣で戦いつつ隙を作り投擲でボスを倒そうと考えた。
ボス部屋の扉を開く、どう考えても僕の力では開くのは難しい程大きく重そうな扉だが、簡単に開くことができた。扉を開き、中に進んでみると、そこには何もいなかった。しばらくしても何も起こらなかったので、そこで張り詰めた緊張がそこで切れてしまった。瞬間足下が光った。目の前に全身鎧を着た、通常のゴブリンより2倍は大きいであろうゴブリンがいた。そしてお供として、弓を構えたゴブリンが4体現れた。集中が切れてしまったことで、ゴブリン弓兵の攻撃を左肩に貰ってしまった。だが幸い、傷は軽いようで、剣を振るうのも問題ないだろう。
とりあえず距離を取り、ゴブリン弓兵目掛けて短剣を投擲する、当たったどうかを確認せず、距離を詰めながら次の投擲を行う、ゴブリンが味方の方を確認している一瞬で、短剣の間合いに入る。とりあえず、残った2体の弓兵の首を刎ねる。残った鎧を着たボスゴブリンとの一騎打ちになったが、痛みに耐えながらの戦闘で、自身の反応が鈍くなっているのを実感する。この状況で戦うのなら近接戦より、投擲で倒すことを考えた方が安全だろう。先ほど私が距離を詰め戦った事でゴブリンの頭にも、近接戦のイメージがついているだろう。そこで被弾した左側の手で短剣を持ち距離を詰める。後は、短剣で切りつけるフリをして全力で後ろに飛んだ。後ろに飛ぶと同時に針とクナイをゴブリンに投げつける。どうやら、クナイは鎧に弾かれたようだが、針は片目に刺さっている。
これで視野を制限することができた。死角ができた事で近接戦を挑むのも悪くはないと思いそこを狙って、近距離戦闘を挑むことにした。普段から持ち歩いてる短剣を構えて近づく今度はゆっくり歩いて近づく不意に倒れ込むように死角に潜り込みつつ、当たることは期待せずには負傷した左手で残りのクナイを投擲しつつ、距離を詰め短剣を払った。短剣は鎧を避けるように綺麗に首を斬ることができた、ボスの首が落ちる。刹那ボスの体が淡い光に包まれ霧散した。
ボスの体が光の泡となって消えたのちに、今まで見てきたよりも一層大きな宝箱が現れた。危険性があることもわかってはいたが、怪我を負ってた身であるから、このまま安全に帰還できるかと聞かれれば自信がなかったため開けてみることにした。
宝箱を開けると、中にはオーブと片手剣が入っていた。まずオーブを持ってみるとアナウンスが流れた。「光魔法を習得しました」。私は歓喜した。夢にまでみた魔法を習得できたことが嬉しくてたまらない。怪我している事を忘れて、痛みが吹き飛んでいくようだった。
そして、しばらく魔法を覚えたことの余韻に浸ったのち片手剣を手に取ってみた、そうすると、ボス部屋の奥が光だした。光とはいっても淡くどこか美しく落ち着く光だ。近づいてみてみると魔法陣になっている。近づいて調べてみようとすると、魔法陣が起動したのか魔法陣がゆっくりと動き出し、体が光に包まれる。気がつくと、元々いたコンビニの前に立っていた。とりあえず、怪我の応急処置のためにもコンビニで、消毒液と絆創膏を買おうと思ったが人がいない…、そこで悪いとは思いつつも、置き手紙を残し、消毒液と傷絆創膏、そして止血用のタオルをいただきますと一筆したため、料金を横に置いてコンビニから出てきた。外で応急処置をしたのちにステータスを確認することにした。
名前 綾地良平
レベル 10
職業 見習い (選択可)
HP 217
MP 50
力 62
知力 82
身の守り 36
素早さ 71
魔力 15
Skill
剣術Lv3 隠密Lv2 投擲Lv3→ Lv4 語学Lv5
New 光魔法Lv1
おお、ステータスがかなり上がってる!レベルも10になってるし、職業って枠も増えている。職業?が選択可能なようだが、先に魔法だ。転生してからずっと欲しかった魔法が使えるようになった事は、嬉しいが、扱い方がわからないどうしよう?と思ったところ、頭に魔法の使い方が浮かんでくる。どうやらちょっとした回復魔法が使えるらしい。「ヒール」と唱えてみる。すると痛みが引いていく、傷口を確認してみると治っていた。これこそが魔法だ!と興奮しつつも次に進んで職業の欄をタップした。
選択可能職業
戦士
剣士
騎士
盗賊
暗殺者
光魔法使い
僧侶
聖女
通路の通りに宝箱もあったのだが、開けるのはやめておいた。罠の可能性があるからだ。わからないものには触らなくても良いだろう。それはどうせ、時間が経てば情報はネットで広まるだろうと思ったからで、自身で危険を犯す必要性を感じなかったからである。
二階層ではゴブリンがドロップした、短剣を投げナイフとして使いゴブリンを倒しつつ先に進むことにした。慣れてきたのもあり、3階につながる階段をかなり早く見つけることができたと思う。ここまで戦ってきた感じからまだまだいけると思い、行けるところまで行ってやろう決めた。
三階層に辿りつくと、そこには大きな扉が用意されており、まるでゲームのボス部屋であるようだ。ボス部屋だと思われるので疲れを取るためにも少し休憩することにした。小休止の後、ボスと戦うことにした。まず、これまでの戦いで拾ったゴブリンの短剣を投げて試してみようと思っている。それで倒せなかった時は、短剣で戦いつつ隙を作り投擲でボスを倒そうと考えた。
ボス部屋の扉を開く、どう考えても僕の力では開くのは難しい程大きく重そうな扉だが、簡単に開くことができた。扉を開き、中に進んでみると、そこには何もいなかった。しばらくしても何も起こらなかったので、そこで張り詰めた緊張がそこで切れてしまった。瞬間足下が光った。目の前に全身鎧を着た、通常のゴブリンより2倍は大きいであろうゴブリンがいた。そしてお供として、弓を構えたゴブリンが4体現れた。集中が切れてしまったことで、ゴブリン弓兵の攻撃を左肩に貰ってしまった。だが幸い、傷は軽いようで、剣を振るうのも問題ないだろう。
とりあえず距離を取り、ゴブリン弓兵目掛けて短剣を投擲する、当たったどうかを確認せず、距離を詰めながら次の投擲を行う、ゴブリンが味方の方を確認している一瞬で、短剣の間合いに入る。とりあえず、残った2体の弓兵の首を刎ねる。残った鎧を着たボスゴブリンとの一騎打ちになったが、痛みに耐えながらの戦闘で、自身の反応が鈍くなっているのを実感する。この状況で戦うのなら近接戦より、投擲で倒すことを考えた方が安全だろう。先ほど私が距離を詰め戦った事でゴブリンの頭にも、近接戦のイメージがついているだろう。そこで被弾した左側の手で短剣を持ち距離を詰める。後は、短剣で切りつけるフリをして全力で後ろに飛んだ。後ろに飛ぶと同時に針とクナイをゴブリンに投げつける。どうやら、クナイは鎧に弾かれたようだが、針は片目に刺さっている。
これで視野を制限することができた。死角ができた事で近接戦を挑むのも悪くはないと思いそこを狙って、近距離戦闘を挑むことにした。普段から持ち歩いてる短剣を構えて近づく今度はゆっくり歩いて近づく不意に倒れ込むように死角に潜り込みつつ、当たることは期待せずには負傷した左手で残りのクナイを投擲しつつ、距離を詰め短剣を払った。短剣は鎧を避けるように綺麗に首を斬ることができた、ボスの首が落ちる。刹那ボスの体が淡い光に包まれ霧散した。
ボスの体が光の泡となって消えたのちに、今まで見てきたよりも一層大きな宝箱が現れた。危険性があることもわかってはいたが、怪我を負ってた身であるから、このまま安全に帰還できるかと聞かれれば自信がなかったため開けてみることにした。
宝箱を開けると、中にはオーブと片手剣が入っていた。まずオーブを持ってみるとアナウンスが流れた。「光魔法を習得しました」。私は歓喜した。夢にまでみた魔法を習得できたことが嬉しくてたまらない。怪我している事を忘れて、痛みが吹き飛んでいくようだった。
そして、しばらく魔法を覚えたことの余韻に浸ったのち片手剣を手に取ってみた、そうすると、ボス部屋の奥が光だした。光とはいっても淡くどこか美しく落ち着く光だ。近づいてみてみると魔法陣になっている。近づいて調べてみようとすると、魔法陣が起動したのか魔法陣がゆっくりと動き出し、体が光に包まれる。気がつくと、元々いたコンビニの前に立っていた。とりあえず、怪我の応急処置のためにもコンビニで、消毒液と絆創膏を買おうと思ったが人がいない…、そこで悪いとは思いつつも、置き手紙を残し、消毒液と傷絆創膏、そして止血用のタオルをいただきますと一筆したため、料金を横に置いてコンビニから出てきた。外で応急処置をしたのちにステータスを確認することにした。
名前 綾地良平
レベル 10
職業 見習い (選択可)
HP 217
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素早さ 71
魔力 15
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剣術Lv3 隠密Lv2 投擲Lv3→ Lv4 語学Lv5
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おお、ステータスがかなり上がってる!レベルも10になってるし、職業って枠も増えている。職業?が選択可能なようだが、先に魔法だ。転生してからずっと欲しかった魔法が使えるようになった事は、嬉しいが、扱い方がわからないどうしよう?と思ったところ、頭に魔法の使い方が浮かんでくる。どうやらちょっとした回復魔法が使えるらしい。「ヒール」と唱えてみる。すると痛みが引いていく、傷口を確認してみると治っていた。これこそが魔法だ!と興奮しつつも次に進んで職業の欄をタップした。
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